内輪ネタの意味とは
内輪ネタの意味とは、「一部の人間のみ知っている話題」のことを表しています。飲み会であれば、飲み会に参加しているメンバーが全員分かる内容ではなく、一部の人間しか分からないような話題の話のことを意味しています。そのため、内輪ネタを話されると、途端に話題に付いていけない人が出てきてしまうのです。
本来であれば、初対面の人と人とが仲良くなるのが、飲み会の意味でもあるのに、内輪ネタで盛り上がられては、仲良くなれません。初めは、笑って内輪ネタを聞いてくれていたとしても、「つまらない。」「面白くない。」と感じてしまうのは、無理のないことでしょう。
一部の人間のみ知っている話題
「内輪ネタ」とは、一部の人しか分からないような話題になるので、内輪ネタに入れない人は、必ず存在します。その人は、どこか疎外された気持ちになってしまいます。内輪ネタで盛り上がっている本人達は、全く気が付いていないのかも知れませんが、それは大変つまらないものです。
せっかく飲み会として集まったのですから、全ての人が楽しい時間を過ごせたら意味のある飲み会となることでしょう。しかし、「内輪ネタだけされて、今日の飲み会は終わったな。本当につまらない飲み会!時間の無駄だったわ。」と思う人はいるのです。せっかく飲み会を企画しても、そう思われては意味がありません。
では、どうして内輪ネタを飲み会で話す人はいるのでしょうか?内輪ネタを話す心理とは一体どのような心理なのかご説明していきましょう。内輪ネタをする人の心理が分かれば、疎外感を感じていた方であっても、「そんな深い意味はないのか。」と思うことでしょう。
内輪ネタを話す心理
内輪ネタを話す心理とは、3つの心理が働くことによって起こります。この3つの心理が働くことによって、内輪ネタを話しているということになります。内輪ネタを話す人の心理が理解できれば、対処法が見えてくるでしょう。対処法については後ほど詳しくご説明します。
内輪ネタをする人の心理が分かれば、飲み会で内輪ネタされた時の、自分の気持ちの持ちようが分かります。では内輪ネタを話す心理とは、どのような心理なのでしょう。
①身内感を出して仲良しアピール
内輪ネタを話す心理の1つ目とは、「身内感を出して仲良しアピール」です。内輪ネタを話していると、その話題を知っている人であれば、よく分かるので面白くて盛り上がる話です。話で盛り上がっているので、「私達は、こんなにも仲がいいんですよ。」というアピールをしているのです。
例えば、職場の別の部署同士での飲み会であった場合、同じ部署の人達と、内輪ネタで盛り上がっているところを見せれば、「私達は、こんなに仲良く仕事をしている仲間なんですよ。」ということを表すことができます。そういった意味でも、内輪ネタで盛り上がって見せ付けている心理が働いています。
また、他の心理として「私は、人とこんなに楽しく会話を楽しむことができますよ。」と、内輪ネタをすることでアピールすることができます。本来であれば、飲み会で出会った人と、仲良く話しができればいいのですが、それができないことを意味しているとも言えるでしょう。内輪ネタを話す心理の1つ目です。
②どうしても今話したい
内輪ネタを話す心理の2つ目とは、「どうしても今話したい」です。飲み会で集まったにも関わらず、「どうしても今話したい!」と思ってしまって、話題についていくことが出来ない人が飲み会に参加していても、内輪ネタを話してしまうのです。できれば、「内輪ネタなんてつまらないよね。」と心にとどめておいて、内輪になってから話せばいいのです。
それなのに、内輪ネタをわざわざ飲み会の席で話してしまうのは、「どうしても今話したい!」心理が強いためなのです。その人にとっては、楽しい飲み会になるのかも知れませんが、内輪ネタに入れない人にとっては、つまらない飲み会になってしまいます。
内輪ネタを話す意味などほとんどなく、ただ純粋に「この話題を今言いたい!」という気持ちだけで話ているので、自分が飲み会をつまらない集まりにしてしまっている意識が、全く無いのも困り者です。
③面白いと思ってくれる
内輪ネタを話す心理の3つ目とは、「面白いと思ってくれる」です。飲み会で、内輪ネタを披露すれば、飲み会に参加している人全員が「面白いと思ってくれるはず!」と思って内輪ネタを披露している場合もあります。
しかし、内輪ネタを面白いと思う人は、ほとんどいません。たいていの人が「つまらない。」「やめて欲しい。」「どんな顔で聞いていればいいのか分からない。」「今すぐにでも他の話題にならないかと、ずっと待っている。」と思っています。それを理解せずに、飲み会で平気で内輪ネタを披露してしまってはいけません。
内輪ネタでもなんでも、飲み会を盛り上げたいという気持ちは分かりますが、内輪ネタでは盛り上がりません。もし、盛り上がっているように見えても、それは周りが「つまらない。」と思いながら無理に合わせてくれているのかも知れません。あなたの内輪ネタは、意味がないと思っておきましょう。
内輪ネタを楽しむ人の特徴
それでは、内輪ネタを楽しむ人の特徴とは、どんな特徴があるのでしょう。内輪ネタを楽しむ人は、います。特に飲み会などの初対面の人がいるような場面で、内輪ネタを話すことを楽しむ人がいるのです。そういった内輪ネタを楽しむ人の特徴とは、どんなものがあるのか4つの特徴をご紹介しましょう。
内輪ネタを楽しむ人の特徴を知れば、対処方法も分かってきます。まずは、内輪ネタを楽しむ人とはどんな人なのか特徴を理解しましょう。
①人の気持ちを考えない
内輪ネタを楽しむ人の特徴1つ目とは、「人の気持ちを考えない」です。内輪ネタを話す人は、人がどう思っているのか考えることに意味を見出しません。「自分が楽しかったらいい!」「自分がつまらなくなければいい!」と考えているのが特徴です。内輪ネタが始まると、飲み会の席で必ずつまらないと感じる人はいます。
その人の表情をみれば、「あ!しまった!内輪ネタで盛り上げてしまった!あの人にとっては、面白くないよね?つまらなくなってしまった。悪いことしたな。」と気づくはずです。気が付けば、話題を変えたりもできるでしょう。しかし、内輪ネタを楽しむ人は、人の気持ちを考えないのが特徴なので、「ま、いいか。楽しいし。」となってしまうのです。
例えば、仕事中の上司の悪口という内輪ネタを話しているとしましょう。内輪ネタを楽しむ人は、そのことが日頃のストレス発散になっているので、どんどん気持ちよく話します。内輪ネタにプラスして悪口を聞かされ、聞いているほうはいい気持ちがしません。それでも内輪ネタを話し続けてしまうのが特徴です。
②空気を読めない
内輪ネタを楽しむ人の特徴2つ目とは、「空気を読めない」です。内輪ネタで盛り上がっていると、はしゃいでいるのはごく一部で、他の飲み会メンバーはつまらないという表情をしています。時には、あまりにもつまらないので帰ってしまう人もいるものです。そうなる前に、空気を読むことができれば、内輪ネタをやめることもできます。
しかし、内輪ネタを楽しむ人は、どんなに空気が悪くなろうとやめることができません。周りに気が付いた人がいても、どんどん内輪ネタを話そうとするのが特徴です。そうなってくると、どんどんつまらない人は増えてしまい、「こんな飲み会に参加しなければよかった。ほんとにつまらない飲み会だったな。」と帰ってしまうのです。
③自己中心的
内輪ネタを楽しむ人の特徴3つ目とは、「自己中心的」です。内輪ネタを話してして、盛り上がれる人たちばかりならいいのです。しかし、飲み会などは、内輪ネタをされても分からない人もいます。また、意味すら分からないという人だっていることでしょう。意味から説明していると、場がしらけてしまいますし、たいてい遠慮してしまいます。
内輪ネタを楽しむ人の特徴として、「自己中心的」であるので、内輪ネタに入れない人のことを考えることはしません。「自分が楽しめたらいい。」「自分が面白ければいい。」というなんとも自己中心的な考えで内輪ネタを楽しんでいるのです。
内輪ネタに入れない人が、どんなに配慮していてもそれは、「全く意味がないこと!」とでも言うようにどんどん内輪ネタで盛り上がります。飲み会の席でそういう「自己中心的」な人がいると大変厄介です。そういう人は、飲み会の席に呼ばれなくなってしまうかも知れません。
④話題が無い
内輪ネタを楽しむ人の特徴4つ目とは、「話題が無い」です。話題がなくなって何を話せばいいのか分からずに、内輪ネタを楽しんでしまう特徴があります。飲み会などでは、初対面の人が集まることが多いです。そうなってくると、なかなか共通の話題を探すのは、難しいものです。
そこで焦って、「何か盛り上がる話を!」と考えて話すのが、内輪ネタという人もいます。もちろん一瞬は、盛り上がります。何人かは、内輪ネタの話に、無理をして合わせてくれる人もいるでしょう。しかし、どんどん空気が悪くなってしまい、結局つまらない飲み会になってしまうのです。
内輪ネタが嫌われる理由とは
では、どうして内輪ネタが嫌われるのでしょう。内輪ネタが嫌われる理由とはについて2つご紹介していきましょう。内輪ネタが好きで話している人はいます。しかし、内輪ネタが嫌いという人は、必ずいます。嫌う人の気持ちも理解しておきたいものです。では、内輪ネタが嫌われる理由とはどういったものなのか解説していきましょう。
①面白さが分からない
内輪ネタが嫌われる理由とはの1つ目は、「面白さが分からない」です。内輪ネタの面白さが全く分からないので、嫌いになっています。実際、内輪ネタを話されると、人の名前であったり、その言葉の意味であったり、地名であったり、全く分からないことばかりです。
それも、いきなり大きな声で笑ったり、怒ったりするので、何がなんだか分からない話題を聞かされているようなものです。全く面白くない内輪ネタを聞かされても、意味が分からないばかりか、話についていけない自分のことが否定されたような気持ちにもなります。疎外感も味わうことになるので、内輪ネタが嫌いになるのです。
②笑って良いのか分からない
内輪ネタが嫌われる理由とはの2つ目は、「笑って良いのか分からない」です。内輪ネタで笑って盛り上がっている人たちは、同じようなタイミングで笑っています。しかし、もしかすると自分の上司であったり、家族のことを笑っているのかも知れません。また、内輪ネタのように見せかけて自分のことを言われているかも知れないのです。
そう考えると、「本当に一緒になって笑ってもいいのかな?どこで笑うのかも分からない。私だけ分からないから、どんな顔をしてればいいのかな。」と不安になってしまうのです。こうした不安からも内輪ネタを嫌う理由になっているのです。
飲み会での内輪ネタの対処法
では、実際に飲み会で内輪ネタをされた場合の対処法はどうしていけばいいのでしょうか。せっかく飲み会に参加したのですから、自分だって楽しみたいです。内輪ネタで、つまらない思いをした時に対処方法を知っているのといないとでは、かなり気持ちが違います。では、飲み会での内輪ネタ対処法とは、どんなものがあるのでしょうか。
つまらないと感じた時に実践
飲み会に参加して、内輪ネタで盛り上がられると、「つまらない」と思うのは当たり前です。内輪ネタは、その話が分かる人でないと分からないのが楽しいのです。飲み会は、内輪ネタで盛り上がるのはマナー違反です。では、自分が内輪ネタで盛り上がられたら、どう対処していけばいいのでしょうか。
①適度に受け流す
飲み会での内輪ネタ対処法の1つ目は、「適度に受け流す」です。内輪ネタをしている人達は、自分たちだけで盛り上がっていることを分かっていません。特に頑張って話を合わせる必要もないので、「へぇー、そうなんですか。」「ふぅん。」と適度に受け流す対処法を試してみましょう。
勘のいい人なら、「やばい!内輪ネタをしても、面白くないよね!?」と気が付いて他の話に変えることもできるでしょう。ここでのポイントは、適度にということです。あまりにも「お前に話はつまらない。」という対処をしてしまうと、内輪ネタをしている相手を攻めている印象を与えてしまいます。
②素直に質問
飲み会での内輪ネタ対処法の2つ目は、「素直に質問」です。内輪ネタをされると、本当に何をいっているのか分かりません。対処法として、素直に質問してみる方法もあります。「○○ってなんですか?」「それは、誰のことですか?」というように話題についていけるように質問してみましょう。
内輪ネタをしている相手も、あなたに分からないことを話していると気が付いてくれるかも知れません。また、質問することでもしかすると、あなたの興味のある話になる可能性もあります。
しかし、あまりにも質面攻めにしてしまうと、相手もせっかく内輪ネタで盛り上がっているのに、水を注されることになりかねません。質問も、相手のことを考えて適度にしていくようにしていきましょう。
③食事を楽しむ
飲み会での内輪ネタ対処法の3つ目は、「食事を楽しむ」です。内輪ネタで楽しんでいる人達は、先にも述べた通り自己中心的な人という特徴をもっています。そんな人たちにわざわざ合わせる必要もありません。内輪ネタのときは、ひたすら食事を楽しむという対処もあります。
内輪ネタはいくら、頑張っても分からない時は、分からないものです。それも飲み会で初めて会った人に、そんな内輪ネタをする人と仲良くなれそうにありません。それならば、いっそのこと食事を楽しんでしまうことに目的を変えてしまってもいいのです。
④話についていく
飲み会での内輪ネタ対処法の4つ目は、「話についていく」です。内輪ネタをする人の特徴として、「話題が無い」という特徴があります。それでも無理をして、飲み会を盛り上げたいがために、内輪ネタをいっているのかも知れません。飲み会を盛り上げるために話についていくことで、飲み会を盛り上げる助けにもなる対処法でもあります。
しかし、この対処法はかなり疲れます。頭をフル回転して、話についていかないと全く分からないままになってしまいます。「もう無理だ。」と思ったら、他の対処法を試してみて下さい。
内輪ネタを話しても良い場面
内輪ネタはどういった場面で、話してもいいのでしょうか?内輪ネタを話しても良い場面とは、どんな場面であるかご説明しましょう。やはり、内輪ネタは、分かる人にとっては大変面白く、盛り上がる話題でもあります。内輪ネタが分かる人たちの中でならどんどん内輪ネタで盛り上がりましょう。
話の分かる趣味サークル
内輪ネタを話しても良い場面とは、「話の分かる趣味サークル」です。ここの人であれば、ある程度同じような話題やカテゴリーで集まっています。内輪ネタであっても理解することは可能です。そういった意味でも、内輪ネタを話しても良い場面といえます。飲み会などは、話が分からない人がいます。そういった場合は、内輪ネタは控えましょう。
例えば、子育てサークルなどで子供の話をするのであれば、子供の話をしても共感してもらえるでしょう。しかし、子供のいない人や、もしかすると不妊治療をされても子供がなかなかできない人の集まる場所で、子供の話をしても共感してもらえません。それは、子供がいないので仕方のないことなのです。
もしかすると、「子供がいない私をけなしているの?」「子供の話ばかりでつまんない。」「子供嫌いなんだけど。」「子供の写真て一瞬見たらそれでいいのに。何枚撮ってるんだ?」と思われているかも知れません。やはり話の分かる集まりのなかで内輪ネタを披露したいものです。
内輪ネタに頼らない!初対面でも盛り上がるネタとは?
では、初対面の相手と一緒に盛り上がることができるネタとは一体どういうネタがあるのでしょうか。内輪ネタに頼らなくても、盛り上がることができるネタをご紹介していきましょう。このネタを1つ2つ持っていれば、どんな人とでも会話することはできます。内輪ネタに頼らなくても、大丈夫です。
家族の話
家族の話というと内輪ネタそのものになってしまいそうに感じるでしょう。しかし、「私のお母さんは、本当にそそっかしくて困り者なんです。実は、昨日」というように、自分のお母さんの特徴を話すと盛り上がります。「そうそう家のお母さんは。」と一緒に盛り上がることができるでしょう。
その場合、家族の失敗話をするとより効果的に盛り上がることができます。家族とは、近しくとも面白い話のネタの宝庫なのです。
天気の話
天気の話なら、誰でも入れる話題になっています。「このごろ天気が悪くて、洗濯物が乾かないんですよね。」と話を振ると、「家は、思い切って乾燥機を買いました。すごく楽になって助かっています。」という風に話が膨らんでいくこともできます。
天気なら、みんな同じようなことを思っているものです。そういった誰もが同じように感じることを話にもっていけば、盛り上がる話になることでしょう。
内輪ネタを話す人の特徴や対処法を覚えておこう!
今回は、内輪ネタを話す人の特徴や対処法をご紹介してきました。内輪ネタは、嫌う人がいることを覚えておくだけでも飲み会でのマナーにつながることでしょう。一人でも多くの人が、楽しい話題で盛り上がることができたら、素敵です。飲み会では、内輪ネタはおすすめしません。
内輪ネタで盛り上がりたいのであれば、同じ趣味の話の分かる人達のところで話しましょう。また、人との会話するネタは、自分の近くにいくらでもあります。内輪ネタに頼る必要は、全くないのです。話す相手や、相手の状態に合わせて色々な会話の引き出しのある、社会人を目指していきましょう。