彼女の両親に挨拶に行く時は印象が重要
彼女の両親に挨拶に行くのは、「結婚したい」「お付き合いを始めた」など様々なタイミングが想定されます。いずれにしても、彼女と真剣に交際していることを伝える場面であることは間違いありません。
したがって、彼女の両親に挨拶に行く時のポイントは、好印象を抱いていただくことが重要であることをしっかりと理解しておきましょう。
挨拶へ行く目的は「彼女の両親を安心させる」
彼女の両親に挨拶に行く目的は「彼女の両親を安心させる」ことです。中には自分のことばかりアピールする人もいますが、返って彼女の両親を心配させてしまうこともあります。
まずは、自分が将来のことを考えて真剣にお付き合いしていることを誠実に伝えることがポイントです。そのためにも、社会人としてのマナーや服装については十分に注意しましょう。
結婚の挨拶は「自分の親・彼女の親」どちらが先?
彼女の両親に挨拶に行くタイミングの中で「結婚」となると、彼女の両親はもとより、自分の両親にも挨拶が必要となります。とりわけ1回目の挨拶は印象が強く、その後の両親への対応にも大きく影響しますから、どのタイミングでどちらの両親から先に挨拶に行くのかは慎重に考えなくてはなりません。
まずは「自分の親」から挨拶をしよう
一般的に結婚の挨拶は自分の両親が先になり、彼女の両親はその直後のタイミングがベストです。というのも、男性側の両親が結婚に反対することは多くありません。
つまり、先に自分の両親に結婚の「了承」を取り付けておいて、そのタイミングで彼女の両親に挨拶すれば結婚までに流れがスムーズになります。
また、自分の両親が反対のまま彼女の両親に挨拶に行くと、それだけで反対されかねないので、まずは自分の両親に彼女を紹介するのが賢明なのです。
彼女の両親に結婚の挨拶をするタイミングはいつ?
彼女の両親に結婚の挨拶をする場合、そのタイミングが非常に重要となります。一般的に、結婚式を挙げるには、その準備に3ヶ月~6ヶ月は必要です。
つまり、結婚したい日から逆算すると、少なくとも6ヶ月前あたりが挨拶のタイミングになります。ただし、双方の両親に挨拶して結婚を許可してもらうことを考えると、さらに1ヶ月~2ヶ月は期間を設けておきたいものです。したがって、彼女の両親に結婚の挨拶をするタイミングは7ヶ月~8ヶ月前を目途としておくとよいでしょう。
彼女の両親に挨拶をする前にしておくこと
自分の両親への挨拶を済ませたら、いよいよ彼女の両親に挨拶することになりますが、男性からすれば非常に緊張する場面です。しかし、事前にしっかりと準備しておくことで、いくぶんか緊張感はほぐれますし、彼女の両親に好印象を与えることができます。
もちろん、訪問当日の服装やマナーも大切ですが、訪問日のタイミングを決めるところから挨拶はスタートしていると考え、失礼のない対応をすることが成功のポイントです。
訪問日を決める
彼女の両親に結婚の挨拶をすると決めたなら、まずは訪問日を決めなければなりません。前項で解説したとおり自分の両親に挨拶に行くのが先なので、そちらから訪問日を決めがちですが、あくまでも主体は彼女の両親です。
したがって、彼女の両親への訪問日については、2週間〜4週間前の候補日を3〜5日に絞って彼女から打診してもらうとよいでしょう。
両親の情報を知る
彼女の両親に挨拶する日が決まったら、両親の性格、好きな食べ物や趣味、家族の思い出などを教えてもらいましょう。結婚の挨拶だからといって、いきなり結婚の話を進めようとするのは、彼女の両親に対して失礼ですし、反対されてしまう理由にもなりかねません。
したがって、お互いのことをよく知るためにも会話の話題になることをリサーチして、結婚の挨拶当日にはどういった会話をするのかシミュレーションしておくことが、場の雰囲気を和ませるポイントです。
手土産を用意する
彼女の両親に挨拶するのに、手ぶらで訪問するのは大変失礼にあたりますから、必ず手土産を用意するのが好印象をもたらすポイントです。
手土産の内容はお茶菓子や飲み物、果物などが一般的ですが、前項で紹介したとおり、彼女の両親の好物を聞いておくと、大変喜ばれるものをチョイスできます。手土産の金額は高額にする必要はありません。1,000円〜3,000円程度であれば十分に気持ちは伝わります。
身なりを整える
彼女の両親に挨拶に行く際は、服装は当然として少なくとも散髪をする、爪を切る、髭を剃るなど身なりを整えることを心掛けましょう。冒頭でも説明しましたが、彼女の両親に挨拶をする目的は「安心してもらうこと」です。
「身なりを整える」というと、「おしゃれをする」ことと勘違いする人もいますが、まずは誠実な姿を服装や見た目で示すことがポイントとなります。つまり、おしゃれな服装に身を包む必要はありません。派手でなく清潔感のある身なりとなるよう心掛けましょう。
彼女の両親へ挨拶に行く際の服装やマナー
彼女の両親に結婚の挨拶に行く場合、第一印象がとても大切ですから服装やマナーには細心の注意を払いたいものです。
しかし、あまり服装やマナーにばかり気を取られてしまうと、そこにばかり意識が集中してしまい、会話がぎこちなくなったり、結婚したいという想いを伝えられないことにもなりかねません。
こういった状況に陥らないためにも、事前に結婚の挨拶における服装やマナーのポイントを抑えておくことが大切です。
服装はスーツ
彼女の両親に結婚の挨拶に行く場合、例え初対面でなくとも服装はスーツを選びましょう。仕事でスーツを着用しない人には、着慣れていないため少しハードルが高くなるかもしれませんが、好印象をもってもらうにはスーツの効果は絶大です。
なお、真夏であればノーネクタイのクールビズスタイルで構いませんが、あまり着崩してしまうと「チャラい」「遊び人っぽい」と思われてしまいますから、きちんと着こなしましょう。
また、スーツのスタイルや色は奇抜なものは控え、ダークグレーやネイビーブルーなどシンプルで落ち着いた就活スタイルのものを選ぶのがポイントです。
早すぎず遅すぎずの時間に訪問する
彼女の両親宅にお伺いする際、約束の時間に遅れるのは言語道断ですが、早すぎるのも考えものですから、訪問のタイミングを考えましょう。彼女の両親からすれば、娘の将来の旦那さんが挨拶に来るわけですから、お茶などの準備はもとより心の準備も必要となります。
したがって、彼女の両親宅には約束の10分程度前の到着するのが理想です。また、彼女が自宅で待っているのであれば、最寄りの駅などについた際に連絡しておくのがポイントです。
基本的な訪問マナーは守る
彼女の両親宅を訪問すると、ドアを開ける瞬間から緊張してしまい、自分でも何をしているのかわからなくなる人も少なくありません。しかし、「挨拶をする」「はっきりとした声で話す」「お礼を言う」といった基本的なマナーを守ることに心がけましょう。
なお、緊張を少しでもほぐすには、両親宅のドアを開ける前には服装を再度チェックし、深呼吸するなど気持ちを落ち着けることがポイントです。
彼女の両親へ挨拶に行く時の挨拶文例・マナー
彼女の両親を前にすると、緊張のあまり何を話しているのか、どんな行動をとっているのかわからなくなる人も少なくありません。とりわけ、挨拶には普段はあまり使わない言葉や言い回しも多く、その場では出てこないことも考えられます。
そういった状況に陥らないためには、基本的な挨拶文例やマナーについては予め理解しておくことがポイントであり、普段から実践しておくことが大切です。
彼女の両親に初めて会った時
彼女の両親と初対面のタイミングだとお互いに緊張するものですが、言葉遣いに気を配り丁寧な挨拶を心掛けましょう。また、彼女にその場を上手く仕切ってもらうのがポイントです。
まず、最初のタイミングで彼女に「お付き合いしている〇〇さんです」と口火を切ってもらいます。そして「初めまして。○○と申します。△△さんとお付き合いさせていただいています。今日はお忙しいところありがとうございます。」と続けます。
ポイントは長々と挨拶しないことです。詳しい自己紹介は後から行いますから、出会った瞬間の挨拶は簡潔にまとめ、ハキハキと話すよう心掛けましょう。
彼女の両親と面識がある場合
既に彼女の両親と面識がある場合、その関係性にもよりますが、あまり馴れ馴れしい挨拶はおすすめできません。彼女の両親も訪問の主旨は理解していますからきちんと挨拶しましょう。
例文としては「いつもお世話になっています。今日はお時間をとっていただいてありがとうございます。」となります。また、「先日はありがとうございました。」など前回のお礼を伝えることも忘れないようにしましょう。
部屋へ上がる時
玄関から自宅に上がるタイミングでは「失礼します。」と一言あいさつし、履物はキチンと揃えるのがマナーです。部屋に通されるタイミングでも、玄関から自宅に上がる時と同様に「ありがとうございます。失礼します。」の一言を忘れないようにしましょう。
また、部屋に通されても声を掛けられるまでは、勝手に座らないことも忘れてはなりません。つまり、就職活動における面接をイメージすると良いでしょう。
手土産を渡す時
手土産を渡すタイミングは、部屋に通された直後もしくは着席した直後となります。絶対といったルールはありませんから、その場の雰囲気察してタイミングよく渡すことを心掛けましょう。
手渡すタイミングでは「どうぞ、みなさまでお召し上がりください。」「私の地元のお菓子です。気に入っていただけると嬉しいです。」と一言添えましょう。
また、すぐに冷蔵庫に入れないといけない品物の場合、「申し訳ありません。生ものですから冷蔵庫に入れていただけると幸いです。」と伝えます。
手土産を渡す際のマナー
手土産を渡す際のマナーとして、勘違いしやすいのが「つまらないものですが」といったフレーズです。渡す側としては、へりくだった言い方のつもりでも、あまり耳馴染みの良いフレーズではないので注意しましょう。
また、手土産のチョイスした際、彼女の両親が働いている会社のライバル会社の商品だったいうことも意外に多いものです。前項で紹介したとおり、彼女の両親の性格や趣味趣向は事前に確認すべきですが、働いている会社もしっかりとリサーチしておきましょう。
何を話せば良いか悩んだ時
特に彼女の両親と初対面だと、何を話せば良いか悩んでしまうものです。もちろん、会ってすぐに結婚の挨拶をするわけにもいきません。
一般的には「最近、暑いですね」など天候などの他愛のない話題からスタートし、現在の仕事の内容や休日の過ごし方、趣味の話題を話します。タイミングを見計らって学生時代の部活の話題などを盛り込むのも良いでしょう。
会話で悩まないためには、事前に彼女に両親のことを聞く際、食べ物や趣味など、自分と共通する話題を見つけておくとグッと会話を楽に進めることができます。また、彼女には会話に詰まった際には助け船を出してもらうよう頼んでおくのも良い方法です。
結婚の挨拶をする時
彼女の両親との会話がひと段落したら、いよいよ結婚の挨拶へと移ります。この時、場の雰囲気を変えるためには「実は~」「○○さんから聞いていらっしゃると思いますが~」など導入のフレーズを用いると良いでしょう。
続けて「〇〇さんとの結婚を許していただきたくて、ご挨拶に参りました。」と単刀直入に用件を切り出します。そして「まだまだ、未熟な私ですが○○さんと力を合わせて、温かい家庭を作りたいと考えています。」など将来どうしたいのかを述べて結ぶと良いでしょう。
長々と自分の気持ちを伝えようとする人もいますが、何を伝えたいのかわからなくなり逆効果です。完結に伝えることが結婚の挨拶のポイントであり、誠実さも伝わりやすくなります。
授かり婚の場合
授かり婚の場合だと、簡単な自己紹介を済ませたらすぐにお詫びから切り出します。言い訳などせず、「このたびは大変申し訳ありませんでした。」「ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした。」と真摯な姿勢を見せることがポイントです。
その上で「〇〇さんとお腹の中の赤ちゃんを精一杯幸せにしたいと思っています。誠に勝手なお願いであることは重々承知していますが、結婚をお許しいただけないでしょうか。」と結ぶと良いでしょう。
ここで注意したいのが「責任」というワードです。ついつい使ってしまいがちですが、「責任を取らせていただきます」などと言ってしまうと、「責任を取るために結婚するのか」と思われてしまいますので絶対にNG使ってはなりません。
結婚の承諾を得れた時
結婚の承諾を得れた際には、素直に「ありがとうございます」と感謝の意を述べましょう。しかし、すぐに結婚式の日取りなどを相談する得策ではありません。あくまでも、本日の挨拶の目的は結婚を承諾してもらうことです。
あまりにも、早急に物事を進めようとすると、「承諾ありきで物事を進めていたのか」と彼女の両親から反感を買ってしまうこともあります。
また、結婚の承諾を得た瞬間に「お父さん」「お母さん」と呼ぶのもおすすめできません。嬉しい気持ちはわかりますが、あまり馴れ馴れしい態度は取らず、おとなしく帰路につくのがスマートです。
結婚を反対された時
彼女の両親に面と向かって、結婚を反対されるとショックに陥るのも当然です。どうすれば良いのかわからず、目の前が真っ暗になる人もいるでしょう。
しかし、ここは笑顔で我慢しましょう。不貞腐れるのは言語道断ですが、その場で「なぜですか?」「僕のどこが気に入らないんですか?」などと理由を聞いたり食い下がるのはNGです。
しっかりとマナーを守って、「今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」と笑顔で挨拶して彼女の両親宅を後にしましょう。一度断られても、これで終わりではありませんから、最後まで礼を尽くすことを忘れてはなりません。
帰る時
彼女の両親宅を後にする際には、しっかりとお礼の言葉を述べましょう。例文としては、「今日はお忙しいところお時間をいただき、ありがとうございました。」「私たちの結婚をお許しいただき、大変ありがとうございました。」となります。
また、場の雰囲気によっては、「今度は私の両親にも是非会ってください」など、結婚式に向けて一歩踏み込んだ挨拶をするのも良いでしょう。また、帰宅した際には、「本日は大変ありがとうございました」とお礼の電話を入れるとさらに好感度はアップします。
彼女の両親に挨拶へ行く時の注意ポイント
彼女の両親に結婚の挨拶へ行く時にはいくつかの注意ポイントがあります。注意ポイントといっても、決して難しいものではなく、社会人としての常識が備わっていれば、特段、焦る必要もありません。
だからこそ、確実にポイントを抑えた行動に心がけるべきですし、彼女の両親にもみられていることを忘れてはなりません。ここでは、彼女の両親に挨拶へ行く時に最低限守っておきたいマナーや注意するポイントについて解説します。
適当な敬語は使わない
彼女の両親に挨拶する際には、正しい敬語を使うことが好感度をアップさせるポイントです。普段使わない敬語を使うのはとても窮屈なものですし、緊張していると思わぬ言葉を発してしまうものです。
もちろん、彼女の両親も緊張している姿を見て嫌悪感を抱くことはありません。しかし、適当な敬語を知ったかぶりに使うのはNGです。とりわけ、彼女の父親は長い間ビジネスマンとして活躍しているわけですから、敬語の使い方は徹底的に勉強しています。
それなのに、彼女の両親に適当な敬語を使うと「軽薄な奴」「適当な奴」と思われることだってあります。適当な敬語を使わなくとも、丁寧な言葉を心がければ十分に誠意は伝わるものです。
笑顔を忘れない
彼女の両親を前にすると、緊張で笑顔を忘れがちです。とりわけ、厳しいことを言われたりすると、頭の中が真っ白になることもあります。いくら服装を整えていても、笑顔がなければ「不機嫌なの?」「難しい人」といった悪印象を与えかねません。
しかし、笑顔はどんな難局をも乗り越えられる力があり、周囲の人の心を和ませてくれます。ぎこちなくとも笑顔を忘れないことが、彼女の両親に結婚の挨拶をする際のポイントです。
オドオドしない
彼女の両親に会うと緊張感は最高潮に達し、また、何を聞かれるのか心配になりついついオドオドしてしまいがちです。しかし、これでは彼女の両親に好印象や安心感を与えることはできません。
これまで紹介してきたように、彼女の両親に挨拶する目的は「安心してもらう」ことですから、いくら服装や身なりを整えていてもオドオドしていると不安感を募らせてしまいます。緊張するのは仕方ないにしても、オドオドしないで堂々と振舞うことが、彼女の両親に安心感を与え結婚をOKしてもらえるポイントです。
勝手にトイレを使わない
彼女の両親宅に挨拶に行くと、トイレに行きたくなることもあります。「トイレはどこですか?」と聞くのも恥ずかしいのでついつい勝手に使いがちです。
しかし、勝手にトイレを使わないのもマナーです。また、彼女にコソコソ聞いてトイレに行くのもおすすめできません。彼女の母親に「トイレ使わせてください」の一言を告げるだけでいいのです。そうすることで「マナーをわきまえた人」「しっかりとした人」だと好印象を与えられます。
飲食物は勧められてから
彼女の両親宅で食事をいただく場合、ついつい飲食物には無意識に手が出てしまいがちです。しかし、これはマナー違反です。飲食物は彼女の両親に勧められてから手を出すようにしましょう。また、その時に「いただきます」の一言を告げるのがポイントです。
さらに、口に食べ物が入っている時はしゃべらない、もしくは手で隠します。なお、出されたものは残さず食べる、音を立てて食べないといった基本的なマナーは日頃から習慣付けておきましょう。
飲みすぎない
彼女の両親宅に挨拶に行くと、アルコールをご馳走になることがあります。アルコールが入ると、リラックスして言葉も滑らかになりますが飲み過ぎには注意しましょう。
普段から酒癖が悪い人は要注意です。それまで緊張していた分、一気に開放感に満たされ馴れ馴れしい態度を取ったりすると、いくら服装や身なりを整えていても「好青年」のイメージは一気に崩れてしまいます。お酒に弱い人や酒癖の悪い人は、事前に彼女にお願いして適量の二歩手前くらいでストップしてもらうのも良い方法です。
彼女とベタベタしない
彼女と仲の良いところを見せるのも、ほどほどにしておかないと彼女の両親からは不評を買ってしまいます。とりわけ、ベタベタしたところを見せてしまうと、彼女の父親に不快感を与えかねません。
「娘はいずれ結婚するもの」と頭ではわかっていても、いざとなると寂しくなるのが親心なのです。もちろん、変によそよそしくする必要はありませんが、普段よりも少し距離を置く程度に止めておくのがポイントです。
結婚挨拶NGワードに注意する
彼女の両親が会ってくれるということは、ある程度、結婚に賛成してくれてると思われますが、言葉を間違えてしまうと結婚に反対されることもありますので注意しましょう。
結婚挨拶のNGワードとして代表的なのが「結婚することに決めました」「二人で幸せになります」など、あたかも結婚が決まっているかのような言い回しになります。
あくまでも、彼女の両親には結婚の許可をもらいに行っているのですから、断定的な言い方はNGです。反対に、結婚について何も触れないのも良くありません。彼女の両親からすると「何しに来たのか」となりかねませんから、しっかりと「結婚したい」という意思表示はしましょう。
彼女の両親の質問をシミュレーション
彼女の両親に挨拶すると、必ずと言っていいほど質問される項目があります。その中には答えづらいものもあると思われますが、できるだけ正直に答えるのがポイントです。
また、当日慌てないためにも彼女に協力してもらって、事前に両親から聞かれそうな項目について回答をシミュレーションしておくと安心です。
彼女の両親に挨拶へ行く際よく聞かれること
彼女の両親からすれば、大切な娘の結婚相手ですから、いろいろなことが聞きたくなるものですが、よく聞かれるのは仕事や実家に関わることです。
特に仕事については、結婚生活に直結するものですから、両親にとっては一番聞きたい項目になります。答える際には社名やどういった業務内容なのか、そこで自分がどういった仕事をしているのか、将来どうなりたいのかを簡潔に話すと良いでしょう。
また、実家については家業のほかに、自分が継ぐのかつがないのかは曖昧にせず、明確に答えましょう。「実家を継ぐ」と言ってしまうと「結婚に反対されるのでは?」とついつい曖昧な回答をしがちですが、決まっているならはっきりと伝えることがポイントです。
年収や貯金額を聞かれた場合
彼女の両親から単刀直入に年収や貯金額を聞かれた場合、見栄を張って大きな数字を応えるのは絶対にNGです。かといって答えないのも、彼女の両親に余計な心配をかけてしまいます。
そこで、金額については正確な数字で回答するのではなく、少し緩めの数字で応えるのがポイントです。例えば、年収が「8,126,580円」の場合800万円もしくは810万円と回答すれば問題ありません。
また、将来的にベースアップが見込める会社に努めている場合、将来的にはどのくらいの年収になるのかも答えておくと彼女の両親を安心させることができます。
彼女の親に挨拶したが反対された場合
せっかく彼女の両親に挨拶したにも関わらず、結婚を反対される場合もあります。その場で反対された場合、両親にどうしてなのか執拗に尋ねる人もいますが逆効果です。
彼女の親に結婚を反対された場合、一旦、帰宅して「何が原因なのか」「どうすれば賛成してもらえるのか」を考えてみましょう。
理由を明らかにする
彼女の両親に結婚を反対された場合、その理由を明らかにすることが許してもらうための大きなポイントです。一般的に結婚を反対されるのは、挨拶時の服装や身なりではなく、もっと根本的な原因があることを理解しておきましょう。
具体的には、「仕事が安定していない」「付き合って間がない」「頼りがいが感じられない」「年齢が離れすぎている」「離婚経験がある」などの不安要素です。
また、挨拶に行ったときに「軽い言動が目についた」「オドオドしていた」ことが、不安要素に拍車をかけてしまった場合もあります。
改善する努力をする
彼女の両親が結婚に反対する理由が明らかになったら、改善する努力をしましょう。この時にポイントとなるのが「焦らない」ことです。
身なりや服装ならすぐに改善できますが、仕事や性格面だとある程度の時間が必要ですし、いくら言葉で両親を納得させようとしても事態を悪化させます。例えば、非正規社員であることが反対の理由であれば、正社員になってから再度挨拶に行くなど、タイミングを見計ることがポイントです。
彼女の両親に好印象な挨拶をして祝福をしてもらおう
彼女の両親に結婚の挨拶に行く場合、身なりや服装にばかり気にしてしまい本来の主旨を忘れてしまいがちです。しかし、それでは彼女の両親に祝福してもらうことはできません。いくら表面ばかり繕っても彼女の両親は人生の大先輩であり、見かけだけ整えても本質は見抜かれてしまっているのです。
まずは、自分がどういった人間なのか、彼女との将来を本気で考えていることを伝えることが大切ですし、訪問時のマナーはもちろん自分の言葉で真摯に話すことを心がけることが、彼女との結婚を祝福してもらうためのポイントです。