退職理由の書き方・例文まとめ!職務経歴書・履歴書など作成時の注意点は?

退職理由の書き方・例文まとめ!職務経歴書・履歴書など作成時の注意点は?

仕事を辞めたあとに、履歴書や職務経歴書にある退職理由の書き方や、仕事を辞めるときの退職願か退職届か迷わないように、読み進めていきましょう。退職理由の書き方は具体的な例文を使います。社会人として会社側に借りを作りいつでも伺えるような関係になりましょう。

記事の目次

  1. 1.退職理由の書き方
  2. 2. 退職理由の書き方【定型フレーズ】
  3. 3.退職願・退職届・辞表の場合【退職理由】
  4. 4.履歴書の退職理由の書き方
  5. 5.職務経歴書の退職理由の書き方
  6. 6.転職回数が多い時の退職理由の書き方
  7. 7.退職理由作成時の注意点
  8. 8.退職代行サービスについて
  9. 9.退職理由は相手に伝わるように書こう!

退職理由の書き方

Photo byTeroVesalainen

解雇通知が1ヶ月前に渡されたのであれば会社都合の退職ですが、個人的な退職であれば「一身上の都合」と書きます。それ以上の理由を相手に詳しく伝える必要は法律的にはありません。前向きな態度でポジティブな思考で例文を伝えれば円満に退職できます。例えば、「自分のやりたいことしたい」「違う分野に挑戦したい」などを具体的に書きます。

退職理由は具体的に書かなくてもよい

Photo bytookapic

退職理由がもしマイナスイメージであれば書かなくてよいです。人間関係のトラブル、持病の悪化、ハラスメントを受けたなど相手に責任があっても会社に伝えなくてもよいです。持病の悪化も病名まで言わず、「体調が悪いから」と伝えれば済みます。嘘をつかず、退職するに至った経緯を伝えることです。具体的に話すときはプラスイメージで話しましょう。

退職理由の書き方【定型フレーズ】

Photo by OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)

職務経歴書や履歴書には仕事の経験を書きます。退職に関しては書き方もあり、例文を覚えておきましょう。現代は1つの会社に長い年勤められる時代ではなくなりました。業績が悪ければまず人材カットから始めます。人件費を削減することが事業を継続するための対策になっています。履歴書で退職した例文を書き職務経歴書でしっかりと伝えましょう。

書き方①一身上の都合により退職

Photo by KeangPeng

退職する上でもっとも多いのが「一身上の都合」でしょう。転職が決まった、職場から通えないほどの距離に引っ越しがきまった、家族の看病をするためなど自分の環境によるものです。他には自分自身が「仕事がつまらない」「人間関係が耐えられない」などの自己都合でも使います。履歴書で「一身上の都合により退職」と書きましょう。

書き方②契約期間満了につき退職

Photo by philippe.charles9

契約社員など期間の定めがある契約で次の更新がなかった場合、履歴書には「契約期間満了につき退職」と書きます。具体的に書くのは職務経歴書の方です。もちろん更新の面談などがあるかもしれませんが、それを辞退したときでも契約期間満了と書きます。この期間より前に自分で退職願を出して受理された場合は一身上の都合の都合となります。

書き方③会社都合により退職

Photo by junicorn

会社側の都合で一方的に離職した場合は、履歴書に「会社都合により退職」と書きます。倒産やリストラなど会社側が業績の悪化に伴う人員削減の場合もあります。

退職勧奨された場合も会社都合により退職と書けますが、早期退職優遇制度を利用した場合は含まれません。失業保険では自己都合退職より会社都合により退職のほうが給付される金額が多くなります。

退職願・退職届・辞表の場合【退職理由】

Photo bySkitterphoto

労働していたときの役職で辞表か退職願または退職届か変わってきます。辞める意思を上司に伝え、担当している案件があった場合、就業規則にそって担当の引き継ぎを行う場合もあります。転職する場合でも、どこの企業へどの部署へ転職するかは伏せておきます。上司とは退職日の相談などをして、できるだけ円満に退職できるように行動しましょう。

退職願・退職届・辞表の違い

Photo byjlenhard

退職願は退職を願い出ます、退職届は退職の意思を会社に伝えます。辞表は役職ある人が会社を辞めるときに書きます。企業によってひな形が決まっていて、流れに沿って退職の意思を伝えてきます。上司に渡すタイミングとして、繁盛期より閑散期などの忙しくないときに渡すことが理想です。そのころには会社側も人員削減を考えているかもしれません。

「退職願い」は退職を願い出る書類

Photo by spinster cardigan

退職の意思を会社側に願い出る書類です。願い出たタイミングでは、労働契約が解除されることはありません。会社が退職を受理する前であれば撤回することもできます。上司と相談して今後を決めていく流れになります。転職を考えているところから上司に時間を作ってもらい相談を繰り返し、退職する前に意見を交わすこともできます。

「退職願い」の書き方・例文

Photo byAlexandra_Koch

「退職願、○年○月○日、私事、一身上の都合により退職いたしたくここに願い申し上げます、退職者名」と縦書きで書きます。封筒の表には退職願と書きます。後ろには退職者が所属していた部署と、退職者名を書きます。上司に突然渡すのではなく、事前に相談し退職の意思を書きます。もめ事にならないためにメールではなく書面で交わしましょう。

「退職届」は退職の意志を会社側に伝えるもの

Photo by Kossy@FINEDAYS

退職届とは退職願よりも厳し目の書類です。会社の判断を待たず、受理された時点で退職できます。労働側の意思表示で契約を解除できる法律に従った形式です。提出して期間が経てば退職でき、撤回はできないところが退職願と違います。転職先が決まっていつからと内定がでたら、退職届を提出し次の企業に備えます。法律を使えば労働契約を解除できます。

「退職届」の書き方・例文

「退職届、○年○月○日、私事、このたび一身上の都合にて○年○月○日で退職したくここにお願い申し上げます、退職者名」と書きます。封筒の表には退職届、裏には部署名と退職者名を書きます。1度受理されれば撤回できないため、次が決まった状態で書きます。このとき就業規則を確認しておきます。たまに規則を伝え退職日が延長する場合もあります。

「辞表」は役職ある人が退職を願い出る書類

辞表とは、公務員や経営者、会社役員または課長職以上の役職についている人が退職を願い出る書類です。内容は退職願と同じです。労働契約を結んでいない労働で辞表を書きます。一般の会社員やパートなどは労働契約を最初に結ぶので同じ内容の書類は、退職願になります。間違って書くと恥ずかしい思いをするかもしれないので注意しましょう。

「辞表」の書き方・例文

Photo by462634

「辞表、○年○月○日、私事、このたび○年○月○日に一身上の都合により退職いたしたく、ここにお願い申し上げます、退職者名」と縦書きで書きます。表に辞表、裏に部署名、役職、退職者名を書きます。対処願いと書き方はほぼ同じです。どの書類もボールペン書きで封筒に入れます。封筒は備品ではなく、自費で買います。丁寧な対応を心がけましょう。

履歴書の退職理由の書き方

Photo byRussell_Clark

履歴書の退職理由の書き方は「○○株式会社、○年○月○日入社、○年○月○日、一身上の都合により退職」と書きます。書き切れないくらい企業で短期間働いた経験がある人もいます。そんなときは、最近労働した5年分くらいを書きます。ブランクが空いている部分は面接時に聞かれることもあります。そんなとき慌てず前向きに話しましょう。

履歴書の退職理由は面談で詳しく聞かれる

Photo byRobinHiggins

採用面接で履歴書の退職理由を詳しく聞かれます。期間が短ければ「入社しても、すぐ辞めるのではないか」といったイメージがつきます。一身上の都合なども「自己都合で辞められても」と言われることもあります。詳しく聞いているときは、人事側は相手の人柄をみています。咄嗟の時にどのような発言をするかもみています。落ち着いて応えましょう。

職務経歴書の退職理由の書き方

Photo byBluesnap

履歴書には書きにくい長い文章を職務経歴書にしっかり書くことで具体的な退職理由がわかります。消極的な理由を置き換えて積極的な言葉に変えます。「身につくスキルが限られている」を「最新のスキルを学ぶため」と置き換えます。スキルの箇所は技術者は技術、デザイナーはデザインなど変えても成り立つので、積極性・やる気をやる気を見せましょう。

職務経歴書には退職理由は書かなくてよい

Photo byFree-Photos

転職回数が多いと辞めた理由も多くなり印象が悪そうです。今後の自分が実現する目標と照らし合わせて、具体的に退職理由を書いて、共通性がある事実はまとめます。採用側は人間関係や金銭的なトラブルを避けたり、すぐに辞めるのではという懸念を消したいだけなので、退職理由は書かなくても大丈夫です。ビッグマウスを言うぐらいの余裕が必要です。

転職回数が多い時の退職理由の書き方

Photo by fanglan

転職回数が多い時どうしても退職理由も多くなり、難しい人として印象がつきやすいです。辞めた理由が「どうしようみない、しょうがないな」と共感できる内容を書きます。事実を変えてはいけませんが表現を変えることはできます。消極的で否定的な表現を積極性があり前向きな言葉に変える努力をしてみませんか。嘘を書くのではなく事実を話しましょう。

シンプルに書く

Photo byTama66

退職理由を難しく書きがちです。退職理由は具体的にシンプルに書きましょう。そのシンプルに書いた退職理由を相手は企業人として解釈するわけですからシンプルなほうが悪い意味で捉えられることが少なくていいです。長く書きすぎても言葉にはいろいろな意味が含まれるので良い例とは言えません。共通していることはまとめて書きましょう。

ポジティブに書く

退職理由をポジティブに書くと違和感を少なからず持つので、退職理由というより自分の今後の目標と退職理由をあわせてポジティブに書くことで前向きな態度を受けやすくなります。

資格取得にむけたり、ボランティア活動をしたり、社会人のスポーツに参加したりと多くのアピールポイントがあります。挑戦している姿を書くこともポジティブに書いてみましょう。

退職理由は出来るだけ変えて書く

Photo byClker-Free-Vector-Images

退職理由はマイナスイメージがつきやすいので、表現を変え、できるだけマイナスイメージから離れた言葉で書く必要があります。会社への不満は誰にでもありますが、履歴書や職務経歴書に書く人はいません。退職理由が曖昧な人もいません。その退職理由をできるだけポジティブな言葉に変えて書くことで、企業側の印象も変わります。

退職理由作成時の注意点

Photo by konitomo1027

会社ではたまに退職後のアンケートを配ることがあります。アンケートに退職理由欄がある場合もあります。企業側が本当の退職理由を把握することが目的です。時に一身上の都合と書いて退職届が書けない場合もあります。勤めている企業で退職理由や退職届の出し方は違います。

退職理由に不満は書かない

Photo bymozlase__

たまに賃金や人間トラブル、残業時間超過などを退職理由に書くと改善するから退職しないでほしいと言われます。きちんと退職するためにはこのようなことを書かずにちゃんとした退職理由を伝えます。どの会社も人間関係やトラブル、賃金、残業はあります。珍しいことではありません。

退職理由ははっきりと書く

Photo byloveprintedvans

退職理由をはっきり書かなかったことによって会社は条件交渉をしてくる場合もあります。継続する意思がないのであれば退職理由をはっきり伝えた方がお互いのためでもあります。一身上の都合でも、会社都合でも退職理由をはっきりしておきましょう。退職理由は後に、転職活動で企業から面接時に履歴書や職務経歴書を見て聞かれることがあります。

退職代行サービスについて

Photo by duvsbefilmoc

現代では、退職代行サービスというものがあります。退職希望者と会社の仲介を第3者が本人に変わって退職の意向を伝え退職するサービスです。依頼料もあり、民間より弁護士ができるサービスでもあります。長年会社に尽くした人が利用することで有給の消化や未払いの調査をすることもできます。

退職理由は相手に伝わるように書こう!

Photo by 小知日的天空(JR Chang)

退職理由は相手に伝わるように書きましょう。退職理由を隠していてもよいことはないので、たとえば資格を取得するためや研修や講座を受けるため、職業訓練をうけるためなど隠さずに伝えればマイナスイメージにはなりません。挑戦した意欲ややる気を評価してもらえるでしょう。無駄な経歴などありません。

Takayuki Kamiyama
ライター

Takayuki Kamiyama

よろしくお願いします。

関連するまとめ

人気の記事