記事の目次
- 1.履歴書はパートの求人応募には必須
- 2.履歴書は手書き?パソコン?【企業採用担当者の評価】
- 3.履歴書は手書き?パソコン?【転職成功者1000人の意見】
- 4.パートでの履歴書の書き方【基本編】
- 5.パートでの履歴書の書き方【写真編】
- 6.パートでの履歴書の書き方【学歴編】
- 7.パートでの履歴書の書き方【職歴編】
- 8.パートでの履歴書の書き方【退職理由編】
- 9.パートでの履歴書の書き方【資格・免許編】
- 10.パートでの履歴書の書き方【志望動機編】
- 11.パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】
- 12.パートでの履歴書の書き方【本人希望欄編】
- 13.パートでの履歴書の書き方【封筒編】
- 14.キチンとした履歴書でパート面接をクリアしよう!
履歴書はパートの求人応募には必須
正社員としてフルタイムで働くのは時間的に厳しいが、今のままでは生活が苦しいので短時間働きたいという人が増えてきています。パートなら勤務時間や勤務日数などの調整も融通が利き、正社員と比べて家事や育児の両立もしやすいでしょう。パートで働くには、まず求人募集に応募しなくてはいけません。その際、必要になってくる書類があります。
パートの面接では履歴書を見られる
パートの求人募集に応募すると、履歴書の提出が必要になります。パートと言っても、提出する履歴書は正式な書類として扱われます。正式な書類には、記入する上で守らなければいけないルールやマナーがあります。また、企業の採用担当者に良い印象を持ってもらう履歴書の作成が必要です。
履歴書には、職歴や志望動機、本人希望欄など記入欄の項目がたくさんあります。また、写真ひとつとっても気を付けるべき注意点がいくつかあります。パートでの履歴書の書き方の基本的なルールやマナーから、企業の採用担当者に良い印象を持ってもらうための書き方のアドバイスまで詳細に解説します。
履歴書は手書き?パソコン?【企業採用担当者の評価】
履歴書を作成するとき、「手書き」か「パソコン」か迷う人が多いのではないでしょうか。履歴書の作成方法は特に決まりがありません。ただし、企業の業種や仕事内容により「手書き」か「パソコン」を選択したほうが良い場合があるようです。
リクルートNEXTが企業の採用担当者に「履歴書は、手書きとパソコン作成のどちらを評価しますか?」というアンケート調査をした内容を参考にしてみましょう。「違いはない」51%、「手書きの方が評価が高い」29%、「パソコン作成の方が評価が高い」10%、「どちらともいえない」10%という結果が出ています。詳しい意見を見ていきましょう。
手書きの方が評価が高い
「手書きの方が評価が高い」という意見には、不動産・建築系「文字が正確にきれいに書けるか確認するため」、流通・小売り「文字は人となりが表れるので、上手・下手かではなく丁寧に書かれているか判断材料になる」、サービス業「手書きの方が慣習的に印象が良い」などあります。
パソコン作成の方が評価が高い
「パソコン作成の方が評価が高い」という意見には、メーカー系(電気・電子・機械)「パソコンスキルと作成能力をみるため」、流通・小売業「パソコン作成は常識。現代は、なにごともパソコンを使用する時代」、その他「パソコン作成のほうが読みやすい」などあります。
どちらともいえない
「どちらともいえない」という意見には、サービス業「文字の上手さや書き方のバランスによって、プラスにもマイナスにもなる」、メーカー系(電気・電子・機械)「業務についての専門知識等を重視する」、その他「手書きは文字のきれいさや丁寧さが判断でき、パソコン作成ではスキルが判断できるので、一長一短」などあります。
履歴書は手書き?パソコン?【転職成功者1000人の意見】
リクルートNEXTが転職成功者1000人に「履歴書は、手書きとパソコン作成のどちらを選択したか」というアンケート調査をした内容を参考にしてみましょう。履歴書を「手書き」で行った人は69%、「パソコン作成」で行った人は23%、手書きとパソコン作成半々で行った人は8%という結果が出ています。詳しい意見を見ていきましょう。
手書き
「手書き」を選択した理由は、メーカー系(素材・医薬品他)書道を習っていたので、文字でアピールできると思った。実際に手書きの履歴書で褒められたことがあるから」、クリエイティブ「市販の履歴書を購入したので、手書きしか思いつかなかった」、その他「パソコン作成したかったが、採用担当に古い考えの人がいるかも考えたため」などあります。
パソコン作成
「パソコン作成」を選択した理由は、サービス業「パソコンの方が相手にとって読みやすいし、こちらも編集がしやすいから」、メーカー系・エンジニア「文字が汚いし、デジタルの方が修正やメール送信等簡単にでき時短になる」、流通・小売・事務系「きれいに書く自信がない」などあります。
パートでの履歴書の書き方【基本編】
パートでの履歴書の書き方【基本編】は、正式な書類を書くときにも役に立つルールやマナーについてのお話です。履歴書を手書きで行うときに、何を使ってどのように文字を書けばよいか、元号や西暦はどうすればよいかなど、ここからは手書きで履歴書作成を行う基本をご紹介していきます。
丁寧に読みやすく書く
パートでの履歴書の書き方【基本編】、1つめは「丁寧に読みやすく書く」です。正社員でもパートでも、履歴書は企業に提出する立派な正式書類になります。企業の採用担当者に読んでもらう重要な書類ということを忘れてはいけません。
手書きで行う場合は、「読みやすい丁寧な字」で書くことを心がけましょう。丁寧な字とは、上手な字とは違います。上手か下手かではなく、丁寧に書く「気持ち」が大切ということです。
修正ペンなどで修正しない
パートでの履歴書の書き方【基本編】、2つめは「修正ペンなどで修正しない」です。履歴書だけでなく、正式な書類に修正ペンや修正テープ・修正液といったものを使い、修正することはマナー違反にあたります。書いている途中でミスしたり、書き上がりをチェックして誤字脱字を見つけた場合は、新しい履歴書にはじめから書き直しましょう。
修正ペンを使って修正した書類は、社会的には「誰が修正したかわからず、信憑性に欠けたもの」と捉えられてしまいます。面倒ではありますが、履歴書を書くときは、間違えたら修正ペンを使わず書き直しましょう。
黒のペンで書く
パートでの履歴書の書き方【基本編】、3つめは「黒のペンで書く」です。履歴書を書くときは、黒いインクのサインペンやボールペン・黒いインクの万年筆を使用しましょう。鉛筆など簡単に消せるものは使用してはいけません。
修正ペンを使用してはいけない理由と同じで、社会的には「誰が修正したかわからず、信憑性に欠けたもの」と捉えられてしまうためです。
消えるペンにご注意
「ボールペンで書いた文字は消せない」という常識を覆す「消せるボールペン」が販売されていることをご存知でしょうか。付属のラバーでこするとボールペンで書いた文字が消えます。これを使えば書き直す必要がなくなると考える人もいるかもしれません。しかし、消せるボールペンも使用してはいけません。
消せるボールペンは、ラバーでこすると消えたように見えますが、正確には「透明になる」という表現が正しいです。ラバーでこすることにより熱が発生し、色が変わる特殊インク技術を使い無色にしています。つまり、ラバーを使わなくても熱で透明にすることができ、冷やせば文字が復活するということです。
コピー機に通すだけで文字が消える条件に達することもあるので、白紙になることも考えられます。ばれなければ良いと考える人もいるでしょうが、正式な書類であるということを忘れてはいけません。
年号を統一し略字を避ける
パートでの履歴書の書き方【基本編】、4つめは「年号を統一し略字を避ける」です。採用担当者が読みやすいよう、日付や生年月日、学歴・職歴・資格など、記入する年号はすべて統一しましょう。また、平成は「H」、令和は「R」などと省略せず、「平成」「令和」と正しく記入しましょう。
日付を入れる
パートでの履歴書の書き方【基本編】、5つめは「日付を入れる」です。基本情報欄の上に、日付を入れる欄があります。日付欄には、履歴書をパート応募先の企業に提出する日の日付を記入しましょう。面接の日に直接提出するのであれば面接日の日付を、面接日より前に郵送する場合は投函の日付を記入しましょう。
「ふりがな」か「フリガナ」注意して書く
パートでの履歴書の書き方【基本編】、6つめは「「ふりがな」か「フリガナ」注意して書く」です。氏名は略字を使わず、正式な漢字で書きましょう。ふりがなは、平仮名かカタカナに注意しましょう。「ふりがな」と記載されていれば平仮名で、「フリガナ」と記載されていればカタカナで書きましょう。
元号・西暦は統一する
パートでの履歴書の書き方【基本編】、7つめは「元号・西暦は統一する」です。元号・西暦を記入する際は、元号と同じくどちらかに統一して書きましょう。混在していると、採油担当者に読みにくい印象を与えてしまいます。些細なことかもしれませんが、相手にいい印象を持ってもらうためにどうすればよいか常に考えることが大切です。
捺印を忘れない
パートでの履歴書の書き方【基本編】、8つめは「捺印を忘れない」です。履歴書に「押印欄」があれば印鑑を押しましょう。印鑑欄を見落として押し忘れる人が多いので要注意です。使用する印鑑は認印になります。
朱肉が薄すぎ・濃すぎて読めなかったり、一部欠けてしまった、斜めになりすぎた場合などは、別の履歴書を用意してはじめから書き直しになります。印鑑を押し慣れていない人は、似たような別の紙を用意し印鑑を押す練習をしておきましょう。字がはっきり読める程度に朱肉を付け、縁取りか欠けることなく真っすぐに押すことが大切です。
パートでの履歴書の書き方【写真編】
パートでの履歴書の書き方【写真編】は、写真欄の扱いについてのルールやマナーのお話です。履歴書に貼る写真はそもそも必要なのか、どのような服装で写真を撮るのが好ましいのか、貼る前に注意することや貼り方にもマナーがあります。ここからは、履歴書の写真についてご紹介していきます。
パートの履歴書に貼る写真はキチンとしたものを
パートでの履歴書の書き方【写真編】、1つめは「パートの履歴書に貼る写真はキチンとしたものを」です。まず、履歴書に写真は必要か、答えは必ず貼る必要があります。業種によっては容姿や年齢を確認するために必要な場合もありますが、基本的には本人確認をするための証明写真になります。
履歴書用の写真を撮影するときは、用意した履歴書用紙のサイズに合うよう写真の大きさを選択しましょう。服装は襟付きで明るめ色が好ましいです。女性は濃い化粧を避け、なるべく自然体に見えるよう控えめにしましょう。広角を少し上げ、明るい印象になるよう撮影しましょう。
写真は最後に貼る
パートでの履歴書の書き方【写真編】、2つめは「写真は最後に貼る」です。パートでの履歴書の書き方・基本編でもご紹介したように、誤字脱字などの書き間違えの場合や印鑑の押しミスにより、別の履歴書に書き直すことがあるかもしれません。
書く前に写真を貼ってしまうと、失敗した時にはがすか別の写真を用意しなければいけません。失敗する可能性も考え、履歴書の写真は最後に貼ることをおすすめします。
写真貼付欄からはみ出さないように
パートでの履歴書の書き方【写真編】、3つめは「写真貼付欄からはみ出さないように」です。せっかく用意した履歴書用紙のサイズに合うよう撮影した写真を、写真貼付欄からはみ出して貼り付けては台無しです。印鑑の押し方でもご紹介したように、斜めにならないよう枠に添って真っすぐに貼るようにしましょう。
写真の裏に名前を書いておく
パートでの履歴書の書き方【写真編】、4つめは「写真の裏に名前を書いておく」です。履歴書に貼る写真の裏に名前を書いておくことは、マナーと言えるでしょう。のりや両面テープなどで貼り付けるか、はじめからシールになっている写真もあります。どちらにしても、いつ写真が剥がれても判別できるよう、トラブルを想定して名前を書いておきましょう。
書き方としては、名前のほかに撮影日の記入をおすすめします。また、新卒の場合は大学名も書いておくとよいでしょう。同姓同名がいる可能性が高い名前であれば、念のため生年月日を書くなど配慮しましょう。
採用担当者の中には、わざわざ透かして裏から名前が書かれているか確認する人もいるようです。年月を経ても消えないよう、証明写真の表面に筆跡が浮き出ないよう、油性の細いマジックで見やすいよう丁寧に書きましょう。
3~6か月以内に撮影した写真を使う
パートでの履歴書の書き方【写真編】、5つめは「3~6か月以内に撮影した写真を使う」です。一般的に、履歴書に貼る写真の撮影は3~6か月以内のものと決められています。以前撮影した写真が残っているから、もったいないし使ってしまおうという考えはおすすめしません。撮影日を写真の裏に書くことも、ささやかではありますが気配りです。
パートでの履歴書の書き方【学歴編】
パートでの履歴書の書き方【学歴編】は、履歴書の学歴欄についてのお話です。まず、学歴と職歴は同じひとつの欄になっています。これは、採用担当者が面接者の学歴・職歴をひと目で確認できるようにするためです。まず、パートでの履歴書の学歴の書き方についてご紹介していきます。
高校卒業~現在に至るまでを書く
パートでの履歴書の書き方【学歴編】、1つめは「高校卒業~現在に至るまでを書く」です。まず、学歴・職歴欄1行目の中央に「学歴」と書き、2行目からは左詰めで書いていきます。一般的には小学校卒業から現在に至るまでを書きますが、過去に複数の企業で働いた経験があれば、職歴が書ききれない場合があります。
その場合は、小学校・中学校は卒業年月のみ書き、高校以降の専門学校・短大・大学などはすべて卒業年月の両方を書きましょう。学校名が長くて1行で書ききれない場合は、区切りのいいところで改行し2行を使って書きましょう。
学校名の書き方
パートでの履歴書の書き方【学歴編】「学校名の書き方」省略せず、すべて正式名称で書きます。たとえば、小学校を卒業した場合、「○○小学校 入学」「同校 卒業」と省略せず、「○○小学校 卒業」と書きましょう。「○○小学校」と「入学」のあいだには、見やすいようスペースを入れましょう。全角・半角どちらでも構いません。
高校名の場合は、「○○高校」と省略せず「○○高等学校」と書きます。また、公立や私立の違いなども省略せずに書きましょう。公立であれば「○○公立 ○○高等学校 普通学科卒業」、私立であれば「私立○○学園 高等学校 家政科卒業」となります。
大学や短大の場合は、学部や学科・専攻コースまで省略せずすべて正式名称で書きます。たとえば「○○大学 ○○学部 ○○学科 ○○コース」となります。
中途退学・休学・転校
パートでの履歴書の書き方【学歴編】「中途退学・休学・転校」についても書く必要があります。中途退学した場合は、「卒業」ではなく「中途退学」と書きましょう。休学の場合は、入学の下の行に休学した年月と学校名・学科、スペースをあけて「休学」と書きます。休学おわりの年月に関しては書く必要がありません。
「海外留学のため休学」「病気やけがにより休学」「家庭の経済的事情により退学」など、理由がある場合は付け加えておきましょう。採用担当者に与える印象が変わってきます。
転校の場合は、入学の下の行に転校の年月と学校名、スペースを空けて「転入学」と書きましょう。
転校・留学
パートでの履歴書の書き方【学歴編】「留学」については、1年以上か正規留学で単位を取得した長期留学のみ学歴に書くことができます。短期の語学留学や研修で留学した場合などは書きません。短期留学の場合は、自己PR欄などに書き、採用担当者にアピールしましょう。
西暦の早見表などを参考にしよう
パートでの履歴書の書き方【学歴編】、2つめは「西暦の早見表などを参考にしよう」です。日付や生年月日、学歴・職歴・資格など、年号や西暦は統一するようご紹介しました。インターネットで検索すれば、卒業年月の早見表など履歴書を書くときに使える便利な表が見れます。早見表を参考にし、間違いがないよう書きましょう。
パートでの履歴書の書き方【職歴編】
パートでの履歴書の書き方【職歴編】は、履歴書の職歴欄についてのお話です。学歴と職歴は同じひとつの欄になっているので、学歴と職歴のあいだは1行あけて書きましょう。ここからは、アルバイト経験は書くのか、職歴がない場合はどうしたらいいのかなど、パートでの履歴書の職歴の書き方についてご紹介していきます。
アルバイト経験も記載する
パートでの履歴書の書き方【職歴編】、1つめは「アルバイト経験も記載する」です。アルバイトやパートでも、正社員と同じく仕事をしたという職歴に変わりはありません。職歴には、「○○会社 入社(アルバイト)」「○○会社 入社(パートタイム)」、または「○○レストラン アルバイト勤務(ウエイトレス)」など書きましょう。
職歴がない場合
パートでの履歴書の書き方【職歴編】、2つめは「職歴がない場合」です。職歴が一度もない場合は、行の中央に「なし」と書きましょう。学歴・職歴をすべて書き終えたら、行を変え、右詰めで「以上」と書きましょう。最後の行と重ならないよう、きちんと行を変えているか確認しましょう。
パートでの履歴書の書き方【退職理由編】
パートでの履歴書の書き方【退職理由編】は、職歴で退職理由を書くときのお話です。以前退職した経験がある場合は、退職した日付とともに退職理由も書きます。一般的には「一身上の都合」で問題ありません。では、出産・結婚や期間満了により退職した場合はどのように書くのがよいのか、パートでの履歴書の退職理由の書き方についてご紹介していきます。
一身上の都合の時
パートでの履歴書の書き方【退職理由編】、1つめは「一身上の都合の時」です。退職理由を書く場合、一般的には「一身上の都合により退職」という決まり文句を書くだけで問題ありません。職歴欄はキャリアの概要を書くための欄です。具体的な理由は、直接面接で伝えるか職務経歴書に書きましょう。
出産・結婚の時
パートでの履歴書の書き方【退職理由編】、2つめは「出産・結婚の時」です。出産や結婚でやむなく退職した場合は、理由をしっかり書くことで信用につながります。「一身上の集うにより退職」では、「採用しても長く続かない人なのかな」と誤解を与えてしまいかねません。「出産のため退職」「結婚に伴い退職」などと書きましょう。
期間が満了したとき
パートでの履歴書の書き方【退職理由編】、3つめは「期間が満了したとき」です。契約社員や派遣社員などはじめから契約期間が決まっており、その期間が満了して退職した場合は、「契約期間満了につき退職」と書きましょう。契約期間より前に自ら退職した場合は、「一身上の都合により退職」と書きましょう。
職歴にブランクがある場合
前職を辞めてから半年以上ブランクがある場合は、職歴欄に退職理由を具体的に書いた方がよいでしょう。ブランクの期間、何をしていたのか気にされるケースがあります。ブランクが長ければ長いほど、社会復帰は大丈夫なのかという不安を与えてしまいます。「病気治療のため退職」「資格取得のため退職」など、具体的な理由を書きましょう。
パートでの履歴書の書き方【資格・免許編】
パートでの履歴書の書き方【資格・免許編】は、履歴書の資格欄についてのお話です。学歴・職歴と同じく、資格・免許もひとつの欄になっています。これも、資格・免許をひと目で確認できるようにするためです。ここからは、パートでの履歴書の資格・免許の書き方についてご紹介していきます。
正式名称で書く
パートでの履歴書の書き方【資格・免許編】、1つめは「正式名称で書く」です。氏名や学校名・会社名などと同じく、資格や免許も正式名称で書きます。よくある資格や免許の書き方は「自動車免許:普通自動車第一種運転免許(AT限定)」「英検:実用英語技能検定○級」「漢検:日本漢字能力検定」などです。
最初に「免許」次に「資格」を記入
パートでの履歴書の書き方【資格・免許編】、2つめは「最初に「免許」次に「資格」を記入」です。免許・資格欄はひとつになっています。まず、免許・資格欄1行目の中央に「免許」と書き、2行目からは左詰めで書いていきます。免許が書き終えたら1行あけ、中央に「資格」と書き、2行目からは左詰めで書いていきます。
資格や免許がない場合
パートでの履歴書の書き方【資格・免許編】、3つめは「資格や免許がない場合」です。資格や免許がない場合、「なし」と書いては印象がよくありません。もし、何かの資格や免許を取得するために勉強中であれば、アピールしましょう。応募した仕事内容にマッチしていれば、良い印象を持ってもらえます。
パートでの履歴書の書き方【志望動機編】
パートでの履歴書の書き方【志望動機編】は、志望動機に書く内容についてのお話です。履歴書の志望動機欄は、応募をした企業を選んだ理由やそこで働きたいという意思を伝える重要な役割があります。
採用担当者に良い印象を持ってもらうためには、どのように志望動機を書けばよいでしょうか。ここからは、パートでの履歴書の志望動機の書き方についてご紹介していきます。
意欲的な内容を書く
パートでの履歴書の書き方【志望動機編】は、「意欲的な内容を書く」ことが大切です。多くの企業がある中、なぜこの会社を選んだのか、どのように働きたいのかなどの志望動機は、採用担当者が最も重要視するひとつと言えるでしょう。自分を採用することで企業にどのようなメリットがあるのかなどアピールできるような志望動機を書きましょう。
志望動機欄を読んで意欲が感じられない人を雇い、お給料を支払って働いてもらいたい企業はありません。「ぜひうちで働いてもらいたい」と採用担当者に思ってもらえるような志望動機を書きましょう。また、通いやすさや労働条件にふれる内容も志望動機になります。
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】は、趣味・特技欄に書く内容についてのお話です。履歴書に書いた趣味や特技の内容が採用の合否に直接影響を与えることは少ないです。では、どのようなことに注意して書けばよいでしょうか。ここからは、パートでの履歴書の趣味・特技の書き方についてご紹介していきます。
「特になし」はNG
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】1つめは「特になしはNG」です。ひとりに割いてもらえる面接時間は限られています。履歴書でおよその人柄まで把握することを目的・理想としています。「特になし」では、やる気のない人と捉えられかねません。志望動機と同じく、自分の魅力をアピールできるような内容を書きましょう。
面接官が理解しやすいように書く
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】2つめは「面接官が理解しやすいように書く」です。パートの面接の時に詳しく話せばいいと考えていては、時間が足りず後悔することにもなりかねません。志望動機と同じく、履歴書を読んで質問しなくても理解しやすいよう書きましょう。
マイナスのイメージの内容は書かない
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】3つめは「マイナスのイメージの内容は書かない」です。たとえば、パチンコや競馬・競艇などのギャンブル系は、マイナスのイメージがあります。ほかにも、家でゴロゴロテレビを見たり毎日お酒を大量に飲むなど、あまり良い印象を合与えないことは書かないようにしましょう。
趣味・特技の例
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】4つめは「趣味・特技の例」です。採用担当者に良い印象を持ってもらうには、具体的にどのような書き方をすればよいでしょうか。ここからは、「料理」「旅行」「スポーツ」を趣味・特技とした書き方についてご紹介していきます。
「料理」の時
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】料理を趣味・特技とする場合の書き方の例をご紹介します。「カロリー計算や栄養バランスがわかるアプリを使い、常に家族の健康に気を配り料理を作ることを趣味としています。栄養価が高く品質の良い旬の野菜をネットで注文したり、牛肉・豚肉・鶏肉・魚とバランスよく取り入れています。」
「旅行」の時
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】旅行を趣味・特技とする場合の書き方の例をご紹介します。「韓国旅行にハマり、週末を利用して家族旅行に行っています。毎回新しい発見があり、子供も異文化と触れ合うことで刺激になっているようです。美味しい焼肉店を開拓することを楽しんでいます。」
「スポーツ」の時
パートでの履歴書の書き方【趣味・特技編】スポーツを趣味・特技とする場合の書き方の例をご紹介します。「子供が陸上部に入部したため、練習に付き合えるよう日々ジョギングしています。週末には家族でスポーツできる施設などにでかけ、走ること以外にもみんなでできるスポーツを楽しんでいます。」
パートでの履歴書の書き方【本人希望欄編】
パートでの履歴書の書き方【本人希望欄編】は、本人希望欄に書く内容についてのお話です。本人希望欄は、履歴書に必ず設定されています。本人希望欄には、勤務日数や勤務時間、通勤方法や職種など、働く希望条件を書きます。
本人希望欄は具体的にどのように書けばよいのか、また本人希望欄に書くときの注意点なども含め、ここからは、パートでの履歴書の本人希望欄の書き方についてご紹介していきます。
希望は控えめに
パートでの履歴書の書き方【本人希望欄編】、1つめは「希望は控えめに」です。志望動機では自己アピールが大切とご紹介しましたが、本人希望欄は企業への要望です。本人希望欄に多くの希望条件を書くことは煙たがられます。また、扱いにくい人とも捉われかねません。
本人希望欄に書く内容が多い場合は、「子供の送迎」などきちんとした理由を書くことで納得してもらえることもあります。
希望がなくても「特になし」はNG
パートでの履歴書の書き方【本人希望欄編】、2つめは「希望がなくても特になしはNG」です。志望動機と同じく、本人希望欄に「特になし」と書くのは、働く気がないと捉われてしまう可能性があります。特に希望が全くなく、企業の指示に従うのであれば、本人希望欄には「貴社の規定に従います」と書きましょう。
出来ませんではなくポジティブに
パートでの履歴書の書き方【本人希望欄編】、3つめは「出来ませんではなくポジティブに」です。本人希望欄に「○○はできません」などネガティブな内容は、やる気がないと捉えられる可能性があります。苦手なことでも前向きに取り組む姿勢が大切です。本人希望欄には、その前向きな気持ちが伝わるよう書きましょう。
パートでの履歴書の書き方【封筒編】
パートでの履歴書の書き方【封筒編】は、履歴書を封筒に入れて郵送する場合のお話です。履歴書を封筒に入れてポストに投函する場合、応募した企業名など宛名を書かなければいけません。そのほか注意点なども含め、ここからは、パートでの履歴書の封筒の書き方についてご紹介していきます。
会社名は正式名称を書く
パートでの履歴書の書き方【封筒編】、1つめは「会社名は正式名称を書く」です。氏名や学校名・企業名の項でもご紹介しましたが、履歴書には正式名称を書くことがマナーとされています。「(株)○○○○○○」ではなく、「株式会社○○○○○○」と正式名称で書きましょう。
「御中」「様」を使い分ける
パートでの履歴書の書き方【封筒編】、2つめは「御中・様を使い分ける」です。「御中」と「様」の使い分けも注意が必要です。会社や部署名のあとは「御中」、人事部宛の場合は「株式会社○○○○○○ 人事部御中」と書きましょう。
採用担当者に直接届けたい場合は、「株式会社○○○○○○ 人事部(改行)採用ご担当者様」と書きましょう。採用担当者の名前が分かっている場合は、採用ご担当者ではなく「○○様」と書きましょう。どちらの場合も、「様」を使う場合は「御中」は必要ありません。
「履歴書在中」と書く
パートでの履歴書の書き方【封筒編】、3つめは「履歴書在中と書く」です。封筒の左下に、「履歴書在中」と書きましょう。住所や氏名などは黒の油性ペンやボールペンで書きますが、「履歴書在中は赤」で書きましょう。さらに定規を使って四角く囲うのがマナーです。囲うことは必須ではありませんが、必ず赤で履歴書在中と書きましょう。
履歴書在中と印刷されている封筒もあります。印刷されているものを使えば、間違いないでしょう。
キチンとした履歴書でパート面接をクリアしよう!
パートでの履歴書を書くときは、「誤字脱字がなく文字を丁寧に書く」ことが大切です。そして、志望動機が応募した企業とマッチしているかということも重要です。文字を書くことが苦手でも、丁寧に書いた履歴書は一目で判断することができます。
写真や印鑑が曲がっていたり、殴り書きされた文字、志望動機や本人希望欄が空欄のままでは、本当に働きたいのか疑問に思われてしまいます。履歴書もパート面接の大切な書類であることを忘れずきちんと書きましょう。