あーんして食べさせる人の心理・特徴まとめ！行動の意味を関係性や男女別で紹介

「あーん」で食事を食べさせる姿は、写真のように結婚披露宴のケーキカットでよく見られます。お互いにあーんして食べ合うのは、微笑ましいものです。このように夫婦や恋人同士、仲良しの男女が、あーんをして食べさせる行動は良く見られるものです。

このあーんには特有の心理が隠されているということをご存じでしょうか？この心理とは、誰が誰に食べさせるのか、どういうシーンで食べさせるのかで変わってきます。

また男性心理と女性心理も違います。あーんをして食べさせる意味と特徴を知って、あーんをしてくる相手の心理を読み取っていきましょう。また、あーんを上手にするやり方も見ていきましょう。あーんをされるのが嫌な場合の上手な断り方についても紹介していきます。

あーんをして食べさせるのは、普通はスプーンを使うことが出来ない小さな子供が相手です。大人は自分でスプーンを口に持っていくことができます。それなのに敢えて、あーんをして相手に食べさせるという行動には、特有の心理が働いています。

まずは、あーんをさせる人間が女性の場合の心理を見ていきましょう。あーんをさせて食べさせたがる女性の心理はどういったものなのでしょうか？

あーんして食べさせる女性の心理の1つ目は、自分の可愛さをアピールしたいというものです。これは少々したたか女性心理と言えるでしょう。

あーんをして食べさせるという行為自体が、子供に対して行うような可愛らしさがあります。また、あーんをして食べる行動も可愛いものと言えるでしょう。そうした可愛さを知った上で、女性はアピールをしているのです。

アピールする人間は、あーんをしている相手であることがほとんどです。しかし中には、意中の人を嫉妬させようとして、意中ではない人にあーんをして食べさせる場合もあります。

あーんして食べさせる女性の心理の2つ目は、相手の男性を好きでしょうがないというものです。どうして、あーんをして食べさせるのかというと、その女性は相手のことばかり頭にあり過ぎて、周りが見えていないのです。

あーんをするというのは、子供っぽい行動であり、大人の女性がやるには少々恥ずかしい行動でもあります。しかし、人目を気にしたり、恥ずかしいものだと考えることができないくらい、その女性は相手のことが好きで好きでしょうがないのです。

その女性はテレビの恋愛ドラマの主人公になった気分で、2人の世界に浸ってしまっています。あーんをされた男性には少し迷惑な話かもしれません。

あーんして食べさせる女性の心理の3つ目は、母性本能が強いからというものです。母性本能が強い女性は、子供相手に限らず、周囲の世話を焼きたがります。その女性の近くに、食べる速度が遅い人がいたら、見ていられずに介助のつもりで、あーんをして食べさせようとします。

またナイフやフォークの使い方が下手な人を見ても、そうした女性は世話を焼きたがります。そんな女性からあーんをされたい男性は、子供っぽく振舞ってみるのも有効なアプローチ方法かもしれません。

あーんして食べさせる女性の心理の4つ目は、相手の男性に自分を好きにさせたいという思いがあります。この心理を持つ女性は小悪魔的な部分があります。男性と付き合った経験が豊富で、男性が自分をどういう目で見るかを熟知しています。

そのため、まるで相手に好意があるかのように見せかけて、あーんをして食べさせるようなことをします。しかしこのタイプの女性は、相手の男性に好意を持っているとは限りません。

恋愛対象でない男性にも、平気であーんをして食べさせることをします。男性は女性が好意を持ってくれているのだと誤解してしまいます。

あーんして食べさせる女性の心理は複雑です。相手のことが好きな場合だけでなく、好きなわけでもない男性にもあーんをして食べさせる行動を取ります。次に、あーんをして食べさせる男性の心理について見ていきましょう。

男性の場合は、好きでもない女性に、あーんをして食べさせたいという心理にはなりません。男性があーんをして食べさせる相手は、すでにカップルになっているか、女性に好意を持っている場合に限られます。

付き合ってもいないのに、あーんをされた場合は、他の女性にも同じような行動をしていないか観察しましょう。皆にしているのなら、特別な意味はないということになります。

あーんして食べさせる男性の心理の1つ目は、恋人同士の愛情表現の1つだということです。この男性にとって、あーんをする行動はキスや抱擁といった愛情表現の中の1つなのです。彼女を好きであると伝えるための行動です。

しかし残念ながら、あーんをすることが愛情表現の1つだと感じる女性は少ないようです。この男性は恋人である女性をとても愛しています。大事にされているという意味なので気づいてあげましょう。

あーんして食べさせる男性の心理の2つ目は、相手のことが好きだからという意味です。これはキスや抱擁といった愛情表現の1つではありません。好きな女性がいて、優しくしたいと考えている時に、あーんをして食べさせるのです。

このあーんをする行動には愛が溢れています。好きかどうかわからない男性からされると違和感を覚えるでしょうが、意中の人ならば、安心してあーんを受けてあげましょう。

あーんして食べさせる男性の心理の3つ目は、自分にもあーんをして欲しいからというものです。甘えん坊の男性は、自分もあーんして食べさせてもらいたいと思っています。しかし、素直にあーんして食べさせてと言うのは恥ずかしいものです。

そのため、女性にあーんをして食べさせて、次は自分もあーんして食べさせてもらおうと考えています。人間はやってもらった行動と同じ行動で返す心理があるので、自然とあーんをしてもらえるというわけです。

あーんして食べさせる男性の心理の4つ目は、食べて欲しいものがあったからというものです。この場合の男性は、自分が食べて美味しいと感じた食事を相手にも食べさせたいと考えています。それは、美味しいという感覚を共有したいからです。

また、美味しくなかったものを食べさせたくて、あーんをして食べさせるということもします。それは、見た目と違って美味しくなかったといった意外性を共有したいというところから来ています。

あーんと食べさせる女性と男性のそれぞれの心理はわかったことでしょう。それでは次に、女性男性限らずに、あーんと食べさせる人の性格的特徴とはどういうものなのかを見ていきましょう。

あーんと食べさせるという行動をよくする人がどういう性格的な特徴があるか知ることができれば、付き合い方もわかってきます。詳しく見ていきましょう。

あーんして食べさせる人の性格の特徴の1つ目は、面倒見がいいというものです。そもそもあーんと食べさせるのは、大人が子供に食べさせる時の行動です。まだスプーンを上手に扱うことができない子供に食べさせてあげたがる女性は、子供が好きで母性本能が強いです。

あーんして食べさせることに抵抗を感じないだけでなく、面倒見がいい性格をしています。人に何かをしてあげたいという思いの強い人が、あーんをさせるのです。

あーんして食べさせる人の性格の特徴の2つ目は、積極的であるというものです。それは好きな人に積極的にアプローチをすることができるという特徴を持っています。

好きな相手だったり、好きだという気持ちを伝えたかったり、自分の箸で間接キスをしたがったりします。「あーんをして」が恥ずかしものとされたり、振られたりする可能性があるのにトライする人の性格の人は、かなり積極的に2人の間隔を縮めることができる特徴があります。

あーんして食べさせる人の性格の特徴の3つ目は、気遣いができて空気を読めるというものです。そうした性格的特徴を持つ人は、絶妙のタイミングで、あーんをすることができます。

また、男女のスキンシップだけでなく、介護などで箸を上手に使えない人の介添えになって、あーんと食事を口に運んであげることが上手にできます。人を不快にさせることなく、食べさせる人の気持ちを考えることができる特徴があります。

あーんして食べさせる人の性格の特徴の4つ目は、計算高いというものです。あーんさせることで仲良しアピールをしたり、好きな人を嫉妬させたりと、あーんをするというのは様々な思惑がからんだ行動になります。

さらに、あーんをさせられる側が自分をどう思っているのかを知りたかったり、ラブラブな状態を見せつけたりと、計算高く考える特徴があります。

あーんをして食べさせる行動には、女性と男性では別の心理が働いています。しかしそれだけではありません。どういったシーンであーんをするかによっても、その行動の意味が変わってきます。

例えば2人きりの時にあーんをするのか、誰か他の人がいる時にあーんをするのかで意味が変わってきます。また、あーんをする時に2人がどういう関係にあるかによっても、あーんの意味は変わってきます。

2人の関係はラブラブなのか、まだ付き合う前なのかなどの違いで意味が変わります。友達同士でのあーんも意味が違います。以下で詳しく見ていきましょう。

男女カップルで、2人の仲が充分に親しい場合、あーんをして食べさせる行動にはどういう意味があるのでしょうか？お互いに好きな男女が2人きりの場合と誰か知り合いと一緒にいる場合では違います。

また、大勢の人が見ている前でやる場合も意味が違ってくるので注意が必要です。それぞれにどういった意味になるのか、以下で詳しく見ていきましょう。

シーン別の意味の1つ目は、2人きりの時です。2人きりと言っても、友達の間柄ではありません。これは愛し合っている恋人や夫婦が2人きりの場合を指します。2人きりの時、あーんをして食べさせるのは、甘えたいという意味になります。

また甘えて欲しいという意味にもなります。2人きりの場合、他に見ている人は誰もいません。ロマンチックな雰囲気を作りやすく、思いっきり甘えることができます。人の目をきにすることなく甘えたり、甘えさせたりしましょう。

シーン別の意味の2つ目は、知り合いがいる前で、あーんして食べさせる場合です。恋人と2人きりではなく、お互いに共通の知り合いか、どちらかの知り合いがいた場合を考えてみましょう。

あなたの恋人が、知り合いがいる前であーんをしてきたら、それはあなたを自慢したいという意味になります。つまり「この女性が僕の恋人なんだ。羨ましいだろう」と言いたいのです。知り合いの人に、「いいなあ」と羨ましがられたいという意味になります。

シーン別の意味の3つ目は、公衆の面前です。あなたと恋人のことを全く知らない人たちが周囲に大勢いるところで、恋人があーんをしてきた場合、見せつけたいという意味になります。あなたの恋人はあなたを自慢に思っています。

あーんをして食べさせる行動を取ることで、「羨ましいだろう、この素晴らしい女性が僕の彼女なんだぞ」と周囲の人に見せて、自慢をしたいのです。つまりあなたは、相手にとって自慢の恋人だということになります。

シーン別の意味についてわかったところで、関係別の意味について見ていきましょう。関係別というのは、あーんをする側とされる側の関係のことです。

燃えるような恋をしている最中の恋人同士の場合と、まだ付き合う前の段階にいる2人の場合では、あーんをする意味も変わってきます。さらに、恋人同士や恋人未満の2人の他、友達同士の2人の場合も、意味が違ってきます。

関係別の意味の1つ目はカップル同士というものです。2人が既にカップル同士である場合、あーんをして食べさせる行動には、スキンシップという意味合いがあります。これは甘えたい、甘えられたいといった愛し合うカップル同士の素直な気持ちが態度に出るというものです。

関係別の意味の2つ目は、まだ付き合う前というものです。まだお互いい気持ちを伝え合っていない場合でも、お互いに、好きという気持ちは確実にあります。そんな2人が、あーんをして食べさせるというのは、2人の距離を縮めたいと言う気持ちの表れでもあります。

あなたが片思いしている場合、相手があーんをして食べさせようとした場合は、距離を縮めたい意味があります。素直にあーんに応じて、相手と距離を一気に縮めてしまいましょう。恋人同士になれるのはもうすぐです。

関係別の意味の3つ目は、友達同士の場合です。恋人ではなく、異性として気になる相手ではなくても、あーんをして食べさせるという行動を取る人がいます。これには深い意味はなく、単なる遊び心で行っているということです。

つまり、相手が異性であっても、仲の良い友達同士であるという意識がある場合、遊び心であーんをして食べさせるということがあります。これには注意が必要です。

あなたがもし、友達としてではなく、恋人になりたいと考えている場合、誤解が生まれるからです。異性の友達の場合は、早合点しないようにしましょう。

愛情表現の1つだったり、互いの気持ちを確かめたかったりする時に行うことが多いあーんですが、うまくいかないとムードが台無しになってしまいます。あーんはこれでなかなか難しい行動です。

遠回しに気持ちを伝えることができるという特徴があるあーんという行動を、どうせならうまく成功させたいものです。あーんをするのにも、いくつかコツがあります。

スプーンに盛る量や、スプーンの差し出し方などです。それらのコツを掴んで、上手なあーんをして2人の仲を一気に深めていきましょう。

あーんを上手にする方法の1つ目は、スプーンは口の正面から入れるというものです。スプーンないしお箸であーんをする時には、相手が食べやすい角度で入れてあげましょう。その角度とは、相手の口の正面です。

つまり、横から入れようとすると、相手は顔を傾けなければならず、難しい姿勢になってしまいます。また、正面からスプーンやお箸を持っていってやる場合、相手の顔から離れた位置で止めてしまうと、相手は顔を突き出さなければなりません。

これは少々大変な作業になります。相手が食べやすいように、口の正面に持っていき、相手が口を開けたら、すっとスマートに口の中に入れてあげましょう。あーんがすんなりといけば、2人の仲はより一層深まります。

あーんを上手にする方法の2つ目は、反対側の手や小皿を添えるというものです。あーんをする時は、食事がこぼれる可能性もあります。あーんをする時はスプーンやお箸を持った反対側の手で、こぼれないように手や小皿を添えましょう。

口に運ぶ途中で食事がこぼれてしまう場合もあります。こぼれ防止になるので、この動作はスマートです。こぼれることがなくても、反対側の手を添えることで、上品な仕草に見せることもできます。

こぼれてもいいように気を使う様が、とても魅力的に映ります。特に恋人未満の関係の時には、ぐっと相手の心を掴むことができるでしょう。

あーんを上手にする方法の3つ目は、大盛りにしないというものです。甘えたり甘えさせたり、周囲にアピールをしたい場合は特に、大盛りにして口まで持っていきがちです。しかし女性の場合、口が小さく、口紅やグロスを塗っている場合も多いです。

大盛りの食事を無理して食べようとして、メイクが台無しになってしまっては、ムードも台無しです。それだけでなく、相手の機嫌を損ねてしまっては意味がありません。上手なあーんのために、スプーンに大盛りにするのは避けましょう。

相手がどれだけ大きく口を開けられるかを考慮に入れて、スプーンに食事を盛りましょう。これは女性に対してだけの心遣いではありません。男性の場合も顔に食べ物がついたり、服が汚れたりする可能性もあります。

あーんを上手にする方法の4つ目は、口紅やグロスに注意をするというものです。これは口を開ける女性側の問題ではなく、食事をあげる側が女性の場合の問題です。女性が口をつけているスプーンには、口紅やグロスが付いてしまっている場合があります。

そんな状態のスプーンを相手の口まで持っていくと、不潔な印象を与えてしまいます。あーんされる側があなたに好意があったとしても、口紅やグロスのついたスプーンであーんをされても、口を開けるのが嫌になってしまいます。

恋人や好きな相手からのあーんには、素直に応えることができるでしょう。しかしその相手があなたの好きな人でなかった場合、応えたくはないものです。

受け入れてしまうと、周囲からも「2人はそういう仲なんだ」と誤解されてしまいます。しかし露骨に嫌な顔もできません。相手を不快にさせないように、上手な断り方を覚えておきましょう。

あーんを上手に断る方法の1つ目は、冗談でかわすというものです。この場合の冗談は、なるべく大きな声で、大袈裟に言いましょう。わかりやすいことが大事です。

「初めてのあーんは、旦那さまと決めてるんですー」と言ってみたり、「もったいなすぎて、食べられません。許して―」と言ってみたりするといいでしょう。

肝心なのは冗談であるということを相手にも周囲にもわからせるということです。冗談を言いつつも、しっかり断るのが賢い断り方です。

あーんを上手に断る方法の2つ目は、お腹いっぱいであることを示すというものです。顔を背けたりせず、「お腹いっぱいなのでこれ以上無理です」や「私、小食なもので」といった具合に上手に断りましょう。

この時注意が必要なのは、その食べ物が嫌いだというものです。そうすると相手は他の食べ物をであーんをさせよいうとしてしまいます。何をもってこられてもお腹いっぱいであるというアピールがスマートな断り方です。

あーんを上手に断る方法の3つ目は、「子ども扱いしないで」と冗談っぽく怒ってみせるというものです。そもそもあーんは親が子供に食べさせる行動なので、子供っぽい行動であることは理解してもらえるでしょう。

それでも相手は「子ども扱いなんかしていないよ」と言うかもしれません。しかし最後まで、「そういうのが子ども扱いだと言うんです。無理無理」と少し怒って振り切りましょう。

あーんを上手に断る方法の4つ目は、あーんが無理なことを伝えるというものです。相手が誰であっても、あーん自体が無理なのだと伝えるのも効果的です。潔癖症で他人のスプーンで食べるのが無理な人もいます。

そうでなくても、潔癖症の振りをして、「他人のスプーンで食べるのは嫌なんです」と言ってしまいましょう。また「恥ずかしくて、あーんなんてできません」と性格的な理由を挙げるのも有効です。

異性があーんをして食べさせるという行動は、女性であるか男性であるかによって意味が変わってきます。多くの場合、愛情表現の1つとしてあーんをする場合が多いので、意中の人にされたら素直に喜びましょう。また好きではない相手からのあーんは上手に断るようにしましょう。