クッションファンデの塗り方・使い方を確認しよう
クッションファンデは、「クッションファンデーション」の略です。数年前に韓国で一躍ブームとなり、日本でも若い女性を中心に人気に火が付き今ではすっかり定番アイテムとなっています。
とは言っても実際には、クッションファンデに触れたことがなく使い方がいまいち分からないという人もいるようです。これまで自分が愛用しているファンデーションから変えるタイミングが難しいという声も耳にします。
クッションファンデにあまりなじみのない人や自己流で使用しているという人のために、まずはクッションファンデの特徴から使い方・塗り方などを紹介していきますのでご覧ください。
クッションファンデの特徴とは
クッションファンデには、化粧下地、UV効果、コンシーラーの役割が含まれるオールインワンタイプのものが主流となっているので、誰でも手間をかけずに使うことができる優れものです。
スポンジのクッション部分に、リキッド状のファンデーションが染み込ませてあり、そこにパフを押し込んでつけて使います。リキッドタイプよりも水分量が多く含まれているのに簡単に崩れないのも特徴です。
クッションファンデを実際に肌に塗ってみると、使いやすさとツヤ感に感動を覚えます。毛穴がすーっと消える感覚が気持ちいいです。保湿効果でしっとりした肌を保ち、乾燥する冬にもみずみずしい肌でいられます。
時短メイクの強い味方
普段仕事をしていると朝にそれほど時間をかけることはできません。そんなときに強い味方になるのがクッションファンデです。短時間できれいに仕上げることができるのです。
オールインワンなのでスキンケア後はクッションファンデのみで十分に毛穴をカバーしてツヤ感を出すことができます。このファンデ1つで肌の質感を美しく見せてくれるのがクッションファンデの最大の魅力ではないでしょうか。
普段忙しくしていても周りから化粧が手抜きだとは思われたくないでしょう。ささっと毛穴をカバーしムラなく塗れるクッションファンデは優秀アイテムと言えます。
化粧直しにもおすすめ
クッションファンデは保湿成分が配合されているためパウダーファンデーションに比べると粉浮きもなく比較的きれいに化粧直しができます。厚塗りせずともさっと毛穴をカバーしてくれます。
ヨレ防止のため汗や皮脂をティッシュで拭き取るかいったんパフやスポンジで抑えてから、パフにクッションファンデを少量取りポンポンと乗せます。
パフで肌に延ばすのではなく、ポンポンとタップするようにクッションファンデを乗せることで元のツヤ感が復活します。また、崩れない肌ベースを作ることができます。
毛穴カバー力が高い
クッションファンデは薄付きなのにもかかわらず様々な効果で毛穴を見事カバーしてくれるためコンシーラーなしでベース作りが完成します。凸凹のないなめらかな肌を簡単に作ることができるのです。
メーカーによってはツヤ肌タイプとマット肌タイプのクッションファンデを販売しています。ツヤ肌タイプはみずみずしいツヤ感の発光美肌を演出してくれ、これぞクッションファンデといった感じに仕上がります。
マット肌タイプはしっかり毛穴をカバーでき陶器のように凸凹のない肌に仕上げることができます。オイリー肌タイプの人はマット肌タイプの方がしっくりくるかもしれません。
使い方・塗り方が難しいという声も
クッションファンデを使用している人の中には、もうクッションファンデ以外のファンデーションは考えられないというほどクッションファンデを気に入って愛用している人が多くいます。
しかしその一方で使い始めの人や使い慣れていない人からは、塗り方のコツがつかめずムラになったりして使い方が難しいという声もあります。パウダーの方が崩れないと思い込んでる人もいるようです。
確かにパウダーとは異なり、クッションファンデには水分が含まれているため塗るときにちょっとしたコツが必要かもしれません。そこで次章では、クッションファンデの正しい使い方・塗り方をご紹介します。
クッションファンデの正しい簡単な塗り方・使い方
せっかくの優秀な化粧品アイテムを手に入れたとしても正しい使い方を理解していないと本来の効果を発揮することができません。
クッションファンデの塗り方がいまいち分からず独自の塗り方で失敗している人もいるようです。クッションファンデの塗り方のコツをしっかりつかめば自分にとって素晴らしいアイテムになること間違いなしです。
それではクッションファンデの正しい使い方・塗り方を詳しく見ていきいきますのでぜひマスターしてみましょう。いずれも誰もが簡単にできる方法なのでご安心ください。
①パフの半分にファンデをつける
まずクッションファンデの失敗しないコツとして、パフにファンデーションをつけ過ぎないことです。つけ過ぎてしまうと毛穴落ちやヨレの原因となってしまうからです。
クッションファンデの場合、リキッドを含んだスポンジ部分に強くパフを押しつけなくてもしっかりつくので最初は加減を見つけるのがよいかもしれません。
ポイントは、パフ全体にファンデーションをつけるのではなく、パフの半分にファンデーションをつけて肌に乗せることです。そうすることでつけ過ぎを防ぎムラなく崩れない肌を作ることができます。
②タップして塗るのがポイント
クッションファンデはパウダーとは異なりリキッド状なので、パフにとってつい横に延ばしながら塗りたくなりますが、そうするとムラができたりヨレやすくなるのでおすすめできません。
パフ半分にファンデーションをつけたら、顔の中心から外側にポンポンと優しくタップするように乗せていきます。毛穴を埋める感じでタップしていくと崩れない肌ベースを作ることができます。
Tゾーンは皮脂が出やすい部分なので全体より薄めに塗りましょう。顔の面積の広い部分から塗り始めるとよいです。頬→額周り→鼻→口元の順番に塗ることをおすすめします。
③鼻や目の周りはパフを押さえて塗る
鼻や目の周りは化粧崩れが起こりやすい部分なので、より塗り過ぎに注意が必要です。また、細かい部分でもあるので少量のファンデーションをパフにとり、半分に折って指で押さえながら塗ると崩れないです。
目の周りも優しくタップしながら塗ります。まぶたの上は抑えるくらいでよいかもしれません。小鼻の周りもトントンとタップしながら塗ることでファンデが毛穴まで入り込み密着度がアップするので崩れ防止になります。
クッションファンデは扱いやすいファンデーションではありますが、雑に塗っても大丈夫ということではありません。丁寧に乗せていくことが美肌に見せるコツでもあるのです。
クッションファンデで化粧直しするときの塗り方・使い方
みなさんは1日にどれくらいの頻度で化粧直しをしますか?女性なら1日に数回鏡を見て、見るたびに化粧が崩れていないかヨレていないかチェックしている人が多いのではないでしょうか。
クッションファンデはポイントを抑えれば簡単にきれいに化粧直しができます。忙しい時でもしっかり化粧直しができれば気分もあがりますし、その日のモチベーションにもつながると思いませんか?
クッションファンデで化粧直しをするときのポイントをしっかりつかんで崩れないきれいな肌を目指しましょう。
上から塗れるから簡単!
化粧直しの際に注意したいのは、均一に塗ることです。ヨレてしまった部分を集中的に重ねてしまうことでその部分だけが浮いてしまったり、厚ぼったく見えてしまってはNGです。
化粧直しはささっと時間をかけずに終わらせるのが理想的です。クッションファンデの場合、そのまま上から塗れるのでそれほど手間をかけることなく化粧直しができるので便利です。
クッションファンデの化粧直しはコツを押さえることで簡単に肌のベースを元に戻すことができますので、そのポイントを紹介します。ぜひみなさん参考にしてみてください。
①ヨレた部分をオフする
出かける前や出勤前にしっかりメイクをしても時間が経つにつれ皮脂などによってどうしてもヨレてしまいます。そんなときは慌てず、まずはヨレた部分にティッシュを当て汚れをオフします。
ティッシュを肌に当てた際に決してこすってはいけません。摩擦によってさらにヨレる原因になりますし、肌を傷つけてしまいます。優しくティッシュオフしましょう。
②パフでファンデをオン
汚れをティッシュオフした後は、先述したようにパフに少量のファンデーションをつけ、横に延ばすのではなくポンポンとタップしながら肌に乗せます。この塗り方だとファンデーションが崩れないので、すぐに化粧直しする必要がなくなります。
時短とはいえ適当にパパっとファンデーションを塗るだけではすぐにヨレる原因となりますのである程度は時間をかけて化粧直しを行いましょう。慣れてくるとコツがつかめてきます。
③パウダーで仕上げすれば出来上がり!
クッションファンデは、みずみずしいツヤ感を演出できるのが特徴なので、上からフェイスパウダーを乗せないという人も多いようです。パウダーを乗せると肌の表面がサラサラしてそれもまた魅力的です。
さて、化粧直しの際はどうでしょう。ティッシュオフしてファンデーションを乗せるだけでベースは復活しますが、さらにパウダーで仕上げることによってさらに化粧崩れを防ぐことができます。
パウダーはパフで乗せてももちろんきれいに仕上がりますが、パウダー専用のブラシを使うとさらに肌にフィットして透明感が増すのでおすすめです。
崩れないクッションファンデの塗り方・使い方のコツ
これまでクッションファンデの特徴を踏まえ、正しい使い方・塗り方を紹介してきました。これだけでも十分クッションファンデについてマスターできたと言ってもよいでしょう。
そこで、さらにクッションファンデを自分の愛用品として長く使い続けていけるようにこれまでのことも踏まえ、崩れない使い方・塗り方についても紹介します。
それらを実践することによってクッションファンデがさらに魅力的に感じられ長く付き合っていくことができるでしょう。クッションファンデに興味のある方や詳しく知りたい方にはぜひご覧ください。
化粧下地の上にクッションファンデを使う
ベースメイクをする際に、ファンデーションの前に化粧下地を塗ることで顔色をトーンアップしたり、化粧崩れを防止してくれます。
例えばパウダーファンデの場合、リキッドファンデやクッションファンデと比べると肌との密着が薄い印象があり、化粧下地を塗ることで化粧崩れを防ぐ安心感があります。
クッションファンデには化粧下地の役割もあるため塗らなくてもベースメイクは完成します。しかし、化粧下地単体を塗ることで一層化粧崩れを抑えることができます。毛穴も目立たなくなるのでお試しください。
クッションファンデの上にパウダーを載せる
ツヤ肌を演出するクッションファンデにフェイスパウダーは必要なのか?必要でないのか?人によって分かれるところでしょう。
クッションファンデの上にフェイスパウダーを塗るのは全く問題はありません。むしろパウダーをファンデーションの上に重ねることでヨレや化粧崩れを防止できるのです。
ただ、パウダーを重ねることでセミマットな質感になるので、せっかくのクッションファンデのみずみずしい質感を失いたくないという人はパウダーは塗らなくてよいかもしれません。
状態のいいパフを使用する
クッションファンデにはほぼ専用のパフが付属で付いています。ただ、毎日使うものなので使っているうちに当然汚れていきます。汚れが目立ってきた場合は、パフ専用の洗剤でしっかり洗いましょう。
崩れないベースメイクを作るためにも衛生的な面でもパフは状態のよいものを使いましょう。付属のパフがもしだめになっても別売りでクッションファンデ用のパフを買うことができます。
パフの種類
クッションファンデのパフは、丸くそれほど厚みのないものが多いですが、硬さや質感が様々です。また、毛足が長いタイプはふんわり付き、毛足の短いタイプはペタっと肌にくっつくので質感が変わってきます。
他には、スポンジタイプのものやゲルタイプのものも存在します。こまめにクリーナーで洗いながら使い続けるタイプもありますし、頻繁に交換したい人向けに安くて使いやすいタイプもあります。
パフの他にもクッションファンデ専用のブラシもあります。ふんわりと肌にフィットし肌がきれいに見えますし、ヨレにくく崩れにくいのでこちらもおすすめです。
クッションファンデの塗り方・使い方をマスターしよう
クッションファンデの使い方・塗り方について紹介してきましたがいかかでしたでしょうか?これまで使ったことのない方も興味を持っていただけたでしょうか?
一言にクッションファンデと言っても今では多くのメーカーが取り扱っているので種類も多くあります。値段もお手頃のものから高価なものまで様々です。
パウダーやリキッドに比べると世代全体の浸透率は低いかもしれませんが、使い方のポイントを抑えることで毛穴レスでツヤ感のある理想的な肌を作り出すことができます。ぜひ使ってみることをおすすめします。