「もれなく」の意味と使い方まとめ！ビジネスで使える例文や類語もチェック！

「もれなくプレゼント！」「もれなく、確実に！」「もれなく記入して下さい」といった使い方をきく「もれなく」には、どんな意味があるのでしょう。今回は、「もれなく」の意味や使い方例文、由来や注意点についてご説明していきます。

「もれなく」は漢字で表記すると「漏れ無く」と漢字表記します。副詞で使う場合は、平仮名で「もれなく」と表記するのが一般的になっているのです。「もれなく」を使ったビジネスでの表現方法や英語表現についても解説しています。

それでは、「もれなく」の意味について詳しく解説していきましょう。「もれなく」を使った間違った表現の仕方もあるので、しっかりとチェックして下さい。

「もれなく」の意味には、「例外なく」「すべて」という意味があります。「漏れ無く」の「漏れ」には、「漏れることなく」「対象物全て」という意味があります。

「もれなく」の「漏」という字には「あるべきものが抜け落ちる」という意味です。よって、「もれなく」の意味には、「該当している人全て漏れることなく」という意味になります。

「もれなく」は「漏れ」と「無く」の2つの言葉に分けることができます。「漏れ」の意味には、「抜け落ちること」「液体や気体が漏れること」という意味があります。

これが「無く」で打ち消されている言葉になっているのです。よって、「もれなく」の意味には、全てという意味があると言えるのです。

「もれなく当選！」「応募者全員にもれなく当選」という言葉を聞いたことはないでしょうか。この「もれなく当選」には、どんな特徴があるのでしょう。「もれなく当選」の特徴について詳しく解説していきます。

応募したら当選なのでしょうか？何か応募する機会があるのであれば、「もれなく」と書かれている場合どうなっているのか重要です。

「もれなく当選」は、「漏れることなく当選」という意味となります。そのため「応募すれば、必ず当選して何かがもらえますよ」という意味の言葉になっているのです。

例えば、「この商品を買って応募すればもれなく当選」という商品なら、商品を買って応募すれば必ず何かしら当選するという意味の言葉になっています。

他にも。「お買い上げレシート1,000円分のご応募でもれなく当選」というものもあります。この場合は、条件を満たした応募であれば必ず当選しますという意味になります。「1,000円分以上の商品を買ってレシートがあれば必ず当選しますよ」という意味なのです。

「もれなく」の類語をご紹介していきましょう。「もれなく」の類語とは、「もれなく」と同じ意味合いの言葉ということになります。「もれなく」と同じ意味の言葉類語にはどのような類語があるのか、また、その使い方はどんな使い方ができるのかご紹介していきましょう。

「もれなく」の類語の「ことごとく」があります。「もれなく」の類語「ことごとく」の意味には、「残らず」「全て」という意味があります。「ことごとく」はネガティブな言葉とセットにして使われることが多い言葉になっているのです。

もしも言い換えるのであれば「ことごとく」よりも「全て」と言い換えた方がいいでしょう。「ことごとく」の使い方として「ことごとく失敗していたね」という使い方になります。

「もれなく」の類語として「余すことなく」という表現があります。「もれなく」の類語「余すことなく」の意味には「残らず」という意味があります。使い方として「練習の成果を余すことなく発揮したいんだ」「日頃の成果を余すことなく発表してきなさい」という使い方になります。

「もれなく」の類語として「残らず」があります。「残らず」は、動詞「残る」の言葉を打ち消す助動詞がくっついて「余すところ無く」「全て」という意味になっているのです。

簡単にいうと「全部」という意味にもなります。使い方として「この資料を残らず全て配布して下さい」という使い方ができます。

それでは、「もれなく」の正しい使い方を例文4つご紹介していきましょう。「もれなく」の正しい使い方は例文を読めばよく分かります。

「もれなく」を使った例文を4つご紹介していくので、どういった使い方があるのか参考にしてみて下さい。実際に自分で作ってみるとよく分かります。それでは、「もれなく」の使い方例文①からご紹介していきましょう。

「もれなく」の使い方例文①「もれなくプレゼント」です。「もれなくプレゼント」とは、キャンペーンなどでよく使う使い方になっています。「もれなくプレゼント」には、参加した人、応募した人、来店した人全員になにかプレゼントがありますよという意味での使い方になるのです。

「もれなく」の使い方例文②として「もれなく請求書を作成」があります。例えば、「もれなく請求書を作成します」という使い方ができます。

この文の意味は、「請求書に不備がないように作成します」という意味となるのです。ビジネスの場面で使う使い方になっているのでよく覚えておきましょう。

「もれなく」の使い方例文③として「もれなく配布」があります。「皆様にもれなく配布して下さい」という使い方をします。この文章の意味としては「皆様に全て配布して下さい」という意味となるのです。「もれなくプレゼント」と同じ意味の使い方にもなります。

「もれなく」の使い方例文④として「申請用紙にもれなく記入」があります。「申請」というのは「希望、要望を願い出る」という意味の言葉になっています。

この文章の意味は、「申請用紙に漏れがないように記入する」という意味があるのです。書類の不備がないようにして下さいと注意を促す意味での使い方になっています。

時々「もれなく抽選」という言葉を使う人がいますが、これは誤用になってしまう可能性があります。例えば、キャンペーンで「もれなくプレゼント」という表現に「抽選で」と付け足すと誤用になってしまいます。「抽選」というのは、くじ引きのことです。

このくじは当たりとはずれがあり、「もれなく」は「全て」という意味になるので、これでは間違った表現になります。抽選した人が絶対に何かもらえると思ってしまうので、注意が必要です。

この場合は、「抽選」と「もれなく」は使い分けて言う方が、無難です。「抽選でもれなく当たる」の場合は、抽選したら必ず何かした当たってプレゼントがあると思って抽選する人もいます。この場合は、「抽選して当たればプレゼント」の方が正しい表現になるでしょう。

「もれなく」はビジネスでも使う言葉でもあります。ビジネスで使うので英語表現も知っておくといいでしょう。「もれなく」の英語表現をご紹介していきます。「もれなく」の英語表現として「in full」「fully」の2つの英語表現をご紹介していきましょう。

「もれなく」の英語表現「in full」「fully」を使った英語例文をご紹介していきましょう。英語の例文として「全てもれなく加わっている」の英語表現は「being matched without exception」となります。ビジネスでは、英語表現も必要です。英語表現も是非使ってみて下さい。

「もれなくだぶりなく」という言葉は、コンサルティング用語です。ビジネスで使う場合は「重複して」「漏れなく」という使い方ができます。

英語で「MECE」は「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の和訳になっています。色々な事柄のグルーピングの因数分解をする時の手法を表しているのです。

「もれなく」について意味や使い方、類語、英語表現についてご紹介してきました。「もれなく」はビジネスの場面でも使われる言葉になっているのでビジネスマンとしてしっかりと正しい使い方を理解しておくことが必要です。

この記事を全て読めば、ビジネスマンとして、「もれなく」を正しく使えることとなるでしょう。「もれなく」の誤用として「抽選でもらなく当たる」があります。

これは、抽選したら全ての人が何かしら当選するように思われてしまう可能性が大きくなっているので注意するようにしましょう。「もれなく」とは全てという意味の言葉になっているので、全てという意味で使うことが大切です。