「致す」の意味まとめ!敬語の使い方・例文や「いたす」との違いも解説!

「致す」の意味まとめ!敬語の使い方・例文や「いたす」との違いも解説!

ビジネスシーンでよく使われる「致す」という言葉ですが、その意味をご存知でしょうか。この記事では「致す」という言葉の意味や使い方、ひらがなの「いたす」とどんな違いがあるのかをご紹介します。正しい言葉遣いで「致す」を使いこなしましょう。

記事の目次

  1. 1.致すの意味とは?
  2. 2.致すの特徴
  3. 3.「致す」と「いたす」の違い
  4. 4.致すの使い方
  5. 5.致すの注意点
  6. 6.致すは「する」という意味

致すの意味とは?

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ビジネスシーンや手紙等でよく使われる「致す」という言葉ですが、その意味や正しい使い方をご存知でしょうか。この記事では「致す」という言葉の意味や使い方、例文や「いたす」との違いについてご紹介します。

そもそも「致す」は「する」の敬語表現に当たります。謙譲語であり、相手に対してへりくだって話す時に使われるフレーズです。しかし現代社会で使われる「致す」には、他の意味も含まれています。

「致す」という言葉はビジネスシーンでも頻繁に使われる言葉です。正しく使うことが出来れば相手の印象もずっとよくなるので、正確な意味を理解して上手く正しく使えるようになりましょう。

致すの特徴

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先ほどの説明した通り、「致す」は「する」の謙譲語表現に当たります。また、その意味も使い方によって様々です。ここでは「致す」という言葉の意味合いや、言葉が持つ特徴をご紹介します。

現代社会における「致す」という言葉には「謙譲語」での意味と「動詞」としての意味、「丁寧語」としての意味があります。それぞれで意味合いのニュアンスが少し違い、また、使い方も違います。

「致す」という言葉はビジネスシーンでもよく使われる言葉です。メールや手紙、商談の場等、使われるシーンもたくさんあります。その「致す」がどんな意味なのかしっかりと理解して、正しく使うようにしましょう。

謙譲語としての「致す」

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謙譲語としての「致す」は、相手に対してへりくだって話す時に使われます。実際に使うときは「いたします」と使うのが一般的です。例文にするなら「失礼致します」「拝見致します」等と使います。

そもそも謙譲語を使う時は「話し手が特定の人物に対して謙った表現を用いることで、話題の中の人物や相手を高める」ことを目的としています。「致す」には謙譲語以外にも丁寧語や尊敬語としての意味合いもあります。

謙譲語としての「致す」は、自分の行為をへりくだって言う時や、相手にお願いをする時、目上の人やビジネスパートナーに対して使う時に重宝する表現です。通常目上の人に対してお願いをする時の言葉遣いは気を遣いますが、「致す」はそう言った時にも便利です。

動詞としての「致す」

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「致す」には「そこまで達するようにする」「尽力する」「結果を引き起こす」という意味があります。この「致す」の意味は動詞としての使い方、つまり何かの行動自体を指す言葉としての使い方をしています。

例文にすると、「故郷に思いを致す」という表現では「特定の行動や言動による効果や影響を行き届かせる」という意味で「思いを致す」という言葉が使われています。砕けた言い方にするなら「故郷に心を向ける」となります。

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また「致す」を使った言い換えには「心を致す」という表現もあります。この意味は「その言動や行動に努力し、効果や影響を行き届かせること」です。「健康に心を致す」等と表現します。

「不徳の致すところ」という言い換えもあります。この意味は「あることが原因となって悪い結果を起こしてしまうこと」です。ビジネスシーンで謝罪を行う時によく使われるフレーズです。「我々の不徳の致すところです。」等と表現します。

丁寧語としての「致す」

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「致す」には丁寧語としての意味合いも含まれています。丁寧語での「致す」の意味は謙譲語での「致す」と同じですが、使い方が少し違います。「する」を丁寧に表現した言葉である点は同じですが、へりくだって言うのではなく、あくまで丁寧に表現したという点が違います。

丁寧語での「致す」は、実際に使う時は「いたしますと」「いたしました」等と表現します。謙譲語での表現方法と同じようですが、丁寧語での表現では相手にへりくだっているわけではなく、上品に喋りたい時に使う改まった言い方で使います。

例文にすると「あと数時間いたしますと終了とさせていただきます。」「トラブルが発生いたしました。」等と表現します。

あくまで「自分がすること」に使う

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「致す」は謙譲語です。相手に対してへりくだって話す時に使う言葉である以上、使う場合は「自分がすること」に限定されます。相手の行動に「致す」と表現するのは文法的に間違いです。相手の行動に対して使う時は尊敬語の「なさる」と表現するのが正解です。

また、「される」と表現するのも正解です。自分の行動に対しては「致す」、相手の行動に対しては「なさる」「される」と表記すると覚えておきましょう。

「致す」と「いたす」の違い

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実際に使う時、「致す」は「いたす」とひらがなで表記していることもたくさんあります。これは単純に簡略化したという訳ではなく、「致す」と「いたす」には明確な使い方の違いがあるのです。ここでは「致す」と「いたす」の違いについてご紹介します。

ひらがなの「いたす」は主に丁寧語としての使い方をします。元々「致す」は「する」を敬語で表現した言葉なので、相手に対して敬語で話す時に使うのが一般的です。ビジネスメール等の文書では、漢字で表記するかひらがなで表記するかで意味合いが違ってきます。

ビジネスメールではひらがなでの「いたす」を使うことが多くなりますが、漢字とひらがなそれぞれの違いを理解して使うようにしましょう。文書を書く時、どちらで使うのが正しいのか分かっていればよりしっかりとした文書にまとめあげることが出来ます。

「いたす」は丁寧語

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ひらがなの「いたす」は丁寧語に当たります。丁寧語は言葉遣いを上品にしたい時に使う表現方法で、実際に使う時は「お願いいたします」「失礼いたします」等と表現します。

こういった表現方法は「補助動詞」と呼ばれます。ひらがなの「いたす」は補助動詞に当たり、公用文では補助動詞はひらがなで表記することが定められています。補助動詞とは「別の動詞に後続することにより文法的機能を果たす動詞のこと」です。

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補助動詞には、それ自体に明確な意味合いは無く、別の動詞と組み合わせることで初めて意味が生まれるという性質を持っています。

例えば「お願いいたします」という言葉の「いたします」は「お願いすること」を丁寧語にするための言葉なので「いたします」自体には明確な意味はありません。しかし前に「お願い」という動詞があり、それが組み合うことで初めて意味が生まれるのです。

公用文では漢字とひらがなで用途が変わる

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