「清楚」の意味
「清楚」とは、清らかでさっぱりしているさまや、飾り気のない様子、上品さを意味する言葉です。今では女性の服装や髪形、見た目などを表現する言葉として定着していますが、花の美しさを表現する際にも使われます。
花に対して「清楚」と表現する際は、百合やカスミソウ、スズラン、マーガレットなど、花びらの色彩が淡くシンプルなものを指すことが多いようです。
女性の服装・姿が清らかですっきりしている
「清楚」は、「女性の服装・姿が清らかですっきりしている」といった意味を持ち、女性の透明感や清潔感などを連想させる言葉です。主張の強い色や華美なものを身に付けない控え目さから、「奥ゆかしい女性」というイメージが根強く、古風な女性に憧れる男性から好感を持たれやすい傾向にあります。
ファッション誌では「男性ウケする」「モテる」服装の代名詞として紹介されることもあります。清潔感があり、相手に上品な印象を与えることから、出会いの場やちょっとした挨拶の場でも重宝される服装です。
「清楚」の類義語と意味
「清楚」の意味には、2つの視点があります。一つ目は性格や心などの「内面」を指す視点、二つ目は外見や佇まいなどの「見た目」を指す視点です。
内面について使われる場合は「心が綺麗で邪念がない」といった意味合いで、見た目について使われる際は「シンプルな美しさ」「洗練された女性」という意味合いです。
内面について使われる場合と見た目について使われる場合、それぞれの「清楚」という表現を、類義語を見ていきましょう。類義語を比較し、細かなニュアンスの違いを知ることで、「清楚」という言葉をより明確に理解することが出来ます。
「可憐」の意味
「可憐」は、かわいらしいことやいじらしいことを意味する他、純情さや初々しさ、瑞々しさなどを連想させる言葉で、清楚の類義語にあたります。清楚と同じく「花の美しさ」を表現するために使われることも多いのですが、清楚は「上品」「大人っぽい」といった意味合いが強いのに対して、可憐は「初々しさ」「少女らしさ」の意味合いが強いです。
更に、「清楚」や「可憐」という言葉の類義語を見ていくと、「エレガントな」「気品がある」「美しい」「凛とした」「慎ましい」「清純」などの、「洗練された女性らしさ」を表すものが多いのが特徴です。
「清楚な花」は白や淡い色彩でスラリとしたものに使われることが多いのですが、「可憐な花」は丸みがある花やこぢんまりとして可愛らしい花を指し、色彩も様々です。
一輪の花が醸し出す凛とした存在感は「清楚」「可憐」どちらにも共通していますが、花のフォルムや雰囲気によって使い分けられています。
「上品」の意味
「清楚」の類義語の二つ目は、「上品」です。下品さや派手さなどの「行き過ぎた自己主張」がないイメージで、品のよさや気品のあるさまを意味します。「洗練された女性」「シンプルな美しさ」といったイメージが近いことから、「清楚」と「上品」は類義語の関係にあると言えるでしょう。
「清楚」と「上品」に共通する類義語は、「落ち着いている」「凛とした」「高潔」「高貴な」「おしとやかな」などで、佇まいや所作、雰囲気の表現が核になります。
「優美」の意味
「清楚」の類義語の三つ目は、「優美」です。上品で美しいことを意味し、立ち居振る舞いや所作、いでたち、見た目などを称賛する際などに使われます。「清楚」の類義語であるとともに、「上品」に非常に近い類義語でもあります。
「優美」は、柔らかさやしなやかさ、たおやかさなど、女性らしい美しさを表す際に主に使われます。「優美」の類義語である「清楚」や「上品」には、凛としたいで立ちやシンプルな美しさなどのシャープなイメージがありますが、「優美」はその逆で、淡さやまろやかさなどの繊細でマイルドなイメージです。
「純粋無垢」の意味
「清楚」の類義語の四つ目は、「純粋無垢」です。邪念のない清らかな心を意味する「純粋」と、心身が穢れていないうぶな様子を意味する「無垢」が組み合わさった言葉で、その人の清らかさを強く印象付ける表現です。
心が綺麗で邪念がない様子や、穢れが感じられない純粋さなど、精神的な面を表現する際の「清楚」ととてもよく似ています。
「純粋無垢」の類義語を掘り下げていくと「少女性」「ピュアさ」「天真爛漫」などがあり、子供の心の純粋さがイメージされるため、落ち着いていて上品な「清楚」とは「落ち着き具合」の面だけで見ると対義語的な関係でもあります。
「楚々」の意味
「清楚」の類義語の五つ目は、「楚々(そそ)」です。飾り気がなくシンプルないで立ちや、自己主張のない控え目な態度などを指し、「楚々とした雰囲気」「楚々とした仕草」などの形で使われます。
「清楚」よりも素朴さが強い表現で、「邪魔にならない」「目につかない」といったイメージがありますが、その様子を「シンプルでさっぱりしている」と肯定的に捉えた表現です。
「清楚」は「気品のある清らかさが何となく目を引く」というものですが、「楚々」は「目に入ったりして邪魔にならないように配慮している奥ゆかしさ」のニュアンスが強くなります。
「清楚」の対義語と意味
類義語では、より具体的に「清楚」の意味の細かいニュアンスを見てきました。次は「清楚」の対義語を見ながら、詳しいイメージを掴んでいきましょう。
「清楚」という単語は、清らかさや上品さ、落ち着き、奥ゆかしさなど「洗練された女性」を指しています。その対義語にあたるのは、「派手」「華美」「個性的」「奇抜」などの「鮮やかで目を引くものや人」です。
「濃艶」の意味
濃艶は「あでやかで美しいさま」を指します。「清楚」とは、「女性の美しさを表現する言葉」という共通項を持ちますが、控え目でシンプルな美しさを表す「清楚」と華やかな美しさを表す「濃艶」とでは、イメージされる女性像が正反対のタイプになるため、対義語の関係にあります。
色彩で表現すると、「清楚」はパステルカラーや白などの優しい色味になるのに対し、濃艶は色彩が鮮やかで思わず目がとまる「原色」のような強い色です。
「清楚」と「濃艶」は、色彩の鮮やかさやインパクトの強弱が特に対比している対義語だと言えるでしょう。
「濃艶」のイメージ
対義語の関係である「清楚」と「濃艶」ですが、単純に言葉の意味だけでなく、言葉を聞いて思い浮かべる女性のイメージも正反対です。
「濃艶」には「色っぽい」「官能的」「肉感的」といった、セクシーなイメージがあります。「妖艶」に近い意味合いがあり、色彩鮮やかな口紅や、豊満な体つきなどの色香がある女性のイメージです。
「清楚」はその逆で、女性が放つ色香や性的な発想をタブーとするような、「汚してはいけない」「神聖さ」を女性に対して抱いているニュアンスがあります。
「濃艶」の読み方
「艶やかさが濃い」と書いて「濃艶」と表記され、「のうえん」と読みます。「艶」という字は、「艶めかしい(なまめかしい)」「艶やか(あでやか)」などの形で使用され、女性の華やかな美しさを意味するものです。
また、「艶」という漢字は「きらびやか」「派手」「セクシー」などの主張の強さを連想させる漢字で、「清楚」の「清らか」という漢字や、シンプルで飾り気のないことを意味する「楚」という漢字とも、対義語の関係になります。
ネガティブな意味を持つ対義語
「清楚」の対義語に「濃艶」という言葉を挙げましたが、この二つの単語はどちらも「女性の美しさ」を含ませたポジティブで肯定的なニュアンスを持っています。「清楚」の対義語の中でも、「濃艶」とは逆にネガティブで否定的なニュアンスを含む言葉もあります。
「清楚」を佇まいやいで立ち、雰囲気などの「外見」について表現する際の対義語は、「不潔」「暑苦しい」「うるさい」「主張が激しい」といった言葉があてはまります。「控え目さに好感を抱く」の反対は「主張のうるささに不快感を抱く」となり、見苦しさやクドさを否定的に表現する言葉が対義語にあたります。
また、「清楚」を内面について使う場合は、「心が綺麗で清らか」という意味合いの対義語なので、「勘繰り」「邪念」「企み」「不純」などが挙げられます。
類義語と対義語から見た「清楚」
「清楚」という言葉を類義語と比較していくと、「可愛らしさ」よりも「上品な大人っぽさ」があり、「天真爛漫なピュアさ」よりも「一途に思い続ける」という静けさやひたむきさが浮かび上がってきます。「古風」「和」な美しさや、物静かで一途な印象です。
対義語との比較では、「落ち着きや冷静さ」が核にある「清楚」は、「情熱」「熱量や主張の強さ」と真反対であることがわかります。「清楚」が持つ落ち着きや控え目な印象は、色合いのシンプルさから読み取られているとも言えます。
清楚な女性の特徴【外見】
人間には、相手の髪形やメイク、服装などの傾向から抱いた見た目の印象を元に「見た目の印象と同じような性格を持った人に違いない」と予測を立てる習性があります。
例えば、いつもピンクのものを身に付けている女性がいたら、「ピンクというやわらかくて可愛らしい色を好んで身に付けている女性なのだから、性格も柔らかくて可愛らしいはずだ」と思いこむ特徴があるということです。
この習性を上手く活用して、見た目の特徴に「清楚」なものを取りこんでいけば、印象を意図的に「清楚な女性」に導くことも可能です。
清潔感がある
「見た目が清楚な女性」の特徴に挙げられる要素の一つ目は「清潔感」です。清潔感は、モテる要素の中でもかなり重要な要素で、好感を持ってもらうための第一条件でもあります。
清潔感は、相手に好印象を与えます。服装はもちろん、ボサボサの髪や爪の間の汚れ、鞄や靴などのくたびれた感も、不潔な印象を与えてしまうので気を付けましょう。
髪は染めずサラサラヘア
「清楚な女性」の外見の特徴には、「ナチュラルさ」も挙げられます。最近では、パーマやヘアワックスなどで垢ぬけた印象を与えるスタイリングが増えてきていますが、「人為的」に見えると、ずる賢く計算しているという印象を抱かれることもあります。
幼い頃から見慣れている黒髪やストレートの髪は、自然なものに見えます。一般的には「サラサラヘア」や「髪を染めていないように見える黒に近い暗い髪色」が、「ナチュラル」なイメージ見られやすくなると言えるでしょう。
ただ、あくまでも、自然「に見える」髪色・髪型が男性に好感を持たれやすい、というだけで、全てにおいてナチュラルであればいいという意味ではありません。例えば、自然に生えてきた白髪をそのままにしているよりも、白髪を染めて「黒に近い髪色」にしている方が好まれるということです。
ナチュラルメイク
ナチュラルメイクも清楚に見える人の特徴です。髪型と同じように、メイクもナチュラルなイメージがあるほど「清楚」とみられる傾向があります。
リップやチークは塗っていないように見える自然な色合いにしたり、アイシャドウや付けまつ毛など、アイメイクも極力使わないようにするなど、「作りこんでいる」感じがしないテイストを目指しましょう。
実年齢より大人っぽく見える
清楚な女性は、所作や物腰などの立ち居振る舞いが落ち着いているため、大人っぽい印象を持たれやすいことも特徴です。
活発で活動的なイメージや忙しない感じは「バタバタしていて落ち着きがない」「騒がしい」と見られます。物を投げずに丁寧に扱う、走らずにゆったり歩くなど、乱れや勢いのない流れるような動作をすると、落ち着き払った雰囲気に見られやすくなります。
落ち着いた服装
露出が少なく落ち着いた雰囲気の服装は、清楚さを印象付けることができます。白やパステルカラーなど淡い色の服や、装飾や柄などが目立たない服、スッキリしたシンプルなスカートなどが、清楚な服装の定番です。
清楚な服装は誰にでも受け入れられることから、モテる服装としても知られています。激しい主張がなく嫌味がないため、同性からも受け入れられやすく、オフィスカジュアルでの着こなしなどにも手本として挙げられることがあります。
清楚な女性の特徴【行動・態度】
清らかで上品な印象の女性を表す「清楚」という言葉ですが、服装やメイクなどの外見的な特徴に対してだけでなく、行動や態度、所作などの「振る舞い方」にも使われることができます。
「清楚」という言葉は、元々は佇まいや見た目の雰囲気を表す言葉でした。現在は、言動や所作を表す際に使われることが多くなり、「清楚」が持つ本来の意味よりも、「清楚」という言葉から連想されるイメージが先行することも増えてきています。
「立ち居振る舞いが上品な女性」というニュアンスで使われることが多く、「清楚に見える人は、見た目が清らかだから心も清らかだろう」という先入観があるのが特徴的です。もちろん、この心理を使うことで、自分の印象を上手にコントロールすることもできます。
言葉遣いや所作が上品
人間には、「清らかですっきりしている」という印象があっても、その印象を覆してしまう粗野な言動があった場合には、「清楚な印象」が取り消されるという心理特徴があります。
綺麗な日本語を使う姿や、上品な所作など、実際に話をしても清らかな印象をそのまま保てると、清楚なイメージがより強まるということです。特に、大きな声を出さずに口元を隠して笑う「クスクス笑い」は、女性らしい恥じらいの雰囲気があり、上品に見えるのでおすすめです。
礼儀作法がきちんとしている
「無礼」「下品」「粗野」といった残念な態度は、清楚な女性のイメージを壊してしまいます。そもそも、礼儀作法は「残念な態度にみられないためのマナー」として作られたものです。TPOをわきまえて、その時々にふさわしい作法が出来るだけでも上品に見えます。
「美しい所作をしなければ」と変に力んだり、礼儀作法きちんと守ろうと固くなるのではなく、「知っている礼儀作法を正しい場面できちんと使う」だけでも、自然と落ち着きのある上品な振る舞いに見えるようにできています。
忘れがちな礼儀作法に、「お礼を言う」「謝罪をする」「労いの言葉をかける」といった、相手への気遣いがあります。難しい作法や複雑な所作を覚えるよりも、この気遣いを忘れないこと、丁寧に相手に伝える態度が一番大切です。
相手を立てることができる
相手を立てたり、自分は下がって主役を譲るような「奥ゆかしい」とも言える言動は、清楚なイメージにピッタリです。
「相手を立てる」というと難しいことのように聞こえますが、基本的には相手に発言の機会や決定権を与えるような言動を指します。「あなたはどう思いますか?」「これで大丈夫でしょうか?」など、相手が活躍できる場を作るようなちょっとした声掛けを意識してみましょう。
日本人の特徴で、「自分の意見を主張する」という面が行き過ぎると、相手との衝突や和を乱すことが懸念され、ネガティブなイメージを抱かれる場合があります。
存在感や主張が強すぎて相手に不快感を与えてしまうと、「清楚な女性」とは対義語的な意味合いになるため、真っ向からの対立は避けた方が無難です。
落ち着いて行動する
「清楚」という言葉が持つ、もの言わずひたむきに咲いている美しい花のイメージを動作で表現すると、落ち着いた物腰や流れるような無駄のない所作になります。
言葉遣いや礼儀作法などの上品な所作は、「無駄がなくスマートで、落ち着いた行動」に見えます。これらの特徴の逆で、慌てている様子やバタついて忙しない様子があると、「落ち着きがない」と見られがちです。
特に、困ったことや対応に追われて忙しくなっている時は、一人で何とかしようと奔走するよりも、上司や同僚など頼れる人に相談してみましょう。
「どうしましょう?」とお伺いを立てる行動は、相手に活躍の場を与えることにもなります。相手を立てる形をとりながら、落ち着いた対処ができる場合もあるので、オススメです。
人の陰口を言わない
「清楚」という言葉は、「清らか」「穢れや邪念がなく、さっぱりしている」というイメージを持っていますが、人の陰口は「心が清らか」なイメージを簡単に叩き壊してしまいます。
例え見た目が清楚で、言葉遣いが美しく、所作が丁寧で、相手を立てる心遣いがあったとしても、陰口を言う女性は「清楚」にはなれなません。陰口を言う人たちと付き合いがあると、陰口を言わざるを得ない場合もありますので、そういった人との付き合いは極力避ける方が無難です。
清楚な女性が男性にモテる理由
「清楚な女性は男性にモテる」と言われています。「モテる」ということは、男性が「清楚な女性」に対して抱いているイメージが、男性が女性に求めている理想像、ニーズ、リクエストとピッタリ合うということ。どのような特徴が男心をくすぐるのが、具体的に見ていきましょう。
尽くしてくれそう
「清楚」には「相手を立てる」「相手を大切にする」というイメージがあり、控え目で大人しい女性を思わせるため、「尽くしてくれそう」「世話を焼いてくれそう」という印象を持たれがちです。
また、心の清らかな印象から、他人を裏切るような卑劣な行為をできない一途な人に見え、誠実な人という印象も強いのが「清楚な見た目の女性」の特徴です。
信頼できそう
清潔感がありシンプルな服装は、「清楚」な印象だけでなく「真面目」な印象を与えます。「清楚」と「真面目」は意味合いでは全く別のものですが、「服装のイメージ」でいうと近いものがあります。
見た目の印象は、性格や思考回路にも反映されていると考えられるため、真面目な性格、信頼できるといったイメージを持たれやすいでしょう。
一途に思ってくれそう
「清楚」という言葉には「奥ゆかしい」「貞淑」という古風なイメージもあるため、不貞を働くことができない清廉な性格を連想します。
また、もともとは花の美しく咲く様子に使われていた言葉なため、世代によっては「粘り強くひたむき」というイメージを持たれることもあるでしょう。
自分のことを立ててくれる
清楚な女性は、目立つ服装や髪形・色を選ばず、控え目で大人しいものを好んで身に付けるのが特徴です。自己主張をあまりしない分、相手の意見を引きだしたり顔を立ててくれるのでは、という期待を持たれがちです。男性の「認めて欲しい」という欲求を、「相手を立てる」ことで満たしてくれるイメージです。
周りに気配りができる
気配りが出来る女性はモテると言われています。清楚な女性の「控え目」な印象は、「自分を主張しない」という捉え方が出来るため、周囲へ気配りができていると言い換えることができます。主張を控えるだけではなく、労いの言葉や感謝の言葉などのちょっとした気配りも好感を持たれる要素です。
清楚な女性になるための方法
清楚な女性になるためには、「清楚な見た目」と「清楚なイメージを壊さない言動」の両面からのアプローチが必要になります。また、マナーやモラル、気遣いといった社会性も、必要な要素となります。それらの特徴を少しずつ取り入れて、清楚でモテる女性の印象を作っていきましょう。
見た目を大人しい雰囲気にする
いくら言葉遣いや所作が上品で控え目だったとしても、ボサボサで不潔な髪形や露出が激しい服装、パンチのあるしっかりメイクでは「清楚」という印象をあたえることができません。
「清楚」な印象を残すためには、まず「見た目の特徴」を大人しい雰囲気に統一するところから始めましょう。パステルカラーをメインにしたり、スッキリと上品に見えるスカートを履くなど、服装に「特定のテーマ」があると、バラつきなく安定感のある印象を作れます。
スキンケアに力を入れる
肌の質感に「素肌っぽさ」があるだけで、素直で着飾らない雰囲気に見えます。すっぴん風メイクや薄めの自然なメイク、素肌感のあるメイクは、ナチュラルな印象を与えることからモテるメイクの代表格です。
色々なアイテムを使って隠す「足し算メイク」ではなく、スキンケアに力を入れて使うアイテムを減らす「引き算メイク」を意識してみましょう。
ネイル・エクステはしない
「清楚」というのは、あくまでも「自然体でいる美しさ」のことを指すので、ネイルやエクステなどの人工的なアイテムは清楚なイメージを打ち消してしまいます。
人によってはネイルに「不衛生」「料理をしない人」などのイメージを持っていることもあるので、爪に色を付けず、綺麗に磨くのがオススメです。どうしてもネイルをしたい場合は、肌になじむような自然な色を単色で使いましょう。
大きな声でしゃべらない
大きな声はハキハキしていて元気な印象を与えますが、時には「うるさい」「騒がしい」など、相手に迷惑をかけてしまうことも。上品な印象を与えるには、「大きな声でしゃべらない」というのが有効です。TPOにふさわしいボリュームで話してみてください。
笑い声も「あはは」より「ふふふ」の方が控え目で上品な印象になります。口元を隠すなどの所作も上品さを演出できる動作で取り入れやすいでしょう。
丁寧な言葉遣いをする
清楚な印象をあっという間に壊してしまうのが、「乱れた言葉」です。乱暴な言葉や子供っぽい話し方、ギャル語やネットスラングなどは特に、「上品さ」を打ち消してしまいます。
また、口ぐせや特徴的な言い回しなどのクセがない話し方の方が、スッキリしてスマートな印象を与えられます。普段から丁寧な言葉遣いを心がけ、ちょっとした気遣いの言葉や感謝の言葉などを掛けられたら理想的です。
落ち着いて行動する
「清楚」という言葉で表現するには、「相手に不快感を与えない立ち姿や雰囲気、所作」が必須条件です。バタバタとせわしない様子は、相手に焦りや苛立ちなをの不快感を与えてしまう特徴を持ちます。「落ち着き」が感じられるような、冷静で物腰のやわらかい行動を目指しましょう。
「清楚」の意味の英語表現
最後に、「清楚」という言葉を英語表現から見ていきましょう。英語で類義語を見ていく際は、主に「さっぱりして上品な様子」「汚れておらず清潔な様子」という意味がメインになります。日本語のような「女性的なイメージ」を連想させるたおやかなニュアンスがなくなるのが特徴です。
「neat and clean」
「neat and clean」のneatとcleanは、どちらの単語も似た意味を持つ類義語で、「清」が「clean」に、「楚」が「neat」にそれぞれあてはまります。
neatは「きちんとした、小綺麗な、さっぱりとした、上品な」見た目や外見、振る舞いなどのことです。cleanは「汚れていない、清潔、綺麗、清らかで汚れのない様子」モノや人、心などが「衛生的に保たれている状態」を指します。
「tidy」
部屋や考えなどの散らかりやすいものについて、整理整頓されていてきちんとした状態や、服装などがよく手入れされていてさっぱりとした様子、小綺麗な様子を指します。「neat」とも類義語と言えます。
「tidy」の対義語は「untidy」で、「だらしがない、きちんとしていない、乱雑な、散らかった」という意味になります。
「decent」
「decent」は「服装などが立派で、見苦しくない」といった意味の他、態度・考え・言葉・人などについて「上品な、慎み深い、礼儀正しい」という意味を持ちます。
「decent」の対義語は「indecent」という単語で、「みだらな、下品な、不作法な」などの、清楚のイメージを打ち消す内容になります。
「清楚」以外でモテるタイプは?
ここまでは、「モテる」と言われる「清楚な女性」について掘り下げてきましたが、清楚以外にも男性にモテるタイプはあります。
「控え目な人が好き」という人にはモテるかもしれませんが、その人とお付き合いをしたら、本来の活発で明るい性格がいつまでも出せずに苦しくなります。無理に清楚になろうとして自分を偽るのではなく、自分が持ち合わせている性格を「清楚に見せる工夫」を意識していきましょう。
例えば、活発で明るい性格を持っている人が、清楚な印象を残すために言動を控えると、ありのままの自分で生きることが出来ません。活発な性格は残したまま、「バタバタと落ち着かない」から「テキパキして落ち着きがある」にする方が近道です。
「今の自分を隠して清楚を演じる」のではなく、「今の自分が持っているものの中で、清楚に見える要素を磨いていく」という意識が大切です。また、モテる要素は「清楚」だけではないので、ありのままの自分に近いタイプを探っていきましょう。
洗練された女性
「清楚」の類義語でもある「上品さ」や「落ち着いている所作」は、洗練された女性を印象付けます。キャラクターの全てが清楚でなくても、洗練されているように見えるだけでも、十分モテる要素です。
洗練された女性は、「ガサツ」「乱雑」「適当」な印象がない人、と言い換えることができます。清楚な美しさに縛られるのではなく、「丁寧に見えるような所作をする」「大事に扱う」という意識を持ちましょう。
箸やペンを綺麗に持ったり、物を「放り投げる」のではなく「置く」といった「丁寧な所作」をするだけでも、周囲への印象はかなり違ってきます。ゴミを捨てるときにも、無造作に放り投げずに、ゴミ箱の中にそっと置くように捨てるだけで上品な所作に見えるということです。
「あの人は見た目や所作が清楚だからモテる」というのは、「物を乱雑に扱わないからモテる」とも言い換えることが出来ます。「物を丁寧に扱うのだから、人に対してもそう接するだろう」という印象がモテるということです。
濃艶な女性
「清楚」の対義語としても紹介した「濃艶」も、モテるタイプです。百合のような清楚な花よりも、薔薇のような濃艶な花を好む人も多くいます。控え目で古風な女性を好む男性もいますが、自分の個性を表現できる女性がタイプな人もいる、ということです。
「清楚だとモテる」というのはもちろんありますが、清楚の対義語である「濃艶」だと「モテない」という意味ではありません。
元気な女性
大人しく控え目な「清楚」とは対義語にもなりますが、「元気な女性」もモテるタイプと言えます。活発な様子は「何事も楽しんでいる」「積極的に関わりにいける」というポジティブな印象を与えることが出来るからです。
人生に対して自ら積極的に働きかける生き方や姿勢は、異性にモテるのはもちろん、同性からも憧れられる要素です。
素直な女性
濃艶、元気といった「清楚」の類義語や対義語とは全く違うジャンルですが、「素直な女性」は男女問わず好感を持たれます。
素直な人の特徴は、思ったことを素直に口に出したり、相手にして欲しい事を率直にリクエストするなど、「何を考えているか」をオープンにできるという点です。
ただし、率直に伝えても「素直じゃない」と取られる言い方があるので注意が必要です。デートをしていて歩き疲れた時に「疲れちゃった、もう歩きたくない」と伝えるよりも、「疲れちゃったから、少し休憩しない?」という伝え方のほうが「素直」と取られます。不平不満に取れるネガティブな発言ではなく、建設的な提案を心がけましょう。
「清楚」は女性の服装・姿が清らかなことを表す
「清楚」は女性の服装・姿が清らかなことを表す言葉です。人は見た目で性格を推測する傾向があるため、第一印象で清楚に見られることが出来れば、落ち着いた女性のイメージを付けることが出来ます。信頼されやすい清楚な印象を活用して、快適な人間関係を築いていきましょう。