集団討論のコツを伝授!円滑に進める方法や対策ポイントも解説!

集団討論のコツを伝授!円滑に進める方法や対策ポイントも解説!

就職活動の試験として実施される「集団討論」。5、6人ほどのグループに分かれて行われる試験です。集団討論には、進め方のポイントや意見の出し方にコツがあり、対策をきちんとして受験するのが重要です。今回は、集団討論のコツや注意点も含めて詳しく解説します!

記事の目次

  1. 1.集団討論の事前対策!進め方やコツをご紹介!
  2. 2.集団討論とは
  3. 3.集団討論の基礎知識
  4. 4.集団討論の流れ
  5. 5.集団討論の進め方のコツ
  6. 6.集団討論の評価ポイント
  7. 7.集団討論の注意点
  8. 8.集団討論の対策におすすめの本3選
  9. 9.集団討論は事前準備が大事な試験!

集団討論の事前対策!進め方やコツをご紹介!

企業や自治体の採用試験で実施される集団討論。学生の性格やリーダーシップなどを総合的に評価する手段として、年々実施される機会が増えています。面接試験と違って、その場で対応しなければならないため、念入りな事前対策が重要です。

今回は、学生が公務員試験を受験する際に避けて通れない「集団討論」の対策ポイントをご紹介。意見の出し方のコツや、討論の進め方のコツなど、覚えておくべき注意点をたっぷりとご紹介致します!

集団討論とは

Photo bygeralt

海外の大学でよく見られるディベート。ディベートでは、何人かの学生が、一定のテーマに沿って、そのテーマに対するYesまたはNoの立場に分かれて、お互いの意見を戦わせます。

ディベートの進め方は、決まったテーマに対して、二つの対抗する意見を戦わせて、どちらがより説得力があるかを競うというルールがあります。自分の意見をはっきりと言えるために実施される討論形式の授業です。

日本では、まだまだ歴史の浅いディベートの授業ですが、ディベートで培われる討論力は、仕事をしていく上で欠かせない会議の場などで、建設的な意見を提案するためにも必要なスキルです。

受験生を部屋に集め討論させる試験

Photo byFree-Photos

そのため、日本の企業や自治体でも、学生の自主的な発想や、意見交換の能力、そして、コミュニケーション能力を相対的に評価する方法として、ディベートと類似する「集団討論」という形式の試験を実施するようになってきました。

集団討論の進め方は、ディベートとやや形式が違っています。しかしながら、進め方には、大まかなルールがあり、事前に対策することで、試験本番にスムーズに対応することができるようになります。

集団討論の場では、一緒に面接を受けている5、6人の学生とグループになって討論を進めていきます。そのため、自分だけではなく、相手の意見を聞いたり、グループ全体が活発に話し合えるようにしていくことなども、成功のために重要なポイントです。

集団討論の基礎知識

Photo byFree-Photos

集団討論の注意点や進め方のコツなどをご紹介する前に、まずは、集団討論というものが、どのように実施されるのかということを、ざっくりとご説明してみましょう。

就職活動の入社試験で実施される集団討論では、どんなことをするのか?何人ぐらいで、どのぐらいの時間実施されるかなど、まずはイメージをつかんでみてください。

集団討論試験とは、一室に5名から10名ほどの受験生を集め、与えられたテーマについて、討論をしてもらうという試験のことです。討論している様子を試験官が見て、個別に評価していくのが、集団討論の目的です。

集団討論には、大きく分けて主に二つのパターンがあり、一つは、事前に討論すべきテーマを知らせて当日討論に臨むパターン。そして、もう一つは、試験会場で、直前にテーマを与えられて、約10分後から討論をスタートするというパターンです。

集団討論では、所要時間は、約1時間前後となる場合がほとんどで、長い試験でも1時間30分ほどで終了します。試験官の人数は、企業や自治体によって異なりますが、大体3名から5名の試験官が、集団討論の様子をチェックしています。

集団討論で試験官が見るチェックポイントは、あらかじめ決められており、意見の内容や発言の頻度、司会担当者であれば、進め方がスムーズかどうかなど、様々な部分を見て、合否判定の基準としています。

集団討論とディベートの混同はしない

先ほど、集団討論とはどんな形式の試験なのか、導入部でざっくりとご説明しましたが、集団討論は、ディベートとは内容が異なります。試験の参加者の意見を批判したり、論破することはこの場では求められていません。

集団討論のポイントは、他の参加者と協力して議論を行い、円滑に議論を進めていけるコミュニケーション力があるかどうかといった点を評価されるため、一方的に相手の意見を否定するような態度を取ると良い印象を与えませんのでご注意ください。

集団討論とのコツは、周囲の人と、いかに強調しながら議論を組み立てていくかというのが重要です。たとえ、参加者の中に自分と違う意見の人がいたり、間違った意見を言う人がいたとしても、全否定するようなことは避けましょう。

相手と意見が食い違った場合、一旦は相手の意見を認めた上で、別の視点を提案するという進め方が成功のコツです。否定するのは誰にでもできることですが、相手を認めた上で自分の意見を言うというのが、なかなかできない方が多いからです。

集団討論の流れ

集団討論は、ディベートとは違うというところに注意して、うまく全体の議論をまとめていけるようにすることが重要なポイントです。では、実際に集団討論を行う際には、どんな流れで試験が実施されるのか?

まずは、試験の内容と流れについて、大枠をつかんでおきましょう。試験のタイプによっては、事前対策ができる場合もあります。その場合は、試験のテーマについて、できるだけ多くの例や過去問を読むなどして、しっかり準備をして試験当日に臨みましょう。

テーマは直前・事前に知らされる2パターン

Photo byrawpixel

集団討論では、事前にテーマを決められて、課題が渡された状態で、試験当日にグループディスカッションを行うという形式があります。この場合は、試験当日までに、テーマについての下調べを行えるため、試験対策がしやすいというポイントがあります。

先ほどご紹介した通り、集団討論は、ディベートとは違って、建設的な意見を出して、議論をまとめていくというのが、重要なポイントです。事前対策の段階で、他の人から出てきそうな、反対意見なども想定しておくと、パニックにならず落ち着いて対応できます。

Photo byrawpixel

集団討論には、もう一つ、試験当日に直前になってテーマを与えられて討論する場合もあります。このタイプの試験は、事前にテーマを与えられる試験と違って、準備をすることができません。より、応用力と実践力を求められる試験です。

直前でテーマを与えられた集団討論でうまく試験を乗り切るためのコツは、先に過去問で集団討論に出題されやすいテーマを読んでおいたり、議論の進め方のポイントを予習しておくことです。

テーマが違っても、試験官が見ているポイントをしっかり押さえておけば、ある程度注意すべきポイントも分かっていますので、うまく集団討論を乗りきれる確率が上がります。

集団討論の大まかな流れ

集団討論には二つの試験のパターンがあることが分かりました。続いては、直前にテーマを与えられた場合の集団討論の流れについて、ざっくりとご説明致します。

まず、試験受験者数は6名、試験時間は討論(60分)、事前準備(10分)事前まとめ時間(5分)で合計75分と想定してください。

試験の参加者は、あらかじめ割り振られた番号の席に着席し、そこで、初めて試験官から集団討論のテーマを渡されます。テーマを受け取ったら、10分間テーマについて、考える時間をもらえます。

もし、事前にテーマを与えられているタイプの集団討論の場合は、この10分間の準備時間はありませんので、ご注意ください。テーマについて考える時間が終わったら、自分の意見をまとめる時間(5分以内)へと移ります。

ここまで終わったら、いよいよ集団討論がスタートします。議論の時間は、約60分で、話し合って導いたグループ全体のまとめを発表して、集団討論の試験が終了します。集団討論には、決まった進め方がありますので、次の項目で詳しく見ていきましょう。

集団討論の進め方のコツ

続いては、集団討論の進め方とそのコツをご紹介していきます。まず、集団討論の進め方の手順ですが、一つ目は役割分担を行います。司会、書記、タイムキーパーなど、各役割を参加メンバーで分担します。

次に、集団討論で与えられた60分をどのように時間配分するのかを決め、話し合う論点を明確にしましょう。ここまでまとまったら、実際の討論に入ります。意見の根拠や、メリット・デメリットなど、各自の意見を出し合っていきます。

役割を決めて論点分析

そして、意見が出尽くしたら、対策、解決策を練っていきましょう。ここでのポイントは、他の受験生と協力して意見をまとめていくということです。最後にグループ全体としての結論を発表して集団討論は終了です。

集団討論の進め方のコツとしては、役割分担が終わったら、論点分析を行うということです。与えられたテーマの問題点は、どういったところなのかという論点の洗い出しを行い、それに対する解決策を脱線せずにまとめていくというのが重要なポイントです。

メモを取る

また、集団討論の進め方のコツとしては、メモを取るということも挙げられます。60分の試験時間内には、様々な意見が出ますが、書記がまとめているもの以外にも、自分なりのメモがあると、最後の結論のまとめで大いに役立ちます。

他の参加者の意見で良いなと思ったものや、反対意見など、印象に残った意見をメモしておくのがコツです。ここでの注意点は、自分の言葉でわかりやすく書くということです。

円滑な議論をする

集団討論の進め方のコツ、一番重要なポイントとなるのが、円滑に議論を進めるということです。意見がうまく集まらないと、討論自体が活発に行われないため、間延びした感じになってしまいます。

自分から意見を言うなど、積極性を出し、グループ全体の議論が活性化するようにするというのも対策の一つです。また、逆に意見が出すぎて膠着状態になった時には、一旦止まって整理する時間を持つことも重要です。

意見をまとめる

Photo byrawpixel

進め方のコツとしては、これまで出た意見の中から、ポイントとなる良い意見をピックアップして、そこから、再度意見を発展させてまとめていくということが重要です。

最後に、集団討論の一番最後に行う結論の発表ですが、ここでは、これまで出てきた問題点に対して出された解決策をまとめていきます。グループ全体として、どのような意見がもっともふさわしいのかをしっかりとまとめて発表しましょう。

集団討論の評価ポイント

集団討論の進め方のコツは、意見を積極的に言ってスムーズに議論を展開させていくということと、良い意見や反対意見など、まとめで使う情報をしっかりメモして備えておくといった点でした。事前対策として、進め方のポイントをしっかり覚えておきましょう。

続いては、集団討論で、試験官は一体受験生のどこを見ているのか?評価の基準をご紹介していきます。試験官のチェックポイントを知ることで、集団討論で注意すべきことや、自分が取るべき行動も見えてきます。

グループでレベルの高い討論をすること

Photo byrawpixel

企業や自治体の入社試験で実施される集団討論。この試験では、受験生の人物像や性格、あるいは、行動力などを見ています。履歴書や筆記試験からは分からない、受験生の人となりを見ていると言っても過言ではありません。

集団討論では、受験生の話し方や、考え方、そして日頃の態度など、すべてが包み隠さず表に出てきてしまいます。面接だけでは分からない、学生自身のありのままを見ることができることから、集団討論試験は、今後ますます実施団体が増える傾向です。

Photo byrawpixel

集団討論の評価のポイントには、以下のようなものがあります。協調性、倫理性、積極性、貢献度そして傾聴力などがこれに当たります。この5つの項目に共通するポイントは、「コミュニケーション能力」です。

グループ全体における評価が高くなれば、その分、個人に加点される点数も増えるということですから、集団討論を行う場合は、ライバルである他の参加者たちといかに協力して高い点数を出せるかということが成功するための基本対策となります。

集団討論の注意点

ここまで、集団討論の進め方のコツや、議論の評価のポイントなど、集団討論対策の基本情報をご紹介してきました。続いては、集団討論における役割別の注意点と、試験対策のコツなどをご紹介していきます。

集団討論では、5、6名の参加者の中から、司会者、書記、タイムキーパーといった役割分担を決める必要があります。ただ、意見を言う他の参加者と違って、司会者などの役割を与えられた人は、その役割をうまくこなさなければ評価につながりません。

そこで、集団討論で役割分担をされた場合に、一体どんなことに気をつけて行えば良いのか?ここからは、そういった注意点やコツをまとめていきます。

司会の注意点

まず、集団討論の役割として、必ずあるのが「司会者」という役割です。議論全体の司会進行を努める係で、この係を担当した人は、集団討論を円滑に進めていくという重要な任務を請け負うことになります。

司会を担当することになった場合の注意点は、司会者はあくまでも進行役であり、グループ全体を取り仕切るリーダーではないということを忘れないことです。独善的な態度で、ガンガン進めていくと、協調性がない人材というマイナス評価につながるので注意しましょう。

出しゃばり過ぎない

また、司会役となった人への注意点としては、でしゃばり過ぎないということも、重要なポイントです。あまり、意見が出ないからと言って、自分ばかり発言していると、傾聴力がないという評価を受けるリスクもあります。

参加者があまり意見を言わなかったとしても、それは、司会役の責任ではありません。あくまでも、でしゃばりすぎず、議論を進めてるように粛々と進行することが重要です。

議論の方向性を間違えない

集団討論で、司会者を担当することになった場合は、チーム全体の議論が間違った方向にいかないように、機動修正していく必要があります。意見がぶつかったり、白熱しすぎた場合は、一旦立ち止まらせるようにしてください。

司会者として、うまく任務を行うためには、集団討論の進め方をしっかりと頭に入れておくということです。問題点の抽出、解決策のとりまとめ、そしてグループとしての結論の発表と、3つの段階をうまく進めていくことが司会者の仕事です。

対策としては、時間配分や話し合うべき内容や意見がきちんと出ているか、また、出ていない場合でも、最終的な結論までたどり着けるように、グループ全体を誘導していくことです。

あまり良い意見が出ず、集団討論の結論が粗末なものになったとしても、その点について司会者は責任を問われることはありませんので、安心して司会に臨みましょう。

書記の注意点

続いては、集団討論で書記を担当した場合の、注意点と対策についてです。集団討論における書記の仕事は、討論の内容を整理して記録し、議論の内容をメンバーに共有するということです。

また、集団討論が終わったあとに、議論の内容を試験官に提出する役割を担当する場合もあります。書記は、集団討論のメンバーが、これまでの議論を振り返って、さらに掘り下げていくのに、情報提供する必要があります。

書くことに集中し過ぎない

書記に求められることは、集団討論参加者の意見を記録しておくだけでなく、内容をわかりやすくまとめて、メンバーにフィードバックしなければなりません。意見の箇条書きでは、ダメですので注意してください。

集団討論に置ける書記の役割は、他にも、解決策の段階では、意見の整理がしやすいように、声掛けを行っていくということがあります。これまでした議論の内容を振り返り、グループ全体で、議論が不十分なポイントなどを指摘するのも書記の役割です。

発言を正しく書き取る

集団討論で書記を担当した場合の注意点は、みんなの意見を記録することに集中しすぎて、自分の発言回数が極端に減らないようにすることです。下ばかり見て、メモだけ取っているとマイナス評価を受けるので注意が必要です。

また、書記を担当した場合のもう一つの注意点は、議論で出た意見を正しく記録するということです。あとで振り返ったときに、グループ全体がわかりやすいように、個々の意見をきちんとまとめて見やすくしておくと、アピールポイントにもなります。わかりやすくするためには、時系列でまとめるというのが一つの対策です。

文字を丁寧に早く書くことも注意点です。一人一人の意見を聞くときは、必ず、発言者の目を見て、相槌を打ちながら、しっかりと聞きましょう。ここは、傾聴力を評価されるポイントにもなりますので、十分注意してください。

書記を引き受けると、あまり議論の場で発言しなくても良いと勘違いしている方がいますが、書記を担当しただけでは評価につながりません。ここに注意して、必ず自分の意見も発表できるように、集団討論に集中して参加しましょう。

タイムキーパーの注意点

続いては、集団討論におけるタイムキーパーの注意点と対策についてご紹介します。集団討論におけるタイムキーパーの仕事は、議論の前に決めた時間配分を管理することです。

試験時間が60分の場合は、問題点の洗い出し、解決策の提案、そして結論のまとめとある程度時間配分することが最初に決められています。タイムキーパーは、この時間配分に沿って、進行時間を報告し、管理するのが仕事です。

時間報告を忘れない

タイムキーパーが一番気をつけるべき注意点は、試験中に、適宜時間の経過報告をすることです。ここを忘れないようにするために、きちんと時計を確認し、10分おきに報告するなど、ある程度タイミングを決めておくことが対策になります。

タイムキーパーは、議論の時間内に、すべての議題がきちんと話し合い終わるようにするために存在しています。試験会場では、誰がタイムキーパー担当になるか分かりませんので、必ず腕時計を着用して、集団討論に臨みましょう。

決めた時間配分に拘り過ぎない

集団討論の試験対策では、最初に時間配分を決めるというアドバイスがありますが、実際に討論の場になってみないと、どのように話し合いが進むのかは誰にも分かりません。最初に決めた時間配分よりも、議論が押してしまうこともあります。

この時の注意点は、最初に決めた時間配分に固執しないということです。残り時間に合わせて、柔軟に再度時間配分をし直し、タイムキーパーの方から、「時間配分の変更」を促すなど、臨機応変に対応できることが重要です。

タイムキーパーを担当するということは、グループ全体の議論に貢献しているという評価を受けやすいので、担当したいという受験生も多いようです。残り時間に対する配慮などが高評価を受けるためのポイントですので、しっかり対策して試験に臨みましょう。

集団討論の対策におすすめの本3選

ここまで、集団討論での各役割における注意点や対策についてご紹介してきました。集団討論では、議論の進め方や役割分担があらかじめ決められています。事前にどんな出題がされるのか?過去問や試験の出題予想などを押さえておけは、しっかりと対策が取れます。

そこでここからは、集団討論に臨む際に役立つ事前の知識や、試験に出題されそうな時事問題・テーマなど、集団討論の試験のコツや対策を紹介している、おすすめの参考書を3冊ご紹介致します。

以下にご紹介する3冊の集団討論向けの参考書は、すべて公務員試験に対する対策が書かれた著書です。一般企業の集団討論とは、若干異なる部分があるかもしれませんので、そこに注意してご覧ください。

実務教育出版・公務員試験 速攻の時事 平成30年度試験完全対応

Photo byDariuszSankowski

集団討論の試験対策に使える問題集。最初にご紹介するのは実務教育出版の「公務員試験 速攻の時事 平成30年度試験完全対応」。こちらの書籍は、累計140万部のベストセラーで、公務員試験を受験する人の必携問題集の一つにも挙げられています。

「速攻の時事シリーズ」は毎年発行されている定番の問題週で、時事対策の内容は、最近のニュースだけでなく、様々な政府刊行物や統計、官公庁の施策など、幅広いジャンルの時事用語を集めたかなり内容の濃い一冊となっています。

『速攻の時事』が、公務員の集団討論対策の問題集として、不動の人気を誇っている理由は、とにかく、内容が、公務員試験の最新情報を徹底的に網羅しているという点に尽きます。

集団討論対策に使えるポイントを簡潔にまとめているので、時事問題の対策が分からない方にも読みやすいというのもメリット。

この問題集には、教養試験(基礎能力試験)の時事という基本編から、政治経済・社会、あるいは、社会政策、国際関係、果ては財政学まで、幅広い科目に対応しているため、広く浅く、様々な情報を一括して覚えたい場合に役立ちます。

高橋書店・最終面接官が教える! 公務員面接突破術 2020年度

続いてご紹介する集団討論の試験対策に使える参考書は、高橋書店の「最終面接官が教える! 公務員面接突破術 2020年度」。こちらは、公務員試験における時自己PRシートの作成や、志望動機の作り方、そして、面接でのコツなどを紹介した良著です。

実際に、公務員試験の最終面接官を努めていた元面接官による対策と解説が掲載されており、面接試験をどうやって乗りきれるのかということを詳しく知ることができます。

面接試験でのノウハウや、面接本番での注意点などが網羅されています。また、実際に面接で聞かれた質問の例文なども掲載されており、面接官が受験者のどのようなところを見ているのかに、重点を置いた対策ができる内容です。

集団討論に特化している問題集ではありませんが、公務員の面接試験では、どのようなところが評価されるのかということを念頭に置くことで、集団討論での心構えや立ち居振る舞いの基礎を学ぶことができるでしょう。

つちや書店・1800人以上を合格に導いた講師が教える! 公務員採用試験面接試験攻略法

最後にご紹介する集団討論向け対策問題集は、つちや書店の「1800人以上を合格に導いた講師が教える! 公務員採用試験面接試験攻略法」です。

こちらは、面接時によく受験生がやりがちな、模範解答例を暗記するという方法を真っ向から否定している画期的な内容がウリです。自分の言葉でオリジナルの面接での回答や意見が言えるようになる本です。

この問題集では、公務員の面接試験で、どんな回答をするのがNGなのか?をはっきりと事例をあげて説明しています。そのため、集団討論のように臨機応変な対応が求められる場面でも応用が効きやすいのではないでしょうか。

また、過去問題も多数掲載されていますので、公務員試験の集団討論に置ける対策と傾向を考える上でも役立ちます。また、集団討論では、正解がないように見えるかもしれませんが、回答となる意見の組み立て方には、コツがあります。

本書では、将来公務員を目指す人が、市民や県民、そして地域のために活躍する人材になれるような、そんな人材として合格できるようなヒントが書かれています。

公務員の退職金はいくら?計算方法や地方・国家の金額の違いもご紹介! | 副業・暮らし・キャリアに関するライフスタイルメディア
公務員として働き、退職する際には退職金が支給されます。民間の企業に勤務して得られる退職金よりも多いといわれることが多いですが、実際はどれくらい支給されているのでしょうか。今回は、公務員の退職金について、地方・国家による差や計算方法について解説をします。

集団討論は事前準備が大事な試験!

公務員試験や就職活動の面接試験で実施される「集団討論」についてご紹介致しました。集団討論は、ディベートと違って、相手を論破するのではなく、参加者全員で意見交換を行い、解決策や結論を導き出す議論形式のことです。

集団討論には、決まった進め方と役割分担があり、それぞれには事前に対策できるポイントがあります。今回ご紹介した集団討論のコツを押さえて、ぜひ、本番試験に活かしてみてください。

Yukilifegoeson
ライター

Yukilifegoeson

日本語、英語を含む4ヶ国語を話すマルチリンガルライター。海外の日系ローカル紙での取材記者経験を経て、現在は、webライターとして、旅行関連メディアを中心に執筆活動中です!

関連するまとめ

人気の記事