重曹スプレーの作り方と使い方を解説!おすすめの活用法や注意点もチェック!

重曹スプレーの作り方と使い方を解説!おすすめの活用法や注意点もチェック!

日常のあらゆる箇所で活用できるのが重曹スプレーです。ちょっとした場所をきれいにする際、重曹スプレーを作って吹きかけると手軽に掃除ができます。今回は便利な重曹スプレーの作り方、使い方を中心にご紹介します。また、活用法や注意点についても触れてまいります。

記事の目次

  1. 1.掃除に役立つ重曹スプレーを作ってみよう!
  2. 2.重曹の特徴
  3. 3.重曹スプレーの作り方
  4. 4.重曹スプレーの使い方
  5. 5.重曹スプレーの使い方の注意点
  6. 6.重曹スプレーを作って掃除や消臭に活用しよう!

掃除に役立つ重曹スプレーを作ってみよう!

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古くから重曹は、日常生活の中に浸透しています。しかし意外と、その効果や効能を知らない方も多いのではないでしょうか?

スプレーにして使うと掃除の際に便利だと聞いたものの、どうやって使うのか分からないという方へ、あるいはそもそも重曹とは何?という方にお送りする特集です。今回は、重曹の基本的特徴と重曹スプレーの作り方や活用方法などをご紹介します。

重曹の特徴

Photo byMonfocus

重曹がそもそも何かを知りたいという方は、結構多いように見受けられます。重曹は白い粉状の見た目なので怪しい感じを受けつつも、ホームセンターなど日用品売り場に行けば必ず置いてあります。では、重曹にはどのような特徴・効果があるのかをご紹介します。

重曹の効果

重曹は水に溶けやすく、アルカリ性を反応する特徴があります。そのため、酸性と混ざることで、中和しふやけさせる効果があります。その効果を活用した使い方ができます。

それに人体に害がないため、子供やペットにもやさしいので使い勝手がよいとされています。では、重曹の主な使い方を詳しく見ていきましょう。

油・皮脂汚れを落とす

重曹は酸性汚れに対して中和作用があることから、その特性を活かす使い方ができます。例えばキッチンの油汚れ、リビングの手垢汚れ、浴槽の皮脂汚れといったものに効果的です。人体に害がないことから子供やペット、環境にも優しい清掃グッズとして活躍します。

研磨剤として使える

重曹には研磨する効果も期待できます。しかも重曹の硬度は、柔らかすぎず固すぎない絶妙な数値であることから、クレンザーなどで傷がついてしまうと困るような素材に対応できます。傷を気にせずに汚れを落としたい個所に使うのにおすすめです。

嫌な臭いを消す

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重曹は弱アルカリ性です。そのため酸性の油汚れを中和して綺麗にできると先述しました。また、重曹の弱アルカリ性は、生ゴミや靴の中などの酸性の独特な臭いまで中和させることが可能です。消臭作用の効果も期待できます。

湿気を吸う

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白く細かな粒子となている重曹は、水分を含みやすく汚れ個所などもふやかして落としやすくしてくれます。その効果を利用して、湿気が留まりやすい個所に撒いておくと、水分を吸ってくれるので湿気対策としても活用できます。

重曹スプレーの作り方

フリー写真素材ぱくたそ

キッチンや浴槽を中心に、普段の生活の中で清掃に使えるのが重曹です。さらに使いやすくするための方法として、重曹スプレーにすることができます。作り方もとても簡単で誰にでも作れます。では、重曹スプレーの簡単な作り方に関してご紹介します。

用意するもの

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重曹スプレーを作る際に必須となるものは、水、重曹、スプレーボトルです。それ以外には計量カップ、計量スプーンも用意しておくとよいでしょう。最初のうちは慣れるまで、計量カップや計量スプーンで分量を量りながら作ることをおすすめします。その後、慣れてきたら目分量で作ってもよいでしょう。

作り方・手順

重曹スプレーの作り方はとても簡単です。まずは水を200mlを用意し、そこへ重曹を小さじ2杯を目安にしながら混ぜれば完成です。混ぜる際には約1分くらい十分にかき混ぜて、重曹の粉末が完全に溶けたことを確認するのがポイントです。

あとはその溶液をスプレーボトルに移し替えれば早速使用できます。重曹スプレーは常時1本でも用意しておけば、用途も広くてあらゆる箇所での掃除に役立ちます。

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重曹スプレーの使い方

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重曹スプレーの活用方法は幅広く、さまざまな用途があります。家の中のあらゆる場所での使い方があり、さらに応用も利きます。また、作り方も簡単で手軽なこともメリットの一つです。では、具体的なシーン別による、重曹スプレーの使い方をご紹介しましょう。

重曹スプレー×フローリングの掃除

フリー写真素材ぱくたそ

重曹スプレーを使ったフローロングの清掃方法についてです。床は足の皮脂汚れ、キッチンの油などで最も汚れやすい個所です。フローリングには重曹スプレーを使って拭き掃除をすればベタつきがなくなります。

用意するものは、重曹スプレーと雑巾などの拭くものだけです。雑巾やタオルに重曹スプレーを吹きかけ、そのままフローリングをまんべんなく拭いていけば完了です。さらに水拭きと乾拭きをしましょう。

注意事項は、フローリングの材質を考慮することです。もしかすると変色する可能性があるため、まずは隅のほうで試してから使うほうがよいでしょう。

重曹スプレー×カーペットの掃除

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カーペットも重曹スプレーを使って掃除ができます。通常なら掃除機をかけて細かいゴミを取り除くことが多いはずです。ただしそれだけでは、足裏の皮脂汚れなどがそのままになっています。習慣として重曹スプレーを使い、月1回~2回は掃除するとよいでしょう。

絨毯やカーペットの掃除の際に用意するのは、重曹スプレー、タオルなど拭くもの、そして扇風機です。まずは簡単に掃除機などでカーペット表面を掃除しておきます。

その後、タオルに重曹スプレーを吹きかけながら拭いていきます。一通り済んだら水拭きと乾拭きしておきます。最後に扇風機を利用しカーペットを乾かし水気を飛ばせば完了です。

重曹スプレー×冷蔵庫の掃除

Photo byAlexas_Fotos

冷蔵庫を全体的に掃除したい時にも重曹スプレーが使えます。外側表面はきれいに感じても、常に手を触れる場所なのでとても汚れてます。また内側は各食材の残りかすなどが溜まりやすくカビが繁殖するという盲点があります。

まず冷蔵庫内側を重曹スプレーで掃除するには、食材を一旦出しておくか、あまり入っていない状況の際に行うのがおすすめです。ペースとしては1ヵ月から3ヶ月に1回くらいが適当です。

掃除の際に用意するのは、重曹スプレー、タオルもしくはキッチンペーパーです。方法としては、取っ手部分などに重曹スプレーを直接吹きかけ、その後タオルやキッチンペーパーで全体的に拭き、最後に水拭きします。

内側を掃除するには、食材を全て取り出し壁やドアポケット部分などへ直接吹きかけます。汚れがひどければ30分そのままにし、その後タオルやキッチンペーパーで拭きます。

重曹スプレー×靴箱の消臭

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重曹スプレーは下駄箱や靴箱の掃除にも役立ちます。掃除の方法としては、下駄箱の中の靴をすべて取り出して、後は中面を全体的に重曹スプレーを染み込ませた雑巾などで拭くだけで完了です。

靴などの臭いは、皮脂から出る酸性の物質です。重曹によって中和させることができ、靴の嫌な臭いの消臭としても使えます。

重曹スプレー×キッチンの掃除・消臭

Photo bykaboompics

キッチンで重曹スプレーを使って掃除する場合には、コンロや三角コーナーといった各所によって、掃除方法を変えながら行っていくとよいでしょう。

例えば三角コーナーであれば、重曹スプレーを吹きかててそのまま放置するだけでも消臭効果が期待できます。できるだけ毎日続けていくほうが衛生面でも安心です。

また、コンロの場合には、油汚れがしつこいことがあります。まずはキッチン用洗剤であらかじめきれいにし、その上に重曹スプレーを吹きかけると効果的です。キッチン周りは、とにかく定期的にこまめに行うことがポイントです。

重曹スプレー×トイレの掃除・消臭

Photo bystevepb

トイレは汚れと臭いの両方が気になる場所です。重曹スプレーを使うことで、汚れを落としながら消臭をすることも可能です。トイレの場合は便器だけではなく、床、壁、便座カバーと蓋・トイレタンクの外側といった全体にも吹きかけて使えます。

用意するのは重曹スプレー、トイレットペーパーもしくはトイレ用ウェットシート、雑巾、ゴム手袋です。ゴム手袋をして床、壁、トイレタンクの外側など全体へ重曹スプレーを直接吹きかけます。

汚れがややひどい場合は、吹きかけて10分くらい放置するとよいでしょう。その後、トイレットペーパーやトイレ用ウエットシートで拭き取ります。最後に雑巾で水拭きをして完全に拭き取りましょう。

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重曹スプレーの使い方の注意点

Photo by athrasher

色々な用途に使えて、消臭もできてしまう便利な重曹スプレーですが、ただし使用の際には、幾つかの注意点も踏まえておく必要があります。

有害な薬品などを一切使っていないので安心できる素材ではありますが、以下の注意点を守ることで、より良い効果につながります。では、重曹スプレーの使用時の注意点をご紹介します。

重曹はぬるま湯でよく溶かす

Photo bykboyd

重曹スプレーは必ずぬるま湯を使って作るようにしましょう。重曹がしっかりと溶けるにはぬるま湯が最も効率がよいからです。もし重曹の溶け残りがあると、スプレーした場所が乾くと白く残ってしまいます。また、重曹の成分を残さないためにも、吹きかけた個所は拭き取ることが原則です。

相性の悪い素材への使用に注意

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汚れ落としや消臭効果がある重曹スプレーは、万能なツールと思われがちです。しかし実際には、相性の悪い素材もあります。

相性の悪い素材に使ってしまうと、その箇所が変色したりシミになることや、場合によっては塗装が剥がれ傷になる恐れもあります。注意しておく必要がある素材としては、アルミ、銅、畳、木材、漆器、大理石、宝石などがあげられます。

重曹スプレーは早めに使い切る

Photo byJJuni

重曹は天然の素材です。そのため長期間の保存が利かないというデメリットがあります。スプレー用の溶液を作った場合には1週間~10日くらいで使い切る目安で使用することをおすすめします。

あまり放置し過ぎると成分が変質して効果が落ちてしまいます。使用期限が切れた重曹スプレーは思い切って破棄するようにしましょう。できるだけ適量の重曹スプレーをその度に作って、必要な分だけ活用するよう心がけましょう。

酷い汚れは落とせない場合もある

Photo by Atsushi Tadokoro

重曹スプレーは用途が広いのですが、必ずしも全ての汚れを落とせるわけではありません。弱アルカリ性は洗浄力そのものが高くはないからです。

キッチンのしつこい油汚れ、トイレの便器にこびり付いた尿石や尿ハネも重曹スプレーでは落とせないため、クエン酸の成分が入った洗剤を使うほうがよいでしょう。

重曹スプレーを作って掃除や消臭に活用しよう!

Photo bymohamed_hassan

重曹は天然素材で、添加物や薬品を使っていないことから、とても安全な活用ができます。洗剤が使えない個所を掃除する際には向いています。

それに子供やペットがいても安心して使えるのがメリットでもありますです。重曹スプレーは作り方もとても簡単なので、生活習慣としてぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

kuritch1
ライター

kuritch1

本業は、叶えたい夢をヒアリングして、一枚の水彩画にする画家をやっています。今までに300点程のオーダーメイドの絵をお描きしました。画家をやりつつ以前から音楽評論を中心にしたライティングを併行しています。現在では音楽以外のさまざまな分野のライティング依頼を承っています。商品紹介やビジネス系のライティングも得意です。

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