「促す」の意味まとめ!使い方の例文や類語・対義語・英語表現もチェック!

「促す」の意味まとめ!使い方の例文や類語・対義語・英語表現もチェック!

「促す」という言葉は「上司に促される」「仲間を促す」のようによく耳にする言葉です。何となく意味は分かっているつもりでも、あらためて意味を聞かれると答えに詰まる言葉です。「促す」の正しい意味と使い方、類語や対義語、英語表現を例文を交えて紹介します。

記事の目次

  1. 1.「促す」の意味とは?
  2. 2.「促す」の対義語・類語
  3. 3.「促す」の使い方・例文
  4. 4.「促す」と「仕向ける」の違い
  5. 5.「促す」を使う際の注意点
  6. 6.「促す」の英語表記
  7. 7.促すは「勧める」という意味

「促す」の意味とは?

乾杯
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「促す」という言葉は、様々なシチュエーションで色々な意味で使われていて、何となく意味は分かっているつもりなのに、いざ正しい意味は?と問われると答えに詰まってしまう不思議な言葉です。

「部長に上席に座っていただくように促す」「部下に早く仕事を仕上げるように促す」「取引先に請求書を発行してもらうように促す」「カラオケで得意の歌を唄うよう仲間を促す」「飲み会で上司に乾杯の音頭をとってもらうよう促す」

このように例文では、同じ「促す」という言葉を使っていますが、何故か意味やニュアンスが微妙に違って聞こえるのは何故でしょう。それは「促す」という言葉は場面によって微妙に意味が変る珍しい言葉だからです。

辞書でも意味は色々

辞書
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「促す」の意味を辞書で調べてみると「物事を早くするようせき立てる」「ある行為をするように仕向ける」「物事の進行をすみやかにさせる」「物事を催促する」「物事を促進する」とにかく色々出てきます。

シンプルに整理しても「せき立てる」「仕向ける」「早める」「催促する」「促進する」「勧める」のように沢山になってしまいます。

それほど「促す」という言葉には様々な意味があると言えますが、逆をいえば意味にこれといった決定打がないとも言えます。

定義
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通常言葉には本来の意味に当たる「定義」があるものです。しかし「促す」には定義らしきものが見当たりません。「促す」という言葉は場面によって意味が変化するので、定義を定めることができないのです。

このような訳で「促す」という言葉は、普段の会話でよく使う言葉でありながら、その意味を問われても何となくしか答えられないのです。つまり何となく使い分けている言葉とも言えます。

「促す」の対義語・類語

相対
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対義語とは反対の意味を持つ言葉のことです。「促す」にはこれだけ多くの意味があるのだから、さぞ沢山の対義語があるだろうと思う方が多いのではないでしょうか。

想像に反して「促す」の対義語は意外に少ない、いえ存在しないと言っても過言ではありません。何故ならば「促す」には意味の定義がないからです。

対義語とは反対の意味を持つ言葉ですが「促す」には基となる意味が場面により変化してしまうので、反対のしようがないのです。

混沌
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強いて対義語をあげるとすれば、たとえば「せき立てる」という意味の場合には「せき立てない」「催促する」の場合は「催促しない」のように、意味を否定して対義語にする以外に方法がありません。

「〜する」を「〜しない」に変えただけでは正しい対義語とは呼べません。「促さない」は単純に「促す」を否定しただけです。つまり「促す」には対義語が存在しないということになります。

「促す」の類語

同じ
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類語とは似たような意味や使い方をする言葉にことです。「促す」の類語は対義語と違って、意味が豊富にあるように類語も沢山あります。

ここで注意しなければならないのは、同じ意味を持つ類語だからといってどんな場面でも使える訳ではありません。前に紹介したように「促す」は意味が変化する言葉です。

類語もその場面によって使い方に注意が必要です。それでは数ある類語の中から、主なものを2つほど意味と使う場面を合せて紹介します。

「催促」の意味

催促
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「催促」とは、依頼したことを早くすすめて貰えるように再度お願いすることです。促すと同じ「促」の字が使われていることからも類語であることが推察されます。

「催(さい/もよおす)」は「主催」「開催」「共催」の熟語があるように、何らかの事を催して行うという意味です。

「催す=形にして表現する」という意味なので、「催促」とは、依頼した事柄を早く形にして欲しいとお願いする意味になります。

少し変った表現では「催眠」「催涙」もありますが、「催眠」は眠りを誘う「催涙」は涙を誘うという意味で、どちらも何らかの現象を促している表現です。

「勧める」の意味

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「勧める」は「すすめる」と読みますが、同じ読み方をする言葉に「進める」「薦める」「奨める」があり、ほとんど同じ意味を持っていますが微妙に違うので、使うときに迷う方が多いのではないでしょうか。

「進める」は分かりやすく「物事を順調に前に進行させて、仕上げるようにすること」です。迷うのは「勧める」「薦める」「奨める」の3つです。

「勧める」は「相手にある物事を行うように促す」という意味です。「薦める」は同じように相手に促すのですが「良いものや適しているものを相手に採用してもらうように推す」という意味合いを持っています。

指導
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「奨める」は人を指導する立場にある人が多く使う言葉で「自分が推奨するものを相手に行うように促す」という意味です。3つとも同じように促す言葉ですが、一般的に汎用性が高いのが「勧める」です。

「薦める」「奨める」の場合は、促す側に「適しているから」「良いものだから」という感情がこもっていて指導的意味合いが強いのに比べ、「勧める」には特別な感情がないので場面をあまり気にしないで使えるので汎用性が高いのです。

「促す」の使い方・例文

様々
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「促す」には意味や類語がたくさんあり、使う場面や状況によって意味が変化するするので、使い方や例文も場面により色々様々になります。

「促す」という変幻自在な言葉の意味を解釈する上では、例文を検証することが非常に助けになります。それでは「促す」という言葉を使った例文を、意味の違いや場面・状況に分けて紹介します。

例文①【せき立てる】

空耗
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「せき立てる」という表現の場合の例文では「上司が今回のプロジェクトは来週中に仕上げることと部下を促した」「今日は残業ゼロDayだから、5時までに仕事を終わらせて帰るようにと促した」のような使い方をします。

また「本日のイベント会場は午後6時に閉館しますので、10分前には退場くださるようお願いしますと司会者が促した」「空港のアナウンスで、搭乗手続きは30分前まで済ませるようにと促すコメントが流れた」

このように「促す」という表現は、時間や期限を守るためになるべく早くして欲しいと「せき立てる」意味で使われます。

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