スイングトレードの銘柄の選び方・コツは?初心者にもおすすめの手法も解説

スイングトレードの銘柄の選び方・コツは?初心者にもおすすめの手法も解説

株式投資の投資手法としてスイングトレードがあります。スイングトレードと言われても何をどうやればいいのかイメージはつきません。ここでは初心者にもわかるようにスイングトレードの解説やおすすめの手法などについて紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.スイングトレードとは
  2. 2.スイングトレードとデイトレードの違い
  3. 3.スイングトレードの始め方・初期準備
  4. 4.スイングトレード初心者におすすめの証券会社
  5. 5.スイングトレード初心者の銘柄選び方
  6. 6.スイングトレード初心者向けの手法・取引のコツは?
  7. 7.スイングトレードで勝ち続けるためには
  8. 8.スイングトレードの相場で生き残るコツ
  9. 9.スイングトレードの手法やコツは株式投資以外にも活用できる
  10. 10.スイングトレードの手法はコツコツドカン!とにかく経験値をあげよう

スイングトレードとは

株式投資にはいくつか投資する手法があります。さやどりや逆張り、順張りといった言葉は聞いたことあるかもしれません。これら投資の手法の中にスイングトレードがあります。スイングトレードは下落した株価を買って数週間から数ヶ月の間、株を保持し上昇局面で売り抜ける手法の一つです。

Photo byPexels

株価のチャートがブランコのスイングのようなためこの命名がついたという説もあります。スイングトレードは、短期トレードとは違い、利幅を大きくするために数週間から数ヶ月様子を見るため、チャートはその間上下を繰り返して上昇していきます。ただ、初心者には最初上げ下げするチャートがもどかしく感じてしまうかもしれません。

数日から数週間の保有を予定したトレード

Photo byrawpixel

スイングトレードは、短期間やデイトレードのようにすぐ買った株を売ってしまいません。数日、数週間から数ヶ月は保有を予定している中期投資に近い投資期間です。銘柄選定をしっかりし、株を購入したらあとは一定期間保有して様子を見て、株を売ります。人によっては、例えば、20%上がったら売るや10%下がったら売るなど売買ルールを設けています。

スイングトレードとデイトレードの違い

Photo byPIX1861

スイングトレードとデイトレードの違いは、保有する期間です。スイングトレードは、中期投資のため、数日から長い人で数ヶ月株を保有して様子を見ます。デイトレードは、名前の通り、日に何回も取引をして少額利益を重ねて稼いでいく手法です。どちらの手法も株式投資の世界では有名です。

Photo byPIX1861

株式投資の初心者は、短期で大きく利益を得たいと考えて割とデイトレードの手法を選ぶ傾向にあります。デイトレードを初心者はできないとはいえませんが、デイトレードをするためには銘柄の選び方やコツなどを学ばなければいけません。知らずに勘や直感に頼ってデイトレードをしていたのではいつまで経っても利益は見込めません。

日中時間が取れない人も十分に実施できる

Photo bygeralt

デイトレードをするためには市場が取引の時間中はパソコンなどの前に張り付いていないといけません。銘柄選びだけでなく売買のタイミングはデイトレードにとって非常に大切でコツも入りますが、一日に何回もトレードを繰り返すため、銘柄やチャート、マーケットの監視をしなければなりません。

Photo byStartupStockPhotos

一方、スイングトレードは、デイトレードのように慌しく毎日銘柄を売買するわけではありません。しっかりと銘柄を分析してから株価を購入し、数日から数ヶ月は保有したままにしているため、ビジネスパーソンなど日中毎日のように株価がチェックできない人でも株式取引をすることができます。

初心者でも落ち着いて株の値動きを見れる

Photo byrawpixel

スイングトレードの場合は、チャート上で株価が多少上下していてもすぐに売ることはなく、ルールを決めて取引することが多いため、株価を落ち着いて観察することができます。スイングトレードの手法でコツとなるのはルール決めです。ルールに則って売買するため、売り時、買い時はルールによって決まります。

Photo bystevepb

予め決めたルールをしっかり守ることができるなら初心者でも安心して取引することが可能です。銘柄を選定するコツや買い時のタイミングは初心者が最初に勉強すべきところではありますが、コツさえ掴んでしまうと毎日毎時間毎分株価をチェックしたり、株価を気にしたりする必要はありません。

スイングトレードの始め方・初期準備

Photo bySophieja23

株式投資の初心者がスイングトレードを始めたいと思ったらどんな初期準備が必要になるのか初心者の人は気になります。株式投資に対してまだ恐怖感や何かしらの疑念がある場合は、初期準備の段階でクリアにしておく必要があります。初心者なので当たり前ですが最初は手法や銘柄の選び方や自分に合うのかが分からない人も多くいます。

Photo byfreephotocc

まず、株式投資初心者がスイングトレード以前に株式投資を始めるために準備すべきものを紹介していきます。株式投資なので当然ですが、証券会社の口座が必要になります。そして、大切なのが口座を開設した後にどれくらいの資金を用意しておくのか、また、初心者の場合はどれくらいの資金から始めるべきなのかについて紹介していきます。

①証券会社の口座開設

Photo bygeralt

証券会社の口座はどれも同じように考えている初心者は多いかもしれませんが、証券会社により当然違いがあります。初心者が証券会社の口座を開設するためにおさえておくべきポイントは3つです。まずは、手数料です。株式取引をすると証券会社から手数料を徴収されます。例えば、10万円未満で取引を考えているなら楽天証券やSBI証券は手数料が無料です。

Photo byrawpixel

しかし、10万円未満の取引ならどの証券会社も手数料が無料かというとそういうわけではありません。GMO証券やライブスター証券は、手数料を徴収します。次に、取り扱いしている金融商品の種類です。将来的に株以外の投資を考えているなら金融商品を豊富に扱っているところを検討しておくべきです。

Photo bygeralt

そして、最後に情報です。証券会社によっては提供している情報が異なってきます。一般的な会社が発表したIRなどの情報やアナリストの情報はどこの証券会社も同じですが、各証券会社独自に分析したり、集めたりした情報を口座を保有している人、対象にして提供しています。初心者ならなるべく情報が豊富なところがいいかもしれません。

②投資資金を準備

Photo bystevepb

証券会社の口座を無事開設したら次に投資資金を準備するのですが、これが一番ネックになるもしくは初心者にとって難しい話になるかもしれません。投資資金については当然ですが制限はありません。10万円から始める人もいれば、100万円や300万円から株式投資を始める人がいます。投資資金をいくら準備するかは本人次第になります。

ただし、初心者が注意すべきポイントは、生活費や生活に必要となってくるであろう資金を株式投資に回してはいけません。投資するお金は基本的に生活に関わらないお金を使うようにしましょう。例えば、貯金していてしばらく使う予定のないお金などは投資の資金としてもいいかもしれません。

初心者はいくらから始めるべき?

初心者が投資を始めるにあたり、一番頭を抱える問題かも知れません。投資資金は投資をするためにとても大切ですが、初心者でよくありがちなのは貯金しているお金や生活に必要なお金を全て投資に回してしまうことです。株は経済環境などによって値をあげたり下げたりします。言い換えると損をする可能性も大いにあります。

初心者に限らず、どんなに投資に慣れている人でも損をする時があります。そのため、初心者がいきなり全額を投資に突っ込んでしまうのはリスクが大きく、賢明ではありません。できるなら貯金に回している金額の中でしばらく使う予定のない金額、使っても問題のない金額を投資資金として準備することがベストです。

スイングトレード初心者におすすめの証券会社

Photo byedar

スイングトレードや株式投資を始めるために必要な準備がわかったらどこの証券会社に口座を持つのか初心者の人は知りたいところです。ネット証券会社は、日本に10社ほどあります。当然ですが、10社が10社同じサービスを提供しているわけではありません。手数料の違いや情報、サービスの違いがあります。

Photo byPexels

ここではスイングトレードや株式投資初心者にとって使いやすい、スイングトレードしやすい証券会社を4社に絞って紹介していきます。それぞれの証券会社にはそれぞれの特徴やメリットなどがあります。スイングトレードを始めようと考えている人や口座開設を考えている人は、ぜひ証券会社の口座開設をする前の検討材料として参考にして下さい。

長年の実績を誇る・SBI証券

Photo by Dick Thomas Johnson

SBI証券は、ソフトバンクグループの一員で、ネット証券の中では人気の高い証券会社です。人気の秘密は、手数料がリーズナブルであることとトレーディングツールのHyper SBIの操作が簡単で使いやすいことです。また、スマホにアプリをダウンロードすることでスマホを使って簡単に取引することも可能です。

Photo by Dick Thomas Johnson

デイトレードやスイングトレードに向いている理由は、先に紹介した通り、手数料が安いことです。パソコンとスマホを組み合わせて使うことで銘柄選びも簡単にできます。現物取引の場合は、手数料が10万円までは1日定額96円なので初心者には特におすすめの証券会社です。銘柄選びもHyper SBIを使うと簡単に検索できます。

手数料がお得・楽天証券

Photo by Dick Thomas Johnson

楽天証券は、楽天グループの証券会社で各楽天グループと連携したサービスが人気を集めている証券会社です。楽天証券が選ばれる理由は、楽天銀行とリンクしているだけでなく、手数料が利用しやすくリーズナブルになっていることとマーケットスピードという楽天証券が提供するシステムが使いやすいことです。

Photo by Dick Thomas Johnson

楽天証券が提供するトレーディングツールのマーケットスピードは、分析チャートが20種類以上利用でき、リアルタイムの銘柄ランキンをチェックしたり、日経テレコンの情報をチェックすることができるため、スイングトレードやデイトレードをするトレーダーには重宝されています。銘柄選びもシンプルにできるため、初心者にも使いやすくなっています。

10万円以下なら手数料無料・松井証券

松井証券は、初心者に嬉しい手数料無料サービスを展開しているネット証券会社の大手です。現物取引口座と信用取引口座を両方開設すると6ヶ月間は、1日の約定金額が30万円以内なら何度取引をしても手数料が無料です。また、1日の約定金額が10万円以下のなら何度取引しても常に手数料が無料になっています。

松井証券は、初心者に嬉しい特典が多く、スイングトレードを始めるのにも最適です。それは、ネットストック・ハイスピードは取引できるツールで少ないクリック数で取引できるだけでなく、フリーダイヤルでサポートをしてもらえる体制を整えています。メールでも問い合わせ対応してくれるので初心者が株取引を始めるのに使いやすい証券会社です。

少額投資におすすめ・マネックス証券

マネックス証券は、10万円以下の取引は1回100円と手数料が割安で少額投資には適している証券会社です。銘柄を選定する上で板を見ながらワンクリックで注文できる「ワンクリック注文」や銘柄をマックス50銘柄表示できる「マルチチャートビュー」などのシステムがあり、スイングトレードを始めるのに適しています。

マネックス証券は、スイングトレードに適したツールを提供していると同時に証券口座を解説するにあたり人気を集めている理由は、外国株式の米国株の取り扱いが他社に比べて豊富であることです。スイングトレードは国内株式だけでなく海外株式取引でも使うことができるので国内株式だけでなく海外株式に興味がある初心者におすすめです。

スイングトレード初心者の銘柄選び方

Photo byrawpixel

スイングトレードは、デイトレードと違い、保有期間が長く、利幅を大きく取れる手法です。デイトレードのように毎日タイムリーにチャートや株情報をチェックする必要はないため、忙しいビジネスパーソンや株取引を始めたばかりの初心者にはおすすめの株式投資の手法です。

Photo bygeralt

デイトレードはチャートや板などを常にチェックし、上昇や下落をいち早く察知し、売り買いを行うため、銘柄の選び方は、どこの株価が上がってきているか、下がってきているかで判断しています。スイングトレードは、銘柄の選び方についてファンダメンタル分析や会社の収益、チャートなどデイトレードより時間をかけて銘柄選びをします。

選び方①大きな利益を狙うならテーマ株

テーマ株と言われている話題が集中している産業やそれらに関連した銘柄があります。初心者の場合は、株の選び方が難しくなかなかどの銘柄に投資していいのか迷いますが、テーマ株ならテーマに対して投資するので関連する銘柄が含まれているため、投資しやすく、短期間に値上がりする可能性が高いことも特徴です。

例えば、証券会社によっては、テーマ株ごとに関連株をまとめてくれているケースがあります。5GやAIなどの銘柄を選びたいけどどれがいいかわからないなら5Gのテーマ株やAIのテーマ株を選ぶと5GやAIに関連するメインの株が組み込まれていますので銘柄をわざわざスクリーニングなどで探す必要がありません。

選び方②インデックスと違う動きをしている株

インデックスは、日経平均株価やTOPIXなどの市場の目安となる銘柄による指数のことを言います。通常は、多くの大手企業の株が値上がりしたらインデックスも値上がりしていくように値動きが連動していますが、銘柄によっては、このインデックスの値動きと異なる動きをする銘柄があります。

インデックスと値動きが異なる動きをする銘柄は、後々市場の流れに戻っていきます。よほど倒産や不祥事がない限りは、値動きがインデックスと異なっていても最終的には市場の流れに沿った値動きに戻っていきます。そのような場合は、数日で大きく値動きする可能性が高く、スイングトレードに向いている銘柄になります。

インデックスとは?

Photo byrawpixel

インデックスとは、日経平均株価やTOPIXなど市場の目安となる銘柄を集めた指標になります。ファンドや証券会社などが投資する際に目安としている指標やベンチマークとしても活用しています。投資にはインデックス投資というインデックスの値動きに対して投資する手法で利益を得ることもできます。

スイングトレード初心者向けの手法・取引のコツは?

Photo byPexels

スイングトレードとは、保有日数に明確な定義はありませんが、チャート上で下降トレンドから上昇トレンドに転じた際に銘柄を選び、株を購入し、ある程度上昇したところで株を売って利益を得る手法です。人によっては数日間、数週間や数ヶ月と保有日数のばらつきがあります。この違いは、トレンドが続く間は保有する手法であるためです。

あと、相場は、長期で見ていると上昇トレンドであっても中期や短期でチャートを見たら上下を繰り返しているケースがあります。スイングトレードはこういった場面で力を発揮して利益を得られる手法なのでデイトレーダーでこの手法を使っている人もいますし、ビジネスパーソンや初心者がこの手法を使って投資することもあります。

大まかな変化を把握する

株価は色々な要素で変動します。例えば、会社の業績が市場の予想より良かったら株価は上昇しますし、何か不祥事や市場の予想より会社の業績が悪かったら株価は下がります。他にも株価が変化する細かな条件はたくさんありますが、初心者としておさえておくポイントは大まかな変化する要因となるところです。

Photo byStockSnap

大まかな変化の要因は、業績、経済環境、買収、業務提携、会社のイベントやニュース、新製品の発表などがあります。日経などの情報誌をこまめにチェックしていると日々色々なニュースが出回っています。中には織り込みといってすでにそうなると予想された上で株が買われることもあるので全てが必ず上がるというわけではありません。

優位性の高い相場にのみ参加する

Photo byFirmBee

初心者が銘柄選びをする上で優位性の高い相場にのみ参加することが大切なポイントです。株価が急騰したニュースを見ると大きく値上がりしているので利益を取れるとついつい投資したくなりますが、なぜ上がったかわからない株に投資するのは賢明ではありませんし、むしろとても危険な行為です。

Photo byTheDigitalWay

初心者が銘柄選び上でおすすめなのは、東証一部上場の大手企業に的を絞り、優位性の高い相場、例えば、上昇トレンドに転じているチャートを中心に銘柄選びをするか、業績が安定しているところや来季も業績が好調であることを見込んでいる会社などを中心に銘柄選びをすることです。

Photo byrawpixel

東証一部の場合は、日経平均株価の上げ下げに連動している銘柄が多く、倒産する可能性の低い会社が多いため、初心者が投資を始めるには最適です。ほとんどの銘柄は急騰して大儲けすることはできませんが、安定して上昇するもしくは下落するため、値動きが比較的よみやすく、馴染みのある会社が多いこともおすすめポイントです。

監視銘柄のチャートをチェックする

Photo bygeralt

スイングトレードで利益を出すコツとして、予め監視銘柄を決めておくことです。株式の銘柄は、4,000以上もあり、全てをチェックすることは不可能です。監視銘柄はお気に入りの銘柄や気になる銘柄、話題の銘柄などを絞ってリスト化しておくことで監視しやすくなりますし、全ての銘柄をチェックする必要がなくなります。

くいっとチャート・がっくりチャート

Photo byrawpixel

くいっとチャートは、チャートが下落局面で大きな陽線を出し、チャートがくいっと上を向き始めたチャートを指します。くいっとチャートはこれから上昇していく可能性が高く、チャートの形としてもスイングトレードに適しているチャートなのでくいっとチャートは売買のタイミングです。

Photo byPIX1861

逆にがっくりチャートは、チャートが上昇局面で大きな陰線を出し、チャートががくっと下を向き始めたチャートを指します。初心者が損を出さないようにするコツとしてこのがっくりチャートに手を出さないことです。スイングトレードの銘柄選びのコツは、くいっとチャートを見つけて投資してがっくりチャートは避けることです。

保有銘柄の動向をチェックする

Photo byrawpixel

スイングトレードの手法は、忙しいビジネスパーソンや初心者にもおすすめですが、ほったらかしにしていいわけではありません。スイングトレードで買った銘柄は常に動向をチェックしましょう。毎時毎分チェックする必要はありませんが一日に一回は保有銘柄の動向をチェックしておくことが大切です。

逆指値注文などを利用してリスク管理

Photo bymohamed_hassan

証券会社の株注文方法の中に逆指値注文があります。これは、この値段になったら買うもしくは売ることを予め注文しておける方法です。買った株が暴落して大損になっていたとかルールに従って売り買いしたいからここまで下がったら売るもしくは買いますと決めた値段で逆指値注文を入れておくとリスク管理にもなります。

逆指値注文のもう一つのメリットがあります。初心者の場合、損失が広がるとどうしてもロスカットができなくなってしまいます。それは損失が大きくなるので売るのが怖くなり、持っておけばそのうち損失が縮小されるだろうと何の根拠もない想定をして保有し続けて最終的には大損してしまうこともあります。

Photo byStockSnap

そのような状況に陥った時に予め逆指値注文をしてエグジットポイントを決めておくことで自動的に売るため私情を介さずに済みますし、損失拡大を防ぐこともできます。逆指値注文をうまく使うことで、リスク管理ができるだけでなく、投資で利益を確保し、投資活動を継続していくことができます。

スイングトレードで勝ち続けるためには

Photo by Dick Thomas Johnson

スイングトレードを使って投資に勝ち続けるためには、どうしたらいいのか、初心者にとっては課題になります。スイングトレードという投資手法を使うと利益を大きくすることが可能ですが、初心者が難しいと感じてしまうのはどこで売り抜けてどこで損切りをするべきなのかです。銘柄選びはできてもここができなければ投資で利益は出ません。

Photo by Dick Thomas Johnson

スイングトレードで利益を出し続けるためには、もしくは総合的に振り返ってスイングトレードで利益を出すためには、大切なポイントが2つあります。一つは、ロスカットをきちんとすることで、もう一つは、エグジットポイントを決めておくということです。どちらもシンプルですが難しく多くの初心者は実践できていません。

ロスカットに怯えない

Photo by Doc Trader

初心者が大きく損益を出してしまう大きな原因は、ロスカットができないことです。もしかしたら上がるかもしれないと思って損しているのに保有し続けてしまうことです。スイングトレードに適したチャートでもあてが外れてしまうこともあります。損することはメンタル的にいいことではありませんが、次につなげるために思い切ってロスカットしましょう。

Photo by Doc Trader

ただ、思い切ってロスカットをしようといってもなかなかできないのが初心者です。どうすればロスカットに怯えず、損失を大きくしないようにできるかというと、ロスカットのルールを決めておくことと逆指値注文をうまく使うことです。例えば、株価が買った値段から10%下がったらロスカットをすることなどです。

エグジットポイントを決めておく

Photo bygeralt

スイングトレードで利益が出ても損失が出てもどこかのタイミングで売らなければなりません。株は売るのが難しいと言われています。利益が出ているとまだあるのではないかと欲が出てしまいますし、損が出るといつかは株価が戻るのではないか、それ以上に上がるのではないかと思って持ち続けてしまうことがあります。

Photo bygeralt

スイングトレードだけでなく投資をする前に初心者は特に明確なエグジットポイントを決めておきましょう。例えば、買った銘柄の株価が買った時より20%上がったら利益確定して売る、買った銘柄の株価が買った時より10%下がったら損失拡大を防ぐためにロスカットをするといったルールです。

Photo bygeralt

ルール決めるのは少し手間が必要ですが、ルールを決めてルールに則って株取引をする方が初心者のうちは利益を増やしやすく、損失を拡大を防ぐことができます。ルールを決めてルールに従って取引することで売る前にあれこれ考える必要もなく、機械的に売るだけでいいのでおすすめです。

スイングトレードの相場で生き残るコツ

Photo byAbsolutVision

スイングトレードは、初心者だけでなく実際に投資をしている人にも人気の手法です。しかし、スイングトレードは100%利益を出せる手法ではありません。損をしてしまうこともあります。スイングトレードを使って相場を生き抜くためには様々なコツやポイントが色々あります。その方法をいくつか紹介していきます。

他の投資家の心理を読む

株価が上がるのも下がるのも投資家やファンドが買ったり売ったりするからです。株価が上げ下げする原因は投資をしているとなんとなくわかってきます。少しでも利益を得るもしくは損失を減らすためには、他の投資家がどう行動するか、売るのか買うのかを先読みして投資することにもトライしてみましょう。

天才投資家の動きを真似ればミスは減る

投資の世界で天才と言われている人や有名人の投資スタイルを真似するのも初心者が投資で利益を得るコツを掴むための手法の一つです。天才投資家や有名な投資家が保有している銘柄を買う人もいますが、ほとんどの場合、彼らは安いタイミングで購入しているので利益が既に出ている銘柄が多く、後から買うと高値で買ったために損しかしません。

天才投資家や有名な投資家が買っている銘柄を買うのもいいですが、一番いいのは彼らの投資手法を自分の投資スタイルと照らし合わせて適しているなら天才投資家や有名な投資家の投資手法を取り入れてみることです。成功者から手法を学ぶことで自分の投資手法に変えていくと損益を出す機会が減る可能性が高まります。

継続の重要さを知る

株や投資は、継続することが大切です。中には短期間で大きな利益を得る人もいますが、ほとんどの場合は、コツコツと利益を積み重ねていきます。株や投資を続ける中で利益を得るばかりでなく、損をすることもあります。大きな損益を出してしまってショックを受けることもありますが、失敗したらなぜダメだったのかを考えることです。

株や投資の世界で有名な人のほとんどは大きな損益を一度は出しています。しかし、彼らが成功している大きな理由は、なぜ失敗したかをよく検証し、どうしたら利益を出せるか損をしないかを考えて試しているからです。初心者の多くは一度損益を出してしまうと投資自体をやめてしまいます。しかし、利益を出すためには継続がとても大切です。

ビギナーズラックは誰にでもある

Photo byFree-Photos

投資の世界でも実はビギナーズラックがあります。たまたま投資した株価が急騰して大きな利益を得たという話は少なくありません。しかし、ほとんどの人がそこから利益を積み重ねていけない大きな理由は、なぜ急騰したか、株価が上昇したかを追求しないから理由がわからない、つまり、勘に頼って投資をするからです。

スイングトレードの手法やコツは株式投資以外にも活用できる

Photo bygeralt

スイングトレードのコツをつかむことでスイングトレードという手法を他の投資に応用することができます。例えば、FXです。FXも為替を売買するのですが、チャートが存在し、上がったり下がったりしています。ここでもスイングトレードを使うことができます。為替の選び方にもコツが必要となりますがスイングトレードのコツは株と同じです。

スイングトレードは、初心者にもコツがつかみやすい手法の一つですが、必ず利益を得られるわけではありません。中には損を出してしまうこともあります。スイングトレードをFXなどに活用する際も同様のことがいえます。投資は、あくまでも自己責任になるため、銘柄選びはしっかりと行い、損が出たらすぐに損切りするクセやルールを作りましょう。

スイングトレードの手法はコツコツドカン!とにかく経験値をあげよう

Photo byStartupStockPhotos

スイングトレードは、値動きが大きいところを狙い、利幅を大きくして利益を得るので手法がうまくはまることで利益を大きくすることが可能です。初心者は、最初、株価の上下でハラハラしてしまい、あまり値上がりしていないのに利確したり、ルールを無視した損切りなどをしてしまいがちです。

Photo bygeralt

スイングトレードは、利益を得る投資の手法の一つではありますが、きちんとしたルールを作り、ルールに則って取引するように心がけましょう。スイングトレードで成功している人の多くは、きちんとしたルール作りがされていてルールを破ることはありません。ルールを守って投資することがスイングトレードのコツでもあります。

スイングトレードのコツがわかればあとはひたすら実践してトライアンドエラーを繰り返すだけです。初心者の間はうまくいくことやうまくいかないことを繰り返すかもしれませんが、トライアンドエラーを繰り返しながら自分なりのルールを確立して投資していくことで銘柄選びや売買のタイミングがわかるようになります。

Toddy Zhong
ライター

Toddy Zhong

人気の記事