「塩対応」の意味とは
「塩対応」という言葉を普通の国語辞典で調べても載っていません。それだけ新しい言葉だとも言えますが、「実用日本語表現辞典」には詳しく出ています。それを見れば意味はわかりますが、意味だけでなく由来も説明されているので、余計に「塩対応」の意味がつかみやすくなっています。
①そっけない
「実用日本語表現辞典」によると、「塩対応」とは「そっけない」という意味です。では、「そっけない」とはどういう意味かというと、「対応が冷たくて、気配りが感じられない」ということです。したがって、「塩対応」とは、かなり冷淡な感じがする言葉であり、あまりいい意味がありません。
➁愛想の無い
同じく「実用日本語表現辞典」には、「愛想のない」という意味も出ています。「愛想のない」の「愛想」とは、「好意を持って相手になる」という意味ですから、「そっけない」と同じで、冷淡に対応するさまを表しています。どちらの意味でも、あまり優しい対応はしてもらえないということです。
なぜ「塩対応」が「そっけない」という意味なのか?
「塩対応」とは、「そっけない」「愛想がない」という意味ですが、なぜそのような意味になるのかを考えてみますが、そのカギは「塩」という言葉にあります。「塩」はしょっぱいものですが、そのしょっぱさと不快感を連携させて、不快な対応、そっけない対応、愛想のない対応という意味になりました。
「塩対応」が「そっけない対応」「愛想のない対応」という意味になったのにはもう一つ説があります。それは、「塩」は舐めるものであることから、相手をなめている対応という意味で、「そっけない」「愛想がない」となったのだという説です。
「塩対応」の類義語
「塩対応」という言葉は普通の辞書には載っていないので、類義語を調べる場合は、「そっけない」や「愛想がない」という項目を参照します。すると、次のような類義語が見つかりました。「つれない」「冷淡な」「冷然たる」「気のない」「にべもない」「けんもほろろ」「すげない」などです。どれも冷たい感じがする言葉ばかりです。
「塩対応」の対義語とは
「塩対応」とはどう意味かわかったでしょうが、主にアイドルの握手会やサイン会などにおける対応に関して使われることが多い言葉です。しかし、最近では日常生活でも使われる場面があり、その意味を知っておくほうがいいでしょう。また、合わせて「塩対応」の対義語も勉強しておけば、より意味が明確になります。
神対応
「塩対応」の対義語とは、「神対応」です。「塩対応」が「そっけない対応」「愛想のない対応」を意味するのに対して、「神対応」は「細かい気づかいを見せた対応」「優しさといたわりに満ちた対応」というほどの意味です。「神」という言葉が使われていることからもわかるように、非常にいい意味で使われる言葉です。
塩対応をする人の特徴とは【男性】
塩対応とは、そっけない対応、愛想のない対応という意味ですが、そのような対応をする人にはどんな特徴があるのかを見てみましょう。まずは、男性編です。塩対応をする男性には独特の特徴があります。その特徴を見れば、塩対応するのもやむを得ないような気がしますが、理由も合わせて検証してみましょう。
①クールで冷静
何につけてもクールで冷静な人は、塩対応となりがちです。クールで冷静=冷たいという特徴があるわけではありませんが、対人関係において、そっけなくなったり、愛想がなくなったりすることはよくあります。だからと言って、本当に中身の特徴までそっけないかと言われれば、そうでない場合もありますが、少なくとも外見はそう見えます。
➁恥ずかしがり屋
恥ずかしがり屋の男性に塩対応をする人がいます。恥ずかしがり屋とは、照れ屋のことですが、そのような性格の特徴の人は自分の気持ちをストレートに表現するのがうまくありません。そのために、真意を隠そうとすることもあり、そっけなくなったり、愛想をなくしたりします。しかし、芯はいい人なので、付き合っていけば心を開いてくれます。
③周りからの評判を気にしない
評判を気にする人は、対人関係にも気を遣い、非難されないよう丁寧に応対します。一方、周囲の評判に無頓着な人は、悪く言われてもそれほど気に留めないので、塩対応となり、そっけなくなったり、愛想がなくなったりします。このような特徴の人は、ある意味図太い性格なのですが、少しは愛想をよくし、周囲に気を遣うことも必要です。
④プライドが高い
プライドが高い男性の中にも塩対応となる人がいます。プライドとは、自尊心、誇りという意味ですが、このような特徴を持った男性は、自分から愛想をよくし、相手に合わせるということができません。そのために、そっけない態度を取り、塩対応となってしまうのですが、そのプライドを剥ぐと、いい人であることが多いです。
⑤自分にも他人にも厳しい
自分に厳しく人に優しくなどとよく言われますが、塩対応する男性の中には、自分にも他人にも厳しい人がいます。したがって、自分に求めるレベルと同じものを他人に要求し、その対応がそっけなくなることもあります。このような特徴の男性は、他人に対しても甘いところを見せることがありません。
⑥女性に警戒心を持つ男性も
女性にばかり塩対応をする男性がいます。このような男性は、同性である男性に対してはすぐに打ち解けますが、女性に警戒心を持ち、なかなか心を開こうとはしません。したがって、恋愛でもそっけない態度を取りがちで、嫌われているのかしらと誤解されることもあります。ある意味非常に慎重な性格なのです。
⑦顔に表情が出ない
塩対応の男性は、顔に表情が出にくいことが多いです。喜んでいるのか楽しんでいるのか悲しんでいるのか怒っているのか、その表情を見るだけではうかがい知れない場合があります。そのような男性とお付き合いをすると、心が読みにくいので苦労しますが、内面は複雑な心理状態にあるのです。
⑧あまり笑わない
顔の表情が出にくいという特徴がある塩対応男性は、あまり笑わない人が多いです。怒っているわけではないでしょうが、厳しい表情を維持しています。その表情に魅力を感じる女性もいるようですが、面白みのない奴とか愛想のない奴とか思われることもしばしばで、人から理解を得にくい場合があります。
⑨話しかけても愛想がない
相手にそっけない態度を取る塩対応の男性は、こちらから話しかけても愛想を示しません。一応答えてはくれるものの、身のない返事をしたり、簡単な相槌を打ったりするだけで、あまり話に乗ってきません。それでは、話しかけているほうもしらけてしまいますが、塩対応の男性とはそういうものなのです。
⑩グループに加わらない
人に愛想を示せない塩対応の男性は、あまりグループに参加しません。グループという集団に属すると、ある程度周りに合わせる必要が出てくるのがその理由です。他人に対してそっけない塩対応という特徴を持っている男性は、その合わせるというのが不得手です。自分は自分、他人は他人という考えが根底にあるのです。
⑪自分の意見を持っている
自分の確たる意見を持っている男性の中にも塩対応をする人がいます。自分の意見が決まっているので、他人の考えに対してはそっけないのですが、そんな特徴を持っていては友人は増えません。自分の意見が確立していても、人の意見にも積極的に耳を傾けて、真剣に聞いてあげることこそ友好関係を広めるコツです。
塩対応をする人の特徴とは【女性】
塩対応をする人の特徴、男性編に続いて女性編です。男性でも女性でも塩対応する人には共通の特徴が見られる場合もありますが、女性ならではの特徴もあります。女性だからこそ塩対応をするのだとも言えますが。そんな女性にどのような特徴があるのか分析してみます。もし自分がその特徴にあてはまる場合は、改善の必要があるかもしれません。
①群れる事が無い
男性の塩対応をする人もグループには加わりたがりませんが、女性でも群れることを嫌がります。群れれば、お付き合にために周囲のペースに巻き込まれますが、それを嫌います。もめごとが起きた時などの対処も面倒と感じるので、できるだけ一人で生活します。そのような心理状態なので、孤独が好きという人もいます。
➁感情に素直
塩対応をする女性は、自分の感情や気持ちに素直です。好きでない人が相手となると、全く顧みず、そっけない態度を取ります。男性の場合は少しは遠慮しますが、女性の場合はストレートに自分の感情や気持ちを表現する人が少なくありません。それが塩対応の理由ともなっていて、女性の心の難しさを表しています。
③自立
自立とは、他人に依存しないで自己責任で生きていくことですが、自立している女性は、他人に甘えることは少なく、我が道を行きます。それが塩対応の理由ともなっていて、他人にそっけなくしてしまうのです。その分自分のことは自分でこなすので、周りに迷惑を掛けることはありませんが、付き合いは狭くなるでしょう。
④他人に媚びない
仕事をしていると、上司や先輩に媚びたり、取り入ったりする必要がある場合もあります。ところが、塩対応の女性はそのようなことは一切しません。お愛想というものができないので、自分の考えていることをそのまま表現します。これは自分の感情に素直という特徴とも似ていますが、それが理由となって、塩対応を取ります。
⑤リアクションが薄い
塩対応の女性はリアクションも薄いです。何かを聞いても、「Yes」「No」と答えるだけで、それ以上の内容を聞き出せないこともあります。相手からしてみれば張り合いがなく、面白みを感じませんが、持って生まれた性格なのか、心理状態によるのか、塩対応女性はそっけない返事しかしないことが多いです。
⑥LINEやメールの文章が短文
現代人はLINEやメールでやり取りをする場合も多いですが、塩対応の女性は、そのLINEやメールの文章も短文で、そっけなくなりがちです。LINEやメールは用件だけ伝えればいいと思っているのが理由でしょうが、相手にしてみればもう少し詳しい状況が書かれた返信を期待しているでしょう。
⑦干渉や束縛を嫌う
この特徴は、塩対応女性が自立していることにもつながりますが、干渉や束縛を非常に嫌います。自分の生活は自分だけのものであり、他人にとやかく言われたくないというのが理由です。そのような心理状態ですから、他人にも干渉したり、束縛したりはせず、あっさりとした関係を維持していきます。
⑧余計なことを言わない
女性とはどんな生き物かと聞かれたら、おしゃべりが好きと答えてもよさそうですが、塩対応女性はあまりそのおしゃべりに加わりません。噂話などには関心を見せず、自分の世界にのみ集中しています。それはある意味、好ましい特徴ではありますが、おしゃべり好きな同性から見ると、そっけない女と見られる理由となります。
⑨堂々としている
塩対応とは、そっけない対応、愛想のない対応という意味であることは解説しましたが、そっけないという態度にどこか堂々としたところが感じられる場合があります。他人とむやみに群れないために、自分自身に確たる芯を持ち、それが態度にも表れている場合があるのです。それが堂々と見える理由でしょう。
⑩客観的な判断ができる
客観的とは、公正かつ論理的で、多くの人を納得させられるという意味ですが、塩対応女性は他人にそっけない分、自分で客観的な判断ができる場合が多いです。この特徴は、自立しているからこそ生まれたものであり、好ましいことですが、常にそのような判断ができれば、人生においてもしくじる率が低くなります。
⑪対応が大人
男性とは、女性とはと考えた時にさまざまな特徴が思い浮かびますが、男性のほうが子供っぽいところがあります。それに対して、女性は大人の対応ができる人も多いですが、塩対応女性は特に大人の対応をします。そっけないという特徴が逆目に出て、このようになるのは決して悪いことではなく、男性からもモテる理由ともなっています。
塩対応をする女性の心理とは
ここからは、塩対応をする女性の心理を解説しましょう。愛嬌があって、愛想もいい女性の心理はわかりやすいですが、塩対応女性の心理は今一つかみにくいものがあります。そこで、その心理を詳しく分析し、どうしてそのような心理状態になるのかその理由についても考えてみます。もし自分に当てはまる心理状態があれば、塩対応しているかもしれません。
①相手に興味が無い
塩対応女性の心理を一言で言い表すと、相手に興味や関心がないということにつきます。話しをしている相手が、どういう人物で、どういう素性の人で、どのような背景を抱えた人なのか全く興味を示さないのです。そのような心理状態だと、おのずと対応もそっけにないものとなり、冷たくなります。
➁人に気を使うのが嫌い
人に気を使うのが生まれつき苦手であるという女性がいます。他人に細かい配慮をして、発言しやすくさせてあげたり、行動しやすくさせたりするのが嫌いという人です。このような心理状態の女性は、対応もそっけなくなり、相手から見ると冷淡な印象を感じます。気を使うとは、心配りをするという意味ですが、それがうまくできない人もいるのです。
③トラブルにならぬよう距離を保つ
人と付き合っていると、いいこともありますが、トラブルに巻き込まれ、苦労することもあります。塩対応女性は、このトラブルが嫌で、愛想のない対応を取るとも言えます。そういう心理が働いている以上、人とは距離を置きたがり、無用な接触を避けようとします。確かに、そのように行動していれば、トラブルに巻き込まれる恐れは低いでしょう。
④好きな人に素直になれない
塩対応女性が人を好きにならないというわけではありません。好きな男性が出てくる場合もありますが、その気持ちを素直に表せず、愛想のない態度を取ってしまうのです。その心理を分析すると、できれば愛情表現をしたいけれど、恥ずかしくてできなということになります。素直とは気持ちに正直ということですが、これが結構難しく感じる人もいるのです。
⑤どう思われるか全く気にしていない
人は他人の目を気にしながら生きるものですが、塩対応女性はあまり他人がどう思っているかは気にしません。つまり、そっけない態度を取って、嫌われるとしても、大丈夫だと思っているのです。そのような心理になると、無理に愛想よくしたり、ご機嫌を取ったりという気持ちにはならないでしょう。
⑥甘えるのが嫌い
ついつい人に甘えてしまう、男性の好意に頼ってしまうという女性がいます。しかし、塩対応女性は、この甘えるというのが嫌いです。自立しているせいでもありますが、過度になれなれしくするのがいけないことだと思っているのです。そういう心理状態ですから、対人関係もあっさりしていて、冷淡さを感じさせるほどです。
塩対応の女性がモテる理由とは
塩対応女性とは、そっけない女性、愛想のない女性という意味ですが、その意味から行くと男性にモテる可能性は低いように思えます。ところが、塩対応女性は意外にモテるのです。なぜなのかその理由をこのコーナーで探ってみましょう。その理由を見れば、私も塩対応して、モテるように頑張ろうという女性も出てきそうです。
①裏表が無い
塩対応女性は自分の気持ちに正直に行動するので、性格に裏表がありません。自分で思った通りの発言をします。そのような真っ正直な性格に好感を持つ男性も多く、モテる理由となっています。男性としても、表面ばかり飾り、嘘の多い女性よりも裏表のない女性のほうがいいのです。男性とは単純な生き物で、意外に真っ正直な人を好むのです。
➁束縛されることが無い
塩対応女性とはどういう女性を言うのかその特徴はすでにおわかりでしょうが、塩対応女性は自分が束縛されるのを嫌うと同時に他人の束縛もしません。したがって、束縛を嫌う男性からは、塩対応女性はモテることになります。恋愛には束縛という面もありますが、それが最小限で済むことが塩対応女性がモテる理由です。
③自分の意志を貫く強さ
塩対応女性は、芯の強さを持っています。他人にそっけなくするために、自分自身はかえってしっかりしているのです。何事にも自分の意思を貫くとも言えるでしょう。その心の強さも男性からモテる理由です。とはいっても、そのことで衝突することもあるでしょうが、それでも意志が強い女性が好きという男性は多いのです。
④たまに見せるギャップ
塩対応とはそっけない対応という意味であることはもう解説の必要はないでしょうが、塩対応女性が時には愛想よくしたり、笑顔を振りまいたり、優しく対したりしてくれることがあります。普段とは違った心理になっているのが理由でもありますが、そのギャップが男性からモテる理由にもなっています。男性とは、意外にギャップを好む生き物だからです。
⑤あっさりしている
男性の中には恋愛においてあっさりした関係を求める人もいます。塩対応女性とは愛想のない女性という意味なので、たとえ好きになった人がいてもしつこくはなりません。この辺が、塩対応女性が男性からモテるもう一つの理由です。モテるようにわざとらしい努力をするのではなく、あっさりありのままで生きている姿が好かれるのです。
⑥自分だけを好きになってくれそう
塩対応女性とは愛想がない女性ということなので、だれにでもそっけないです。しかし、男性から見ると、他人にはそっけなくても、好きになった人には愛想よくしてくれるのではという思いがあります、つまり、自分だけを好きになってくれそうだという期待感を抱かせてくれるために、男性からモテるのです。
⑦安心感が持てる
安心感がある女性とはどんな女性を指すのかいろいろな考え方がありますが、その一つに落ち着いている人だと男性も気が楽だということが言えます。塩対応女性とはそっけない女性という意味ではあるものの、その分落ち着いて物事に対処します。この辺が男性からモテる理由の一つとなっています。
⑧信頼できる
塩対応女性とはという定義の中に、裏表のない性格を加えてもいいでしょうが、その裏表のない性格が信頼を生む理由となっています。男性が女性を見る場合、信頼できるかという点を重視するので、信頼できる女性は当然男性からモテることになります。別にモテるためにそのように振舞っているのではないでしょうが、自然に生まれる雰囲気が好かれるのです。
⑨愛想笑いをしない
女性の中には、愛想笑いをよくする人がいます。相手に気に入られるようと思うのがその理由でしょうが、愛想笑いは時に嫌がられる場合があります。その点、塩対応女性とは愛想がない女性ということなので、この愛想笑いをしません。そこが、男性からモテるもう一つの理由となっています。
⑩見栄を張らない
他人にそっけない対応を取る塩対応女性は、自分をことさらよく見せようとはしません。つまり見栄を張って、自慢話をしたり、人を小ばかにしたりということはありません。素直に自分をさらけ出して生きているのですが、これも男性からモテる理由です。形ばかり着飾って、外見をよく見せようという女性を男性は好まないのです。
⑪無理をしない
塩対応女性とは、他人にそっけない代わりに、自分にも正直な女性ということですが、そのために無理をするということがありません。見栄を張ることとも関連がありますが、無理をして着飾ろうとすれば、ぼろが出る場合もあります。また、そのような女性と一緒だと疲れるものです。しかし、そういう心理にならない塩対応女性は男性からモテるのです。
⑫計算高くない
計算高い人とは、損得勘定で動く人のことですが、このような人はモテることがありません。一方、損得勘定ではなく、心の価値を重視して動く人は、自然にモテることになります。塩対応女性とはそっけない女性という意味ですが、人間関係においてそっけないということは、損得勘定を交えないということであり、それがモテる理由です。
好意のある人に塩対応された時の対処法とは
塩対応とは、そっけない対応という意味ですが、好意を抱いている人からこのような対応をされるとショックを受けるでしょう。もっと優しく接してほしい、温かく包んでほしいという心理にもなるでしょうが、そのような時はどうすればいいのでしょうか。その対処法を一つ一つ紹介するので、実際にそのようなことがあった時には活用してください。
①気にせず普段通りに過ごす
好意のある人から塩対応されると、あわててしまう場合もありますが、取り乱さずに普段通りに接し続けることもいい対処法です。とはいえ、簡単なことではないかもしれませんが、塩対応する人はそっけない態度を取るのが当たり前になっているので、悪気があるわけではありません。そう考えれば、これまでと同じように相対することができるでしょう。
➁さり気無く気持ちを伝える
普段から塩対応している人は、だれにでもそっけないものですが、特にその人に好意を持っている人が塩対応されると、大きく傷つく場合があります。その場合、その気持ちをさりげなく相手に伝えるもの一つの対処法です。とはいえ、あくまでもさりげなくということであり、あまり強く言うと今度は相手のほうが傷つく場合があります。
③文面でやり取り
塩対応する人の中には恥ずかしがり屋もいます。直接面と向かっては優しい言葉を掛けられないので、ついついそっけない態度になってしまうのです。もしそういうことなら、LINEやメール、手紙などでやり取りし、文章で気持ちを伝えればいいでしょう。文章なら恥ずかしさも消えるので、相手も少し愛想がよくなるかもしれません。
④自分も冷静に話す
好きな人から塩対応をされたら、自分も塩対応というほどのことはなくても、冷静に話しかけるようにするのもいい方法です。そうなれば、お互いあっさりした関係になり、意外に仲がよくなるかもしれません。男性でも女性でも恋愛においてはあっさりが一番という人もいるので、冷静に対処することで、いい関係になる場合もあります。
塩対応男性の攻略法とは
好きな人から塩対応された場合の対処法を紹介しましたが、今度は塩対応する男性の攻略法を考えてみましょう。塩対応男性はそっけなく、愛想がないので、そのような男性の気持ちを惹きつけるのは容易ではありません。しかし、方法がないわけではないので、その方法を試し、攻略できるものなら攻略してみましょう。
①焦らず長期戦
他人にそっけない塩対応男性は、恋愛にも慎重です。そう簡単には動こうとはしません。そのような男性を攻略するには、焦らないことが肝心です。急にこちらに目を向かそうとしてもうまくいかないので、長期戦を覚悟しましょう。そして、少しずつでも会話を交わし、自分の魅力をさりげなく訴えていくのです。
➁自分らしさを演出
塩対応な男性は、人のペースに合わすということがなく、自分の意見や考えを大事にしています。このような男性が女性を見る場合も、自分らしさを維持しているかということを重視します。したがって、塩対応男性が好きになったからと言って、相手に合わせるようなことはせず、自分らしさを演出するのが効果的な攻略法です。
③駆け引きはしない
塩対応な男性に駆け引きは通用しません。ほかの男性が好きなふりをして、嫉妬心を起こさせたり、LINEの返信を送らせてやきもきさせたりなどの駆け引きをしても、相手の心はつかめません。むしろそのような女性とは付き合いたがらなくなり、駆け引きが逆効果となります。したがって、正攻法で好きなことを伝えるほうがいいでしょう。
④適度な距離を維持
他人にそっけない塩対応な男性は、あまりべたべたしたしつこい関係を好みません。それは、仕事や友人関係だけでなく、恋愛関係でも変わりません。したがって、塩対応男性を攻略しようと思ったら、その心理をよく理解して、適度な距離感を維持してあげるようにしましょう。そのように気を使えば、いい人だと思ってくれるでしょう。
⑤こちらから連絡
恋愛に慎重な塩対応な男性は、自ら女性に連絡をすることは少ないです。恥ずかしがり屋という面も合わせて、電話やメールも遠慮してしまうのです。そのような男性を攻略するには、こちらから積極的にアプローチしてもいいでしょう。電話やメール、LINEなどを適度に送り、相手の気持ちを惹くのです。ただし、しつこくならないようにしましょう。
⑥わかりやすく愛情表現を
塩対応男性でも女性を好きになることはありますが、自ら愛情表現をするのは苦手です。そっけない、愛想がないという特徴を持った塩対応男性は、好きな女性に対してもそのような態度を貫きます。そこで、おすすめの方法が、こちらからわかりやすく愛情表現をすることです。言葉と態度で明確に示せば、気に入ってもらえる場合もあります。
⑦ギャップを見せてもからかわない
そっけないのが普通の塩対応男性でも、時には愛想がよくなったり、甘えたがるような素振りを見せたりすることもあります。つまり、普段とはギャップが生じるということですが、そのギャップを見てもからかったりするのはよくありません。そのようなことをすると、ますます女性に警戒するようになり、心を開いてくれなくなります。
塩対応って悪いこと?
そっけない対応、愛想のない対応という意味を持つ塩対応は悪いことなのか考えてみましょう。常識から言えば、そっけない対応や愛想がない対応は褒められることではありません。人と対する場合は、相手に気を使い、時にはお世辞も言い、相手を持ち上げる必要があるからです。
しかし、そっけない対応や愛想のない対応に逆に惹かれる人がいることも事実です。芯がしっかりしている、裏表がない、自分の気持ちに正直などがその理由ですが、そういう意味では塩対応も悪いことばかりではないかもしれません。
それから、塩対応をする人は、男性でも女性でもモテるという特徴があります。そっけない態度をされて、逆に愛情が高まるという場合もあり、塩対応にはメリットもあるようです。
「塩対応」とはそっけない態度を取ること
ここまで、「塩対応」についてさまざまな角度から検証してみました。この「塩対応」とはそっけない態度を取ることですが、その背景には特有の特徴や心理が隠されていて、その特徴や心理を細かく分析していくと、いろいろなことがわかってきます。その結果を見ると、塩対応な人が必ずしも悪い人でないことに気づきます。