履歴書には有利になるアルバイト経験だけを書く
履歴書に、アルバイト経験は書く必要があるのかないのか解説していきます。履歴書を書くにあたって、様々な疑問が沸いてくるでしょう。今回は、そんな履歴書のアルバイト経験について解説していきます。
また、履歴書の職務欄の書き方や、履歴書を書く時のポイント、履歴書に書いたアルバイト経験を上手にアピールする方法や、職務経歴書の書き方、離職期間中のあるバイト経験についても解説していきましょう。
これを読めば、履歴書のアルバイト経験について網羅しています。参考になるので最後までしっかりと読んでみましょう。それでは、履歴書に有利になるアルバイト経験を書くについて解説していきます。
履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くかどうかは、迷ってしまうポイントではないでしょうか。会社や仕事のないようによって、アルバイト経験が職歴とは見なされない場合もあります。
しかし、アルバイト経験を書くことで採用に有利に働くことがある場合も。履歴書には、今までのアルバイト経験が仕事内容と一致しているのであれば記入するようにしましょう。
仕事内容が過去のアルバイトと一致しているなら書く
履歴書を提出する仕事内容が、過去のアルバイト経験と一致している場合は、履歴書にあるバイト経験を書くといいでしょう。採用担当者からすると、アルバイトであっても仕事内容を経験している人というのは、すぐに戦力として働いてくれる期待がもてます。
そのため、履歴書にアルバイト経験でも仕事内容を経験していると記載さてあれば、採用したくなるでしょう。アルバイト経験が仕事内容と一致しているのであれば絶好のアピールポイントにもなるのです。
アルバイト経験がアピールポイントに関係あるなら書く
履歴書を提出する会社の業種や職種や仕事内容がたとえ違ったとしても、アルバイト経験によって得た経験や働きぶりをアピールすることもかなり有効です。
採用につながる場合もあるので、アルバイト経験を書くことは、有効であるといえるでしょう。ただし関係がない場合は書かない方がいいでしょう。
アルバイト期間が長いなら書く
アルバイト経験が長い場合は、履歴書にアルバイト経験を記入するといいでしょう。長い期間同じアルバイトをするということは、安心して仕事を任せることができると思ってもらえることができます。
責任ある仕事を任せられたアルバイト経験があるのであれば、応募企業に十分にアピールできる材料となるのです。短期のアルバイト経験や単発のアルバイト経験は、職務欄にあえて記入する必要はありません。
アルバイトの職歴が長い場合
例えば、「短期アルバイトとして20社で勤務」という書き方となります。たくさんのアルバイトを何個も経験してきたのであれば、職歴欄に書くことができ、アピールできるポイントになるでしょう。
それぞれのアルバイトの詳しいことは職務欄に書く必要はありません。下の行に「主に軽作業、飲食業などの仕事に従事」というような書き方をすることでアルバイト経験を伝えることができます。
履歴書は、あまりごちゃごちゃと色々書かれているものはいい印象がありません。アピールしたいアルバイト経験があるのであれば、他に職務経歴書を作成して、そこに詳しくまとめるといい印象をもってもられることでしょう。
反対に、アルバイト経験が少ない場合や職務欄に書くことがない場合は、どんな仕事内容かどんなことが得意なのかを簡単に記入しておくとアルバイト経験をアピールすることができるでしょう。
アルバイトが社員登用につながった場合は必ず書く
アルバイト経験の中で社員登用につながった場合もあるでしょう。そういうアルバイト経験は、大変好印象をもってもらえることができるので、職務欄に詳しく記入しておくようにして下さい。自分では些細なことと思ったとしても採用担当の目に止まることが多いにあり得ます。
履歴書の職歴欄の書き方
それでは、履歴書の職務欄の書き方について詳しく解説していきます。アルバイト経験について職務欄に書く書き方や基本的な職務欄の書き方、短期のアルバイト経験の場合などいろいろなパターンのアルバイト経験の職務欄の書き方をご紹介していきましょう。
基本的な書き方
履歴書の職務暦の基本的な書き方とご紹介していきます。まず、履歴書の職務欄に企業名を書きます。職務欄には「株式会社○○」と正式名称で記入しましょう。横に「(アルバイト)」と雇用形態を記入していきます。
履歴書は長文を書くスペースがありません。企業名の下に「○○職として勤務」という風にアルバイト経験を完結に分かるように説明しておくといいでしょう。
アルバイトも入れた書き方
履歴書の職務欄にアルバイトも入れた書き方として、学歴を書いた後、職歴と真ん中に記入します。そして、アルバイト経験を記入しましょう。例えば「職歴」下に「令和○年4月○○店アルバイト入社」「令和○年9月○○店アルバイト退社」と記入する方法があります。
学歴と職歴の間の行はあけて記入するようにしましょう。職歴は「学歴・職歴欄」に記入します。学歴と職歴の間は1行あけて、中央に「職歴」と記入しましょう。職歴がない場合は、中央に「なし」と記入します。
職歴欄には、今まで働いてきた会社の名前を正式名称で記入しましょう。仕事を始めた年月と退社した年月を記入します。職歴欄の締め方は、最後に右寄せで「以上」と記入して締めて下さい。
アルバイト経験しかない場合の書き方
アルバイト経験しかなくて、アルバイト経験をアピールしたい場合は、履歴書の職歴欄に記入することができます。携わった職務を職歴欄に記入して「(詳細は職務経歴書に記載します)」と職務経歴書に誘導していきましょう。
アルバイト経験をアピールする場合の履歴書の書き方は、学歴職歴欄にアルバイト経験をした会社の正式名称を記入して「株式会社○○(アルバイト)」と記入します。その下の行に「○○百貨店○○視点で洋菓子販売に従事」
下の欄に「販売の他、売り上げ管理、新人アルバイト指導を行う」下の欄に「詳細は、職務経歴書に記載します)」と記入しましょう。アルバイト経験の年月も横に忘れずに記入しておきます。退職理由は「一身上の都合により退職」でいいでしょう。
短期間のアルバイトで書かない場合
もしも、短期間のアルバイト経験しかなくてアルバイト経験を職歴欄に書かないのであれば、職歴欄の書き方として、「退職後に焼き菓子販売のアルバイトに従事(○ヶ月)」という書き方になります。短期間のアルバイト経験を書かない場合も書き方についてご説明してきました。
短期間のアルバイト経験が多い場合
短期のアルバイト経験がたくさんある場合は、1社ずつ記入していくのはあまりおすすめできません。「○○株式会社他」というまとめて書く方法もあります。アルバイト経験が多いのであれば、書いておくと好印象の場合もあるでしょう。
また、学生時代のアルバイト経験は、通常は職務経歴には入らないとされています。卒業後に仕事に就いていなかったり、応募企業で生かせるアルバイト経験であるなら学生時代のアルバイト経験を職歴欄に記入して下さい。
履歴書を書く時のポイント
履歴書を書く時のポイントについてご紹介していきましょう。履歴書を書く時はこのポイントに注意して書くようにして下さい。職歴についての書き方になるので参考になることでしょう。それでは、履歴書の書き方のポイントをご紹介していきます。
職歴が多い時は関係がある職のみを書く
職歴が多くて履歴書に書ききれない場合もあるでしょう。そういった場合は、職種に近いものをピックアップして履歴書に書くようにするというポイントがあります。
あまりにも在職期間が短いものやすぐに辞めてしまったアルバイト経験の場合のポイントとしては、あまりいい印象をもってもらえない可能性が多いにあるので、除外するほうがいいと覚えておきましょう。
だいたい3ヶ月以上働いたものを目安に選んで記入していくのがポイントです。空白の期間があるとあまりいい印象がないので、ピックアップしなかった職歴があれば1行にまとめて書くといいので覚えておきたいポイントでしょう。
職歴が多い場合や、アルバイト経験をアピールしたい場合は、別に「職務経歴書」を作成してそこでしっかりとアピールすることもできるのでポイントとしてしっかり抑えておいて下さい。
職歴に空白がある時は事故PR欄・志望動機欄でアピールする
履歴書の職歴欄に空白の期間が入っていると、採用担当者にいい印象をもってもらえないことがあります。面接で職歴欄の空白の期間に、何をしていたのか聞かれてしまうこともあるでしょう。
改めて聞かれてもいいような意味で「自己PR」欄や「志望動機」欄に何をしていたのかアピールすることも履歴書を書くポイントになります。
例えば「自己PR」欄に「職歴欄には書ききれなかったのですが、短期で野菜作りのアルバイト経験があります。よい経験となりました。」という書き方があります。
「志望動機」欄で「1年間集中して勉強をしてインテリアコーディネーターの資格を取得しました。この資格を生かして頑張りたいです。」という書き方がポイントとなってきます。
在職中も書くべき
在職しながら、仕事を探している場合もあることでしょう。そのポイントは、職歴欄の最後の行に「在職中」と記入しましょう。または、「現在に至る」と記入します。入社した年月や今働いている職場の正式な社名、仕事内容の後に「在職中」か「現在に至る」と記入しましょう。
最後には「以上」と書いて締めるのがポイントです。基本的に退職予定の日は書かなくてよくなっています。書類選考を通って、面接に進んだのであれば口頭で伝えることもできます。退職予定日が1ヶ月を切っているのであれば記入する方がいいでしょう。
選考を早めてくれたり、無職期間がでないように調整してくれる可能性もあります。記入しておく方がいいでしょう。
また、急募の案件の場合は、どれだけ早く入社できるかで決まってくる場合もあるので退職予定日と「○月○日以降なら入社可能です」と記入しておくとやる気をアピールすることができます。退職予定を書く場合は、「○月○日退職予定」と記入して下さい。
履歴書に書いたアルバイト経験で上手なアピールする方法
履歴書にアルバイト経験を書いたのであれば、上手にアピールすることでよりよい印象を採用担当者にもってもらえることでしょう。
特にアルバイト経験が生かせる仕事であれば、実際に戦力となることは期待できるので上手にアピールしていきたい部分です。上手なアピールの方法をご紹介していきましょう。
自己PR欄を使ってアピールする
履歴書の自己PR欄を使ってアピールすることができます。自己PR欄には、応募職種に関係するアピール内容やこれまでのアルバイト経験を絡めたエピソードを記入すればいいでしょう。
特に今までのアルバイト経験というのは、即戦力になりそうな印象を強くもってもらえることができます。アルバイト経験から学んだことなどをアピールしていきましょう。
仕事内容がアルバイトと一致している例文
同じような職種の仕事をアルバイト経験しているのであれば、採用担当者の印象もよくなります。例えば、接客やサービス関係の仕事であれば、コミュニケーション能力や人と接することが好き、周りと強力して取り組む、臨機応変な対応が得意といったことをアピールすることができます。
また、イベントや引っ越し作業などのチームでやる仕事であれば、人と接するのが好き、強力するのが好き、物を作るのが好き、臨機応変に動けるといったことをアピールできるのです。
事務作業や工場での軽作業であれば、コツコツやり抜くのが好き、丁寧で確実な作業が可能といったことをアピールすることができるでしょう。
アルバイト期間が長い時の例文
3年間続けた飲食店でのアルバイト経験は、忙しいときこそ笑顔を意識するよう心掛けて仕事してきました。また、よく来るお客様の顔と名前を覚える努力をしたところ、たくさんのお客様から「いつもありがとう!また来るね」と言ってもらえるようになりました。
様々なアルバイトをしていた場合の例文
飲食店での接客業や、事務仕事を経験してきました。飲食店では、臨機応変に動ける力や目を養うことができました。
また、事務仕事では、表に立って接客している時には知らないでいたお客様のニーズを数字の面から知ることが出来ました。今後も今まで経験してきたことをもとに、幅広い視野で仕事にあたっていきたいです。
履歴書でアピールしきれないときは職務経歴書を作成
履歴書には、アピールしきれないアルバイト経験もあること方もいることでしょう。その場合は、職務経歴書を作成して自分のアルバイト経験をアピールする方法があります。求められている職務経験やスキルに関係する経験がある場合は強調して職務経歴書でアピールするようにしましょう。
職務経歴書でのアピール方法・例文
職務経歴書でのアピール方法や例文をご紹介していきましょう。職務経歴書は、自分の職務経験のなかで求人情報に書かれている仕事内容や応募条件に合うような経験をスキルと職務経歴書に記入していくようにしましょう。
職務経歴書には、ただ単に経験を羅列するのではありません、職務経歴書には、求められている経験やスキルを理解した応募企業に関連つけて職務経歴書に記入することが大切です。職務経歴書の書き方について記入例をご紹介していきましょう。
職務経歴書記入例「「職務経歴」○年○月○○株式会社入社(アルバイト)○○百貨店○○店で洋菓子販売に従事
「主な職務」洋菓子販売、売り上げ管理、新人アルバイト指導「要約」店長不在の際には、店長補佐として本部へ提出する売上の報告書の作成をしました。
販売業務は、お客様のご要望を親身にお聞きし、的確な商品をおすすめすることで、食品販売フロア15店舗のうち、前年対比伸び率でトップの成績を収めていました。新人アルバイトの研修担当なども行いました。
「実績」売り上げ目標11ヶ月達成「評価されたこと」明るくいつも気持ちのいい接客ができているとお客様にお言葉を頂いておりました。チームでの仕事が多く、お客様の期待以上のサービスを提供したいという姿勢が実ったと思っています。
「退職理由」契約社員のお話をいただいておりましたが、正社員として事務職に就きたいと退職を決意しました。(アルバイト期間中に簿記2級の資格を取得)」となります。
履歴書に離職期間中のアルバイト経験は書くべき?
離職期間中にしていたアルバイト経験は履歴書や職務経歴書に書くべきかどうかについてご説明していきましょう。短期間であれば特に記入する必要がありません。しかし、3ヶ月以上になってくると記入する必要があるでしょう。
3か月以上ならば書くべき
離職期間中にアルバイト経験をしているのであれば、短期間であれば履歴書や職務経歴書に書く必要がありません。記入したとしても転職の合否に影響はでないでしょう。
けれども、3ヶ月以上のアルバイト経験があるのであれば、記入しないで履歴書や職務経歴書を提出してしまうとブランクが長いという印象をもたれてしまう可能性が多いにあります。そのため記入することをおすすめします。
応募企業に生かせるアルバイト経験であったのなら、アルバイトであっても職務経歴と同じように職務経歴書に記入することができます。応募企業に生かせない経験の場合は、詳細は記入する必要はありません。
前職の職務内容の最後に「退職後について」という見出しをつけて簡潔に記入しておくようにしましょう。職務経歴の末尾の記入例として「退職後について」○○株式会社(和菓子販売)で4カ月間アルバイト(簿記2級資格取得の勉強のため)という風に記入しておきましょう。
面接で離職期間について聞かれた時の対処法
短い期間のアルバイト経験であったとしたら、履歴書や職務経歴書に職務経歴を書くか書かないかは自由になっています。面接でブランクについて聞かれることもあるでしょう。
面接で「この期間は何をされていたのですか?」と聞かれたら「短期間のため記入していませんでしたが、前職を退職した後は○○でアルバイトをしていました」と答えましょう。離職期間にアルバイト経験があるかないかで合否に大きな影響はないでしょう。
質問されなかったのであれば、申告する必要はありません。しかし、嘘の回答をしてしまうと問題になることがるので嘘は辞めましょう。特に注意してもらいたいのがアルバイトといっても社会保険に加入している場合もあります。
入社した時の雇用保険の手続きの際に目の勤務先の名前は分かります。事前に聞いていた内容と違えば、経歴詐称となってしまう可能性もあるので十分に注意しましょう。
内定をもらった段階でアルバイト経験を伝えていなかったと不安になる方もいるでしょう。後々に不安になるくらいならば履歴書や職務経歴書に記入しておくか、面接で伝えておけば安心です。
また、「どうして正社員ではなくアルバイトをしていたのですか」といった質問をされることもあるでしょう。その場合は、「あらかじめ期間を決めて、資格取得の勉強をしていました」というようにアルバイトしていた理由を説明するといいでしょう。
また、学生時代にアルバイトの魅力を感じて卒業した後も継続してきた場合の答え方として、将来を踏まえて正社員として貢献していくといった説明をします。また、就職活動で思うような結果がでない場合もあるでしょう。
その場合は、スキルを高める意味を込めて自己啓発をしてたためアルバイトになっていることを説明します。応募企業の仕事に生かせるスキルを習得できたので生かしていきたいというような伝え方ができます。
演劇を行うために時間の融通のきくアルバイトという雇用形態にしていたのであれば、演劇はきっぱりと諦めて仕事に専念するということをアピールしましょう。
就職活動や転職活動では、アルバイト経験は大きな武器になります。応募企業でも生かせるアルバイト経験をしっかりとアピールしていくことも大切なポイントです。
履歴書にアルバイト経験を書くかは内容による!
履歴書にアルバイト経験を書くか書かないか解説してきました。応募企業の採用内容を確認して、アルバイト経験がアピールできるようならば書くといいでしょう。
また、職務経歴書には、自分のしてきたアルバイト経験がいかに応募企業にとって戦力となれるかアピールできるポイントでもあります。自分のことをしっかりとアピールして内定を勝ち取りましょう。