窓サッシを簡単にキレイにする掃除方法を紹介!
みなさんは窓サッシをどれくらいの頻度で、どのようにお掃除をしていますか?「窓サッシもこまめに行わなくては」と思ってはいても、忙しい毎日を送っているとなかなか窓サッシの掃除までは、行き届かなかったりするものです。
特にサッシのお掃除は非常に手間と時間がかかるものですから、ますます行う時間が取れなくなってしまいます。そこで今回は窓サッシの汚れの原因や、おすすめの掃除頻度、更に窓サッシの基本的な掃除方法や便利道具、ちょっとした簡単な裏技などをご紹介していきます。
窓サッシの汚れの原因
窓サッシの掃除方法などのご紹介する前に、まずは窓サッシの汚れの原因についてご説明していきましょう。窓サッシは毎日、色々な原因で少しずつ汚れていきます。具体的にはどのような原因で汚れていくものなのでしょうか。ここでは、そのサッシの汚れの主な原因をいくつかご紹介いたします。
「汚れ」という敵を制するには、まず「汚れ」という敵をしっかりと知らなくてはいけません。出来るだけ簡単に楽に窓サッシをキレイに掃除することが出来るように、あらかじめ「汚れの原因」をきちんと知っておきましょう。
外から入った汚れ
サッシの汚れの原因の一つ目は「外から入ってきた汚れ」です。外から入ってくる汚れは主に砂やほこり、花粉、粉塵などがあります。特に排気ガスの粉塵はとても体に良くないものですし、花粉はアレルギーの方にとっては天敵のようなものです。小さなお子様がいるお宅では特に気を付けたいものです。
室内で発生したホコリなど
サッシの汚れの原因の二つ目は「室内で発生したホコリなど」です。毎日、生活をしていると、どうしても出てしまうホコリや糸くず、ペットのいるお宅ではペットの毛、人の髪の毛など色々な汚れの原因が発生してしまいます。ですので窓を開けなくても、サッシには汚れが確実に溜まっていくのです。
結露による黒カビも
サッシの汚れの原因の三つ目は「結露による黒カビ」です。特に寒い冬には室内と室外の温度差が大きくなり、窓サッシに大量の結露が発生してしまいます。その結露がサッシの溝などに溜まってしまい、その結露がやがて黒カビとなってしまうのです。
カビが発生すると、その胞子を部屋中にまき散らしてしまいます。そのカビの胞子を空気と一緒に吸い込んでしまうと身体に良くないですし、気管支ぜんそくや鼻炎などのアレルギー症状を発症してしまうこともあります。
特に気管支ぜんそくを患っている方が黒カビの胞子を吸い込んでしまうと「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」という疾患になってしまいます。症状が悪化すると常に呼吸困難状態となり、非常に危険です。このように黒カビは身体にとって、とても良くないものなのです。
窓サッシの掃除はいつするのがおすすめ?
ここまでのご説明で窓サッシには毎日、外から内から汚れが蓄積していくことをご理解いただけたのではないでしょうか。そこでここでは窓サッシは「いつ、どれくらいの頻度で」また「どのような方法で」掃除するのが最適なのか、詳しくご説明していきましょう。
月に一度簡単な拭き掃除
窓サッシは外から内から汚れが溜まるものですが、無理をしてまで毎日のように掃除をする必要はありません。もちろん、掃除をする時間があれば毎日掃除をするのが一番良いでしょう。ですが仕事などで、なかなか窓サッシの掃除まで行き届かない方も多いのではないでしょうか。
仕事や育児、その他の事情などで掃除をする時間があまり取れない方は「月に一度」くらいの頻度で「簡単な拭き掃除」を行ってみてはいかがでしょうか。月に一度、簡単な掃除をするだけでも、窓サッシはある程度キレイな状態を保つことが出来ます。
半年に一度しっかりお掃除
「月に一度程度の簡単な拭き掃除」に加えて、「半年に一度程度」で窓サッシを念入りに掃除しましょう。月に一度の簡単な拭き掃除を行っていれば、それほど苦労する作業ではないはずです。半年に一度の掃除は花粉の時期が終わった6月頃と、結露が発生しやすい冬に行うのがおすすめです。
窓サッシの基本の掃除方法
ここからは窓サッシの基本の掃除方法をご紹介していきましょう。もちろん、自分なりの掃除方法で掃除をしても構いません。ですが、基本の掃除方法を知ることで出来るだけ短時間で簡単にキレイにすることが出来ます。では具体的にはどのような方法で、窓サッシを掃除していけば良いのでしょうか。
用意する道具
まずは窓サッシを掃除するために必要な道具を揃えていきましょう。窓サッシの掃除に必要な道具は「ドライヤー」「掃除機」「歯ブラシ」「つまようじ」「食器用洗剤」「バケツ」「ぞうきん」です。「ドライヤー」は、結露が発生する冬には必需品となりますが、温かい時期には必要ないでしょう。
掃除方法・手順
では窓サッシの基本的な掃除方法を詳しくご紹介していきましょう。結露が発生してサッシの溝に水が溜まっているようであれば、まずはその結露を取り除き、残った水分をドライヤーで乾かしていきます。しっかりと乾かしたら、次にホコリなどを掃除機を使って取り除いていきます。
もし、汚れが結構溜まっている場合には歯ブラシを使ってゴシゴシとこすっていきましょう。歯ブラシが届かない隙間の汚れに関しては、つまようじを使っていきましょう。歯ブラシやつまようじを使ってかき出したゴミやホコリなどの汚れは、掃除機を使って吸い取ってしまいましょう。
汚れやホコリなどを取り除いたら、バケツに水を入れて食器用洗剤を少々入れて軽く混ぜましょう。洗剤を混ぜた水にぞうきんを浸して絞り、窓サッシを上から下の方向で拭いていきましょう。汚れがひどいところは、ぞうきんを軽く絞って水分を利用すると取れやすくなります。
窓サッシのスポンジを使った楽な掃除方法
ここからは食器用スポンジを使った窓サッシの楽ちんお掃除法をご紹介していきましょう。毎日、または2~3日に一度など比較的頻繁に窓サッシの掃除が出来るのであれば、このスポンジを使った方法がおすすめです。この掃除方法にはどのような道具が必要で、どのような手順で行うのでしょうか。
用意する道具
まずはスポンジを使った窓サッシの掃除方法に必要な道具を、ご紹介していきましょう。「食器用スポンジ」「カッター」「洗面器またはバケツ」となります。たった3つの道具を揃えるだけですので、お手軽に挑戦することが出来ます。
掃除方法・手順
それではスポンジを使った窓サッシの楽な掃除方法の手順をご紹介していきます。初めに食器用スポンジに切り込みを入れていきます。カッターを使って縦に4本の切り込みを入れます。次に横に5本の切り込みを入れていきましょう。
まるでマンゴーをカットしたような見た目になったら出来上がりです。洗面器またはバケツにスポンジが浸すことが出来る程度の水を入れます。そこにスポンジに水を含ませたら、水が垂れない程度に少々固めに絞りましょう。
最初に上と横の窓サッシを拭いていきます。スポンジに汚れが付きますので、こまめに洗面器またはバケツの水でスポンジをキレイにしながら拭いていきましょう。上と横の窓サッシを拭き終わったら、一度スポンジを水でキレイにします。
水を含ませてから、ゆるく絞ったスポンジでレールの部分をこすりましょう。最後に乾いたぞうきんで拭いて、水分を取り除いたらお掃除終了です。このひと手間で、月に一度や半年に一度の窓サッシの掃除が、格段に楽になりますので、おすすめです。
窓サッシのカビの掃除方法
ここからは窓サッシに発生してしまったカビの掃除方法をご紹介していきましょう。室内と室外の気温差が大きくなる冬には、どうしても結露がついてしまいますし、その結露によってカビが発生してしまうことがあります。
本来であれば塩素系の漂白剤で、さっとカビを退治してしまいたいところですが、小さなお子様やペットがいるお宅では安全な方法とはいえませんし、その独特な臭いも気になります。そこでおすすめしたいのが「クエン酸」と「重曹」を使用した、安全な窓サッシのカビ退治の方法です。
用意する道具
安全な窓サッシのカビ退治を行うために、必要な道具をご紹介していきましょう。「掃除用クエン酸小さじ1」「重曹」「水200ml」「スプレーボトル」「ゴム手袋」「歯ブラシ」「ぞうきん」です。クエン酸は掃除用のほうが安いので掃除用クエン酸を使った方が経済的でしょう。
掃除方法・手順
それでは重曹とクエン酸を使った、窓サッシのカビ掃除の方法と手順をご紹介していきましょう。水200mlと掃除用クエン酸小さじ1を混ぜ合わせたものをスプレーボトルに入れて、窓サッシのカビに吹きかけていきます。次にクエン酸水を吹きかけたところに、重曹をふりかけていきましょう。
上や横はふりかけることが出来ませんので、ゴム手袋を着用して重曹を手でつけていきましょう。重曹をつけたら5分ほど放置しておきます。その後、歯ブラシで窓サッシをこすります。最後に固く絞ったぞうきんで拭きあげたら完成です。
窓サッシをキレイにする裏ワザ・アイテム
ここまでは正統派な窓サッシの掃除方法をご紹介してきました。ここからはちょっと変わった窓サッシの掃除方法の裏技やアイテムをご紹介していきましょう。普段は掃除には使わないアイテムを便利に使うことで、窓サッシを簡単にキレイにすることが出来ます。
木工用ボンド
初めにご紹介する窓サッシを簡単キレイにする、裏技とそのアイテムは「木工用ボンド」です。本来「木を貼り付ける」という目的で使用する木工用ボンドを使って、窓サッシをキレイにすることが出来るとは驚きです。では、一体どのようにして木工用ボンドで窓サッシを掃除していくのでしょうか。
使い方
「木工用ボンド」の特徴として「乾くと簡単に剥がせる」というものがあります。この特性を利用することで、窓サッシの細かい部分までキレイにすることが出来るのです。また、木工用ボンドはかなりのとろみがある液体です。ですので、でこぼこがあっても密着させることが出来ます。
具体的な使い方は、汚れを取り除いた窓サッシの細かい部分に、木工用ボンドを塗っていきます。汚れがひどいところには少々厚めに塗っておきましょう。乾いて透明になるまで放置しておきましょう。ドライヤーを使うと早く乾かすことが出来ます。
木工用ボンドが完全に乾いたら、ゆっくりと剥がしていきます。カスが残ってしまうと面倒ですので、ゆっくりとしっかりと剥がしていきましょう。剥がした後に汚れが残っていたら、再度挑戦してみてはいかがでしょうか。
ペットボトルブラシ
次にご紹介する窓サッシを簡単キレイにする、裏技とそのアイテムは「ペットボトルブラシ」です。ところでこの「ペットボトルブラシ」というアイテムをご存知でしょうか。これは掃除で使うブラシとペットボトルが組み合わせてある便利グッズです。
100円ショップなどで見かけることが多いのではないでしょうか。でも、どうしてブラシにペットボトルが付いているのでしょうか。それは「水を流すため」なのです。ブラシで汚れをこすりながら、同時に水で流せますのでとても便利です。
ちなみに100円ショップで購入する場合には、ブラシ部分だけの販売となりますので、ペットボトルは自分で用意しなければなりません。ジュースなどを飲んだ時に500mlのペットボトルをとっておきましょう。柔らかいとボトルのほうが扱いやすいのでおすすめです。
使い方
まずはペットボトルに水を入れます。これは洗剤水ではなく普通の水で大丈夫です。サッシの下の部分には溜まった水を逃がすための穴が、端の方に開いています。そこに向かってブラシでこすっていきましょう。逆の方向にこすってしまうと、水がこぼれてしまう恐れがあるので注意しましょう。
ブラシと水と使って、汚れを落としたら仕上げにぞうきんやドライヤーでしっかりと水分を拭き取りましょう。天気が良ければ自然乾燥でも大丈夫です。作業の途中で少々水をこぼれてしまっても、掃除の仕上げに拭き取ればOKです。
窓サッシの掃除方法を試してみよう!
今回は窓サッシの汚れの原因や掃除する頻度の目安、窓サッシを簡単にキレイにする方法や使用する道具、窓サッシの掃除に使える変わったアイテムや裏技などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。少しでもご参考になりましたか。
風水では窓や窓サッシが汚れていると、せっかくキレイにした玄関から入ってきた「良い気」が出て行ってしまうと言われています。逆に窓や窓サッシをキレイにすることで、キレイな玄関から部屋の中に入ってきた「良い気」を逃がさないようにすることが出来る、というわけです。
また、日ごろから窓や窓サッシをキレイにしておくことで年末の大掃除が楽になるという利点もあります。部屋の中の良い気を逃がさないため、キレイな窓から太陽の光をしっかりと部屋に入れるため、そして年末に少しでも楽できるように、窓サッシは出来る範囲でこまめに掃除しましょう。