自己PRでのコミュニケーション能力のアピール例文
就活などで重要になってくる自己PR。今回はどの企業でも必要で良く自己PRで使われる「コミュニケーション能力」にスポットを当てていきます。自己PRでコミュニケーション能力をアピールする際の伝え方を紹介します。
履歴書
履歴書は面接官が一番最初に目を通すものです。ここでしっかりと自己PRを面接官へアピールをすることで周りとの差を付けることができます。自己PRで面接官の印象に残ることで面接でも有利になります。
では、実際に履歴書の自己PR欄にどのように記入すればコミュニケーション能力をアピールできるのでしょうか。自己PRでコミュニケーション能力をアピールするときの例文を紹介します。
服を販売するアルバイトをしていた際、お客様の欲しいアイテムをお伺いしてお客様が好みそうなデザインの服を何着か用意して服の特徴や長所をお伝えしていました。
その結果、お客様に私が用意した服の中から購入して頂けお店の売り上げが上がりました。貴社でも伝えるコミュニケーション能力を生かし、貢献して参ります。
このように自己PRは具体的なエピソードを入れ、アピールしたいコミュニケーション能力について詳しく記載することで相手に伝わりやすくなります。
職務経歴書
履歴書と職務経歴書では目的が違います。履歴書はフォーマットが決められていて言わば応募者のプロフィールです。そして職務経歴書はこれまでの仕事で活かせるスキルを確認するものになります。
職務経歴書は中途採用など前職がある場合の就活に向いています。履歴書のようにフォーマットが決まっていないので、より詳しく自己PRをすることができます。では職務経歴書の自己PRでコミュニケーション能力をアピールする例文を紹介します。
アパレルショップで服の販売をしていました。来店されるお客様に積極的に話しかけ欲しいアイテムを聞き出し、お客様が好みそうなデザインの服を何点か用意して服の特徴や長所をお伝えしました。
私の熱心なプレゼンテーションが伝わったのかお店にいると「今日はトップスが欲しいんだけど」などと多くのお客様から話しかけて頂く機会が増えました。
その結果、お店の売り上げに貢献することができました。貴社でもこのように相手に伝えるコミュニケーション能力を生かし、貢献して参ります。
上記の例文の様に履歴書の自己PRと違い文字数が多く取れるので、実際に他人から言われたコミュニケーション能力を証拠付ける自己PRにすることで相手に印象付けることができ、同時に納得させられます。
自己PRは読むだけでその場が想像できる分かりやすい文を心がけましょう。更に職務履歴書なので前職での成績を具体的に書くことでコミュニケーション能力の高さをより具体的にアピールできます。
自己PRでのコミュニケーション能力のアピールのコツ
就活のとき自己PRで上手にコミュニケーション能力をアピールするにはいくつかの抑えておきたいポイントがあります。相手にコミュニケーション能力があると納得してもらえる自己PRを作るコツを理解したうえで自己PRを作成しましょう。
具体的なエピソードを入れる
ただ自分で「コミュニケーション能力があります」と発言しても信じてもらえません。まずは今までの経験からコミュニケーション能力が発揮できたエピソードを交えて自己PRしましょう。
エピソードの時期も大切です。幼稚園や中学生の頃の話をしても説得力に欠ける部分があります。新卒の就活ならば近々の学生時代、つまり高校や大学時代の話をしましょう。
勿論、学生時代に行ていたアルバイトやボランティアのエピソードでも良いでしょう。特にボランティア活動のエピソードを自己PRに使うことでコミュニケーション能力だけでなく積極性も同時にアピールできます。
コミュニケーション能力を企業で生かすビジョンを語る
自己PRは会社にとって必要な人材であるということをPRするためでもあります。コミュニケーション能力がどのように企業で役立つのか具体的なビジョンを語ることが大切です。
「伝えるコミュニケーション能力を活用して貴社の商品を多くの人にプレゼンテーションしたい」などコミュニケーション能力を活用できることが具体的でればあるほど相手に想像してもらいやすく印象に残る自己PRになります。
具体的なピジョンを持つためにも会社でどのような仕事をしたいかなど、あらかじめ受ける会社の仕事内容は把握しておきましょう。自己PRが会社のビジョンに合っているのか確認して受ける会社によって自己PRを変えることも忘れないようにしましょう。
就活では企業が求める人物像を意識する
就活では企業研究も大切です。企業が求めている人材がどのようなものかを理解して企業が欲しがっている人材から逸脱していないかを確認しましょう。面接官が是非弊社で働いて欲しいと思えるような自己PRを意識しましょう。
自己PRが完成してからもう一度、企業が求めているコミュニケーション能力であり、求める人材に当てはまるか確認することも重要です。
5W1Hを意識した伝え方をする
就活だけではなく相手に何か伝えるときは5W1Hが大切です。5W1HとはWHO(だれが)、WHEN(いつ)、WHERE(どこで)、HOW(どのように)、WHY(なぜ)、WHAT(なにを)を指しています。
5W1Hを意識して文章を作ることで相手に言いたいことを上手に伝えられることができます。自己PRを作るときに息詰まったら5W1Hを箇条書きにして書き出すことで相手に理解してもらえる分かりやすい文章のパーツが揃います。
一文を長くし過ぎないように注意しましょう。就活での面接では口頭で伝えることが基本です。あまり一文が長すぎると途中で何を言っているか相手が理解できなくなります。5W1Hを意識しながらも相手に理解してもらえる伝え方を意識して自己PRを作りましょう。
自己PRでのコミュニケーション能力アピールにNGな例文
コミュニケーション能力を自己PRにする場合には注意点がいくつかあります。例文を交えてNGな理由を解説していきます。あなたが作った自己PRは当てはまらないか確認して下さい。ポイントを抑えて相手を納得させられる自己PRにしましょう。
漠然とした例文はNG
漠然と「私は友達が多くコミュニケーション能力があります。」と言っても伝わりません。なぜ友達が多いのか、どのようなコミュニケーション能力なのかを掘り下げて伝える必要があります。
あなたのコミュニケーション能力が発揮できた細かいエピソードも交えて自己PRを作りましょう。また、コミュニケーション能力とは「相手と意思疎通が上手にできる能力」です。コミュニケーション能力の意味を履違えていないかも確認して下さい。
どんな能力・スキルを持っているのか伝わらない
例えば「コミュニケーション能力でお店の売り上げに貢献しました。」としてしまうと一番伝えたいコミュニケーション能力がどんなものか分かりません。能力やスキルが相手に伝わらなければ自己PRとして意味がありません。
先ほどの例文では「お客様に服の特徴や長所をお伝えした」そして「購入に繋がる」。この部分がコミュニケーション能力になります。相手に上手くプレゼンテーションができる、つまり伝えるコミュニケーション能力が高いという伝え方が効果的になります。
実績の内容の説明が不十分
能力があると伝えたいのであれば、そこで得られた成果や実績を相手に伝えて納得してもらう必要があります。コミュニケーション能力が高いエピソードを伝えられても成果が出ていないと認めてはもらえません。
「私が相談に乗ってあげたら友達が元気になった」や「友達の笑顔が増えた」など曖昧な成果は伝わりにくいです。やはり「売り上げが上がる」や「平均は〇件だが○件の契約が取れた」など具体的な数字で成果を出したエピソードの方が相手を納得させられるでしょう。
数字で成果を出したエピソードが無い場合は主観的な成果ではなく客観的なものにしましょう。例えば「周りから聞き上手と言われる」や「よく周りから話しやすいと言われる」など他者の意見を入れることで信憑性が増し実績と捉えられるでしょう。
自己PRで重要なのはコミュニケーション能力の分類・分析
コミュニケーション能力は様々なタイプの能力に分類されます。自分のコミュニケーション能力はどのタイプかを分析して自己PRを作るだけで相手にコミュニケーション能力の高さを分かりやすく伝えることができます。
聞くコミュニケーションが得意
聞くコミュニケーションが得意な人の特徴は人の話をしっかりと聞け相手の気持ちを理解できる人です。また相手に話しやすい雰囲気を作ることができ相手の話を聞き出すことが得意です。
周囲の人が相談に乗って欲しいと思えるようなタイプの人は聞くコミュニケーション能力が高いでしょう。聞き上手なので会社では部下の面倒見が良かったり、取引先の人に気に入られるでしょう。
伝えるコミュニケーションが得意
伝えるコミュニケーションが得意な人は自分の意見や考えを相手に理解できる様に伝えることができます。このタイプの人には言葉に説得力があり聞いている人を納得させることが得意です。
グループではリーダー的存在です。プレゼンテーションなどで力を発揮できるでしょう。即戦力になり営業マンには必須のコミュニケーション能力です。
理解するコミュニケーションが得意
理解するコミュニケーションが得意な人は相手の言葉や仕草で全てをくみ取り気を利かせることができる人です。理解力が高いのでテキパキと仕事をこなして上司にも気に入られるタイプでしょう。
自己PRでのコミュニケーション能力は具体的な伝え方が大切
自己PRでコミュニケーション能力を上手に伝えるには具体的なエピソードが大切です。相手の目に留まるような自己PRを完成させてください。あなたのコミュニケーション能力の高さを理解してもらえるような伝え方をマスターして就活を乗り越えましょう。