シスコンの意味を調査！男性の心理的特徴や原因・恋愛観もチェック！

自分の家族を大切にする男性は好印象ですが、あまりにも女きょうだいへの愛情が度を超えた、シスコンの場合は、今後のお付き合いにも支障が出る可能性もあります。今回は、そんなシスコンの意味について、心理的特徴や原因、恋愛観までまとめてご紹介します。

シスコンという言葉は耳にする機会が多いですが、具体的な意味をしっかりと理解している方は、それほど多くはないでしょう。

シスコンとはシスターコンプレックスを縮めた表現で、自分の女きょうだいに度を超えた愛情を示したり、多大な影響を受けたりする心理状態を意味しています。

シスコンの意味は大きく分けて二つあります。まずは愛情によるシスコンの意味からみていきましょう。

愛情によるシスコンは、自分の女きょうだいに過度の愛情や執着心をもつため、まるで恋人のような接し方をします。女きょうだいに対して過保護すぎともいえる態度を示すこともあります。

もう一つは、憎悪や恐怖によるシスコンの意味です。恋人感覚のシスコンと違い、憎悪や恐怖によるシスコンは、女きょうだいからの要求に反対したい気持ちはあっても、幼い頃に絶対的な上下関係が形成されてしまっているため、逆らうことが出来ないのです。

シスコンの二つの意味をご紹介しましたが、どこまでが単純に仲がいい兄妹で、どこからがシスコンとなるのか、基準はあるのでしょうか？血のつながった家族のため、当然ある程度絆は深いといえるでしょう。

ただし、家族として小さい頃から一緒に生活しているため、煩わしさやライバル心などを多少感じるものです。ところがシスコン男性の場合は、このようにマイナスの心理を持ったりはしません。

女きょうだいの事をまるで恋人のように感じているため、このような心理状態にはなりません。また、女きょうだいの彼氏に嫉妬したり、頻繁に連絡を取り合ったり、他人にカップルと間違われても嬉しそうにしていたりすると、シスコンだといえるでしょう。

二つの意味を持っているシスコンの意味について、心理状態と一緒にご紹介しました。シスコンの男性は、良くも悪くも女きょうだいから大きな影響を受けているため、シスコンの男性独特の心理的特徴があります。続いては、シスコンの男性の心理的特徴をご紹介します。

一つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、自分に自信がない点です。シスコン男性の多くは、女きょうだいからのお願いに逆らえません。その原因は、自分に自信がないからに他ありません。

女きょうだいの意見に逆らったら、自分が嫌われてしまうのではないかという不安や、女きょうだいに逆らっても勝てる自信がないという消極的な考えのため、女きょうだいの言いなりになります。

二つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、優しく我慢強い点です。ご紹介したようにシスコンの男性は女きょうだいの言うことに従順なため、自分を犠牲にして相手に尽くす傾向にあります。

そのため、優しくて我慢強い男性が多いでしょう。それゆえ、女きょうだいに対して頭が上がらないという短所が生まれます。

三つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、女性は強いと思っている点です。シスコン男性は、物心ついた時から女きょうだいの言いなりになっていて自分を犠牲にしているため、男性は女性に逆らってはいけない、女性は強いのだという考えを無自覚で持っています。

四つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、女心がよくわかる点です。シスコン男性は女きょうだいとひとつ屋根の下で暮らしているため、幼い頃から女性を観察する機会に恵まれ、女性心理をよく分かっています。

女性の言うことに従い、性格も優しく、女心に詳しいとあって、女性に人気の高い特徴を揃えています。

五つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、マジメで責任感がある点です。自分の意思表示が下手で、女きょうだいの言いなりになってしまいがちですが、逆に考えると、言われたことをきちんと守る、マジメで責任感のある性格ともいえます。

この特徴は、女きょうだいに対してだけでなく、仕事や第三者との関わりにも表れるのです。そのため、シスコン男性はマジメで責任感のある性格と言われやすいです。

六つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、女きょうだいに依存している点です。ご紹介したように、シスコン男性は女きょうだいの意見をきき、自分の意見は抑えてしまいます。

しかし、実は選択を女きょうだいに委ねて安心している、依存体質でもあります。シスコン男性は孤独を恐れるため、女きょうだいに依存して意見に従うというケースもあります。

七つ目のシスコン男性の心理的な特徴は、心の奥底では自立したいと思っている点です。シスコン男性はご紹介したように、自分に自信がなく、依存体質であるため、女きょうだいから離れたくないと思っている性質があります。

しかし、反面女きょうだいから独立したいという願望を持っています。ただし、心の中で思っているだけで、実際に実行に移せるシスコン男性は少ないでしょう。

シスコンの意味や、シスコンの男性の心理的特徴をまとめてご紹介しました。しかし、家族に女きょうだいがいる男性全てがシスコンにはなりません。シスコンになる原因やメカニズムは様々ですが、シスコンの原因になりやすい家庭環境の特徴をご紹介します。

男性がシスコンになる原因の一つ目は、姉が母親代わりだった場合です。母親が仕事で忙しかったりして不在なことが多く、姉が母親代わりに育ててくれたという環境の場合、依存の対象が母親ではなく、姉になります。

特に年の離れた姉がいる場合は、母親が姉に弟を任せてしまいがちになるため、弟が姉に過度の愛情を抱くシスコンになりやすいです。

男性がシスコンになる原因の二つ目は、女きょうだいを守るのが役目だと思っている場合です。女きょうだいの進学や就職、引っ越しなどのライフステージの変化に心配するのはもちろん、普段の生活においても女きょうだいの送り迎えをしたりします。

女きょうだいが昔いじめに遭っていたり、両親に苦労させられたりといった背景が原因となり、女きょうだいを守るのは自分の役目だと感じるようになり、シスコン男性となるケースも多いです。

男性がシスコンになる原因の三つ目は、女きょうだいが自慢できる存在である場合です。シスコンになる原因としては少数派ですが、自慢できるような女きょうだいと、小さい頃から一緒に過ごすことで、自然と理想の女性像も高くなっていきます。

そのため出会った女性もつい女きょうだいと比較して、女きょうだいには勝てないと思ってしまいます。

また、自慢できる女きょうだいは周りからの評判も高く、シスコンと指摘されることも少ないです。そのため、ますます女きょうだいが完璧な女性像になりやすいのです。

男性がシスコンになる原因の四つ目は、幼少期に女きょうだいと遊ぶ時間が長かった場合です。ご紹介したように、年の離れた姉が親代わりだったケースでもシスコンの原因となり得ますが、年の近い兄妹でも、幼少期に遊ぶ時間が長いとシスコンになるケースがあります。

この場合は、兄弟がシスコンになるだけでなく、女きょうだい側もブラコンになっている場合が多く、シスコン、ブラコン間での過干渉がますます強くなっていくのです。

シスコンの意味や、シスコン男性の心理的特徴、シスコンになる主な原因についてまとめてご紹介しました。女きょうだいへの依存が強いシスコン男性は、どのような恋愛観をもっているのでしょうか？続いては、シスコンの男性の恋愛観についてみていきましょう。

一つ目のシスコン男性の恋愛観は、心の中の彼女の位置に女きょうだいがいることです。そのため、彼女は愛人の立場になっていることが多く、必然的に距離を感じてしまうこともあります。また、女きょうだいの恋人に嫉妬したり、女きょうだいの恋を邪魔したりといったケースもあります。

二つ目のシスコン男性の恋愛観は、彼女より女きょうだいとの用事を優先することです。ご紹介したように、シスコン男性は無意識のうちに女きょうだいを恋人のように思っています。

そのため、彼女とのデートよりも女きょうだいとの約束を優先しますし、そのことに違和感はありません。彼女よりも連絡を頻繁に取り合ったり、プレゼントが豪華だったりすることも、珍しくありません。

三つ目のシスコン男性の恋愛観は、彼女に尽くすことです。ご紹介したように、シスコン男性は女きょうだいの要求に応え、まるで執事やナイトのように尽くすことで安心を覚えます。

尽くす対象が女きょうだいだけではない場合は、彼女に対してもマメに尽くします。しかし、重度のシスコンの場合は尽くす対象は女きょうだいのみになります。

四つ目のシスコン男性の恋愛観は、彼女の気持ちを汲み取って行動することです。シスコン男性は小さい頃から女きょうだいと一緒に暮らしているため、女性心理をよく分かっています。マメで尽くす特徴も相まって、無意識に女性を喜ばせることができるのです。

シスコン男性の心理的特徴や恋愛観をご紹介しました。シスコン男性は、自分がシスコンであることには無自覚でいることが多く、誰に対しても女きょうだいの自慢をするわけではありません。

そのため、お付き合いをしてから彼氏がシスコンだと判明した、というケースも多いです。身内に優しいのは美点でもありますが、度が過ぎた女きょうだい贔屓をされてしまうと、彼女としては面白くありません。

しかし、シスコンな点を全面的に否定してしまうのは、得策とはいえません。続いては、彼氏がシスコンだった場合はどのようにお付き合いをすればいいのか、みていきましょう。

一つ目の彼氏がシスコンの場合の対処法は、思う存分女きょうだいの話を聞くことです。シスコン男性は、女きょうだいの自慢を聞いてもらいたくてたまりませんが、誰かれ構わず女きょうだいの自慢をするのはおかしいということは理解しています。

日頃は抑えている女きょうだいの自慢をきちんと聞いてあげることで、彼はあなたと一緒にいることに安らぎを覚えるようになり、だんだんとあなたの存在が大きくなっていくのです。

二つ目の彼氏がシスコンの場合の対処法は、彼氏が好きなことに付き合うことです。ご紹介したように、普段シスコン男性は女きょうだいの要求に応えるばかりで、自分のやりたいことは二の次になります。そのため彼のやりたいことを聞き出し、その要望を叶えてあげるのがおすすめです。

自分で決めることが苦手で、つい女きょうだいに依存してしまうというシスコン男性の特徴がありますが、小さなことから徐々に自分でしたいことを決め、それを実現していくことで、依存状態から抜け出すきっかけにもなるでしょう。

三つ目の彼氏がシスコンの場合の対処法は、彼氏が自信を持てるように対応することです。ご紹介したように、自分に自信がなく女きょうだいに依存してしまうのが、シスコン男性の特徴です。

そのため、あなたが彼を肯定してあげることによって、彼は自信が付き、あなたを大切な女性だと思うようになります。

小さなことでも感謝を伝えたり、良いところを褒めたり、彼の意見を否定せずに認めたり、日常のささいな行動を積み重ねることによって、彼は自信を持てるようになるでしょう。

四つ目の彼氏がシスコンの場合の対処法は、時々わがままを言ってみる点です。シスコン男性は元々女性に尽くすタイプのため、男性の言うことばかり聞く大人しい女性よりも、わがままを言って手のかかる女性の方が好みです。

そのため、時にはわがままを言って彼を振り回してみましょう。このギャップによって、彼はますますあなたに惹かれるでしょう。また、あなたのわがままを叶えることによって、必然的に女きょうだいに費やす時間が減っていきます。

五つ目の彼氏がシスコンの場合の対処法は、徐々に女きょうだいとの時間が減るようにすることです。いきなり「姉妹よりも私と居る時間を増やしてほしい」などと言ってしまうと、シスコン男性からは拒絶されてしまいます。

しかし、女きょうだいと過ごす時間の方が長いままでは、いつまでもシスコンは改善されません。そのため、ゆっくりと時間を掛けて、女きょうだいと過ごす時間を減らし、あなたと過ごす時間を増やしていけるように工夫しましょう。

今回は、シスコンの意味からシスコン男性の心理的特徴、恋愛観に加えて、自分の彼氏がシスコンだった場合に上手に女きょうだいから離れさせる対処法まで、まとめてご紹介しました。シスコンは、本人の自覚が少なく、改善させるのも大変です。

しかし、あなたが上手にコントロールすることで、女きょうだいよりもあなたを大切な存在として認めてくれる可能性もあります。彼のシスコン部分も認めながら、じょうずにお付き合いをしていきましょう。