Tシャツヤーンでハンドメイドに挑戦！初心者向けの簡単な作り方やアイデアも！

ハンドメイドにチャレンジしてみたいけど、初心者だから心配だという人はいるでしょうか。そんな人はぜひ、Tシャツヤーンを使ったハンドメイドを始めてみてはいかがでしょう。Tシャツヤーンはハンドメイド初心者にも扱いやすく、身近にある物で簡単に作れる素材です。

今回は、Tシャツヤーンを使ったハンドメイドのアイデアや、初心者にも簡単な作り方などを一挙紹介します。ハンドメイドに興味があるなら、Tシャツヤーンから始めてみましょう。

そもそも、Tシャツヤーンとは一体どんな素材なのでしょう。ハンドメイドに使えることは何となく分かっても、その全貌は謎に包まれたままでしょう。ヒントは、素材の名前でもある「Tシャツ」です。Tシャツに関連したTシャツヤーンとは、果たしてどんなハンドメイド素材なのでしょう。

ハンドメイドを始める前に、まずはTシャツヤーンについて知っておきましょう。その正体が分かれば、ハンドメイドのアイデアもより広がるのではないでしょうか。

Tシャツヤーンとはずばり、Tシャツを細くカットして作った編み糸のことを指します。着なくなってしまったTシャツをリメイクして作る、最近注目されているハンドメイドの素材なのです。不要なTシャツは誰でも持っているはずなので、気軽にハンドメイドを始めることが出来ます。

TシャツヤーンがTシャツから作られる編み糸だと分かっても、そこからは何が出来上がるというのでしょうか。Tシャツヤーンはアイデア次第で、元がTシャツとは思えない物に変化するのです。

TシャツがTシャツヤーンという編み糸になったことで、アイデアさえあれば、いろいろなかわいい雑貨に姿を変えることが出来ます。初心者でも扱いやすいだけでなく、Tシャツヤーンでハンドメイド出来る物は作り方が簡単な物も多いのです。

どこかに、もう着なくなったTシャツはあるでしょうか。早速Tシャツヤーンを作って、簡単でかわいい物をハンドメイドしてみませんか。

Tシャツヤーンは、市販もされています。ちなみに、メリットの多い素材であるTシャツヤーンを、自分で簡単に作ることが出来るのをご存知でしょうか。いらないTシャツさえあれば、Tシャツヤーンを作るのは初心者でも難しいことではありません。

こちらでは、Tシャツヤーンの作り方について触れておきましょう。必要な道具は、はさみ1本だけです。特別な道具がいらない簡単な作り方なので、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

Tシャツヤーンを作るには、何はともあれTシャツが必要になります。ちょっと染みが付いた、穴が開いたなどの理由で着なくなったTシャツも、Tシャツヤーン作りには適しています。首元がゆるゆるになっていても、問題はありません。プリントがある物よりは、無地の物がおすすめです。

Tシャツヤーン作りで必要なのは、主に胴体の部分です。扱いやすいように袖から上をカットし、胴体の筒状の部分のみが残るようにしましょう。切った部分は捨ててもいいですが、ちょっとした部分の拭き取りなどにも使えますので、ストックしておいてもいいでしょう。

胴体部分に対し、横向きにカットを入れていきます。カット幅を3～5cmくらいにしておくと、Tシャツヤーンがきれいに仕上がります。そして、カット終わりは5㎝ほど残しておきます。

イカリングを思い出してみましょう。筒状の物を均等にカットしきってしまうと、輪っかがいくつも出来上がります。イカリングではよくても、Tシャツヤーンは長い紐状にしなくてはなりません。そのため、端を切らずに残しておく必要があるのです。

カットの作業は、まだ続きます。この工程で、端を切らずに残した意味が分かってくるはずです。Tシャツにカットを入れ終わったら向きを変え、今度は残した5cmの部分が中央に来るようにしましょう。

左右に切り込みが入り、中央部分は繋がったままの状態なはずです。ここで、紐状にするためのカットを入れていきます。分かりやすいよう、右側の切り込みをAとし、左側の切り込みをBとします。

切り込みが上にいくに従い、数が増えていくと考えてください。まず、裾の部分からはさみを入れ、A1（向かって右側、一番下の切り込み）に向かってカットしましょう。次に、B1の切り込みからA2の切り込みに向かって斜めにカットします。

以降も同様に、B2からA3に向かって、B3からA4に向かってというように、斜めにカットを続けます。最後には、左側の切り込みが残るはずです。そこを最初と同じように、上に向かって斜めにカットすれば、1本の平たく長い紐が出来上がるわけです。

③の工程まで済ませたら、あともう一息です。長くカットされたTシャツを、緩い力で左右に引っ張ります。そうすることでTシャツの生地が丸まり、太い糸のようになるのです。これで、ハンドメイドに大活躍のTシャツヤーンが完成します。

すぐにハンドメイドに使わないのであれば、毛糸玉のように丸めて置いておくことをおすすめします。こうしておけば絡まることもなく、使う時に扱いやすくなります。

好みのTシャツでTシャツヤーンを作ったら、いよいよそれを使ったハンドメイドに取りかかりましょう。ハンドメイドと言えば、アクセサリーを作りたい人もいるのではないでしょうか。Tシャツヤーンはまさに、カジュアルなアクセサリーを作るのに向いた素材なのです。

初心者なのに、アクセサリーが作れるのかと不安を感じるでしょうか。心配はいりません。Tシャツヤーンで作るアクセサリーは、初心者にも簡単な作り方なのです。

Tシャツヤーンを三つ編みにする簡単な作り方で、シンプルなブレスレットを作ってみませんか。カジュアルスタイルによく合うブレスレットの、簡単な作り方をご紹介しましょう。

Tシャツヤーンを、60㎝を1本、30㎝を2本用意します。好みのチャームやボタンがあれば、ブレスレットのアクセントになるでしょう。まず、3本のTシャツヤーンをまとめて結びます。

60㎝の糸の端から15㎝の位置に、30㎝の糸を2本結び付けます。結び目から、Tシャツヤーンを三つ編みにしていきます。糸の端は、テーブルにマステなどで留めておくと編みやすくなります。2本の糸が短いので、3本一緒に編んでも先に糸がなくなるはずです。

糸が終われば、そこで再び3本まとめて結びます。三つ編みの両端に、編んでない糸（60㎝の糸）が出ている状態になります。編んだ部分にチャームを付け、残った糸を蝶々結びにしてもかわいいでしょう。蝶々にせず、ボタンを通して結んでもいいでしょう。

Tシャツヤーンは元がTシャツなので、身に着けるアクセサリーにしても着け心地のよさがあります。だからこそハンドメイドしてみたいのが、ネックレスなのです。ネックレスはブレスレットに比べて大物ですが、ぐるぐると巻いていく初心者向けの作り方なので、簡単に作れます。

ボリュームのあるネックレスが出来上がるので、スカーフ感覚でも楽しむことが出来ます。夏場には日焼け対策にも使えますので、気になる人は要チェックです。

最初に、Tシャツヤーンを首周りに合わせ、どの程度の輪のネックレスにしたいのかを決めます。短いタイプにしたい時には、頭が通る輪の大きさにすることを忘れないようにしましょう。

サイズを決めたら、先端を10㎝程残した状態でぐるぐると巻いていきます。好みのボリュームが出るまで、好きなだけ巻きましょう。巻き終わりは、やはり10㎝程残して糸をカットします。

巻き始めと終わりの糸を軽く結び、結んだ糸の両端で、巻いた糸の輪をくるむようにしてしっかりと結びます。余った糸端はカットしましょう。結び目を隠すように別の糸でその部分を巻けば、個性的なボリュームネックレスの完成です。

とても簡単な作り方にも関わらず、インパクトを与えてくれるネックレスを作ることが出来ます。輪の大きさを変えたり結び目の位置を増やしたりと、アレンジもアイデア次第で広がります。簡単なのにかわいい、お得なネックレスではないでしょうか。

アクセサリーで自信を付けたら、今度は小物類や雑貨を作ってみてはいかがでしょう。ちょっとした小物も、Tシャツヤーンで作ると独特のかわいい雰囲気が出るのでおすすめです。自分が作ったTシャツヤーンでハンドメイドした物は、ずっと手元に置きたくなることでしょう。

Tシャツヤーンでは、一体どんな小物や雑貨を作ることが出来るのでしょう。かわいいアイテムを作れるアイデアを知って、Tシャツヤーンの魅力に踏み込んでいきましょう。

タッセルとは、糸や紐を房状にまとめたものを言います。カーテンをまとめるアイテムとして、知っている人も多いでしょう。そんなタッセルは、バッグなどに付けるチャームとしても人気が高いです。太いTシャツヤーンで作るタッセルは、存在感のあるかわいいチャームになるでしょう。

Tシャツヤーンを、30㎝の長さで5本～7本用意します。それとは別に、40㎝の長さでも1本切っておきましょう。他に、丸カンと呼ばれるリングか、キーホルダーでよく使われるナスカンが必要です。

丸カンを使うとして、まず、輪の中に30㎝のTシャツヤーンを通します。通した糸のの端がおおよそ均等になったら、丸カンとTシャツヤーンの触れ合う部分を、40㎝の糸で結びます。

糸の端をU字に曲げ、丸カンと糸の接触部に合わせます。この時、糸端が接触部から2～3㎝はみ出すようにしておきます。その状態で、長い方の糸を丸カンに通した糸に巻き付けていきます。巻き付ける際には、U字部分を残すよう注意しましょう。最後に、糸を通す輪になるからです。

糸を5回程巻いたら、巻き終わりの糸端を巻く過程で出来た輪の中に通します。そうしたら、最初に残しておいた、巻き始めの糸端をゆっくりと引きましょう。輪が締まって結び目が出来、それが巻いた糸の中に自然と隠れます。これで、タッセルの出来上がりです。

結び目にチャームを加えると、さらにかわいいタッセルになります。ボタンを付けたり、カンに通す糸をあらかじめ三つ編みにしておくなど、アレンジは自由自在です。結び目の残り糸を切った後、切り残した部分を巻き付けた部分に隠すと、仕上がりが美しくなります。

最後に、タッセルの房を揃えることも忘れないようにしましょう。ほんのひと手間を加えるだけで、Tシャツヤーンのタッセルはさらにかわいい輝きを放つでしょう。

柔らかく吸水性もよいTシャツヤーンは、コースターを作るのにも向いた素材です。太いTシャツヤーンを使うと、ほっこりとしてかわいいコースターを作ることが出来ます。Tシャツヤーンを編んでコースターを作りますが、編み物が初心者でも心配ありません。

こちらでご紹介するアイデアは、編み物が出来なくても問題のない、結んでいくだけの簡単なコースターの作り方なのです。

必要な物は、Tシャツヤーン、麻紐、厚紙、ダブルクリップです。厚紙の上部に、クリップを4つほど留めます。切った麻紐を2～3本まとめて、それぞれのクリップに挟んでいきます。

麻紐の長さは、コースターの出来上がりを考えて決めましょう。最後に紐の処理があるので、長めにしておくのがいいでしょう。

Tシャツヤーンを50㎝程に切ったものを10本くらい用意します。一番右端の麻紐に、端を3～5㎝残した状態でTシャツヤーンを2回結び付けます。2回結んだら、左側の紐に移り、また2回結びます。これを繰り返し、一番左端までいけば1列編めたことになります。

同様に2列目、3列目と結び目を作っていき、最終的に麻紐を抜けないように結べば完成です。Tシャツヤーンの結び始めと終わりの糸端は、好みの長さでカットします。長めに残してもおしゃれな仕上がりですし、短くしてもかわいいでしょう。

Tシャツヤーンは、かごバッグを作る素材としても人気があります。しかし、ハンドメイド初心者が、いきなりバッグ作りに挑戦するのは簡単なことではありません。それなら、小さなかごバッグからチャレンジしてみてはいかがでしょう。

ミニかごバッグなら作るのに時間もさほどかかりませんし、初心者でもやってみようと思えるレベルです。ミニかごバッグはチャームとして使える他、小物を入れるのにもちょうどいいアイテムです。

Tシャツヤーンを使ったハンドメイドアイデアとして、インテリア雑貨を作るアイデアも忘れてはいけません。Tシャツヤーンの持つ独自の風合いは、温かみのあるインテリア雑貨を作るのに向いていると言えます。

Tシャツヤーンを使って、実際にどんなインテリア雑貨を作ることが出来るのでしょうか。おすすめのアイデアを、ご紹介しましょう。

悪夢を払う力があるとされるドリームキャッチャーも、Tシャツヤーンを使ってハンドメイドすることが出来ます。必要な物は、リング状の物（100均で購入出来る刺繍枠の、内枠が便利でしょう）、細紐、レースやフェザーといった装飾グッズ、Tシャツヤーンです。

まず、リングにTシャツヤーンを隙間なく巻いていきます。巻き終わりの糸端は、巻いた糸の中にたくし込んで隠します。リングの中に、細い紐で星や蜘蛛の巣の形を作ります。

リングの下部分にTシャツヤーンを結び付けていきます。Tシャツヤーンを2つ折りにして、輪になった部分に糸端を入れて結ぶといいでしょう。空いた場所に、レースなどの装飾を入れていきます。好みのバランスで結び付けて、Tシャツヤーンのドリームキャッチャーが完成です。

巻くだけ結ぶだけなので、ハンドメイド初心者でも問題なく作れるアイデアではないでしょうか。リングの大きさや装飾を変えても、アレンジが楽しめます。

キッチンや出窓にぴったりのカフェカーテンも、Tシャツヤーンでハンドメイドしてみましょう。Tシャツヤーンを使って、驚くほど簡単に出来るアイデアがあります。

カーテンを設置したい窓枠に合った突っ張り棒と、Tシャツヤーンがあればすぐにでも作ることが出来るのです。突っ張り棒に、好みの分だけTシャツヤーンを結び付けていくだけで完成です。

編み物が出来るなら、Tシャツヤーンで花モチーフなどを編んで、一緒に取り付けるとキュートな印象になるでしょう。Tシャツヤーンの長さ、結ぶ量は、窓の大きさと好みで決めてください。あちこちでランダムに結んだTシャツヤーンを結べば、昔の玉暖簾のような、レトロな雰囲気にもなります。

突っ張り棒に結ぶだけという手軽さなので、飽きたらすぐに交換出来るのも嬉しいポイントと言えるでしょう。ハンドメイド初心者でも、きっと納得の仕上がりになるはずです。いろいろな色や柄のTシャツヤーンで試してみてください。

タペストリーとは、壁に掛けて楽しむ織物などの装飾を指します。お部屋にアクセントを与えてくれるタペストリーが、Tシャツヤーンを使って作れるなら嬉しくはないでしょうか。編み物の技術があれば複雑なタペストリーを作れますが、初心者でも簡単に作れるアイデアもあります。

作りたいタペストリーの大きさを考え、それに見合った長さのポールを用意しましょう。使うTシャツヤーンの色や長さも、イメージに合ったものを用意するといいでしょう。やり方は、先ほどご紹介したカフェカーテンとほぼ同じです。ポールに、Tシャツヤーンを結ぶだけです。

長さや合わせる色を変えるだけで、様々なタペストリーを作ることが出来るでしょう。好みで、タペストリーやポールにデコレーションを加えるのもおすすめです。

Tシャツヤーンを使ったハンドメイドは、どれもそんなに難しくはありません。しかし、既にある物を使ってのハンドメイド、つまりリメイクだと、さらにハードルが下がるのではないでしょうか。こちらでは、Tシャツヤーンを使った100均アイテムのリメイク方法に迫りましょう。

100均でも、デザインのかわいいサンダルを見かけることが多くなりました。デザインはよくても、人によってはビニールの鼻緒が合わないということはありませんか。

そんな問題は、Tシャツヤーンを使って解決しましょう。必要なのは、Tシャツヤーンと好みの100均サンダルだけです。まず、Tシャツヤーンを4本用意して四つ編みにし、鼻緒部分になる縄を作ります。

サンダルの鼻緒をはさみで切って外したら、一番上の穴に縄の両端を通し、輪になるようにします。輪の両端を、鼻緒が付いていた穴のそれぞれに、2本のTシャツヤーンを裏から通して固定します。合う鼻緒の長さにしたら裏で結び、不必要な部分はカットして処理します。

これで、足首に引っかけて履くサンダルの完成です。Tシャツヤーンの鼻緒は緩くなりやすいので、少しきついかなと思うくらいで固定するのがポイントです。元あるビニールの鼻緒にTシャツヤーンを巻くだけという、簡単なリメイク方法もあります。

セリアなどの100均では、つるを巻いただけのシンプルなリースが売られています。これをTシャツヤーンでデコレーションして、素敵なリースにしてしまいましょう。やり方はとても簡単で、リースにTシャツヤーンを巻いていくだけです。

Tシャツヤーンを使えば、クリスマス風だけでなく、サマーリースにすることも可能です。夏っぽい飾りでデコレーションすれば、暑い夏も爽やかに彩るリースの完成です。

Tシャツヤーンは、不要になったTシャツから作ることの出来る夢のような素材です。ハンドメイド上級者、初心者に関わらず、Tシャツヤーンを使えば手軽にハンドメイドを楽しむことが出来ます。家のどこかに、着なくなってしまったTシャツはないでしょうか。

1着でも見つけたなら、早速Tシャツヤーンを作ってみましょう。リサイクルした素材からかわいい物が生まれることを知れば、ハンドメイドは止められなくなるはずです。