JR東日本の株主優待券の使い方は?どの程度お得か買取の相場なども調査

JR東日本の株主優待券の使い方は?どの程度お得か買取の相場なども調査

JR東日本では毎年1回、株主に対して株主優待券を発行しています。JR東日本を利用する株主からしたら嬉しい特典の株主優待券はどれくらいお得なのか、また金券ショップなどに売ったら相場はどうなのか気になるところです。今回はJR東日本の株主優待券について調べました。

記事の目次

  1. 1.JR東日本の株主優待券とは
  2. 2.JR東日本の株主優待券の使い方
  3. 3.JR東日本の株主優待券はお得?
  4. 4.JR東日本の株主優待券の買取相場
  5. 5.JR東日本の株主優待券の注意点
  6. 6.JR東日本の株主優待券を実際に使ってみた!
  7. 7.JR東日本の株主優待券をお得に使おう!

JR東日本の株主優待券とは

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JR東日本は毎年1回、株主に対して株主優待券を発行しています。JR東日本の株主優待券は、JR東日本エリアの運賃や料金が20%割引になるお得な券です。通常株主優待券は他のディスカウントクーポンなどとの併用はNGですが、JR東日本の株主優待券は券2枚を同時に使うことができ、最大40%の割引を適用することが可能です。

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JR東日本の株主優待券は、きちんとした使い方をすればお得にJR東日本が運行する路線を使うことができます。しかも通常のクーポン券やディスカウント券などはピーク期間に適用はできません。しかし、JR東日本の株主優待券は、ピーク時期であるゴールデンウィークや年末年始などにも割引を適用することができます。

JR東日本の運賃を割り引き価格で利用可能

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JR東日本の株主優待券は、JR東日本が運行する特急券、急行券、グリーン券、指定券が対象です。原則他の割引とは併用して使うことができません。注意が必要なのは、JR東日本の範囲外になる他社線へまたぐ場合は、きっぷが買えません。例えば、東京から新大阪のチケットはJR東日本と西日本にまたぐので割引対象外になります。

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いくつかの注意点や株主優待割引の適用範囲内に気をつける必要はありますが、年末年始やお盆などのピークシーズンにも割引を適用することができますし、旅行や出張、規制などに役立てることができます。株主優待券を有効に使うことで新幹線などの乗車券を割引した料金でお得に購入することができます。

JR東日本の株主優待券の使い方

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JR東日本の株主優待券を手に入れたのはいいけど、使い方を知らない人が少なくありません。それはJR東日本の株主優待券はJR東日本の株主になるか金券ショップなどで買わないと手に入らないので初めて投資をして株主になり、初めて株主優待券を手に入れた人は使い方が難しいかもしれません。

JR東日本の株主優待券は、使い方が少し難しいように思えますが、使い方さえマスターすれば実はお得にJR東日本を利用することができる券です。株主になってJR東日本の株主優待券をゲットしたけど使い方がわからず有効期限が失効してはもったいないのでぜひ有効活用して下さい。お得な株主優待券の使い方を詳しく説明していきます。

JR東日本の各線で利用可能

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JR東日本の株主優待券は、JR東日本が運行する路線であるならどこでも利用が可能です。在来線だけでなく、特急や新幹線も利用することができます。新幹線の場合は、東北・上越・北陸・秋田・山形になります。よく間違えられますが北海道新幹線は、JR北海道が運行しているため、JR東日本の株主優待券は対象外になります。

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他には、グランクラスや個室もしくは寝台列車を利用する場合、料金は株主優待券の割引対象外になりますが、運賃は株主優待割引の対象になります。つまり、乗車券に対して株主優待割引を適用できますが、特急券やグランクラス券は株主優待割引適用外なので別途購入しなければなりません。

駅の窓口で株主優待券を提示

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JR東日本の株主優待券の使い方ですが、駅の窓口で株主優待券を提出し、乗車区間にかかる運賃などの割引を適用してもらい、乗車券を入手することができます。ただし、JR東日本の駅窓口まで出向かなければならないため、JR東日本が運行するエリアの駅の自動券売機や指定席券売機などでは、株主優待券を使うことができません。

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例えば、JR東日本の「みどりの窓口」や「びゅうプラザ」もしくは「提携販売センター」等で乗車券を購入の際にJR東日本の株主優待券を提出することで割引料金を適用してもらうことができます。しかし、旅行代理店や精算窓口、新幹線などの電車内または同じJRでも東日本ではない他社の場合、株主優待割引を提出しても割引が受けられません。

JR東日本の株主優待券はお得?

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JR東日本の株主優待券は、JR東日本エリアの運賃や料金が20%割引になるお得な券です。ただ、JR東日本の運賃に割引が適用される他の割引制度があり、株主優待券と比べるとどちらがお得なのかとても気になります。JR東日本の株主優待券がお得かどうかについてここから説明していきます。

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通常、新幹線回数券には、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などのピーク期間に「利用不可期間」が設定されています。しかし、JR東日本の株主優待割引券にはその設定がないため、ゴールデンウィークやお盆、年末年始であっても使うことができます。有効期間内ならいつでも使えるため新幹線回数券が使えないピークシーズンは特に有効的です。

JR東日本のエリア内で使える株主優待券

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JR東日本の株主優待券は、JR東日本が運行する区間内のみ有効であるお得な優待券です。対象となるエリアは関東エリア、信越エリアと東北エリアです。割引対象エリアは幅が広いので旅行や出張、帰省などに株主優待券を使ってお得に新幹線などの乗車券を手に入れることでコストを抑えることが可能です。

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しかし、JR東日本の区間外やJR東日本から別の運行路線にまたいでしまう路線には株主優待券の割引を適用することができません。例えば、東京から青森までの新幹線は株主優待券の割引を適用することが、東京から新大阪までの新幹線の場合は、JR東日本だけでなくJR東海とJR西日本が運行するエリアをまたぐため株主優待券の割引の適用対象外になります。

有効期限は6月から1年間

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JR東日本の株主優待割引券はとてもお得な券であるのですが、残念ながら有効期間があります。当然ですが、有効期限が切れてしまうと株主優待割引券は使うことができません。JR東日本の株主優待券の有効期限は、6月1日から翌年5月31日までになります。1年間だけ有効です。

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株主優待券を使って1年の有効期間内に乗車券を購入した場合、購入した乗車券などに記載されている期間まで有効になります。例えば、5月31日に6月30日から有効の乗車券を購入したとします。購入した乗車券は5日間有効なので有効期限は7月4日になります。この方法を使うと有効期限を実質的に延長することが可能になります。

株主優待券1枚で2割引き

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JR東日本の株主優待券は、100株保有している株主に対してJR東日本が1枚支給しています。100株ごとに1枚なので200株で2枚、300株で3枚になります。株主優待券を利用すると1枚でJR東日本が運行する路線エリアの片道運賃が2割引になります。駅の窓口に提出するだけで使えるので手続きは複雑ではありません。

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JR東日本の株主優待券を手に入れるためには、通常JR東日本の株主にならなければいけませんが、投資ができない、投資はしなくないもしくは今すぐにでも株主優待券が必要だなど様々な理由で株主でないけど、株主優待券を手に入れたい人は金券ショップ、ヤフオクやメルカリなどで手に入れることができます。

1回に付き2枚使える

JR東日本の株主優待券は、1枚だけでなく1回につき2枚同時に使うことが可能です。通常他の株主優待券の場合は、1回につき1枚ですが、JR東日本の株主優待券は、珍しく1回につき2枚同時に使うことができます。つまり、2割引ではなく、1回で2枚使うことで4割引を受けることが可能です。

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例えば、東北新幹線はやぶさ号を利用して東京から新青森間を移動すると普通車指定席の正規料金は、17,350円になります。ここで株主優待券を利用すると1枚で2割引きなので3,970円お得になります。2枚使うと6,940円お得になるので購入金額は、10,410円になります。

JR東日本の株主優待券の買取相場

株主優待券は基本的に株主に対して投資してくれていることへ企業が感謝を込めて還元するプレゼントのようなものです。基本的には金券ショップなどに売らずに株主に使ってもらうことが企業の目論見です。しかし、使う機会がなく、使わずに有効期限が切れてしまうのももったいないので金券ショップに買取してもらうことは一つの選択肢です。

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JR東日本の株を購入して株主優待券を手に入れたのはいいけど、使う予定がない、JR東日本のエリア外に住んでいて使うことが難しいなどの場合は、JR東日本の株主優待券を金券ショップなどで売ることができます。せっかく手に入れた株主優待券をみすみす失効してはもったいないので有効活用の方法として株主優待券の買取相場についてまとめました。

買取相場は2000円

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JR東日本の株主優待券を金券ショップに売った時に相場はいくらになるのか気になります。JR東日本の株主優待券の買取相場は、2,000円です。ただし、買取してもらうのはいつでもいいわけではなく、買取のタイミングとしてはなるべく早めがベターです。有効期限が5月31日までなのでゴールデンウィークを過ぎると買取相場は下がってしまいます。

JR東日本の株主優待券を買取相場の2,000円で買い取ってもらうためにはゴールデンウィーク以前に売るべきです。JR東日本の株主優待券はゴールデンウィークのピークシーズンでも使用可能です。買取しないなら有効期限内に使うようにしましょう。買取してもらうなら相場金額で買取してもらうために早めに判断しましょう。

必要無ければ売却

JR東日本の株主優待券を使わない場合、株としての利益や配当は必要だけど株主優待券は必要ない場合、ゴールデンウィーク前に買取してもらうべきです。ゴールデンウィークあたりだと金券ショップで株主優待券を販売してもまだ需要があります。金券ショップなどから相場価格で買取してもらえる可能性が高まります。

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買取相場がわかったところで売却する際に気になるのはどこに売ればいいのかです。金券ショップは株主優待券のメジャーな売却先です。しかし、最近は、ヤフーオークションやメルカリなどのネットを駆使して株主優待券を売る人も少なくありません。金券ショップより高く売れることもあるため、使い方がわかっているなら試してみる価値はありそうです。

JR東日本の株主優待券の注意点

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JR東日本の株主優待券を手に入れたなら割引を使って旅行するもよし、出張に活用するもよし、帰省に利用することもできます。せっかく手に入れたなら有効活用していきたいところです。特にJR東日本の株主優待券を初めて手に入れた人はどうやって使うべきなのか迷うところです。

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JR東日本の株主優待をお得に使うためにはいくつかの注意点があります。有効期限内に使うもしくは売るために知っておくべき注意点なのでここで紹介していきます。手元にある株主優待券を使う前にもしくは株主優待券を手に入れた時点で確認しておくことをおすすめします。

①紛失等による再発行は無い

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JR東日本の株主優待券は取り扱いに注意が必要です。なぜなら紛失してしまうと再発行されません。言い換えると紛失してしまったらそこで権利はなくなってしまいます。せっかく手に入れた株主優待券なので紛失せずお得に利用するなり、金券ショップに売って有効活用するなりしましょう。

②他車路線では使えない

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JR東日本の株主優待券の使い方として注意すべき点は、他の鉄道会社が運営する路線には使えないということです。JR東日本の株主に対してJR東日本が投資してくれたことに感謝し自社が運行するエリアの移動に役立ててほしいと提供しているのが株主優待券です。当然ですが、同じJRでも他社になる会社と共同運行エリアには割引は適用されません。

例えば、東京から秋田まではJR東日本が運行する路線エリアになるため、株主優待券の割引対象です。株主優待券の20%割引を適用することができます。しかし、東京から北海道になるとJR東日本だけでなくJR北海道との共同運行エリアでJR北海道の管轄にも路線がまたぐため、株主優待券の割引は対象外になります。

③片道乗車券しか使えない

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JR東日本の株主優待券を有効活用する上で使い方のもう一つの注意点は、往復料金に対してのディスカウントではありません。株主優待券の使い方はそれほど難しいものではありませんが、株主優待券1枚で往復の料金に対して割引が有効であるとよく誤解してしまいます。実際は片道料金に対して適用される割引なので注意が必要です。

JR東日本の株主優待券を実際に使ってみた!

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JR東日本の株主優待券を2枚手に入れたので東京から新青森までの区間に割引を適用するとします。通常は、片道乗車券と特急券込みで17,350円になります。株主優待券を利用すると4割引になるため、10,410円で利用できました。ゴールデンウィーク中の利用でしたが問題なく割引適用ができたのでピークシーズンの利用にはかなり重宝できます。

JR東日本の株主優待券をお得に使おう!

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金券ショップやネットの相場は、2,000円前後なので2枚買っても4,000円くらいになります。株主優待券を使って東京から青森へ旅行するなら新幹線代を最大で9,000円近く割引して購入することができます。旅行や帰省などの際、お得に乗車券を購入する手段として株主優待券をぜひ有効活用して下さい。

Toddy Zhong
ライター

Toddy Zhong

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