スマホの録音方法を知っておこう
ビジネスをはじめ、説明や会話を記録しておきたい場合、多くの方はメモを取ることでしょう。しかし長時間の説明や会話では記録しておく内容も膨大となりその場で瞬時にメモを取る作業も大変です。そこで便利なのがスマホのアプリなどを利用して録音する方法です。今回はスマホでの録音方法やアプリなどをご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
様々な状況で活躍する!
さまざまなシーンでボイスレコーダーを利用して録音をしたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし、ビジネスなどで頻繁に利用するという方であれば購入を考えても、一般的にはそれほど使用頻度が多くないという方がほとんどで一回の使用で購入するのに抵抗を感じることもあるはずです。
そこでおすすめなのがスマホを使って録音する方法です。わざわざボイスレコーダーを購入する必要もなく、スマホ一つで録音できますので会議などでも持ち運びも便利です。
また、突発的に録音が必要になった場合でもあらかじめ録音器具を準備しておく必要がなく、いつも持ち歩いているスマホさえあれば録音が可能です。
スマホ録音のおすすめポイントとは?
しっかりと聞いたことを記録するために用いるスマホでの録音ですが、何度も聞き返すことができなかったり、聞き逃したりすることができないシーンでは特に活躍します。
録音した大切な内容はパソコンに保存して管理しておくこともできますので、それぞれのニーズに応じて活用しみましょう。
会議やセミナーで大活躍!
ビジネスシーンにおいての大事な会議やセミナーといった大勢の人が集まる場面ではスマホでの録音が大活躍します。近年ではSkype通話で会議を行うケースもありますが、通話もしっかりと録音できるので、もし聞き逃しがあっても困りません。
また、会議やセミナーではいろいろな発言が飛び交ったり、講師が一方的に受講者に発言したりとその場では理解できなかったこともスマホで録音しておけば後でじっくりと確認できて安心です。
メモの取り忘れにも安心
しっかりと手書きでメモを取る場合でもスマホで録音しておくことで、メモを取り忘れたとしても後で確認することができます。会議やセミナーなどでは、話が次々に展開していきメモが追い付かないこともあるでしょう。そんなときにもスマホで録音しておけば安心です。
また、全てメモを取っていたとしても、その場ではメモを取ることに夢中で後で見返しても何のことかよく分からないというケースもあります。しかし、スマホで録音しておくことで話の流れや内容もメモを見ながら確認できます。
スマホのおすすめ録音アプリ
スマホで録音する方法はアプリを利用します。iPhoneやAndroidとそれぞれの使用端末によっても異なりますが、機種によってあらかじめインストールされているアプリやダウンロードすることで利用できるアプリもあります。
簡単にダウンロードして録音することができますので、使用している端末や用途に応じてアプリを選んでみてください。
①ボイスレコーダー高音質ボイスメモ&録音
まず最初におすすめするアプリは「ボイスレコーダー高音質ボイスメモ&録音」です。iPhone端末に対応しているアプリで、高音質でバックグラウンドでの録音が可能なアプリです。アプリを閉じて録音しながら違う操作を行うこともできます。
録音スタート、一時停止or停止といった操作も簡単にでき、停止ボタンで自動的にデータが一覧へ保存されます。編集ボタンからはデータ削除とファイル名変更もできますので有効に活用しましょう。
再生スピードが調整出来る!
ボイスレコーダー高音質ボイスメモ&録音のおすすめ機能として、再生スピードが調整できるという特徴があります。会議やセミナーなど長時間におよぶ内容を録音した場合、それを最初から最後まで聞き直すのも大変な作業となるでしょう。
しかし、このアプリを使えば0.5から2倍まで再生スピードを15段階調整することができます。話の内容によって短時間再生にしたり聞き取りにくいカ所をスピードを最適化したりといったことも可能な便利なアプリです。
さらに、スキップ戻しやスキップ送りも可能で、大切な内容を整理する際などには重宝することでしょう。また、メールやメッセージ機能での共有も可能です。
②簡単ボイスレコーダー
Android端末を使用している方におすすめのアプリは「簡単ボイスレコーダー」です。チューニング機能でノイズ調整ができ、高音質でクリアな音声が録音できます。会議などのビジネスシーンや音楽の録音にも最適です。
簡単ボイスレコーダーもバックグラウンド対応ですので画面を閉じても録音が続けられます。メールやSNSでの共有もできます。
使い方がとにかく簡単!
簡単ボイスレコーダーの一番のおすすめポイントは使い方がとにかく簡単だということです。スマホのアプリ操作が苦手な方でもスムーズに使いこなせるでしょう。
画面を開くとすぐに録音できるシンプルなアプリで、ウィジェット対応ですのでホーム画面にショートカットに設定してすることでアプリを開くことなく録音が開始できます。
簡単ボイスレコーダーを取得しておけば、ビジネスはもちろん、さまざまなシーンですぐに大事な内容を録音したいときに手間取ることなくすぐに録音でき便利ですのでぜひ活用してみてください。
③PCM録音
iPhone、Android両端末で利用できるおすすめアプリが「PCM録音」です。シンプル画面で操作方法も簡単なアプリなのはもちろん、編集機能が充実しているのが特徴です。
特にトリミングでは、編集前と後では別データとして保存されますのでトリミングでの失敗も防げます。重要な会議などで内容をしっかりと録音し、編集も必要という方にはおすすめのアプリです。
再生機能にも優れていて、0.5~2倍まで5段階の再生速度が調節できます。さらに早送りや巻き戻し、スキップも可能です。
高音質で聞き取りやすい!
そして、PCM録音の最大の特徴は高音質で聞き取りやすいということです。マイク感度も調整することができ、ノイズなど状況に応じた本格的な音声録音と再生が可能です。
データ保存もWAVとAACが選べ、音質を優先する場合はWAV、長時間の会議を録音する場合にはAACと、用途によって使い分けることもできます。
高音質で、しかもiPhoneからPCへの転送も可能ですので、ビジネス以外でも音楽活動での利用にもおすすめです。演奏や歌声を録音して保存しておきたい場合などに活用してみてください。
スマホの録音をもっとクリアな音質にしたい!
スマホでの通話やボイスメモの録音は、アプリを利用する方法があります。Android端末には通話録音の機能が備わっていますがiPhoneではアプリや外部機器を利用しなければ通話は録音できません。
スマホでの通話やボイスメモ、動画撮影などでクリアな音質で録音したい場合には外部機器を使用する方法がおすすめです。そこで、通話や動画撮影におすすめの録音アイテムをご紹介しましょう。
外部マイクを使ってみよう
スマホでの通話やボイスメモ、動画撮影などでクリアな音声を録音したい場合におすすめのアイテムは外部マイクです。スマホ内蔵のマイクは本来通話のための機能ということもあり、録音した場合にはこもった感じの音になってしまうこともありますが、外部マイクを使えばクリアな音声での録音が可能となります。
ご紹介する外部マイクを使ってクリアな音声での通話や動画撮影の録音をぜひお試しください。
①スマホ用マイク/SHURE MV88
会議やセミナー、ライブなどの録音にも録音にもおすすめなのがiPhone・iPad用コンデンサーマイクロホン「SHURE MV88」です。臨場感のあるクリアな音声での録音が可能です。
マイクは回転や傾けることができ、最適な角度での録音・レコーディングができます。ケーブルは不要で、LightningコネクタをiPhoneやiPadに接続して使用できます。専用アプリをダウンロードし、非圧縮ファイルで録音することもできます。
②スマホ用マイク/audio-technica AT9913iS
スマホ用の小型ガンマイクロホンを使用して録音する「audio-technica AT9913is」は、屋外での動画撮影や卓上でのボイスメモなどの収音など幅広い分野で高音質な録音に適したマイクです。
ガンマイクを狙っている方向に自由に調整することができ、振動やノイズを軽減にも効果を発揮する高性能なスマホ用マイクです。iPhone、Android端末に対応しています。
③スマホ用通話録音可能マイク/スマホすぐレコイヤホン RECEARP4
スマホ用の通話録音におすすめなのが「スマホすぐレコイヤホンRECEARP4」です。アプリを使わなくてもワンプッシュですぐに通話が録音できるスマホ用イヤホンです。
ケーブルに付いているリモコンで手軽に操作することができ、通話相手はもちろん、自分の声も録音できます。録音した内容はファイルメモリーに記録され、リモコンがPCと接続が可能なため保存もできます。
ビジネスで通話することが多い方は、忘れてはいけない通話内容をしっかりと録音と保存が可能でおすすめです。
スマホでの無断録音は違法?
何かの問題を抱えているケースなど、スムーズに話を進めるためやトラブル回避のためにも相手との会話を録音することもあるでしょう。しかし、そこで気を付けておきたいのが法的なことです。自分が優位にたつためにとった行動でも法を犯していては元も子もありません。
相手が録音することを承諾して、書面でそれを証明できていれば何の問題もないでしょう。しかし、何らかのトラブルがあった場合の相手や法的な争いにまで発展している場合には同意を得ることは難しいこともあります。
そこで、スマホでの無断録音が違法なのか、そして録音内容が証拠になりうるのか、また犯罪になるケースについてご紹介します。
無断録音は犯罪では無い!
スマホでの無断録音が違法だと考える方もいることでしょう。しかし、何らかのトラブルなどがあった相手との会話でその内容を録音することを前提にした場合、その相手は自分が不利になる発言は避ける可能性もあります。
それでは録音する意味もなくなってしまうことでしょう。そこで混合しがちなのが無断録音と盗聴ですが、自分以外の人の会話を第3者として知られずに録音するのが盗聴で、自分が会話に加わっている内容を無断録音するのは秘密録音となります。
そのため無断録音は盗聴とは違います。とはいえ、盗聴そのものは犯罪ではなく、ストーカー行為や無断で他人の住居に侵入して盗聴器を仕掛けるなどの行為が違法となります。したがって、無断録音も犯罪ではありません。
録音データを悪用してしまえば犯罪になる
無断録音は犯罪にはならないとはいえ、録音した内容は会話のあいてからすればプライベートなものとなります。そのため第3者に向けて公表する行為はプライバシーの侵害となる可能性があります。
また、会話の内容を逆手に取り、脅迫や恐喝行為を行うなど録音データを悪用することは立派な犯罪となります。
スマホで録音した物は証拠にもなる!
スマホで録音した内容は、民事裁判においては証拠能力として効力を発揮する場合もあります。相手との会話を録音するといった行為は、何らかの証拠となり得る発言を引き出したいという目的で行うことが多いでしょう。
民事事件については原則として証拠能力は制限されないとされており、無断録音のデータであっても証拠として採用される可能性があります。
では、録音データはどのようなケースであれば証拠として採用される可能性があるのかご紹介しましょう。
会社からのパワハラを録音すれば証拠に?
ビジネスでは先輩と後輩、または上司と部下といった上下関係や人間関係でさまざまな悩みを抱えている方もいることでしょう。昨今よく耳にすることが多いのがパワハラ(パワーハラスメント)という問題です。
優位な立場をりようして部下や後輩に対して嫌がらせをするという行為で、職場での「いじめ」が行われていることをパワハラと呼ばれます。
パワハラを立証する方法は難しく、自分がいじめられていると訴えたとしても、その対象の人物が指導のためと言ってしまえばそれまでです。そのため、普段のパワハラ対象からの自分への言動などを録音し、その内容を文字に変換しておくことで証拠として立証される可能性があります。
提出する証拠の1つとして役立てよう
何らかの問題で法廷で争うことになったとしてもスマホで録音した内容を証拠として提出したとしても、それだけが決定的な証拠能力を持っているとはいえません。ただし、あらゆる証拠の中の1つにはなります。
そもそも、トラブルとなっている相手との会話だけで問題が全て解決することは難しいともいえます。そのため、あくまでも証拠の1つとして役立てるようにしましょう。
そもそも無断で録音することが相手のプライバシーを除く行為でもあることから、多用すれば自分自身への心証を疑われることにも繋がりかねません。まずは自分が節度を持って行うようにしましょう。
スマホ録音を利用して仕事と趣味も快適に!
スマホでの録音方法を知って活用することで、ビジネスにも趣味にも役立てることができます。一昔前には録音するためにはボイスレコーダーなど専用の機器を購入し操作も難しいものもありましたが、今ではスマホ一つで簡単に録音することができます。
しかも操作は録音開始や停止ボタンをタップするだけです。ビジネスでの大切な内容を録音しておく必要がある場合や、趣味の領域でも本格的な撮影と録音が可能です。
スマホの録音で、ビジネスでの大切な内容や、音楽などの本格的な録音をお楽しみください。快適なビジネスや趣味が満喫できることでしょう。
スマホ録音アプリは手軽に使えておすすめ!
スマホで録音する方法について、会議やセミナーをはじめ通話も録音できるアプリやマイクなどをご紹介してきました。ボイスレコーダーを購入しなくても、スマホの録音アプリなどを活用すれば手軽に録音をすることができます。ビジネスや趣味など用途に応じてさまざまなシーンで活用してみてください。仕事や趣味の幅もきっと広がることでしょう。