名刺入れの正しい使い方を覚えよう!
ビジネスマナーとして必要な名刺入れの使い方ですが、就活の時には「まだ必要ないのでは」と思っている方が多いです。でも、例え就活の時でもいただいた名刺は名刺入れに入れるのが正しいビジネスマナーです。お財布のカード入れに入れたり、ましてやポケットに入れてしまうのはマナー違反です。
この記事では、そんな名刺入れの正しい使い方や名刺のしまい方、名刺交換のマナーや名刺入れの選び方など、名刺入れや使い方などに関することを紹介していきます。名刺入れについて正しい知識を身につけて就活で一目置かれるようになりましょう。
名刺入れの正しい使い方はビジネスマナーの基本
ビジネスの世界では、名刺は自分を表現する手段の1つとして、とても重要です。ですので、当然、名刺を入れておく名刺入れの正しい使い方もとても重要です。マナー違反の名刺入れの使い方をしていると、気が付かないうちに相手に悪い印象を与えます。
普段、あまり意識することのない名刺入れの使い方ですが、ビジネスマナーに合った名刺入れの使い方を覚えて一目置かれるようになりましょう。名刺入れの正しい使い方をしているとビジネスマナーを心得ている良い印象を与えることができます。
名刺入れは就活でも必需品
前述したように、いただいた名刺は、名刺入れに入れるのが正しいビジネスマナーです。これは就活でも変わりはありません。就活では、希望する会社にOB・OGを訪問したりした時などに、名刺をいただく機会が多くなりますが、その時に正しい名刺入れの使い方を身に着けているように心がけましょう。
後述するように「就活だから」と甘く見ないで、名刺入れをきちんと用意して、正しい使い方をし、「ビジネスマナーを心得ているな」と感じてもらえるようにしましょう。そうすれば好印象を抱いてもらえます。また、採用してもらえることにも繋がります。
名刺入れの使い方
「名刺入れの使い方」と言われても、まだ就活中だとピンとくる方は少ないです。この項では、名刺入れの正しい使い方などを男女別に紹介します。名刺入れの使い方といっても男性と女性では異なりますので、男女別の正しい名刺入れの使い方を身につけて就活の時に一目置かれるようにしましょう。
そうはいっても、名刺入れの使い方で男女ともに共通することも当然あります。例えば、名刺入れに入れておくべき名刺の枚数は20-30枚が適当です。また、ビジネスシーンで使う名刺入れは革製の製品を選ぶのが適切です。他にも使い方のポイントはいくつかありますが、あとは後述します。
男性の使い方
名刺入れは、すぐに取り出せるところに入れておくのが良い方法です。男性の場合は、ビジネススーツに必ず名刺入れが入るくらいのポケットがついていますので、そこに名刺入れをしまっておいて、必要な時にすぐに取り出せるようにしておくと名刺入れのスマートな使い方をすることができます。
また、男性用の名刺入れは通常、20-30枚の名刺が入るようになっていますので、名刺を切らせてしまったということのないように、常にある程度の数の名刺を入れておくことが名刺入れのスマートな使い方です。
女性の使い方
婦人服は、ポケットが小さいことが多く、飾りポケットしかないことも少なくありません。無理にポケットに入れると不自然に膨らんでしまいます。ですので、女性の名刺入れの使い方としては、バックの中の分かりやすい場所に用意しておくというのが現実的でスマートな使い方です。
また、名刺入れ自体も、男性用より小さめにできています。そのため、名刺入れに用意しておく名刺は20枚程度にしておいて、予備の名刺入れをもう1つ用意するのがスマートな使い方です。
男性と女性両方に共通する名刺入れの使い方
男性にも女性にも共通する名刺入れの使い方としては、まず、「必要十分量の名刺を常に名刺入れに入れておく」ということが挙げられます。名刺入れにあまり枚数が入らないようでしたら、もう1つ名刺入れを用意してバックなどに入れておくとスマートな使い方ができます。
また、名刺入れを選ぶときになるべく茶色や黒などの落ち着いており、一般的な色を選ぶのがマナーです。ただし、いくら落ち着いた色合いでも、いかにもブランドものと分かる名刺入れはよくありません。目立たない普通のものを選びましょう。
就活での名刺入れの使い方
就活の時は、まだ名刺入れは必要ないと思っている方は多いのですが、そんなことはありません。前述しているように、就活の時こそ、正しいビジネスマナーに沿った名刺入れの使い方をして、人事担当者などに一目置かれる存在になり、内定を勝ち取る良いチャンスです。
この項では、就活の時に必要なビジネスマナーとしての名刺入れの正しい使い方などについて紹介します。名刺入れの正しい使い方を覚えて希望企業の内定を勝ち取りましょう。
就活でも名刺入れは用意しておく
まず、基本として、就活の時でも名刺入れは必ず用意しましょう。就職説明会などに参加したときに、希望企業の人事担当の方などと名刺交換をする機会がある可能性があります。その時に名刺入れを用意していれば、ビジネスマナーを心得ているとして一目置いてもらえます。
また、用意した名刺入れは、後述する選び方などを参考に正しい選び方や使い方をするようにしましょう。せっかく用意しても、名刺入れの選び方や使い方が間違っていたら、相手に悪い印象を与えてしまいます。
頂いた名刺を鞄にしまうのはNG
就活で名刺交換をしたときに、ついやりがちなのが、いただいた相手の名刺をすぐにそのまま鞄にしまってしまうことです。しかし、名刺のこのしまい方は、大変なビジネスマナー違反になってしまいます。名刺は相手との話が終わるまで、机の上に置いておきましょう。
相手との話が終わった後で、名刺入れのポケットにしまって、帰宅後すぐに名刺ホルダーなどの適切な場所に移して整理しておきましょう。それが名刺の正しいしまい方です。
名刺入れのポケットの使い方
名刺入れには、ポケットがついていますが、「ポケットの使い方がわからない」という方も意外と多いです。ここでは、名刺入れのポケットの使い方や名刺交換でいただいた相手の名刺のしまい方などについて紹介します。名刺交換でいただいた名刺は正しく扱いましょう。
名刺入れのポケットを正しい使い方をしていたり、名刺交換でいただいた相手の名刺を正しく扱っていれば、マナーを心得ていると評判になり、ビジネスでも一目置かれるようになります。
名刺交換した相手の名刺を入れる
名刺交換で相手から名刺をいただいた後は、相手との商談中は机の上に置いておくのが正解なのですが、商談が終わり、立ち去るときに名刺入れのポケットにしまいます。しまい方には別に特別なマナーはなく、丁寧に自分の名刺と分けた場所にしまえば問題ありません。
また、名刺入れのポケットは、普段から自分の名刺と名刺交換でいただいた相手の名刺を分けて入れる使い方をするように心がけ、ポケットに入れた相手の名刺は後でできるだけ早くきちんと名刺ポルダーの整理した場所に移しましょう。
その後きちんとした場所に移す
名刺入れのポケットは、あくまでも、名刺交換で相手から名刺をいただいた後、整理するまでのあいだ入れておくための使い方をする場所です。ですから、いただいた名刺はできるだけ早くに名刺ホルダーなどの名刺を保存しておくためのものに整理して移し替えるべきです。
そうすれば、いつも、いただいた名刺がきちんと整理されたしまい方をされていることになり、ビジネスで必要な相手の情報も覚えやすくなります。また、そのような使い方をすることで、名刺入れが無用に膨らんでしまうこともなく、スマートな使い方ができます。
名刺記録アプリの活用も
また、最近は、「名刺記録アプリ」や「名刺管理アプリ」という、名刺をスキャンしてパソコンやスマートフォンなどに記録しておけるアプリケーションも多数あります。「Camcard」などがそうです。名刺の整理にこのようなアプリを利用するのも手です。
このようなアプリケーションを合わせて利用すれば、相手の訪問履歴や目的なども書き込めるようになっているものもありますので、ただ名刺ホルダーなどに整理するだけより使い勝手が良いといえます。相手の名刺の保存場所の選び方として考えてみましょう。
名刺交換の仕方
名刺入れの使い方のほかにも、ビジネスマナーが要求される場面に名刺交換があります。名刺交換の時にふさわしい名刺入れの選び方や、名刺交換の順番、いただいた名刺の正しいしまい方などのポイントをわきまえて相手に失礼にならないようにすることが大切です。
この項では、その中から、名刺交換の順番やいただいた名刺の正しいしまい方などを紹介していきます。正しいビジネスマナーを身に着けて、相手から一目置かれるようになりましょう。
名刺交換の順番
名刺交換には順番があります。1人対1人でしたら、自分が相手のクライアントにあたるのか逆なのかで順番が異なります。営業側の企業のほうが先に名刺交換をするのがマナーです。後はすぐに名刺をしまわないなどの基本的マナーを守れば大丈夫です。
どちらも上司と一緒の場合は、先に上司同士が名刺交換をします。この時の順番は、営業側の企業の上司からクライアントの上司へ、次に自分と相手の担当者、上司と相手の担当者、相手の上司と自分という順番です。
名刺交換のポイント
名刺交換の時のポイントはいくつかありますが、まず、自分の所属企業もしくは団体などを名乗りながら、胸くらいの位置にもって、印字部分を避けながら相手に渡すようにします。この時、名刺の向きは字の向きを相手側に向くようにします。
自分が名刺をいただく時は、やはり胸くらいの位置で相手からいただいた名刺を持つようにして、「頂戴いたします」といい、相手の名前を読み上げます。この2つのポイントをわきまえておけば大丈夫です。
名刺交換の時の名刺入れの使い方
名刺交換で相手から名刺をいただく時は、相手の名刺を手で直接受け取るのではなく、自分の名刺入れの上に乗せるようにして両手で受け取るのがマナーです。つまり、名刺入れを相手からいただいた名刺を乗せる台のような使い方をするのです。
また、名刺交換の時は、相手との間にテーブルをはさんではいけません。ビジネスマナー違反になりますので、テーブルの脇で行うようにしましょう。
名刺と名刺入れの置き方
名刺や名刺入れの置き方ですが、名刺交換の後で商談などが始まるときは、机の自分から向かって左側に名刺入れを、右側に名刺を置くようにします。相手企業の上司などからも名刺をいただいた場合は、右側により高い職位の方の名刺を置きます。
基本的には、相手企業の方の座席順に名刺を置けば大丈夫です。また、そうすることによって、名刺に書かれている名前と相手を一致させることができるというメリットもあります。
名刺入れなどをおくスペースがない場合
特に商談などの予定があるわけではなく、名刺交換のみが目的だったり、立食パーティー形式だったりすると、名刺入れなどを置くスペースがなかったりします。そんなときは、特別に、すぐにいただいた名刺を名刺入れにしまってもかまいません。
このような時は、しまい方に特に堅苦しいマナーはなく、いただいた名刺を丁寧に扱えばよいのですが、いただいた名刺を名刺入れにしまう前に、胸の高さで名刺をもって相手に一礼してからしまうのが良いです。
名刺のしまい方
商談などが終わったら、いただいた名刺は名刺入れにしまうのですが、この時は名刺のしまい方に特にマナーなどはありません。普通に相手からいただいた名刺を自分の名刺入れのポケットにしまえば大丈夫です。ただし、この時、折れたりしないように丁寧に扱いましょう。
名刺入れ自体は、ジャケットの内ポケットまたは鞄にしまうのが良いのですが、場合によっては、ワイシャツのポケットでも構いません。ただし、ズボンのポケットにしまうのは絶対にやめましょう。マナー違反になります。
名刺交換のマナーは就活でも同じ
就活の時には、企業の人事担当者やOB、OGとがとお話しする機会がある可能性があります。この時に、名刺交換をすることがありますが、基本的には、商談などの時と同じです。ただ、就活時は自分の名刺は基本的に持っていないので、相手から名刺をいただくだけということになります。
また、就活の時は、自分の名刺がないので、名刺入れは、いただいた名刺を保存する場所に移すまでの間入れておく場所としての使い方をするものとして考えましょう。
名刺入れの選び方
名刺入れの正しい使い方と同じくらいに大切なのが、名刺入れの正しい選び方です。せっかく名刺入れの正しい使い方をしていても、選び方が間違っていたら、相手に悪い印象を与えてしまい、取り返しのつかないことになりかねません。
この項では、そんな使い方と同じように大切な名刺入れの選び方について説明します。名刺入れの正しい使い方とともにに正しい選び方も身に着けて一目置かれるようになりましょう。
基本はシンプルなデザインを選ぶ
基本的に名刺入れはシンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。名刺入れは人に見せるような使い方をするものではありません。そのため、ブランド物でロゴが大きく入っているようなものであったりすると目立ってしまい、悪い印象を与えてしまいかねません。
名刺入れの本来の使い方は、自分の名刺を入れておくためと、相手からいただいた名刺を保存する場所に移すまでの間保管するという使い方であることを忘れないようにしましょう。
基本をアレンジして印象を良くする
名刺入れは、基本的にはシンプルなものを選ぶようにするのが良いのですが、場合によっては、相手に自分のことを覚えてもらうために、あえて少しだけアレンジを加えた名刺入れを選ぶこともあります。ただし、その場合でも、本来の使い方を忘れないようにしましょう。
応用編でアレンジする場合の選び方としては、シンプルなデザインをベースにして、ほんの少しだけ凝ったデザインの入っているものを選ぶなどが挙げられます。
ブランド物の名刺入れの選び方
ブランド物の名刺入れは基本的にはあまりおすすめできません。ブランド物の名刺入れには、大きくブランドのロゴが入っていることも多く、名刺を入れておくためのものという本来の名刺入れの使い方から大きく外れることになってしまうからです。
しかし、応用編のように、少しアレンジして自分のことを覚えてもらうという使い方も兼ねている場合は、ロゴが目立たないようなブランドのものを選びましょう。無印良品などはおすすめです。
マナーとして名刺入れを正しく使おう!
名刺入れはビジネスシーンでの必需品であり、就活の時にも必要です。名刺入れの正しい選び方や使い方などを心得て使うことによって、相手に良い印象を与えることができます。名刺入れのビジネスマナーに沿った使い方をして、相手から一目置かれるようになりましょう。