大学職員の志望動機はどうする?書き方・例文・注意点などを詳しく紹介!

大学職員の志望動機はどうする?書き方・例文・注意点などを詳しく紹介!

大学職員は大学内で生徒や教授といった、学校全体のサポートをしています。今回は大学職員になるための志望動機について言及していきます。ここでは、志望動機を書く際の例文を含めた書き方、面接、注意点を記していきます。また、転職する場合の対策についても見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.大学職員の志望動機で悩む人が多い!
  2. 2.大学職員の職業内容
  3. 3.大学職員の志望動機の書き方の例文【なぜなりたいのか】
  4. 4.大学職員の志望動機の書き方の例文【この大学を選んだ理由】
  5. 5.大学職員に転職する方法
  6. 6.営業職から大学職員に転職したい人
  7. 7.大学職員の面接内容を知っておこう!
  8. 8.大学職員の志望動機の注意点
  9. 9.大学職員になった後の注意点
  10. 10.大学職員の志望動機は大学に貢献したい事を書こう!

大学職員の志望動機で悩む人が多い!

Photo by N A I T

就職するときにおいて、日本で就活生が一番悩むポイントは志望動機です。現在、日本の若者について噂されていることは、彼らは何かをやりたいという夢をもっていないということです。

就活に有利だという理由でとりあえず大学に入ってみたのはいいものの、特に自分から何か行動するということもなくバイトで大学生活が終わってしまったという大学生は何人もいます。

確かに大学卒業は高卒の就活生と比べて差があります。しかし提出する志望動機や面接時の対応によって簡単に落とされています。主に、志望動機というのは企業から見て一番重点を置いている所です。

大学職員はそこまでメジャーな職業ではないが故に、自分がなぜ入りたいかという志望動機を明確にしておかなければなりません。

志望動機作成のポイントを知ろう

日本の就職において最も重要なのは面接です。そのため、面接さえ自分がしっかりとした受け答えができてさえいれば採用の可能性は十分にあります。大学職員になるには事前に志望動機を明確にして、相手に自分の情熱が伝わるように工夫しましょう。ここでは、志望動機をどうやって作成していくのかのポイントについて説明していきます。

大学職員の職業内容

Photo by US Coast Guard Academy

大学職員に元からなりたいと考えていた方ならわかることですが、そこまで人気な職業ではありません。そのため、大学職員という職業を見つけてとりあえず入ってみたいということであったら職業内容を把握している方は多くはありません。ここでは、大学職員が具体的に何をしているのかについて詳しく説明していきます。

大学職員は裏方の仕事

大学職員は主に裏方と呼ばれる仕事をしています。とはいえ、大学職員の仕事は複雑で、大学の運営や管理などを担当する仕事など、多岐にわたる様々な役割を担当しなければいけません。

具体的には、大学の経営方針や教育方針といって大学の総括的な要素を含む業務もあれば、事務員として学校の事務作業をこなすという作業もあります。

また、大学内では様々なイベントがあります。イベントが開催される際には、企画や会場の設営などを行うこともあります。大学職員とは仕事の種類が豊富なのである意味大学の教授とは違った忙しさがあります。

教授は生徒に対して直接的に貢献していますが、大学職員は教授を含む学校全体をサポートする職業です。そのため、大学職員は大学にとって責任のある職業です。

大学職員の志望動機の書き方の例文【なぜなりたいのか】

それでは、就職活動の面接において、大学職員の志望動機はどのような書き方をすればいいのでしょうか。自分が大学職員になぜなりたいのかを明確にする必要があります。

以下は志望動機で使える例文の書き方になります。もちろん、これらを書くことで採用されるということではありません。そこから派生して自分の意見も含める必要があります。しかし、基本的には例文のような書き方が志望動機としてあり得ます。

それでは代表的な、志望動機記入時における例文を4つ、順に見ていきましょう。その中から自分が一番適している、又は類似している志望動機の例文を見つけることができます。

志望動機①自分自身の成長に繋げたい

自身の成長を志望動機として挙げるのがまず第1の方法と言えます。近年では大学はとても多くの問題に直面しています。例えば、教育の質の向上、グローバル化に伴う大学の国際化、キャリア教育や少子化による定員割れの防止など様々です。

受験生が減っているという状況では、大学側が何等かの対策を講じない限りは他の大学との競りに負けてしまします。

志望動機における例文の書き方としては、「このような問題に積極的に関わって大学と共に自分自身が成長できるようにしていきたいため、大学職員を志望しました。」と書くと自然です。

この例文にさらに、自分がどのようなスキルを今後身に着けていきたいかなど、志望動機において具体的な書き方をすると尚、相手に気持ちが伝わります。

志望動機➁人の成長に関わる仕事がしたい

大学だけではなく、小学校から大学までの全て学校は子どもが大人に必要な課程を学ぶ場です。もちろん勉強がすべてなわけではありません。学校に行かなければできることがなかった多くの友達もいれば、その友達と多くの経験をして社会的な学習をしています。

大学教授として働くということも、自分が生徒の成長を手助けをすることができるということに繋がります。そのため志望動機の例文では、「自分は人の成長に関わる仕事に興味を持ち、教育学部を専攻していました。

未来を担っていく生徒をどのように成長されていくのかを必死に考え、それが達成されたときのやりがいを大事にしたいと考えているからです。」といった書き方で表現すると、自分がこれまでに大学職員になるために行ってきたことも志望動機として言及することができます。

志望動機③大学時代にお世話になった

こちらは大学の頃の経験を基にした志望動機における例文です。大学生の頃に大学職員の方と関わる機会もあります。イベントなどでは生徒は大学職員に大変お世話になります。文化祭は志望動機について説明できるいい例です。

文化祭実行委員として文化祭に参加していると、思っている以上にやることが多く、企業からの寄付金を募ったり、各サークルの要望に応えるなど様々です。そのような状況で、大学職員は丁寧に仕事を行ってくれます。

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それだけでなく、大学職員は自分でも責任感を感じている職であるため、今ある案よりもっといいものにするために多くのアドバイスをくれます。多くの生徒は大学職員のそういった姿勢に感激し、感謝を覚えます。

志望動機の例文の書き方としては、「イベントの際にお世話になった大学職員の方々に恩返しをしたいと考えたおります。

自分も大学職員として後世に同じように貢献していきたいからです。」と書きます。自分もそのような人間になりたいからといった書き方で付け足してもいいです。

志望動機④縁の下の力持ちになりたい

大学職員は生徒が大学で心地よく生活できるための環境作りに力を入れています。ボランティア活動などを行っていた方は想像しやすいですが、これらは自分が裏方に回ることで循環しています。

そのような、自分が直接的に貢献していなくても誰かのために貢献しているという縁の下の力持ちのように働きたいと考える方もいるため、それを基に志望動機の例文を書くことができます。

「大学職員になるにあたり、生徒の勉強面や生活面、その他多くの面でこの場で学習ができてよかったと感じられるような学校に考えたいと思っております。

例えそれが自分の間接的な貢献であったとしても、そこに自分のやりがいを感じられるからです。」と志望動機の例文の書き方として表すことは可能です。

大学職員の志望動機の書き方の例文【この大学を選んだ理由】

大学職員になぜなりたいかという根本的な志望動機が書けたところで、次は選ぶ学校に対する志望動機の書き方を考える必要があります。それぞれの大学には特徴がありますが、人によっては大学を選ぶことに困惑することもあります。

そういった場合には大学側がもっている特性と、自分が今興味をもっていることを合致させていけばいいのです。自分が魅力的だと感じた分野に特化した大学を探すことで大学職員としての志望動機の書き方もわかってきます。

以下では6種類の例文があります。それぞれの例文を見て自分がこれだと思う志望動機を選択し、大学に対する資料をもっと集めていきましょう。

志望動機①グローバル化に魅力を感じた

国際化は志望動機を書く際の1つのキーワードになります。国際化に伴い、大学側も外国人留学生を行け入れる所が多くなりました。

確かに、外国人留学生というと授業の方に焦点が言ってしまいがちですが、ほとんどの外国人留学生というのはそこまで日本語が流暢ではなく、日本での生活に大きな不安を持っています。

そういった多くの不安を解消してあげるのが大学職員の役目であり、これからのより多くの留学生を満足させることができるような支援を大学職員は求められています。

志望動機の書き方としては、大学にはそういった学生を支援する企画がされていて、その企画において学生を支援することができるという熱い情熱を志望動機の例文に記すようにしましょう。また、これまでの経験から多言語に堪能であれば評価はさらに上がります。

志望動機➁研究支援に魅力を感じた

理系学部に特に多いですが、生徒は教授と一緒に研究に打ち込み、この世の心理に心から向かい合おうとしています。そういった研究成果というのは日本だけでなく海外からも注目されており、その研究によって大学のイメージを多く変えることができます。

例えば、世界の大学ランキングの基準は偏差値ではなく、学校の環境や研究成果などによって反映されます。研究成果は大学に特徴を与えるという面では大事な要素なのです。

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例文に関しては研究成果に関して言及する書き方をしてもいいです。例えば、「大学生時代に熱心に教授と研究を進めていたため、自分は今後もその研究に携わっていたいと考えております。

教授の研究を支えるのが大学職員の仕事であり、自分のこれまでの経験を基にすれば、教授の手助けをすることが可能だからです。」といった書き方で志望動機にまとめましょう。

志望動機③学生支援に魅力を感じた

学生支援も志望動機として大きな要素です。日本の中でも有名で、学部の多い学部であると、生徒一人ひとりに目を配ることはなかなか難しいです。しかし、大学によっては大学職員を筆頭に、1人ずつの面倒を見ることができるところもあります。

生徒はもちろん全員に個性があり、それぞれ求めることも違います。しかしそういった中で、大学職員が親身になって支援することにより、生徒はそれに気づくことができます。

後輩学生の相談員など学生時代にやっているのであれば、学生支援の点から志望理由を書くことをお勧めします。

志望動機では、「大学がどれだけ真剣に一人ひとりに対して取り組みを行っているかを感じる貴学で自分も仕事がしてみたいと思いました。」という例文の書き方が基本になります。

志望動機④研修制度に魅力を感じた

大学職員になるにあたって一番気にする事は環境です。環境によって大学職員のキャリアは大きく左右されることとなります。そのため、大学の研修制度の良さを志望動機にするのも1つの手と言えます。そういった大学には多くのすばらしい大学職員が働いています。

その環境の中で先輩に仕事を教わりながら仕事をしていくことは自分の業務経験や知識をもっと身に着け、プロフェッショナルな大学職員になることができます。

ですから、志望動機に対する書き方の例文としては、「研修制度のしっかり整った、素晴らしい方々と一緒に仕事をすることで自分自身を大きく成長させる契機となると確信したからです。」といった感じにしましょう。

また、教職協同といった、大学側が皆1つとなって活動を行っていることに言及する例文の書き方も効果的と言えます。大学教員も大学職員も皆が志を1つにすることで明確な目標に対して向かっていくことに自分の確立した意志があるからです。

志望動機⑤建学の理念に共感

建学の理念を例文の書き方として志望動機に加える方も多くいます。大学職員を目指す多くの方は自分が将来の若者を育成させる架け橋になりたいと考えています。

建学の理念に基づいて、若手の大学職員でも生徒育成の取り組みを積極的に行える大学は大学職員のモチベーションに繋がります。

大学職員になるための自分のやる気を与えてくれる大学を選び、志望動機を上記のような書き方で書くことで自分が大学で何をやりたいのか、何で貢献できるのかが相手に伝わります。

志望動機⑥愛校心が強い

志望動機で自分の情熱を伝えることも重要です。自分が卒業した大学というのはやはり他の大学と比べても格別です。自分がその大学のことをよく知っており、自分が在学していたからこそわかることが多くあります。

また、大学を通して行った多くの活動は大学時代における大きな思い出となっています。文化祭実行委員、サークル活動、TAとしてのアルバイトなどを行った生徒であれば大学に対して思い入れがああり、大学愛が湧いてきます。

自分が本当にその大学が好きであるのであれば、それを志望動機にしても何の問題もありません。例文の書き方としては、「自分が過ごした学校生活がここまで楽しかったのは先生や大学職員のおかげです。

自分が貴学で就職し、大学のさらなる発展の手助けになりたいと思いました。」と、志望動機にて情熱を伝えることができます。

大学職員に転職する方法

最近では一般企業から大学職員に転職を考えている方が多いです。転職を考える理由は人によって違いますが、大学職員はやりがいを大いに感じられる職業であるため、それに憧れて転職する方も少なくありません。

そこで、ここでは転職したいと考えている方にとって、転職するにはどのような方法があるのかを解説していきます。人によって行ってきた経験にも違いがあるので、それぞれ自分に合った転職方法を探しましょう。

転職エージェントへの登録

転職をするときは自分でインターネットで情報収集することもできますが、転職エージェントを遅漏するのも1つの手です。転職エージェントでも大学職員の求人を探すことができます。

転職エージェントを利用するメリットとして、まずは自分に適した求人を探してくれます。また、エントリーシートの添削も転職エージェントの方で行ってくれます。

また、担当者が面接の対策も行ってくれます。これらのメリットから、自分で転職先を探すよりも確実だということがわかります。

転職エージェントの例として、「マイナビ」が挙げられます。マイナビが転職エージェントの中でもかなりの母数をもっており、大学職員の求人に関しても多く取り扱っています。

営業職から大学職員に転職したい人

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営業職から転職先として大学職員を選ぶ方は年々増えています。というのも、営業職と大学職員とでは仕事に大きな差があるからです。

まず、営業職が大学職員に転職を考える1つの理由としては、営業職にはノルマがあることです。様々なプレッシャーに追われて、もっと自由に仕事をしたいという方がノルマ性なしの大学職員に転職を考えています。

その他にも、ちゃんとした休日の保障や仕事の安定性を含めて、転職したいと考えている人は多いです。しかしそういった方にとって一番困難なのが志望動機の記入です。

本当は自分のつらい職場環境から逃れたくて転職を考えたとしてもそれを志望動機に書くことはおすすめできません。どれだけ自分の動機を装飾して書くことができるかが問題です。

1つの書き方としては仕事ではなく、働き方で書くということです。また、営業職として経験していたのであれば転職先で自分の経験をどのように生かすことができるかというのもポイントです。

イベント運営などの活躍の場も期待できる

高校での説明会や予備校担当者への訪問など、広報関係の仕事をしていた営業担当者であえば大学内でのイベント活動に貢献することができます。

イベントに関しては大学職員でもノウハウを理解している方は多くありません。自分のアピールポイントを示すことが採用される近道となります。

他にも、率先してイベント等に行動できることをアピールできるのであれば、学生のために率先して企画をすることができる人材として採用される可能性もあります。

大学職員の面接内容を知っておこう!

就職活動において、ほとんどの人が不安に思うことが面接です。面接官の質問にしっかり受け答えができるかが採用されるかどうかの分かれ目を決めます。

とは言え、面接において聞かれるであろう、大きな枠組みの質問さえ把握し、自分なりの答え方を準備しているのであれば、よほどイレギュラーな質問を聞かれない限りは問題ありません。

聞かれやすい質問に対する答えを準備しておくのは面接における鉄則です。ここでは、大学職員が面接で聞かれやすい質問を絞ったので、1つずつ確認していきましょう。

①本題前の緊張をやわらげる質問

大学職員になるための面接では、面接官がまず受験者に気を遣い、世間話のように話を振ってくれます。これは採点されるものではなく、本番を前にして受験者の緊張をほぐしてあげるための心遣いです。

例を挙げると、大学までどれくらいかかったのか、昨日はよく眠れたのか、キャンパスの雰囲気や印象はどうか、など様々です。面接は自分の気持ちに正直に答えることではありますが、どうしても採用不採用の枠組みがあると自分を繕ってしまいがちです。

まずはここで緊張をほぐすように面接官に気軽に返事をしましょう。返事の仕方によっても面接官は受験者の様子をうかがっているので、自然体で返事をするのが理想的です。

➁大学職員を目指した理由

まず、自分が大学職員を目指した理由を初めに効かれます。自分がどうして大学職員を志すようになったのか、大学職員になったらどのような仕事をしたいのか、自分の思ったことを具体的に述べましょう。

就職をするときには自分の将来像を面接官は聞いてくることもあります。将来的にはどのような大学職員になりたいのか理想の上司とはどのような方なのか、採用された後のキャリアプランなどです。

目の前の自分だけでなく、先を見通した自分の今後についても深く考え、面接官に説明できるように準備しておく必要があります。

③大学職員の役割や職務の理解度

その後、面接官は受験者が大学職員に対してどこまでの知識をもっているかを探ります。もちろん、ネット上に書かれているありきたりな知識だけではありません。

大学職員の役割を問うだけでなく、大学職員と教員との理想的な関係や、大学職員の求められる能力などがあります。

また、「教育」、「研究」、「社会貢献」に対して大学職員はどのように関わっていけばいいのかなど、アバウトな質問もあるので、自分にとって大学職員とは何なのかを自分に問う必要があります。

④受験者自身の性格や能力

面接官はもちろん、受験者が大学職員としてどのようなことができるのかについても聞いてきます。自分の長所と短所について問われるのは自分を客観的に評価できる人間であるかをみています。

また、大学職員になるにあたって取得した資格や、パソコンスキルなどは大学職員として実際に働く際に必要とされるスキルです。実践的な能力をもっていていると早く一人前の大学職員になれます。

さらに、大学職員という職業は教授や生徒と関わりの多い職でもあります。大学職員のストレスど相手に伝わってしまうと相手も気を遣ってしまいます。

大学職員は相手のサポート側の立場でないといけないので、自分のストレス発散法や休日の過ごし方なども面接官に聞かれることがあります。

⑤仕事の進め方や考え方

大学職員というのは事務職といったデスクワークを主要として行っておりません。大学の質の向上を大きな目標として大学職員は動くので、書面にない人との関係といった仕事も沢山あります。

時にはマニュアルにないことを要求されることもあります。面接官は、自分がもしある問題に直面した時にどう対処するのかを面接で観察しています。

沢山の仕事を同時並行してやらなければいけない場合、忙しい状況で生徒や上司にお願い事を頼まれた場合、自分は大学職員としてどのように動くのかは大学職員としての核心部分をついています。大学職員という職業に対する自分の考え方を面接で答えましょう。

⑥大学の役割・大学業界に関する事

面接では、大学に対する意欲だけでなく、そもそも大学はなぜ必要なのかという根本的な事柄について聞いてくることもあります。

社会は大学に対してどのようなことを求めているのか、大学が生き残っているためには何をする必要があるのかなどが質問の例です。

時には大学のグローバル化というトレンディな内容についても面接官は聞いてきます。自分が大学に対してどのような考えを抱いているかによって自分の存在意義というのも変わってきます。

大学職員の一員として社会にどのように貢献できるかというのも考えるべき点です。面接前には一度、冷静に考えてみましょう。

⑦新たな取り組み

新たな取り組みとは、自分が大学で個人的にどのようなことを率先して行う予定があるのかを問われています。

大学職員として、教育の質を高める取り組みであったり、研究活動や社会貢献に対する取り組みをどのように行っていくのか、自立した考えが求められています。大学職員といえど独創的な考えもここで要求されています。

⑧受験大学の基礎データ

最後に、面接では受験大学の基礎的なデータを聞いてくることもあります。学長の名前であったり、学生数や学部数、建学の精神やキャンパスの特徴などが例として挙げられます。

また、大学内での有名な先生についてなど、少し変わった質問もあるため、大学職員として受験するときには大学の詳細についてはある程度頭に入れておく必要があります。

大学職員の志望動機の注意点

大学の志望動機を述べる際、注意点というのが存在します。大学の面接においてポイントを稼ぐことは難しいですが、注意点を把握し、減点を避けることは可能です。

注意点と守れているだけで相手に印象がいいだけでなく、面接において高得点を稼げることができます。ここでは面接時の注意点について詳しく説明していきます。

安定や条件を理由にするのはNG

注意点の1つ目は給料に関してです。職業を決める要因としてまず考えるのが給料が安定しているといった仕事の条件の良さです。確かにこれは仕事を決める上で重要な要素です。しかしこれを面接時にいってしまうのはおすすめしません。

そのため、注意点としてはまず、収入に関することを述べない事です。給料を第一に考えていると面接官はとらえてしまいます。

実際、年収が良いからという理由で大学職員を選ぶことも多いので面接官はそういった人を見分けることに慣れています。面接官に収入のことについては言及しない事は注意点として挙げられます。

出身大学以外は接点を見つける

自分の卒業した大学であったり、自分と密接に関わっている大学であればその大学に対する想いや知識があるので、ほとんどの受験生はまず母校での大学職員を考えます。

では、何らかの理由で自分の母校でないところに受験する場合に考えるのが2つ目の注意点です。母校でないとすると、当然面接官はその大学を選んだかということに疑問を持ちます。

質問されたときに答えられるよう、受験校との関連性を見つける必要があります。何も関わりのない大学であるとアピールをするときに説得力に欠けてしまします。大学選びには関連性を注意点として掲げましょう。

大学職員になった後の注意点

ここからは見事、面接を含む試験に合格し、大学職員になった場合のその後の注意点になります。大学職員になったからといって全てが上手くいくわけではありません。

もちろん職場では色々な問題があります。表面上では見えていない注意点は複数あるので、以下のような注意点を考慮する必要があります。これらは人との関係の問題でもあるため、特に気を付けるべき注意点になります。

常軌を逸した職員がいる

人との関わりを考えることが注意点において掲げるべき点の1つです。大学職員というのは色々なタイプの人間がいるというのはあまり知られていません。

大学と言えどコネというのは使われることがあり、絶対に普通では採用されないだろうと思う方でも実際に大学職員として働いていることもしばしばです。

特に気を付けるべき注意点としては、全く働かない大学職員との関わり方です。喫煙所にいる方は長時間喋りながら滞在し、仕事に従事しないという場合もあります。

大学職員の中には人と関わることが苦手という理由で事務業務しかやらないという職員もいます。そのため、注意点として自分が一緒に仕事するべき人間を見極めるということです。

自分がダメだと思う方と一緒にいたらどうしても自分自身が成長することができません。せっかくの志もそこで閉ざされてしまいます。

メンタルヘルスに関する問題

前述したように、他の職業から転職してきた方の中には労働環境に不満を抱えて大学職員になったという方も多くいます。ですから、大学職員の中にはメンタル的に問題を抱えている人も多くいます。

そこで問題なのが、「メンタル的な問題による休職者」です。求職をされてしまうと仕事が回らないため、他の方に仕事が回ったりすることがあります。

場合によっては自分が引き受けないといけないこともあので、注意点、もしくは覚悟するべき点としては、周りの環境によって自分も被害を受ける可能性があるということです。

非正規職員の方々との関わり方

3つ目の注意点は非正規社員との関わり方です。正規社員と非正規社員との間では、仕事におけるメンタリティや経済観念の違いがあります。

要するに、大学職員としてどれだけ真剣に働くのかという度合いにかなりギャップが生まれてしまうということです。

例えば、40代で時給制で働いている非正規雇用の方は自分がどれだけ熱心に働いたとしても時給が上がるということはありません。

体力的な問題もあるので正規雇用者との間に大きな溝が生まれてしまうのも無理はありません。注意点としては、どうやって非正規雇用者と一緒に仕事をしていくかということです。

自分の大学の価値観を押し通すのではなく、相手のバックグラウンドも考慮するという注意点が必要だと言えます。

大学職員の志望動機は大学に貢献したい事を書こう!

ここまで見てきたように、大学職員は単純に収入がいいからという理由では就職することはできません。理由は、事務作業といった、訓練次第で誰でもできるような仕事ばかりではないからです。大学職員は大学に貢献するために色々な活動を行います。

例としては前述したように、生徒や教員とのコミュニケーション、大学を盛り上げるイベントなど様々です。その中で自分は何ができるかということを面接官は問うてきます。

自分が大学に貢献できることとしてどのようなスキルがあるのか、どのような情熱があるのかを説明すれば自ずと結果はついてきます。

大橋 泰成
ライター

大橋 泰成

よろしくお願いします。

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