後厄とは
後厄とは前厄、本厄に続くもので、本厄の厄が落ち着いてくるものの、本厄の影響が残っている状態の年になります。この後厄の年がいつまで続くのかを知らないと後厄の怖さを解消するのが難しくなります。後厄の怖さを克服することは女性にとっても男性にとっても、その後の人生に大きな影響を与えます。
その意味で、後厄とはどのようなものであるかを理解する必要があります。後厄の怖さの根拠を押さえておくことで、効果的な厄払いとは何かが見えてきます。これは女性にも男性にも言えることです。後厄はいつまで続くのか、後厄の時期に転職をするとどうなるのか、どのような厄払いをすると効果的なのかなどについてご紹介します。
本厄の翌年にやってくる
厄年は後厄は本厄の後のものであることは漠然と知っていても、具体的にはいつやってくるかがわからないことには、必要以上に後厄の怖さを感じてしまうでしょう。時期がわからないと効果がある厄払いもやりにくくなります。後厄の怖さは女性でも男性でも同じですから、いつまでに後厄がやって来るかがわかるかが重要になります。
後厄は本厄の翌年にやってきます。前厄、本厄、後厄の一連の厄年の最後が後厄です。この後厄の時期を正確に捉えることと、厄払いなどの対処法を間違えなければ、必要以上に後厄の怖さを感じる必要はありません。後厄の時期が決まっている以上、避けることはできませんが、厄払い次第で後厄の影響をかなり軽減させることが可能です。
後厄の怖さを確認【年齢別】
後厄を知ることは後厄の怖さを知ることです。どの年齢が後厄に該当するかを年齢別に確認することで、いつまで後厄が続くかの基準がわかります。そして、後厄がいつまでなのかがわかれば女性でも男性でも、いつまでに厄払いすればいいのかがわかるでしょう。いつまでに何をすればいいかがわかれば、後厄はそれほど怖いものではありません。
男性は26歳・43歳・62歳
後厄は本厄の翌年なわけですから、本厄の年齢がわかれば、後厄に該当する年齢がわかります。男性の場合、本厄に該当する年齢が25歳、42歳、61歳です。この年齢の翌年が後厄なわけですから、男性の後厄は26歳、43歳、62歳ということになります。後厄の怖さを解消するには、この年齢のタイミングに厄払いするのが効果的です。
女性は20歳・34歳・38歳
女性の場合の後厄も男性と同様に本厄の翌年ですから、女性もまずは本厄の年齢を確認してみる必要があります。女性の本厄は19歳、33歳、37歳、61歳です。男性よりも本厄が1回多いのが特徴です。本厄が1回多いということは、後厄も男性よりも1回多いことになります。そのため、女性の後厄は20歳、34歳、38歳、62歳ということになります。
後厄はいつまで?
後厄とは、女性でも男性でも、生きていれば避けることができません。その意味で後厄の怖さも避けられないとも言えますが、後厄がいつまで続くのかがわかれば、転職の時期なども想定しやすいでしょう。転職に関して、後厄の怖さを必要以上に意識するのは考えものですが、その逆に無頓着過ぎるのも無防備ですから、状況に応じて対処しましょう。
後厄とはいつまで続くのかを具体的に考えると、3つの場合があると言われています。一つ目が「数え年で元旦から大晦日まで」であり、二つ目が「数え年で立春から翌年の節分まで」になります。そして三つ目が「満年齢で元旦から大晦日まで」です。これらのように、後厄がいつまで続くかを特定できますから、厄払いなどで影響を軽減できます。
数え年で新暦の元旦から大晦日まで
後厄がいつまでなのかを考えることは、後厄の怖さを認識することです。後厄は上記のように、3つの考え方がありますが、これらの中で最も有力な説として主張されているのが一つ目の「数え年で新暦の元旦から大晦日まで」です。3つの考え方があるものの、後厄がいつまでなのかを考えるうえで代表的なのが数え年で新暦の元旦から大晦日まで、です。
後厄の怖さを過剰に意識しない
後厄とは、女性にとっても男性にとっても、人生に悪い影響を与えるものという負のイメージがあります。それが後厄の怖さとして潜在意識に刷り込まれているため、必要以上に後厄を恐れる心理につながっています。しかし、後厄の怖さを過剰に意識しない方が運勢が好転します。後厄は生きていれば必ず巡って来るものであるだけに過剰反応は禁物です。
後厄の怖さを過剰に意識することは、引き寄せの法則に見られるように、かえって後厄の怖さを引き寄せてしまいますから注意が必要です。後厄のことは認識しつつも過剰に意識しないぐらいのスタンスが丁度いいです。転職などにしても、後厄を意識するあまりに腰が引けてしまうのは本末転倒です。後厄を理解しつつ運気をコントロールしましょう。
後厄の怖さは軽減可能
後厄は時期的に必ず巡って来るものである以上、避けることは不可能ですが、後厄の怖さを軽減することは出来ます。後厄というものが厳然と存在するとしても、人間には持って生まれた運勢もありますから、その運勢が後厄のマイナスをカバーするほどに強ければ、後厄の怖さをかなり軽減してくれます。女性でも男性でも運勢が人生を左右しています。
良い運勢というのは生まれつきのものだけでなく、後天的な行動によって作られるものでもあります。後厄のような時期に適切な行動をすることは人生全体の運勢を良くすることにつながる点で注目に値します。後厄のような時期でさえ乗り切れるのであれば、もともと運勢の良い時期はさらに運気を上げることができるからです。これが開運のポイントです。
出来る限り穏便に過ごす
後厄の時期には出来るだけ穏便に過ごすのが後厄の怖さを軽減する方法です。後厄の怖さを意識するあまりに、行動が後手後手に回り過ぎるのは考えものですが、その逆に、後厄であることを無視して大胆に挑戦すると思わぬ損害を招く危険があります。高くジャンプするためには十分な助走が必要なように、後厄を穏便に過ごすと後の飛躍につながります。
女性でも男性でも、活発な人には後厄だからといって、穏便に過ごすというのはある意味で苦痛に感じるかもしれません。しかし、後厄の時期にあえて大きな挑戦するのはおすすめしません。転職でも私生活でも、あえて挑戦するならやはり後厄ではない時期を選んだ方が上手くいく確率が高いですから、良い運気のタイミングを選ぶ方が得策です。
ストレス過多になる事は避ける
後厄の怖さを軽減するにはストレス過多になることは避けるのが賢明です。運気が強い時期なら跳ね返せるようなストレスであっても、後厄のせいでまともに受けてダメージになることがあります。ストレスが元で病気になりやすいのも後厄の特徴です。肉体的にも精神的にもダメージを受けやすいのが後厄ですから、出来るだけストレスを避けましょう。
ストレス過多になることは避けるようにと言われても、どうすればいいかがわからないかもしれません。しかし、工夫次第でストレスというのはかなり避けることが出来ます。苦手な人には会わないようにするとか、仕事のペースを落としてゆっくりするなど、方法はいくらでも考えられます。特に女性はストレスを抱える傾向が強いので要注意です。
後厄にしてはいけない事
後厄にしてはいけないこととしてよく言われているものをご紹介します。個人差や運勢の強弱による面があるとしても、以下のものは後厄の時期には出来るだけ避けるようにする方が無難だと言えるでしょう。無理にこれらのことは強行すると後になって後悔することになりかねません。いつまでも後厄を引きずらないためにも、行動には注意しましょう。
①家の建築に関する事
家の建築をすることは後厄にしてはいけないことのひとつです。よほど経済的に恵まれている人でもない限り、家の建築というのは一生に一度の人生の大行事でしょう。しかも、家というのはどのような時期に建てたかによって、その後の人生に大きく影響します。目に見えない世界を信じない人でも家が持つ波動によって、嫌でも影響を受けてしまいます。
後厄の時期に家を建築をしようとすると、不思議と方位が悪い土地に建ててしまったり、設計が悪くなるなど、後になって失敗したと後悔することが少なくありません。後厄でなければ起きることはなかったような失敗が続くのも後厄ならではです。後厄に起きる事は自分の意志だけではコントロール出来ないものですので、家の建築は避けた方が無難です。
②長旅
長旅も後厄の時期には避けた方がよいもののひとつです。旅行というのは普段とは生活のリズムが変わることもあり、肉体的にも精神的にも少なからぬ負担がかかります。ちょっとした旅行であってもそうですから、長旅ともなれば余計に負担が大きくなります。長旅に出たところ、旅先で体調を崩して寝込んでしまったなどということが起きやすくなります。
人間の体には無意識のうちに作られているリズムがありますから、普段とは違った慣れない環境に放り出されるとストレスが強くなりやすいです。長旅に出ることはその最たるものですから、後厄の時期には特に注意が必要です。女性でも男性でも、旅行が好きな人ほど無理してでも長旅に出てしまいますが、自分が後厄にあるのかどうかに注意しましょう。
③転職
転職も後厄の時期にしてはいけないこととして注意が必要です。後厄にはなかなか転職活動自体が上手くいかないことが多いですが、仮に転職には成功したとしても、すぐにクビになるなど、後厄の怖さを知る結果になることが少なくありません。転職というのは、いつまでにと、期限をつけて行なうことが多いため、心理的に焦る原因にもなります。
後厄の時期というのは、運気としても下がっていますから、無理に転職するのではなく、後厄の時期が過ぎてから転職活動をするのがおすすめです。どうしてもすぐに転職しなくてはならないことは避けがたいこともありますから、その場合はワンポイントの転職だと考えて、気軽に入社出来る会社を目指すようにするといいでしょう。
④結婚
結婚というのは家を建築すること以上に人生の一大事ですから、後厄の時期には避ける方がいいでしょう。後厄の時期に出会った相手との結婚は将来、離婚する可能性が高くなりますし、出会い自体もあまり良いものではないことが多いです。女性にとっても、男性にとっても、結婚での失敗は避けたいところです。後厄での結婚は避けるのが賢明でしょう。
後厄の時期に無理に結婚しようとすると、思いもよらぬトラブルに巻き込まれるなど、後厄の怖さを実感することが多くなります。結婚式場がどこも埋まっていて決まらないとか、結婚を約束した相手の男性が勤務している会社がいきなり倒産したり、結婚生活の破綻を予感させるような出来事が相次いで起こったりします。
後厄の怖さは厄払いで解決
後厄の怖さを解決する方法として代表的なのが厄払いです。後厄には必ず厄払いをすべきだとの決まりがあるわけではありませんが、厄払いが後厄に関する問題を解決してくれる可能性が高いのは、はるか昔からの日本人が培ってきた経験的な事実です。厄払いの効果を信じることは後厄に関わる問題の多くを解決に導いてくれるでしょう。
厄払いは心の安定に繋がる
厄払いをすることは心の安定に繋がる点でも、やってみる価値があります。病は気からとはよく言ったもので、人間の体調は心のあり方によって大きく変わります。心という目に見えないものが、人間の肉体を支配していることは物理的な見方だけでは説明できないものです。後厄の怖さが気になるのであれば、迷わず厄払いをした方がいいでしょう。
厄払いをしたという実感が大切
後厄のために厄払いをすることは、後厄の怖さからくる問題を解決する効果があります。厄払いをしたという実感が心に安心感を与えてくれるからです。厄払いをしたという精神的な後ろ盾が後厄にありがちな病気やトラブルをはじき返してくれるでしょう。後厄の怖さが気になる人は、女性でも男性でも、厄払いをするのがおすすめです。
後厄の怖さを回避
厄払いをすることは後厄の怖さを回避できる点でも意味があります。後厄の怖さを感じるかは、女性でも男性でも、誰もが後厄を気にするとは限りません。しかし、統計で見れば、3人に1人が後厄が気になるという結果になっています。かなりの比率で後厄を恐れていることが数字的にもはっきりと表れています。その恐れを克服できるのが厄払いです。
被害を最小限に留めてくれる
厄払いをすることは、後厄による被害を最小限にとどめてくれる効果があります。科学的に証明することができなくても、厄払いには後厄の被害を最小限に留める効果があることは経験的にもわかることです。もし、厄払いに効果がないなら、これほど長期間に渡って存在しているはずがありません。効果がないならば、とっくの昔に廃れていたでしょう。
中には4回厄払いをする人も?
後厄について何回厄払いすべきであるといった決まりはありません。回数が多ければ良いというものでもありませんが、中には後厄だけで4回も厄払いをする人もいます。効果的な厄払いを教わると、どうしても試してみないと気が済まない人は女性でも男性でも少なくありません。そういう人は厄払いの回数が多くなって、結果的に4回になったりします。
前厄~後厄の次の年まで
厄年というのは前厄、本厄、後厄と続き、後厄の次の年までは厄年として数えられます。後厄の年から次の年へと時間が経つほどに厄が徐々に弱くなっていき、最終的には厄が抜けます。前厄から後厄、その次の年までの厄の強さは一定しているのではなく、本厄をピークに厄が弱まっていきますから、厄の強さに合わせて過ごすようにしましょう。
厄払いに効果的な方法
後厄による災いを避けるには厄払いが効果的らしいということは漠然と知ってはいても、具体的にどのような厄払いが効果的なのかがわからないと行動に移せないでしょう。そこで、ここでは厄払いに効果的な方法をご紹介します。以下のような方法で厄払いをすれば、後厄に起こる厄災を大幅に軽減することが出来るでしょう。
神社に参拝する
後厄の厄払いとして最もよく知られているのが神社に参拝することです。後厄の年の年始に参拝するのが厄払いの基本です。その後はいつまでに参拝すべきという決まりはありませんが、自分でいつまでに参拝する、季節の変わり目などに参拝するなどして厄払いするといいでしょう。神社に参拝するのを習慣にすれば後厄をかなり回避できます。
厄除け三大師として全国的に有名なのが東京都足立区の西新井大師、川崎市の川崎大師、千葉県香取市観福寺大師堂です。神社に参拝する際に注意すべきは時間です。16時を過ぎると神様が店仕舞いしてしまいますから、それよりも早い時間に参拝する必要があります。理想的には出来るだけ朝の早い時間が厄払い効果が高くておすすめです。
霊能者にお祓いを頼む
霊能者にお祓いを頼むのも後厄の厄払いとして効果的です。霊能者のお祓いは霊的な意味での厄災に対して効果的です。後厄に体調が崩れたり、思いもよらぬ不幸に見舞われたりするのが霊的なものである場合には、神社で厄払いするよりも霊能者によるお祓いの方が効果があります。霊的な災いを解決する専門家が霊能者です。
霊能者にお祓いを頼む場合の注意点は、あまりにも高額な料金を要求する人は避けることです。ある程度の料金がかかるのは当然としても、1回のお祓いで数十万円かかるとか、高額な壺を売りつけようとするなら間違いなく偽物です。本物の霊能者は決して法外な料金を取りませんし、物を売りつけるようなことはしません。
占い師に鑑定してもらう
占い師に鑑定してもらうのも後の厄払いに効果的です。厄払いと占いとは一見つながりがないと思われるかもしれませんが、占いは人生全体の運勢を鑑定して災いを避けるためのアドバイスをしてくれるものです。そのため、後厄に起きる災いや体調の変化についても鑑定ができますし、どのようにして解決するかの具体的なアドバイスもしてくれます。
後厄の時期には転職などはしないのが無難なのが一般論ですが、個々人の運勢は後厄の中にありながらも違いますので、運勢との兼ね合いでは転職した方がいい場合もあります。いつまで転職をやめておくべきなのか、いつまで待てば転職してもいいのかなど、具体的なアドバイスをしてくれます。厄払いとしても非常に効果的なのが占いです。
後厄の怖さが気になる人は厄払いで気持ちを入れ替えよう!
女性でも男性でも、後厄の怖さが気になる人は少なくありません。後厄に何が起きるかを恐れることは、人間の本能とも言えますから、抑えられるものではありません。しかし、後厄の怖さは厄払いをすることでかなり軽減できるものです。厄払いをすることは気持ちを入れ替える効果がある点でもおすすめです。