ミステリアスな人の特徴や心理とは？モテる雰囲気や魅力を徹底解説！

ミステリアスな人を解釈するために、まず最初に「ミステリアス」という言葉の意味から紹介しましょう。ミステリアスは、英語の「mysterious」を日本語のカタカナで表記した言葉です。

「mysterious」の名詞形は「mystery（ミステリー）」で「神秘」「不可思議」「謎」「奇怪」という意味です。またmystery（ミステリー）には推理小説（mystery story）という意味もあり、いわゆる謎を解き明かす小説のことです。

mysterious（ミステリアス）は「mystery」の形容詞形なので、日本語に訳すと「神秘的な」「不可思議な」「謎めいた」「奇怪な」という意味になります。それでは日本語のミステリアスの意味を解説します。

ミステリアスの和訳の1つ「神秘的」とは「普通の認識や理論を越えて、不思議な感じがする」という意味で、超自然的というイメージを持っています。

「皆既日食は実に神秘的だ」「イエスキリストの生涯は神秘的な奇跡に満ち溢れている」などのように、「神秘的」は宇宙的な神がかったイメージの意味で使われます。

また「不可思議」は「常識では考えられない」「人間の認識や理解の限界を超えている」という意味で、これも「神秘的」と同じように超自然的なイメージがあります。つまり「ミステリアス」には不思議な感じという意味だけでなく、超自然的、宇宙的という雰囲気があり、心の奥の深さまで表現する言葉です。

ミステリアスの和訳「謎めいた」は、言葉どおりに「謎めいて不思議な状態」という意味です。奇怪（きかい）は「考えられないほど怪しい」という意味です。

どちらの意味も「神秘的・不可思議」とは少し違い、もっと人間臭い心理状況やその様子を表す言葉です。この4つの和訳を考えると、日本語の「ミステリアス」の意味は、人間的な不思議さと超自然的な雰囲気の両方を含んでいることになります。

ミステリアスを英語で書く場合には、日本語と微妙に意味や表現方法が違います。日本語で「ミステリアス」と書けば、それだけで「謎めいた」という意味だけでなく超自然的な雰囲気まで表現しています。

しかし英語で日本語のような意味や雰囲気を表現するには、文章の流れで書く必要があります。たとえば超自然的な意味を表現するには「the mysterious universe（神秘的な宇宙）」「mysterious of the bottom of the sea（海底の神秘）」と書きます。

また「the mysterious smile of the Mona Lisa」と書いて「モナリザの謎めいた微笑」の意味を表現します。つまり英語では、ミステリアスの後に続く単語によって初めて「mysterious」が意味を持ち、文章全体でミステリアスな雰囲気を表現します。

ミステリアスと似た意味を持つ類義語は、これから紹介する以外にも「神妙」「霊妙」「怪奇」「幻怪」など切りがないほど沢山あります。類義語の意味を分析することで、ミステリアスの意味や雰囲気をさらに深く理解することが出来ます。それでは色々あるミステリアスの類義語の中から主な4つを取り上げて紹介します。

奇々怪々（ききかいかい）はミステリアスの類義語の1つですが、アニメの妖怪屋敷などを連想して少し怖いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

辞書を引くと「非常に奇怪で不思議な出来事やそのさま」という意味です。奇怪は「常識では考えられないほど怪しくて不思議」という意味で、奇々怪々は「奇」と「怪」をダブルで使っているので、不思議さをさらに強調したミステリアスの類義語になります。

また「怖いもの見たさ」という心理があるように、人は少し怖くて不思議なものには魅力を感じて惹かれます。つまりミステリアスには不思議の他に、魅力的という意味が含まれていると言えるのではないでしょうか。

不可思議（ふかしぎ）もミステリアスの類義語の1つです。意味は「理解や言葉を超えること」で、神秘的な雰囲気を持った類義語です。理解を超える不思議な現象や神秘的なものには「怖いもの見たさ」と同じ心理で、人を惹き付ける雰囲気があります。

不可思議の類義語に「謎」「神秘」「超常現象」があるように、不可思議の意味には、謎めいた神秘だけでなく理解を越えた超常現象というイメージがあります。人は超常現象に興味を持ち魅力を感じます。つまりミステリアスは、神秘的な超常現象を連想させる言葉でもあるようです。

面妖（めんよう）は、あまり聞き慣れない言葉ですがミステリアスの類義語です。意味は「不思議なこと」「あやしいこと」「奇妙なこと」やそのさまを表す近世語で、最近ではあまり使われません。

語源は「名誉（めいよ）」が変化したものとされています。「名誉」には一般的な意味の他に「珍しい・不思議」という意味があるので面妖に転じたと考えられます。ひと昔前の近世の文章には使われている言葉なので、古語に興味がある人は、ミステリアスの類義語として覚えておくと良いでしょう。

幻妖（げんよう）は、ミステリアスの類義語の1つで「正体のわからない化け物」「妖怪」の意味です。まさにアニメの世界で妖怪屋敷などに登場するお化けのことです。恐ろしい妖怪から、可愛らしいお化け、少し間抜けな特徴を持つ妖怪までいます。

「幻妖」のもう1つの意味に「人をまどわす」があり、「魂をまよわす幻妖な音色」「心を惹き付ける幻妖な瞳」のように使われて、妖艶（ようえん）な雰囲気をかもし出します。幻妖（げんよう）は、不思議な魅力があるミステリアスの類義語です。

類義語とは似たような意味を持つ言葉のことで、対義語とは反対の意味を持つ言葉のことです。類義語と対義語の意味を比較するのは、ちょうど飲物の甘口と辛口を比べるのと似ています。

たとえば辛口のワインを飲んだだけでは、そのワインの味がよく分からないけれど、甘口のワインと飲み比べて初めて辛口だと分かります。ミステリアスの意味も、類義語と対義語を比較することで、ミステリアスの意味がよりハッキリと分かってきます。

類義語「奇怪」の対義語は「当然」「必然」で、「普通によくある当たり前のこと」の意味になります。類義語「不可思議」の対義語は「恩義」で、意味は「思いはかること」「考え巡らすこと」となります。

つまり類義語「不可思議」とは「思ったり考えたり出来ない普通にはあり得ないこと」という意味になります。またミステリアスの英語の類義語には「ミラクル」があります。

ミラクルの意味は説明するまでもなく「奇想天外」「サプライズ」などの意味です。このように類義語と対義語の意味を知ることで、ワインの本来の味が分かるように、ミステリアスの意味がより鮮明に理解出来るのではないでしょうか。

ここまでミステリアスの意味や類義語を紹介してきました。それでは神秘的な魅力のある「ミステリアスな人」とはどんな人なのでしょう。またどんな心理があるから魅力的に見えるのでしょう。

ミステリアスな人には、得体が知れない不気味な部分があるので、近づき難い雰囲気があります。しかしミステリアスな人には、男性でも女性でも何故か心を惹き付ける魅力があります。ミステリアスな人の心理を分析することで、不思議な魅力の源（みなもと）を探ってみましょう。

ミステリアスな人には無口な人が多いようです。それは「自分のことを知られたくない」という心理があるから、多くを語らないのかも知れません。

ミステリアスな人の心理は、意図的に無口にしている訳ではありません。「自分のことを知られたくない」というより、よく知らない相手にわざわざ自分のすべてをさらけ出す必要がない、と思うから多くを語らないのでしょう。

多くを語らない人は、プライベートな面が見えないので、相手にとってはミステリアスに写ります。趣味や好みなどその人をもっと知りたいという好奇心を起こさせます。

特に男性にとっては、多くを語らないミステリアスな女性に対し興味がわいて魅力を感じます。「自分のことを多く語らない」という心理は、ミステリアスな人が不思議な雰囲気を作り、妖艶な魅力をかもし出す源（みなもと）の1つです。

「他人にあまり関心がない」という心理は、ミステリアスな人の特徴です。ミステリアスな人は独特の世界観を持っています。世界観の類義語に「宇宙観」があるように、世界観とは広く大きく人生や世界を観る心理のことです。

ミステリアスな人は、趣味でも、絵画や音楽などの芸術でも、人生観でも、独特な価値観や考え方がすでに定まっています。ですから他人の意見や考え方に興味を持ちません。

またミステリアスな人は、他人の意見や価値観にあまり左右されることがありません。自分の世界観をしっかり持っている人は、男性でも女性でも素敵に見えます。「独自な世界観があるから、他人にあまり関心がない」という素振りが、ミステリアスな人をさらに魅力的にしているのではないでしょうか。

ミステリアスな人は「自分の世界に浸りたい」という心理を持っているので、あまり他人の集団の中に入ることを好みません。たとえば美術館や旅行に行く時も、グループや仲間と行けば自分の世界に浸れません。

ミステリアスな人は、1人で行動する方が他人に邪魔されず自分の世界観で物を見たり感じたりすることが出来るからです。

ミステリアスな人が「集団の中に入りたくない」のは「自分の世界に浸りたい」という心理に起因する行動の特徴です。ミステリアスな人が「集団の中に入りたくない」のは、集団の中より1人の方が、自分の心理や価値観を守ることが出来るからです。

ミステリアスな人は、流行りものに興味がないというより、流行りものに染まらないといった方が、心理をついたベストな表現かも知れません。

ミステリアスな人には、絵画や音楽など芸術的なものに興味がある人が多いです。その芸術の捉え方や楽しみ方がすでに出来上がっています。自分独自の価値観を持っています。

ですから今流行っている物に触れたとしても、自分の価値観で楽しむので、流行にはまったり流されたりはしません。ミステリアスな人は、ファッションでも同じように、流行ではなく自分の価値観でファッションスタイルを決めます。

ミステリアスな人の心理には、ファッションでも芸術でも流行りものでも、いつも自分の価値観でチョイスして楽しみたいと思う気持ちが働いています。

ミステリアスな人は「流行りものに興味がないと」いうより「流行も自分の世界の中で楽しみたい」という心理で行動していると言えるのかも知れません。

つまりミステリアスな人は、心理、考え方、価値、ファッション、芸術、人生、どのようなことに置いても自分の世界観に基づいて流行に流されず独特な行動をするのです。その心理行動がミステリアスな人が魅力的に見える要因になっています。

「自由でいたい」という心理は、誰でも願い憧れる心理です。しかし実際は「自由でいること」ほど難しいことはありません。

「明日から自由にしていいよ！」と言われたら一体何をするのでしょう。最初は仕事をしないでテレビを見たりゲームをして楽しむかも知れません。

でもそのうちに飽きてしまいます。次に何をすれば良いのか分からなくなり、不安になってしまうのではないでしょうか。「自由でいたい」という心理は、いつも仕事やノルマで縛られているから出てくる心理です。

その縛りを解かれた時に、最初は嬉しいけど次第に不安を感じるようになります。ミステリアスな人のように、いつも自由な心理でいられることは普通の人にとっては驚異です。与えられた仕事やノルマがあるからこそ安心出来るのです。

自由な発想で自由に行動するミステリアスな人が魅力的に見えるのは、普段抱えているストレスを何も感じずに自由に行動しているからです。「いつも自由でいる」という心理は、ミステリアスな人にしか出来ない特徴と言えるかも知れません。

ミステリアスな人に抱く感情は、男性と女性では多少違います。ミステリアスな男性に対して、魅力的に感じる女性は多いでしょう。しかし同性の男性から見ると、不可解で付き合いづらい男に思う人も少なからずいます。

逆にミステリアスな女性に対しては、男性も女性も魅力的に感じる人が多く、ミステリアスな女性を嫌味に感じる人は少ないのではないでしょうか。ただ魅力の特徴や質については、男性と女性では多少違います。それではミステリアスな男性の特徴を紹介します。

「自分のことを話さない」という特徴は、ミステリアスな人の心理で紹介したように、男性と女性に共通した特徴です。プライベートなことを多く話さない男性は、知的でクールな雰囲気があり異性には魅力的に映ります。

モテるモテないの観点からすれば、ジョークを交えて多くを話す明るい特徴の男性の方がモテるかも知れません。魅力的かどうかの観点で見れば、知的でクールな雰囲気のあるミステリアスな男性に軍配が上がります。

魅力というのは本人が決めるのではなく、見る人の心理や好みで決まるものです。無口が嫌いな人にとっては、多くを話さない男性に魅力を感じません。ミステリアスな雰囲気が好きな人には、自分のことを話さない男性に興味を抱き、魅力を感じるのではないでしょうか。

ミステリアスな男性は、プライベートなことはあまり話さず普段は口数が少なく無口ですが、たまに話す時には的確な意見を言います。この特徴は常に自分の世界観で物事を見ているから、的確なことが言えるのでしょう。

いつも静かで無口だから、何も考えていないと思われがちですが、自分の価値観や世界観で常に物事を自分の世界の中で考えています。周りの人には見えないけれど、常にきちんとした自分の意見を持っているから的確なことが言えるのです。普段は無口でも「話す時は的確」が、ミステリアスな男性の魅力的な特徴の1つです。

ミステリアスな男性の特徴は、物事を自分の世界の中で考えて他人に惑わされないから、いつもクールで冷静沈着でいられることです。

自分の世界観を持つということは、ミステリアスな人に限らず、自分の考えや意見を持つために非常に大切な要素です。

世界観の類義語に「宇宙観」という言葉があります。世界観で物事を見るとは、宇宙から地球を見下ろすように、目の前の物事を平面的に考えるのではなく、上空から見下ろせば見えなかった周りが見えて、総合的に判断することが出来るということです。

ミステリアスな男性は、そのような自分の世界観を持っているから、クールで冷静沈着な判断ができます。しかしミステリアスな人は基本的に無口なので、自分からあえて発言しません。そのためクールで冷静沈着な特徴が、時と場合によっては理解し難いので「鈍感な人」と誤解されることがあります。理解し難いから逆にミステリアスなのかも知れません。

「こだわりを持つ」という特徴は、自分の世界観を持っていて考えが纏まっている証拠です。自分の世界観で絵画や音楽、ファッションなど物事を見ていると、自分の好みや価値を判断する基準が定まってきます。

そうすると、それぞれの物事にこだわりが出てきます。たとえば絵画なら、ピカソなどの抽象画よりマネ・モネなどの印象派の方がしっくりくる、音楽ならクラシックよりマイルス・デイヴィスのようなJAZZの方が心が弾む、などこだわりの世界が生まれてきます。

こだわりを持つミステリアスな男性はクールで魅力的に映ります。但し、仕事でこだわりを持ち過ぎると作業スピードが遅くなり、能率の悪い人と誤解されるので注意が必要です。

ミステリアスな女性には、どのような特徴があるのでしょう。ミステリアスな女性の特徴には、前の章で紹介した男性の特徴とは多少違いがあります。ミステリアスな男性は性格や行動に特徴があるのに対し、女性の場合は容姿やファッション、雰囲気のほか行動スタイルに特徴が多くみられるようです。

ミステリアスな女性には、黒髪でロングヘア、瞳が大きい人が多いようです。またファッションや服装も地味な色合いが多いのですが、それでいて独特で個性的に着こなしています。

短髪のショートカットの活動的なイメージに比べ、黒髪でロングヘアには落ち着いた独特の雰囲気があります。髪型や服装のイメージが、どことなく神秘的でミステリアスな魅力を引き出すのでしょう。

また大きな瞳には、人の心を虜（とりこ）にする力があります。つまり、黒髪でロングヘア、瞳が大きく個性的なファッションは、心を惹き付ける魅力的なミステリアスな女性の特徴です。

「知的でクール」は、ミステリアスな男性、女性どちらにもある特徴です。ただ男性の場合は行動の端々にその特徴が現れるのですが、女性は控えめなため行動や話の中にあまり表しません。

そのために見過ごされやすいのですが、いざ話をよくしてみると会話の中に知的でクールな面がチラリと見え隠れします。それは以前にも解説したように、ミステリアスな人は自分の世界観を持っているからです。

世の中の男性はチラリズムにはイチコロに悩殺されます。控えめにチラリと見せる「知的でクール」は、ミステリアスな女性の魅力をさらに増強させるのではないでしょうか。

ミステリアスな女性が「女同士でつるまない」のには、それなりの理由があります。「つるまない」とは、同義語に「群れない」「一緒に行動しない」などがあるように、仲間や集団で行動しないことです。

特に女同士でつるむ場合は、今流行のファッションやアイドルの話、上司の悪口など世間話を延々と駄弁る（ダベル）ことが多く、ミステリアスな女性にとって一番苦手で嫌いなことです。

ミステリアスな女性が「女同士でつるまない」のは、延々と駄弁るだけの会話が、自分の世界観で物を考える邪魔になるからです。ですから1人でいることを好むのです。

とは言え、1人でいることで仲間はずれにされたような孤独感を感じることはなく、むしろ1人でさっそうとしています。その雰囲気が格好良いので、ミステリアスな女性がより魅力的に見えるのでしょう。

ミステリアスな人は、あまり自分のことを多く話さないので、何を考えているか良く分かりません。この特徴の女性は、秘密めいた不思議な雰囲気になり興味をそそり男性の心を刺激します。

逆に何を考えているかすぐに分かる人は、単純で考えが浅いように映り興味の対象になりません。何を考えているか分からない人には、ミステリアスな女性以外に、いわゆる「天然」と呼ばれる人がいます。

天然な女性は、ミステリアスとは違う意味で、不思議な雰囲気で異性の心を魅了します。どちらにしても、何を考えているかわからない女性は、男性の心に火をつけることは間違いないようです。

ミステリアスな人がモテる理由は非常にシンプルです。人が恋愛感情を持つのは、相手の性格や人柄、容姿やファッション、話し方や声の質、スキルや仕事ぶり、どんなことでもキッカケは興味を持つことから始まります。

人を惹き付け興味を持たせるものは、何となくベールに包まれた秘密や謎を解きあかしたいと思う心理です。そんな秘密のベールを自分だけが解かせるならと思うから興味が沸き、恋愛感情に発展していきます。

その心理感情を引き出すのがミステリアスです。ミステリアスな人がモテる理由は、シンプルに異性の興味を惹き付けるからなのでしょう。ではその理由をケースバイケースで紹介していきます。

「神秘的」とは、平たく言えば「普通の感覚を越えて、不思議な感じがする」という意味です。男性の場合は、カリスマ的な行動や言動に神秘的な雰囲気があります。俗にいう「神ってる」です。

「神ってる」男性には、男性も女性も憧れの感情が作用して惹かれてしまいます。女性の場合は、特異なファッションや容姿、神秘的な表情や仕草に異性を惹き付ける雰囲気が生まれます。

最初は違和感を覚えるかも知れませんが、気になる存在には違いありません。次第に興味が沸き惹かれてしまいます。つまり神秘的な雰囲気を持つミステリアスな人がモテるのは、憧れの感情や放っておけないという心理を動かし、異性の心を惹き付けるからです。

ギャップとは「普段思っていたイメージと実際のとの差」のことです。このギャップが、男女間の恋愛感情を芽生えさせるには重要なキッカケになります。

たとえば「クールで冷たく見えた女性が、実はとてもホットで優しかった」というギャップに男性は魅力を感じます。これが俗にいう「ギャップ萌え」です。意外性は人の心を刺激して興味を抱かせます。「ギャップに萌える」という感情が、驚きから興味に変わり、次第に恋愛感情に変化していくのではないでしょうか。

人は少しだけ見えている物には、もっと良く知りたいという心理が働きます。この心理は恋愛感情を抱かせる有効なテクニックです。しかし行動や仕草にこの心理があからさまに見えてしまうと、逆に興ざめしてしまいます。

ところがミステリアスな女性には、神秘的な雰囲気にわざとらしさがないので、自然に「もっと良く知りたい」と男性に思わせてしまう魅力があります。言い換えれば、自然に「もっと良く知りたい」という気持ちに相手をさせてしまうのが、ミステリアスな女性と言えるのではないでしょうか。

セクシーさを感じるのは、人により様々です。女性の場合はカリスマ的特徴を持つ男性、クールで冷静な男性、頼りがいのある男性などにセクシーさを感じることが多いようです。

男性の場合は、女性の性格や行動よりも、目で見た印象、風貌や仕草、雰囲気にセクシーさを感じることが多いようです。

たとえば長い髪をなで上げる一寸した仕草、話しながら何となく唇にさわる指、どことなく遠くを見つめるようなつぶらな瞳、そんな仕草に惹かれてセクシーさを感じます。しかしあからさまにセクシーさが出過ぎると男性は引いてしまいます。そのセクシーさのバランスを程よく持ち合わせているのがミステリアスな人です。

行動が予測出来ないとは、予想しているのに反して実際には意外な行動をすることです。次に何をするか、おおよその見当がつく人はあまり気になりませんが、行動の予測が不可能な人が気になるのは当然です。

行動の意外性や新鮮さには驚かされると同時に、気になり惹かれてしまいます。しかし中には奇をてらった意外な行動で、人の注目を集めることを楽しんでいる人もいますが、それはミステリアスには映りません。

しかしミステリアスな人は、人を驚かすことが目的ではなく自然の行動なので、予測に反した意外な行動でも嫌味になりません。ミステリアスな人の自然に出てくる予測不可能な行動が、人の心を惹き付けて魅了するのではないでしょうか。

ここまでミステリアスな人の魅力やモテる理由などを紹介してきました。そんな魅力的なミステリアスな人になりたいと思う方は多いのではないでしょうか。特に女性の方に多いように見受けられます。

男性の場合には自分のことをミステリアスと言われることに多少抵抗を感じる人もいるからです。そこで今回は女性の方に焦点を集めて、ミステリアスな人になる方法を紹介します。

自分のことをよく話す女性は、謎が少ないので現実的な人に見えてしまいます。またおしゃべりな人は、付き合いやすく気軽さはあるけれど、それ以上に深く入り込もうと思わない男性が多いようです。

つまり「おしゃべり」はミステリアスな雰囲気をつくる天敵です。自分のプライベートなことには少し謎を残しておけば、男性はもっと知りたいと気になります。

またその謎の部分を特定の男性にしゃべった時に、その男性は自分だけに秘密のベールを解き明かしてくれたと思い恋愛感情に発展します。つまり「おしゃべりは控えめに」がミステリアスな女性に近づく第一歩です。

個性的なファッションの女性は、人の目を引き魅力的です。その反面毛嫌いされる欠点もあります。毛嫌いしてた男性でも、その女性と話をするうちにその感覚が少し理解でき興味が沸くことがあります。

つまり毛嫌いされても個性的なファッションは気になることには間違いないようです。ただし自分の好みや個性にマッチしない取ってつけたようなファッションは、ヘンチクリンになるだけなので注意しましょう。

自分がのめり込めるものを持つことは、ミステリアスな人になるだけでなく、全てにおいて非常に大切なことです。

自分の好きなことや得意なことにのめり込むと、こだわりが出てきます。こだわりが高じると自信がついてきます。自信がつくと自分の中にコアとなる信念が生まれます。

ミステリアスな人が神秘的に見えるのは、その行動が信念に基づいた自然な動きだから、魅力的な雰囲気をかもし出して人を魅了します。

のめり込めるものは何でも構いません。ファッションでも音楽でも、絵画でも小説でも、スポーツでも趣味でも、たった1つで良いのです。

その1つのこだわりや信念が、オリジナリティあるミステリアスのコアを作ります。信念を持たずにミステリアスな人になろうとしても、それはただマネをするだけで自分のものにはなりません。とにかくミステリアスな女性を目指すなら、何か1つでものめり込めるものを持つことです。

ひとりの時間を楽しみたいと思っても、ひとりになるのが怖い女性が意外に多いのではないでしょうか。それは「ひとり」には「仲間はずれ」とか「孤独で暗い」というイメージがあるからです。

女性はグループや仲間で行動することが多く、単独で行動すると「少し格好つけ過ぎじゃない」と思われるのが嫌という心理が働きます。しかしグループの中の自分は、リーダーでない限り単なる1つの駒（コマ）でしかありません。

つまり仲間と一緒に行動していても、すでに「ひとり」になっているのです。この事実に気づけば「ひとり」になるのが怖くなり楽しめるようになります。ミステリアスな女性が単独行動をしても、さっそうとしていて格好良く見えるのは、ひとりの時間を苦もなく楽しんでいるからです。

歌手や俳優などの芸能人には、特に女性のタレントにミステリアスな雰囲気持つ人が多く見られます。独特のファッションやメイクで神秘的なイメージを演出し、多くの聴衆の心を虜にしています。謎めいた神秘には、妖艶で魅力的な雰囲気があるので、一目見ただけで人の心を惹き付ける力があります。それではミステリアスな雰囲気の芸能人を紹介します。

中島美嘉さんは、圧倒的な歌唱力がある人気女性ヴォーカリストです。黒髪に奇抜なメイクと個性的なファッションで、謎めいた神秘的な雰囲気を出しています。まさにミステリアス感あふれる女性アーティストです。

あまり笑わないイメージですが、ふとした瞬間に見せる微笑には、まるでミステリアスな世界に引き込むような妖艶で不思議な魅力がこぼれる人気女性歌手です。

椎名林檎さんは、独特の世界観を持った女性シンガーソングライターです。歌う曲の歌詞の内容にも彼女なりの言葉の選び方、ボキャブラリーの豊富さにミステリアスな雰囲気が感じられます。

あまりテレビの歌番組に登場しないので、余計ミステリアス感が増します。プロモーションビデオなどで時折見せる表情や仕草がとてもセクシーで魅力的なミステリアスな女性シンガーです。

柴咲コウさんは、独特の目力に特徴がある女優・シンガーです。俳優として数々のドラマや映画に出演していて日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞まで受賞している実力派で、大河ドラマ「女城主直虎」の主人公を演じたことで知っている方も多いしょう。

シンガーとしても福山雅治とのユニットや、2008年にはベストアルバムでオリコン第1位を獲得しています。柴咲コウさんは、スラリとしたスタイルと独特の瞳のミステリアスな魅力で多くのファンを魅了し続けている女優・シンガーです。

栗山千明さんは、欧米ではミステリアスなアジアンビュティーと称されるくらいミステリアスな雰囲気を持った女優です。ドラマ「遺留捜査」や「サイレント・ヴォイス 」などの心理捜査役に起用されるのも、ミステリアスな雰囲気を持つ栗山千明さんだからです。人を釘付けにする黒髪に大きく見開いた瞳は、正にミステリアス・アジアンビュティーの女優です。

中谷美紀さんは、SNSなどもしていないので私生活は謎に包まれている美人女優です。ファッションもセンス良く洗練されていて、しかも流行に流されていません。大きく潤んだ瞳が特徴的です。

演技力は抜群に上手いのに多くを語らないので、余計ミステリアスな雰囲気がただよいます。英語、フランス語、イタリア語と語学力がすごいのは意外です。また1人で旅行するのが好きなので、海外旅行で出会った外国人とのウワサがあるのも納得出来ます。中谷美紀さんは、ミステリアスな面とグローバルな感覚を持つ魅力的な女優さんです。

人の心を惹き付けるものには、カリスマ性、行動力、クールな知性、スキルの高さ、神秘性、謎めいたもの、美しさ、芸術性、セクシーさ、など様々あります。

ミステリアスな人は、これら全てを兼ねそなえています。だからこそミステリアスな人は、多くの人の心を惹き付けて魅了します。ミステリアスな人に憧れて、そんな魅力的な人になるように、これまでの記事を参考に役立てて下さい。