人の役に立つ仕事はやりがいがある!
「人の役に立つ仕事」をしてみませんか?と言うのは「人の役に立つ」と仕事は、働く意味に直結して、やりがいを感じるからです。
もちろん全ての仕事は、何らかの形で人の役に立っています。そもそも仕事は労働力を提供して、その対価を貰って成り立っています。求めるものと提供するものがいる以上、人の役に立つ仕事は成立しています。
ここで言う「人の役に立つ」仕事とは仕事全般の意味を指しておらず、ある一定の条件条件を満たしている仕事を指しています。では人の役に立つ仕事とは何か?まずはそこから紹介いたします。
人の役に立つ仕事とは?
「人の役に立つ仕事」とは、人の役に立っているとイメージしやすい職業を指していると見做してみると、どんな仕事が当てはまるか分かりやすいです。
もちろん、人の役に立っていると実感する職業は人それぞれではあります。しかし、第三者の目線から、「直接的に人の役に立っていて社会に貢献している」とイメージしやすい職業となれば、該当する仕事は結構絞られてきます。
では具体的にどんな職種が「人の役に立つ仕事」と言えるのでしょうか?以下で詳しく紹介していきます。
命に関わる仕事
命に関わる仕事は「人の役に立つ仕事」として一番イメージしやすい職業です。病気や怪我などの人がいた場合は命を助けたり、予防をすることで、人が先々まで幸せに生き永らえることに貢献しています。やりがいはもちろん、人の命を救う使命感や責任感が伴う仕事です。
当然イメージとしてあげられるのは、医療従事者になりますが、医療従事者の方々は直接人の命に関わる仕事として第三者からも「人の役に立っている」とイメージされる職業です。
大切な命を救うことで喜ばれる
かけがえのない大切な命を医療従事者が救うことは、社会にも大きく貢献しています。何にも増して、命を救われた人やその周囲の人からも命の恩人と喜ばれる仕事です。それだけ命を繋ぐ事は、社会に大きな役割を果たし、重く尊い仕事です。
医療従事者は、医者や看護師などの現場の第一線で命を繋いでいる方々はもちろん、学者、製薬会社、医療機器メーカーなど、医療に関わる広い裾野で働いている人々のことです。医療従事者の絶え間ない努力で、私たちの生活は下支えされています。
需要が増えている介護
介護職も「人の役に立つ仕事」として喜ばれる職業です。身体の自由がままならなくなってしまった高齢者や病人を介抱し世話をする仕事は、身体的なサポートのみならず時には精神的にも支えになることが必要とされます。
介護職の業務は常に寄り添ってケアをすることになるので、重労働な職業としても知られています。高齢化社会の真っ只中の日本で、貢献度が高い介護の分野は、ニーズの高まりと共にさらなる拡充が必要とされています。
街や人々の安全を守る保安系
よど号ハイジャック事件で「人の命は地球よりも重い」と当時の総理大臣である福田赳夫氏が言いましたが、保安業務も街や人々の日常を脅威から守る仕事として重要な役割を果たし、人々の治安に貢献しています。
命が外部の力の行使によって奪われてしまうことは、あってはならないことです。武力行使によって、自らの思想を実現する個人や組織はともすれば、幸せで平和な暮らしを奪うことにもなりかねません。
そのような反社会勢力や不慮の事故や天災などのから人々や街を守ったりする役割を担うのが保安系の仕事です。警察官や自衛官などの職種が当てはまります。
世界平和の為の国際協力系
今や世界はグローバル化しており、貿易やインバウンドなどの国際交流によって、経済活動が成り立っています。もはや自国のみの利益を追求する時代から、世界と共存することで利益を追求する時代へとなりました。
世界平和においてもグローバル化しており、国と国の橋渡しをしている活動が「人の役に立つ仕事」として注目されています。
国連スタッフなどの活動は世界環境、難民保護、災害の救援と軽減などのソフト面、テロ対策、軍縮や核不拡散などのハード面の多岐にわたり、世界の平和に貢献しています。
人の役に立つ仕事13選
では具体的に人の役に立つ仕事はどのような職種になるのでしょうか?今回は第三者的にも人の役に立っていると見られており、社会的にも貢献されていると見なされている仕事をピックアップしました。
「これから人の役に立つ仕事に就きたい」と感じている方は、以下の職種をぜひご参考にしていただければ幸いです。
医者
医者は「人の命を助ける」仕事として、一番先に上げられる職業です。診断から、処方、手術、予後の観察に到るまで、患者さんの幸せと健康、命のために日々貢献しています。
また、病気や怪我の予防にも真っ先に助言を行う存在としても先頭に立つ存在です。人々から尊敬され、病状が回復した時に喜ばれる存在であるために、やりがいは十二分にあります。
現在は高齢化社会で深刻な医師不足に陥っています。また、不測のウィルスの蔓延時の対応にも医師の存在が不可欠です。そのため日本では、さらなる医療体制の拡充が必要となっています。
医師は国家資格で医師免許を持つことでなることができる仕事です。大学の医学部などや医系大学を卒業し、2年間のインターンを経て国家試験に合格して初めて勤めることが出来ます。
看護師
看護師も医者と同様「人の命に関わる」仕事として上げられる職業です。医師の医療補助として注射や点滴をはじめ、漢語として病状の経過観察など、その業務は多岐にわたり、患者さんの幸せと命のために日々貢献しています。
看護師も医師同様、時には当直制で泊まりがけで患者さんを見守る必要があり、肉体的にもハードな仕事でもあります。
看護師は患者さんと接する機会も多いので、病状が回復した患者さんに喜ばれることも多く、その度にやりがいを感じることが出来ます。
看護師は国家資格で看護師免許を持つことでなることができる仕事です。専門学校などや看護短期大学を経て国家試験に合格して初めて勤めることが出来ます。
助産師
助産師は妊婦の分娩を手助けする仕事で、生命の誕生をアシストする上で大切な職業です。助産師も「命に関わる仕事」の従事者です。
妊婦が分娩する際の苦しみは、時には想像を絶します。助産師はその苦しみを少しでも和らげるために奮闘し、スムーズな分娩へと導きます。
助産師になるためには看護師免許を取得することが必要になります。看護師免許を取得し、助産師教育機関で学びます。卒業、修了となれば国家試験に受験資格が得られます。
消防士
火災は延焼による建物の損失も大きいので、一早い消火が必要とされます。消防士は「火災を消す」ことで「人の命を助ける」仕事としてイメージされる職業です。
命がけで消火活動に当たるため、人々からの信頼も厚く、救出された際は感謝されるため、「人の役に立つ仕事」としてのやりがいを実感として味わうことが出来ます。
消防士は国家資格や免許でなれる仕事ではなく、消防士の公務員試験に合格することが必要になります。筆記試験だけではなく、体力検査と面接試験が用意されています。勉強以外のスキルも大切になってきます。
警察官
警察官は社会の秩序を維持するための仕事として、大切な職業です。パトロールなどの防犯、犯罪者などの検挙、街の風紀の維持のための店への立ち入りなど、社会全体の利益のために日々貢献しています。
住まいの治安が守られているのは警察官が日々業務を遂行しているからで、平和で幸せな暮らしの一助を担っています。
警察官は国家資格ではなく、警察官の公務員採用試験に合格することが必要になります。その採用試験を受けるためには、職務遂行に支障のない身体条件を満たしている必要があります。
自衛官
自衛官は日本の安全保障を担う職業です。外部からの侵略の脅威を取り払い、幸せで安心できる生活を守ってくれる上で「人の役に立つ仕事」と言えます。
東日本大震災の際も、津波で流された人々の救出や瓦礫の除去などを行い、一早い生活の立て直しの一助として自衛隊は貢献したことも記憶に新しいです。
自衛官は国家資格ではなく、自衛官の公務員採用試験に合格することが必要になります。晴れて自衛官になれた場合は、大型車両の運転免許や特殊車両などの免許取得がしやすい環境に身を置くことが出来、しかも免許にかかる諸経費が無料であるため、お得です。
弁護士
弁護士は法律の建てつけを根拠に、人間同士の様々な紛争な法的に解決する仕事です。民事・刑事共に人間が深く関わっている仕事で、その分やりがいがあり、
また、病気や怪我の予防にも真っ先に助言を行う存在としても先頭に立つ存在です。人々から尊敬され、感謝される存在であるために、やりがいは十二分にあります。
弁護士は日本でトップクラスの難関と言われる資格試験の国家試験、司法試験を突破しなければなりません。そのあと2年間のインターンを経て弁護士になることが出来ます。
教師
教師は「生徒の学力と人間形成を育む」仕事として、「人の役に立つ」職業です。生徒への教育を通じて、心を通わすことが出来ます。時には生徒と課外授業をしたり生徒の親御さんに喜ばれたり、人間味ある毎日を送ることが出来ます。
一方、教師の仕事量は膨大で、日々の学習や道徳を生徒に教えたり、生活態度を教育する他に、教育の資料作成や生徒の宿題用の問題作成、指導内容の前日の確認など沢山の業務をこなす必要性があります。
教師は国家資格ではなく、主に大学の教養課程で教員免許を取得し、教員採用試験に合格することでなれる仕事です。生徒と日々向き合い、こなす業務も多いなど、やりがいがある反面、今後その負担を軽減させる体制が期待されています。
保育士
保育士は「子供の身の回りの世話を行う」仕事です。面倒を見るだけではなく、食事や排泄などの生活習慣を身につけさせたり、思考力や感性を養わせる役割を担っています。
保護者が子供を朝早く連れて来て、夕方以降連れて帰るまで、体調の確認、クラスでの遊び、昼食、お昼寝、おやつや遊び、など子供の安全に気をつけながら一緒に時間を過ごします。
保護者には共働きの夫婦も多く、保育園に子供を預けることで、仕事がこなせるので保育園と保育士は欠かせない存在です。子どもが良い子にして戻って来る際は、感謝して喜ばれるため、「人の役に立つ仕事」として実感することが出来ます。
保育士になるためには保育士の国家資格を取得することが必要になります。保育士資格を得られる学校で学ぶ方法や保育士試験に合格することで、晴れて保育士として仕事ができます。
国連スタッフ
世界のグローバル化は経済面だけに留まらず、世界全体の秩序にも一石を投じています。その一番の旗頭になっている存在が国連です。
国際連合、略して国連は、世界平和と安全の維持、経済、社会、文化の国際協力を目的としている機構です。そこで働く国連スタッフは自国の利益のみならず、国と国との連携を主眼として活動をするために、国際的な貢献に寄与する人として喜ばれる存在です。
国連スタッフになるためには空席公告、 YPP試験、外務省のJPO派遣制度、この3つのルートに応募するのが一般的です。中でも空席公告は公募ポストの条件を満たせば、誰でも応募できます。
VR開発者
世界はパソコン機器の急速な普及と発達から、生活のインフラも変わりつつあります。VR(バーチャルリアリティ:仮想空間の意味)の世界もテクノロジーの発達により急速に進化しています。
VRはこれまで映画やゲームなど、画面上のリアリティの表現としてテクノロジーを駆使されてきました。しかし、今やジャンルは医療現場や災害などの「人に役立つ仕事」へも応用されています。
VR開発者になるためには、コンピューターの知識はもとより、高い専門性を有するノウハウが必要です。
また、病気や怪我の予防にも真っ先に助言を行う存在としても先頭に立つ存在です。人々から尊敬され、感謝される存在であるために、やりがいは十二分にあります。
現在は高齢化社会で深刻な医師不足に陥っています。また、不測のウィルスの蔓延時の対応にも医師の存在が不可欠です。そのため日本では、さらなる医療体制の拡充が必要となっています。
介護士
介護士は高齢者や身体が不自由な方を補助する仕事であるため「人の役に立つ仕事」としてイメージされています。
主に、介護施設などが働く場となる場合が多く、入居者の身体補助や生活援助の他に、掃除、調理、通院介助などサポート範囲が広いのが特徴です。入居者を全面的に支援する仕事のため、重労働ですが、その分入居者に喜ばれることがやりがいとして実感することが出来ます。
介護士は無資格でも働くことが出来ますが、多くは介護職員初任者研修の受講が求められます。非常に合格率が高いのが特徴です。またさらなるキャリアアップを図りたい方には、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャーなどの有資格職もあります。
ウエディングプランナー
ウェディングプランナーは「人の幸せのお手伝いをする」仕事として、一番先にイメージされる職業です。これから結婚する、結婚した男女の幸せを美しいセレモニーで、記憶に残るよう効果的な演出をします。
結婚式を挙げるに当たって、予算や日時、会場や招待状の手配、式当日の衣裳や式の流れ、返礼品の手配に到るまで、事前に当事者と話し合って滞りなく取り進めます。
ウェディングプランナーになるためには、特に資格や免許は不要です。これからの幸せのお手伝いをしたい方や人に喜ばれる仕事をしたいと望む方であれば誰でも就くことが出来ます。
人の役に立つ仕事の選び方
「人の役に立つ仕事」を具体的に紹介してきましたが、それぞれの仕事を何を基準にして選べば良いでしょうか?
せっかく選んだ仕事でもやりがいをもてなかったり、思ってた内容と違うという理由ですぐに辞めてしまっては、就職するまでの時間をふいにする事にもなりかねず、振り返ってみると後悔する事にもなりかねません。
下記で、「人の役に立つ仕事の選び方」に関するポイントを紹介いたします。一人でも多くの人に喜ばれる幸せな仕事に就くための参考材料にしてもらえれば幸いです。
選ぶ職業に思い入れを持てるか
「人の役に立つ仕事」を選ぶにあたって選ぶ職業への思い入れもモチベーションの1つとして上げられます。
選んだ職業を仕事にしていく上で、その仕事を心からやりたいと思えることが長続きし、良いパフォーマンスにつながります。
「好きを仕事にする」というキャッチコピーもありますが、苦にならず、いつでも率先して仕事できる意識は選ぶ上で大切なポイントです。
誰の手助けになりたいか
仕事に就いた際「誰の手助けになりたいか」をイメージすることも選ぶ上で大切です。例えば「人に喜ばれる仕事をしたい」としましょう。
これを一歩掘り下げ「災害にあった人を救助したい」や「結婚式のお手伝いをして幸せな顔を見たい」など具体性を付加されると実際の仕事像に巡り会えるきっかけになります。
やりたいこと・役に立ちたい対象を軸に選ぶ
時には「やりたいこと」や「役に立ちたい対象」をリストアップすることも理想の仕事への近道となります。
シンプルに箇条書きでリストアップしていくだけで、自ずとやりたいこと、役に立ちたい対象が絞られていきます。ある程度絞られたら、両者に当てはまる仕事はなんなのかを探していくようにしましょう。
こうする事で自分自身の適性を冷静に見つめ直す判断材料になりますし、「思った仕事と違う」と大きく外れることはありません。
人の役に立つ仕事で得られることとは?
どの仕事でもやりがいはある事は先述しましたが、敢えて第三者からも「人の役に立つと仕事」とイメージされる職種に携わる事になった際は、やりがい以外に得られることはどんなことでしょうか?下記にて紹介していきます。
人を喜ばせる楽しさが幸せに
上記で紹介した仕事は、直接的に人の為になるので、面と向かって喜ばれることも多いのが特徴です。感謝を日々味わうことで、人間的にも成長でき、幸せを感じる機会が増えます。
上記13の職種は、年収や勤務態様などは様々ですが、喜ばれることで幸せに感じる点では共通しています。
社会の課題に向き合う姿勢
社会の諸問題に貢献していることも大きなポイントです。医療、介護、保安、消防、司法などは、市民生活に密接に関わりのある分野です。
無くてはならない不可欠な存在である社会インフラの課題に仕事を通じて日々奮闘している事は、その仕事を全うする使命感を育みます。
人の役に立つ仕事に就職する時の注意点
いざ「人の役に立つ仕事に就きたい」と思い立ち就職活動などの行動に移す際、気をつけるべき事はなんでしょうか?
人と人とが会する際、漠然と「人の役に立つ仕事に就きたい」と言っても、思いが通じるとは限りません。
では実際の面接などでどのように相手に伝えれば良いか?「人の役に立つ仕事」に就職する際の注意点を下記にて紹介いたします。
志望動機で人の役に立ちたいはNG
志望動機で「人の役に立ちたい」と伝えるのがよくない理由は「この仕事以外でも人の役に立つ仕事はたくさんある」と思われるからです。採用者は「この仕事を選んだ理由」では無く「この仕事でなければならない理由」を聞いています。
「この仕事でなければ、自分は仕事にやりがいを持つことができない」その理由を具体性を持って訴えかけることで、相手に仕事への思い入れが通じる事になります。
人の役に立つ仕事を参考に社会に貢献していこう!
「人に役立つ仕事」は第三者から見ても立派な仕事で誇りが持てる仕事ばかりです。ただ上辺だけのイメージだけでは、理想と現実のギャップに悩まされて長続きしない可能性があります。
上記で紹介した仕事の概要に基づいて、自分の適性を冷静に分析し、人に喜ばれることで幸せを見いだせる仕事に就いてもらえれば幸いです。社会に貢献することで有意義な人生を送れる事をお祈りいたします。