QRコードが読み取れないときはどうする?
QRコードの利点は、すぐに欲しい情報にアクセスできるところです。また、QRコードを読み取ってもらうことで、伝えたい情報にアクセスしてもらいやすくなることです。
いざ読み取ろうとしても、紙面の端にQRコードがあるときや、紙の折り目に重なっている時など、なかなか読み取れなくてイライラすることがあるでしょう。
ご自分でも、また、誰かにヘルプを頼まれたときにも試していただけるように、QRコードを読み取れないときの解決方法をご紹介します。
QRコードが読み取れない時の対処法
QRコードのおかげで、見たいWEBページに素早くアクセスできたり、自分の名刺代わりに名前や電話番号などを伝えやすくなったり、日常的にとても便利になりました。
店頭や調べ物の場面で、便利なはずのQRコードが読み取れないことがあります。はやる気持ちが邪魔をして、ついつい急いであれこれ思いつく方法を試しがちですが、ここはかえって丁寧に対処した方がQRコードの読み取り成功への近道のようです。
QRコードを読み取れない時には、QRコードの読み取りアプリやシステムのトラブルを疑う前に、まず、スマートフォンやタブレットのおそうじなどの手軽にできる対処の方法から試してみると、簡単に解決する場合があります。
汚れを落とす
QRコードを読み取ろうとするとき、読み取りたいQRコードの画像が汚れていると、うまくいってほしいと祈りながらトライします。うまくいくとホッとしますが、時には、予想の通り失敗することもあります。
QRコードの画像で読み取りに重要な部分は、画像の角の四角形です。ここがひどく汚れたりかすれたりしていると、QRコードを読み取りにくい一因になるので、その汚れを取る必要があります。角の四角の部分以外が汚れている場合には、読み取れる場合があるので、まず一度試してみましょう。
また、読み取りアプリによっても、読み取りやすさが変わるので、解決しない場合は、アプリを変えたり、インストールしなおしたりしてみるのも方法です。
歪みを伸ばす
QRコードを読み取りにくい時は、反射的に開ききっていない本を押し広げてみたり、手アイロンで紙を延ばしてみたりすることが多いでしょう。また、誰かに紙面を抑えておいてもらったり、QRコードを読み取る角度を試行錯誤してみたりと、誰もが苦戦した経験をお持ちでしょう。
QRコードを読み取りにくい時は、紙にしわが寄っていたり、分厚い本のページのように丸まっていたりします。いつもよりより丁寧に、手アイロンでしっかり平らに延ばしたり、本の端に重りになるようなものを置いたりすると、読み取りやすくなります。急がず丁寧に対処しましょう。
余白を作る
QRコードの周りは黒の太い線で囲まれています。この太い線を含まずに切り取ったようなQRコードの場合、読み取りにくくなります。
枠を含まずに切り取ってしまったようなときには、白紙の上において撮影すると読み取りやすくなります。失敗した場合は、読み取りアプリを変えてみると成功できる場合がありますから、試してみましょう。
カメラを拭く
QRコードは、スマートフォンのカメラを通して読み込むので、QRコードが読み取りにくい時は、まず、カメラのレンズ部分を拭いてみましょう。読み取りたい画像がはっきりと見えると、うまく読み取れることがあります。
スマートフォンのカメラは、ごく小さい部分なので、時には、息を吹きかけたり、時には、布で拭いたりしますが、綿棒でぬぐう方法も有効で、読み取り成功への近道になるでしょう。
iPhone・AndroidでQRコードが読み取れない時の対処法
スマートフォンの操作の仕方は、iPhoneとAndroidで異なります。QRコードが読み取れない時の対処の方法も、iPhoneとAndroidで変わります。それぞれのQRコードが読み取れない時の対処の方法をご紹介しましょう。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、QRコードを読み取るためのアプリをダウンロードする必要はなく、標準搭載のカメラアプリを使って読み取ります。コントロールセンターから起動できるので便利です。
コントロールセンターは、iphoneの「ホーム画面」「起動中のアプリの画面」「ロック画面」などから開けるので試してみてください。
iPhoneのQRコード読み取りの手順
iPhoneでQRコードを読み取りたいときには、まず、コントロールセンターを表示させます。または、表示されているQRコードのアイコンをタップします。
次の画面で、QRコードまたはカメラのマークをタップすると、カメラが起動します。これで、QRコードを読み取ることができるでしょう。
起動しない場合は、「設定」でオフになっているので「設定」を確認して「設定」から「カメラ」「QRコードをスキャン」を順にオンにしてください。
けれども、読み取りたいQRコードの画像が小さすぎると、予想通りに進まず、読み取れないということが起こります。スマートフォンをQRコードの画像に近づけて読み取り枠に合わせようとすると、今度はなかなか焦点が合わずやはり読み取れないことが多いです。
そのようなトラブルのときには、遠方の写真を撮るのと同じ要領で、その小さなQRコードを拡大しましょう。大きさだけの問題であれば、ズームアップするだけでうまく読み取れることがあります。
Androidの場合
AndroidでQRコードを読み取るためには、Androidで使えるQRコード読み取りアプリをダウンロードする必要があります。Google PlayやApp Storeに多種のアプリが見つけられるので、検討してダウンロードしましょう。不調の場合は、アプリをアップデートすると解決することがあります。
また、新しい型番のAndroidのスマートフォンやタブレットのなかには、あらかじめインストールされているGoogleレンズでQRコードを読み取れるものもあります。
QRコードが小さくて読み取れない時は?
QRコードを使ってアクセスしたいと思っても、これはきっとうまくいかないのではと感じるほど小さな画像の時があります。
読み取りにくいQRコードに手こずって、どうせだめならQRコードを付ける意味がないとイライラしてしまいますが、そのような小さなQRコードでも、実はきっちり読み取れるのです。落ち着いて試してみましょう。
ズームして読み取る
QRコードの画像が小さすぎて読み取れない時は、スマートフォンでの写真撮影と同様に、指で画像を大きくして撮影するとうまくQRコードを読み取れる場合があります。
遠くの写真を撮るときには、カメラのレンズを駆使してズームアップしますが、スマートフォンの場合は、指2本でQRコードを拡大すると読み取れるようになります。
おすすめのQRコード読み取りアプリ
先にもご紹介したように、Google PlayやApp Storeには無料・有料、広告の有無など多種のQRコード読み取りアプリが用意されています。使い勝手の良いおすすめのアプリ二つ「Yahoo! QRコードリーダー」と「クルクル QRコードリーダー」をご紹介しましょう。
Yahoo! QRコードリーダー
Yahoo! QRコードリーダーは、無料でダウンロードできる国産のQRコードリーダーアプリで、Yahoo! JAPANが提供しています。使い方も簡単で、素早くQRコードを読み取りってくれます。また、セキュリティスキャンの機能で、悪質サイトへのコネクトを防止できるので安心です。
クルクル QRコードリーダー
クルクル QRコードリーダーは、デンソウウェーブのQRコードの高速読み取り技術を搭載しています。Google Play 、App Storeからダウンロードできます。
機能が豊富で、従来のQRコードに加え、フレームQRなどの新しいQRコードや、JANコード読み取り、FacebookやTwitter、LINEなどのSNS投稿、ARコンテンツの再生ができます。
また、テキスト・URL・連絡先・地図を使ってQRコードの作成ができるので、スマートフォンで名刺代わりの情報交換も可能になります。
QRコードが読み取れないときは対処方法を試してみよう!
QRコードが小さすぎて読み取りにくい時は、ズームアップしたり、ピンチアウトして画像を拡大したりすると読み取れるようになります。また、紙にしわが寄っていたり、丸まっていたりするときには、丁寧に延ばすと読み取れることがあります。カメラのレンズの汚れを除くのも有効です。
アプリを変えると読み取れることもありますから、おすすめのYahoo! QRコードリーダーや、クルクル QRコードリーダーでトライしてみてください。