就活の特技・趣味の書き方について!
就活で履歴書やエントリーシートには、特技・趣味を書かなければなりません。しかし、自分の趣味・特技を理解しておらず、どのように書いたら良いのかわからない人が多くいらっしゃいます。
ここでは、就活の履歴書やエントリーシートに特技・趣味をどのように書いたら良いのか、エントリーシートの書き方のコツ等をご紹介させていただきます。
特技・趣味の良い例文や、NG例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。特技・趣味は自分自身のことを理解していないと、書くのは難しいです。しっかりと自分自身と向き合ってみることがコツの一つです。では履歴書やエントリーシートに書く、特技・趣味の書き方について詳しく見ていきましょう。
就活の特技と趣味を書く意味
履歴書やエントリーシートにある、趣味・特技の欄の書き方によって、採用・不採用に関係していることは少ないとされています。
ではなぜ履歴書やエントリーシートに、趣味・特技の欄があるのかは、面接を受けにきた人の人柄を知りたいや、面接時での話題作りのためとされています。面接官が採用を決めるポイントの一つが人柄です。
会社の雰囲気に合う人か、この人と一緒に仕事をしたいか、等を見ています。面接時の様子と休日の過ごし方を知り、人柄を見ているのです。さらに書き方によって面接での話が弾む場合があります。しっかりと履歴書やエントリーシートに趣味・特技を書いておくことで、有利に面接を行うことができるのです。
面接を盛り上げる
履歴書やエントリーシートの趣味・特技欄で大切なことは、面接を盛り上げられる内容が書いてあるかどうかです。
面接を通過するポイントは、いかに面接官があなたのことをもっと知りたいと思うかと言われています。履歴書やエントリーシートの趣味・特技欄は、自分だけのポイントをアピールできる欄です。
詳しく内容を書いておくことによって、面接官の目に留まり、面接を盛り上げることができる可能性が高まります。特に特技は詳しく書いておきましょう。泳ぎが得意な人は、特技欄に「水泳」と書くだけでなく、「平泳ぎやバタフライ等、4泳法全てマスターしています。」と書くのが良い書き方です。
企業研究したことをアピールできる
就活の際、趣味・特技の欄は、企業研究していることをアピールすることができます。近年、企業では、社員同士の部活動をサポートしているところが増えてきています。
企業がサポートしている部活動と、自分の趣味・特技に合った活動がある場合は、積極的に書くのがおすすめです。そして面接では、「御社の部活動にぜひ参加してみたいです。」等とアピールできると、面接官は嬉しく感じるはずです。
会社の企業研究をしっかり行っている人だな、という印象を与えることができます。会社の部活動で活躍できる人を求めている可能性があるので、積極的にアピールしていきましょう。
自己PRを盛り込める
就活の際、趣味・特技の欄には、自己PRを盛り込んでいく事が、良い履歴書になる書き方のコツです。特にワープロ検定や簿記検定、電卓検定などを取得していた場合には、特技として記入しておくことをおすすめします。
管理職や事務職の仕事を応募する上で強みになります。英検やTOEICで語学の資格がある場合は、外資系企業を受ける際にアピールになります。無資格の場合は、自分の長所や特技をしっかりと記入して、自己PRに繋げていきましょう。
企業は、入社後に活躍できる人材を求めています。会社が好き、入りたいというアピールをするよりも、自分が入社後に活躍できることをアピールすることが、履歴書やエントリーシートの書き方のコツになります。
一言・空白はNG
就活の際、趣味・特技欄にしてはいけないNGポイントの一つが、一言と空白です。特に空白の場合は、「書くのを面倒くさがったのか」と思われてしまいます。
面倒くさがりの性格なら、「仕事もきちんとできないのではないか?」と結び付けられてしまいます。また面接官の中には、趣味・特技の欄が空白だった場合、面白くない人、強みが全くない人、と判断する方もいらっしゃいます。
さらに、一言もNGです。趣味「ドライブ」、特技「野球」だけではアピールをすることはできません。しっかりと趣味・特技を書いてアピールすることを心がけましょう。
就活の特技の趣味の書き方
履歴書やエントリーシートにある、趣味・特技欄は、就活者の情報を簡潔に伝えるという役割を持っています。
そして、他の人と差別化できる趣味や特技を書くことは、面接を盛り上げることが出来、面接が有利になる事があります。また自分が就活している会社と関係のある趣味・特技を書くことで、自分が会社に貢献できることをアピールできる場合もあります。
ここでは、自分の強みやアピールポイントをしっかりと理解し、書類選考や面接時に有利になれる、特技・趣味の書き方をご紹介させていただきます。しっかりと自分自身の強みやアピールポイントを理解していきましょう。
自己アピールできる内容
履歴書やエントリーシートには自己アピールできる内容を書くことが大切です。特に、就活している会社の職種に関連した強みをアピールすることができれば、書類選考や面接が通過しやすくなります。
就活している会社がどんな人材を欲しがっているのか、を把握した上で、自己PRできる内容を書いていきましょう。自己PRには、いままで自分が何をしてきて、今何ができるのか、どう会社に貢献できるかを伝えることが書き方のコツです。
ボランティア経験や社会福祉貢献等もアピールになります。自分の今までの経験からどのように会社に貢献できるかを積極的にアピールしていきましょう。
企業・職種にあわせた内容
就活している企業に合う趣味や特技がある場合、積極的にアピールしていきましょう。就活している会社に合った趣味や特技を書いておくことで、この会社に興味がある、と思ってもらえる可能性が広がります。
IT関連の会社の場合は、プログラミングが得意です。等とアピールしましょう。外資系企業の場合、英語が話せる人材を求めているケースが多いので、英検やTOEICを積極的にアピールしましょう。
就活している会社のサークルに自分の趣味や特技と合ったスポーツがあった場合は、アピールのチャンスです。活躍できる人材を求めている可能性があり、アピールしていくのがおすすめです。
アピールポイントを明確に
履歴書やエントリーシートを書く上で大切なことは、自分自身のアピールポイントを明確にしておくことです。アピールポイントが明確でないと、書く際にまとまりのないアピール文となってしまいます。
面接で深く聞かれた時には、戸惑ってしまう原因にもなります。履歴書やエントリーシートを書く前に、自分の強みやアピールポイントを紙に書き出して整理してみましょう。
今まで経験してきたことで強みになることや、自分自身が成長できた体験等を書き出していきます。強みやアピールポイントがしっかり整理しておくと、履歴書に書く際に、まとまった、強みのある文章になります。
就活の特技と趣味でアピールできるもの
ここからは、就活の際にアピールできる、趣味と特技を見ていきましょう。男性の方は、スポーツ関連の趣味や特技をアピールすることをおすすめします。普段から身体を鍛えたり、スポーツをしている事で、健康に気をつけている人だということをアピールすることができます。
朝の散歩という日課の趣味も、規則正しい生活をしているアピールにもなります。女性の方は、家事が得意であることをアピールできると良いでしょう。
仕事もテキパキできるという印象を持たれます。映画鑑賞やドライブ、釣りや読書、スポーツ観戦等もアピールできる項目ですので、詳しく内容を書くことが、良い履歴書になるコツです。
ユニークな趣味や特技
スティーブ・ジョブズ氏は座禅が趣味として有名です。座禅はユニークな趣味ながら、仕事をする上で、平常心を乱さず、精神力を鍛えることができるので、就活生に人気の趣味の一つとなっています。
少しユニークな趣味や特技は、面接を盛り上げることができます。ユニークな趣味・特技とは、周りの人があまりやっていない趣味・特技の事です。座禅以外にも様々なユニークな趣味があります。お城巡りや御朱印巡り、秘湯巡りや三味線等です。話の流れでは面接官の出身地の話題で盛り上げることができるかも知れません。
マニアックな趣や特技
少しマニアックな趣や特技を書いておくと、面接官の目に留まりやすいです。料理の趣味の中でも、利き酒や野菜ソムリエ、燻製つくり等、なかなか周りがやっていない趣味がたくさんあります。珍しい動物を飼っている、等もマニアックな趣味のアピールになります。
一つでもマニアックな趣味や特技があることで、面接官と話が弾む可能性が高まります。しかし、男性で人形集めをしています。等、初対面の人が引きそうなマニアックな趣味・特技は書かない方が無難です。またアイドルのおっかけ等、社会的印象が悪い趣味は書かないようにしましょう。
日常生活にある趣味や特技
就活の趣味や特技が思いつかないという方は、日常生活を思い出してみるのがコツです。例として、車を頻繁に運転する機会が多い方は、ドライブが趣味にもできます。ペットに犬がいる場合は、愛犬の散歩も趣味の一つです。
愛犬と一緒に毎日散歩しているだけの趣味でも、話の話題を広げることができます。女性の方は、家事を趣味や特技の欄に書くのもおすすめです。家事が得意な人は、テキパキと行動でき、仕事ができるというアピールにもなります。ウオーキングや筋トレ等、体を鍛えている趣味は、健康に気をつけているアピールになります。
定番の趣味や特技を書く時は注意
定番の趣味や特技を書く時には注意が必要です。面接官は書類選考や、面接を受けに来る膨大な数の履歴書やエントリーシートを見なければなりません。
面接官が目にとまるような趣味や特技が書かれていればアピールになりますが、定番の物を簡潔に書いていると、スルーされてしまう可能性があります。そのため定番過ぎて面白みがない趣味を書く際は、コツが必要です。定番の趣味でも内容を詳しく書くことが、書き方のコツです。
読書が趣味の場合、「趣味は読書でミステリー小説が好きです」等、読書でもどんな本を読んでいるのか、まで書くようにするのがおすすめです。
就活の特技と趣味の書き方のコツ
ここからは、特技と趣味の書き方のコツを紹介します。例として、趣味が映画鑑賞の場合、どんな映画をどれくらいのペースで見ているのか、ジャンル等も記載し、初対面の人がイメージできるような書き方をすることがコツです。
趣味が読書や、スポーツ観戦の場合も同じです。どんな本を読んでいるのか、どんなスポーツが好きなのかを具体的に書くのがコツになります。
特技を書くコツは、その特技でどこまでの成績を残せたのか、どんなことを学んだのかを書くと良いでしょう。高校時代に全国大会に出場し、チームワークを学んだ等、できるだけその特技でどんな成長が出来たのかを記載するのがコツになります。
一言+説明文がよい構成
履歴書やエントリーシートで趣味や特技をわかりやすくする書き方のコツは、一言と説明文が良い構成です。趣味は、旅行、音楽鑑賞、スポーツ観戦です。このように羅列して趣味を並べてもアピールにはなりません。趣味の欄に一言、「旅行」と書いた後に、旅行に関する説明文を書きましょう。
旅行の場合は、「海外に興味があり、お金を貯めて年に一度海外旅行するのが趣味です。」と書かれていれば、面接官から「今までどんな国に行かれたことがありますか?」等、話が膨らむ可能性が高まります。一言の後の説明文が大切で、長すぎず、簡潔に趣味、特技の内容の書き方をすることが、良い履歴書になるコツです。
履歴書の趣味と特技の書き方例文①
特技が英会話の場合、「特技は英会話です。大学時代半年間アメリカに留学した経験があります。現在のTOEICは750点で、大学卒業までに満点を目指して勉強を続けています。」がいい例となります。
大学時代の経験と、現在のTOEICの点数がわかりやすく記載されており、現在も目標に向けて努力している姿を捉えることができます。
趣味がショッピングの場合、「私の趣味は、ショッピングです。休日にはよくショッピングに出かけますが、購入する金額をきちんと決めて、衝動買いしないように注意しています。」等がいい例で、無駄遣いをしていないアピールができます。
履歴書の趣味と特技の書き方例文②
温泉が好きな方は、「趣味は秘湯巡りです。日本全国様々な秘湯を巡るのが好きで、ドライブをした際は、温泉巡りを楽しんでいます。」カメラが趣味な方は、「私の趣味はカメラです。
特に美しい風景や野鳥を撮影するのが好きです。撮影した野鳥に関するブログも開設しており、SNSで発信しています。」読書が趣味な方は、「趣味は読書です。年間で300冊以上の本を呼んでいます。
文芸書からビジネス書まで、何でも読んでいます。」パソコンが得意な方は、「ホームページ作成が得意です。HTMLからCSSを独学で勉強しており、自分専用のホームページも開設しています。」等が例文となります。
就活の特技と趣味の書き方のNG
ここからは、履歴書やエントリーシートに趣味と特技を書く際のNGポイントやNG例文を紹介させていただきます。
履歴書やエントリーシートに趣味と特技を書く際のNGポイントは、一言だけ書くことと、説明が長過ぎる事です。短すぎてもNG、長すぎてもNGということになります。
文章が短すぎると、アピール力が少なく、文章が長すぎると、何を伝えたいのかわからない文章になってしまいます。ここでは詳しく特技と趣味のNGポイントを紹介しますので、趣味や特技を書く際の参考にしてみてください。では特技と趣味の書き方のNGポイントを詳しくみていきましょう。
趣味や特技を一言だけ書く
就活の趣味や特技を一言だけ書くことはNGです。趣味の欄に「旅行」、特技の欄に「野球」しか書かれていないと、積極性がアピールできません。
旅行の趣味は、国内なのか、海外なのか、特技の野球は、どのくらい経験し、どのようなポジションを経験してきたか等、詳しく書くことが良い履歴書になる書き方のコツです。
ただ、あまりにもダラダラ書いてしまうと読む側も嫌になってしまうので、わかりやすく簡潔に書くことがコツになります。「趣味は国内旅行で、連休を利用し、温泉巡りをすることが好きです。」「特技は野球です。小学校時代から10年以上経験し、高校時代は、ピッチャーとして、全国大会まで出ました。」等です。
趣味や特技の説明が長すぎる
就活の趣味や特技の説明が長すぎるのもNGです。ダラダラと長い文章では、伝えたいことがはっきりと伝わりません。長い文章では、面接官から見ると読みにくいものです。
書類選考の場合は、読んでももらえない可能性があります。面接時には、せっかく書いても、深く掘り下げて聞いてくれないという場合もありえます。自分の強みやアピールを長々と書くのではなく、簡潔にまとめられるようにするのがコツです。
そのためにも履歴書を書く前に、自分のアピールポイントを紙に箇条書きしてみることをおすすめします。しっかりと強みやアピールポイントを把握してから、履歴書を書きましょう。
履歴書の趣味と特技の書き方NG例文①
ここからは、履歴書の趣味と特技のNG例文をご紹介させていただきます。「私の特技は野球です。少年時代から毎日所属チームの練習に参加し、年に数回大きな大会に出場しました。
大人になった今でも野球が好きで、友人同士で野球をしています。」この書き方ですと、長すぎて何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。「野球が好きで少年時代から現在まで野球をしています。
小学校時代に大きな大会に出場した経験があります。」等、昔と今の状況をわかりやすく説明できるようにしましょう。趣味の書き方も同じで、好きになった経緯や現在の状況を書くのがおすすめです。
履歴書の趣味と特技の書き方NG例文②
趣味を多く羅列する書き方もNGです。「趣味は、筋トレ、ジョギング、読書、映画鑑賞です。」等と書かれていたは、採用担当者の目には留まりません。
また「パソコンが得意です。」という短い文章では、「どのくらいパソコンができるのか?」、「パソコンのどんな部分が得意なのか?」が見えてきません。
「特技はパソコンの早打ちです。高校時代にワープロ1級を取得し、現在では20分で、8000文字を入力することができます。」等、得意の分野と現在の状況を細かく書くと、面接官に伝わりやすい趣味、特技になります。NG例文とならないようにしましょう。
就活の特技と趣味に向かないもの
特技や趣味が就活している仕事に活かせるのなら問題ありません。しかし、自分が就活しようとしている会社とあまりにも特技・趣味が合わないものは書かないようにしましょう。
さらに趣味・特技には、履歴書やエントリーシートに書かないほうが良いものがあります。それは、ギャンブル系と宗教、政治、ゲームやアニメ系です。
個人で楽しんだり、信仰する分には問題ありませんが、あえて履歴書に書く必要はありません。これらの趣味や信仰を履歴書に書くと、いいイメージを持たれない可能性があるので、気をつけましょう。では、特技と趣味に向かないものを詳しくみていきましょう。
ギャンブル系
ギャンブルをすること自体は犯罪ではないので、いけないことではありません。しかし履歴書の趣味・特技の欄に、ギャンブルと書くのは辞めましょう。例えギャンブルしか趣味・特技がなくても、履歴書に書いてはマイナスイメージになってしまいます。
ギャンブル依存性がある就活生だと疑われてしまったり、ギャンブルでお金がらみのトラブルを起こすのではないか、と思われてしまいます。履歴書の趣味・特技にギャンブルと書いていい印象を与えることはありません。基本的に履歴書には、ギャンブル系を書くのは御法度とされているので、悪い印象しか与えません。
政治・宗教系
自分の信仰している宗教や政治がらみのことは、履歴書に書かないようにしましょう。宗教や政治は個人的自由ですが、就活生は、履歴書にアピールする必要はありません。面接官によっては、避けてしまう可能性もあるので、注意してください。
一般的な企業は組織で動くため、考え方が偏っている就活生は嫌われやすい傾向にあります。宗教的な趣や政治活動に参加しているものであると、マイナスイメージを持たれる危険があります。特に宗教的な物は、面接官自身も勧誘されてしまうのではないか、職場で宗教の勧誘をするのではないか、と思われてしまいます。
ゲーム・アニメ・漫画系
面接を受ける会社がゲーム関係や、アニメ、漫画系の場合アピールできますが、それ以外の会社の履歴書にこれらの趣味を書くことはおすすめできません。保守的な会社や年配者が面接官の場合、ゲームやアニメ、漫画に対してネガティブなイメージを持っている可能性があります。
個人で楽しむ分には問題ありませんが、これらの趣味を書くことは控えましょう。どうしても書きたい場合、「ゲーム関連のHTMLやプログラミングが得意ですので、パソコンに強いです。」等、会社の仕事にどう貢献して働けるかどうかをアピールするようにしましょう。
就活のエントリーシートの特技と趣味で自分をアピール!
この記事では、履歴書に書く就活の趣味や特技の書き方から、エントリーシートを書くコツまで紹介させていただきました。就活中に履歴書やエントリーシートを書く際は、しっかりと自分の強みとアピールポイントを把握しておく必要があります。
就活は誰しもが通る道で、書き方にはコツがあります。趣味や特技がないと思っている方は、現在好きなことや、興味があることを書くことで、アピールに繋がります。これから就活される方は、この記事を参考に履歴書やエントリーシートを書いて見てください。この記事が就活の参考になれば幸いです。