ウェイ系とは?
「ウェイ系」という言葉を知っていますか?数年前から使われることが多くなったこの「ウェイ系」という言葉には、一体どんな意味や特徴があるのでしょうか。
この記事では、ウェイ系の意味や特徴についてご紹介しています。「パリピ」との違いやウェイ系の対処法なども併せてご紹介しますので、ウェイ系の人と上手く付き合いたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
意味
まずは、ウェイ系の意味についてご紹介しましょう。ウェイ系には、「ノリがよくて、明るく陽気な人」といった意味があります。
他にも、「集団でバカ騒ぎする人」や「チャラチャラしている人」といった意味もあり、どちらかというとあまりいい意味で使われる言葉ではありません。ウェイ系が苦手という人も多いです。
語源
ウェイ系は、「ウェーイ」という言葉が語源となっています。「ウェーイ」は、場を盛り上げるために使われる言葉で、はっきりとした意味があるわけではありません。若い人たちが、飲み会などで乾杯したり、テンションが高くなったりしたときなどに発します。
この「ウェーイ」という言葉に、ひとまとまりの関係にあることを意味する「系」という言葉をくっつけてできた言葉がウェイ系です。チャラチャラしていて「ウェーイ」と言いそうな人を揶揄するために使われるようになりました。
若い人が使う言葉
ウェイ系は、一般的には若い人が使う言葉です。大学生を中心に、10代〜20代前半くらいの人がよく使います。30代以上はあまり使いません。
元々はインターネットのSNSや掲示板などで使われていたネットスラングで、最近では日常生活で使われることも多くなっています。男子に使うイメージがありますが、女子にも使えます。
ウェイ系とパリピの違い
続いては、ウェイ系とパリピの違いについてご紹介しましょう。ウェイ系と似たような意味を持つ言葉にパリピがあります。どちらもテンションが高めの人のことを指す言葉です。では、ウェイ系とパリピにはどんな違いがあるのでしょうか。
パリピとは
パリピとは「パーティーピープル」の略で、「パーティ好きな人々」を意味する言葉です。英語表記では「party people」と書きます。
英語の発音だとパーティー(party)はパーリー、ピープル(people)はピーポーに聞こえるため、「パーティーピープル」が「パーリーピーポー」になり、「パリピ」と略して使うようになりました。
男女両方に使える
先ほど、パリピが「パーティ好きな人々」を意味する言葉であると説明しましたが、ただパーティーが好きというだけではなく、クラブやフェスなどでわいわい騒いだりノリノリで踊ったりするのが好きな人のことも含みます。
ウェイ系は主に大学生で、お金があまりないので安い居酒屋や宅飲みなどを好みますが、パリピは社会人が中心です。普段は真面目に働いていて、週末などにパーティーやイベントに繰り出し、休日を思い切り満喫する人たちのことになります。ウェイ系と同じく男女両方に使えます。
苦手な人が多い
パリピは普段は真面目に働いて休日にはじける人のことですから、本来は悪い意味の言葉ではありません。けれども、テレビのニュース番組などで、お酒を飲んで騒いだり暴れたりする人のことがパリピとして紹介されたこともあり、パリピを苦手とする人は多いです。
特に30代以上の大人は、マイナスなイメージで使うことが多いです。10代~20代前半くらいの若い人の中には、友達と楽しく遊ぶときなどに、パリピをポジティブに自称する人もいます。
ウェイ系の特徴①
ここからは、ウェイ系の特徴についてご紹介していきましょう。ウェイ系の特徴としてまず1つ目に挙げられるのが、「イベントごとが大好き」ということです。ウェイ系の人たちは、とにかくイベントごとが大好きで、若い年齢層にそういう人が多い傾向にあります。
イベントごとが大好き
ウェイ系の人は、イベントや遊びが何よりも大好きです。夏ならバーベキュー、冬ならクリスマスというように、ことあるごとに理由を見つけては、飲み会を開催します。イベントの内容は何でもいいので、とにかくみんなで集まって楽しく騒ぎたいのです。
若い年層は特に!
若い年齢層の人は特にイベントごとが大好きです。人脈を広げることに一生懸命で、複数のサークルを掛け持ちし、イベントサークルの幹部になる人も多いです。
大学生であまりお金がないため安いチェーンの居酒屋などを好みますので、ウェイ系大学生の集団が苦手な場合には、それなりの値段のお店を選ぶようにすると遭遇する確率が低くなるでしょう。
ウェイ系の特徴②
ウェイ系の特徴として2つ目に挙げられるのが、「コミュニケーション能力が高い」ということです。ウェイ系の人はコミュニケーション能力が高く、ノリと楽しさで生きていて、心をみんなに開くという特徴があります。
コミュニケーション能力が高い
ウェイ系の人はコミュニケーション能力が高く、誰とでもフレンドリーに接することができます。初対面でもタメ口で話しかけ、すぐにLINEやインスタなどを交換します。人によっては馴れ馴れしいと感じるかもしれません。
ノリと楽しさで生きている
ウェイ系の人はノリと楽しさで生きていて、将来のことよりも今を楽しく生きることを重視しています。大学生にとって一番大切なのは学業ですが、ウェイ系の人は学業よりも遊びや恋愛を優先してしまいがちです。
心をみんなに開く
ウェイ系の人がコミュニケーション能力が高いのは、誰にでもすぐに心を開くからでもあります。コミュ障の人は人目を気にして引っ込み思案になりがちですが、ウェイ系の人は臆することなく誰とでも仲良くでき、相手の懐に入るのが上手いです。
ウェイ系の特徴③
ウェイ系の特徴として3つ目に挙げられるのが、「集団行動が好き」ということです。ウェイ系の人は同じウェイ系の仲間たちと集団で行動するのが好きで、逆に個人で行動するのは苦手という特徴があります。
集団行動が好き
ウェイ系の人は、一人で家で過ごすよりも、とにかくみんなで集まって楽しく騒ぐのが好きです。ノリや楽しさを他人と共有したいのです。インスタなどのSNSも積極的に活用していて、集団で撮った写真をアップし、共有したがります。
個人行動が苦手
最近ではおひとり様という言葉が定着し、個人行動を好む人も増えていますが、ウェイ系の人は個人行動が苦手です。遊ぶときだけならまだしも、友達と同じ授業を選択して、授業さえも集団で受けたがります。
ウェイ系の特徴④
ウェイ系の特徴として4つ目に挙げられるのが、「ポジティブ」ということです。ウェイ系の人はポジティブで、底抜けの明るさを持っているという特徴もあります。ウェイ系の人がノリと楽しさで生きていられるのは、ポジティブだからなのです。
ポジティブ
ウェイ系の人は何事もポジティブに考え、つらいことや苦しいことなどもすべて楽しみます。失敗したり注意されたりしても何とかなると考えて、真剣に落ち込むことはありません。ポジティブなところが長所でもあり、短所でもあるのです。
底抜けの明るさ
ポジティブで前向きなので、ウェイ系の人はとにかく明るいです。先のことは考えず、今を楽しむことを優先します。レポートを提出しないといけないのに、飲み会に参加してしまったりします。自分の考えや意見を持っていない人も多いため、深刻な話は苦手です。
ウェイ系が苦手な人
ウェイ系の人は明るく陽気でポジティブですが、周囲の迷惑も考えずに騒ぐことも多く、中には問題行動を起こす人もいます。
迷惑だからやめるように注意すると、ノリが悪いと逆に怒られたりすることもあるため、ウェイ系の人が苦手だという方も少なくないです。では、苦手なウェイ系の人とはどう付き合えばよいのでしょうか。
ウェイ系の対処法
一番の対処法はかかわらないことですが、大学生の場合には普通に生活しているだけでも、ウェイ系と出会う確率が高いです。授業やゼミで一緒になる場合もあり、目をつけられたりすると、陰口を言われることもあるかもしれません。
ウェイ系とも程よい関係を保つためには、その場の雰囲気を壊さないように、ほどほどにテンションを合わせておくとよいでしょう。ウェイ系の発言を肯定したり、持ち物を褒めたりしておけば、マイナスなイメージは持たれにくいです。
見習う部分もあるはず!
ただいくら苦手とはいえ、周囲の目を気にせずに積極的に行動できるところなど、ウェイ系の人にも見習う部分があるはずです。集団ではなく個人で付き合ってみると、もしかしたら意外な共通点が見つかって仲良くなれる場合もあるかもしれません。
ウェイ系男子と楽しんじゃおう!
ウェイ系の意味や特徴、「パリピ」との違いやウェイ系の対処法などをご紹介しました。ウェイ系の人は集団でバカ騒ぎするため苦手な方も多いですが、どうしてもかかわらなければならないこともあります。特徴を知っておいて、ウェイ系の人と上手く付き合いましょう。