「羽を伸ばす」の意味は?使い方・例文・類語も分かりやすく解説!

「羽を伸ばす」の意味は?使い方・例文・類語も分かりやすく解説!

「羽を伸ばす」という言葉の意味にはどんな意味があるのかご紹介していきます。「羽を伸ばす」の使い方や例文、類語の意味や使い方についてもご紹介していきましょう。「羽を伸ばす」の「羽」と「羽根」との違いについてもご説明してくのでチェックしてみて下さい。

記事の目次

  1. 1.「羽を伸ばす」の意味とは?
  2. 2.「羽を伸ばす」の類語 
  3. 3.「羽を伸ばす」の使い方・例文
  4. 4.「羽を伸ばす」の「羽」と「羽根」の違い
  5. 5.「羽を伸ばす」を使う際の注意点
  6. 6.「羽を伸ばす」の由来・歴史
  7. 7.「羽を伸ばす」の英語表記
  8. 8.「羽を伸ばす」は「のびのびと振る舞う」という意味

「羽を伸ばす」の意味とは?

Photo byCouleur

「羽を伸ばす」「休暇をとって羽を伸ばす」という使い方をする「羽を伸ばす」という言葉があります。今回は、この「羽を伸ばす」についてご説明していきましょう。「羽を伸ばす」の意味や類語、使い方を例文で分かりやすくご紹介していきます。

また、「羽を伸ばす」の英語表現や使う場合の注意点についてもご紹介していくので最後までしっかりと読んでみて下さい。それでは、「羽を伸ばす」の意味からご説明していきます。

意味「抑えられた状態から解放されてのびのびと振る舞う」

Photo byJillWellington

「羽を伸ばす」の意味には「押さえられた状態から解放されてのびのび振る舞う」という意味や「勢力を伸ばす」という意味があります。使い方としては「仕事が終わって久しぶりに羽を伸ばす」

「将来社会に羽を伸ばすことができる」という使い方になります。他の意味として「自由」「気楽になっておもうように振る舞う」という意味もあります。
 

「羽を伸ばす」の類語 

Photo byPezibear

「羽を伸ばす」の類語についてご説明していきます。そもそも類語とは「意味の似かよった語」という意味があります。「羽を伸ばす」の類語の意味や使い方についてご紹介していきます。

「羽を伸ばす」の類語を知っていれば言い換え表現として使うことができるので非常に便利です。「羽を伸ばす」の類語表現にはどんな表現があるのかチェックしてみて下さい。

類語表現「遊びまわる」の意味と使い方

Photo byUSAGI_POST

「羽を伸ばす」の類語表現として「遊びまわる」があります。「羽を伸ばす」の類語表現「遊びまわる」の意味には「あちこちに行って遊ぶ」という意味があります。「遊びまわる」の使い方として「一晩中彼は遊びまわっていました」「彼女は、学生時代は遊びまわっていました」という使い方になります。

類語表現「はめを外す」の意味と使い方

Photo bykameo0501

「羽を伸ばす」の類語表現として「はめを外す」があります。漢字で表現すると「羽目を外す」となります。「羽目を外す」の意味には「調子に乗って限度を超えた行いをすること」という意味があります。飲み会やお酒の勢いで調子に乗ってしまうことがあります。

こうした調子の乗り方を「羽目を外す」という使い方をします。「羽目を外す」にはどんな語源があるのかご説明していきましょう。「羽目を外す」の「羽目」は「はみ」と呼ばれる「馬に噛ませる道具」が由来になっています。

馬にはみを噛ませて、そこから通じた手綱で馬を自由自在に操ることができるのです。しかし、「はみ」を外してしまえば馬は自由にどこまでも走って行ってしまい、他の馬に危害を加える恐れがあります。

フリー写真素材ぱくたそ

こうした馬の「はみを外した様子」のことを「羽目を外す」ということになりこれが由来となったと考えられています。「羽目を外す」の使い方として「同窓会で羽目を外してしまった」「海外旅行では羽目を外してしまわないようにご注意下さい」という使い方になります。

類語表現「遊び歩く」の意味と使い方

フリー写真素材ぱくたそ

「羽を伸ばす」の類語表現として「遊び歩く」があります。「羽を伸ばす」の類語表現「遊び歩く」の意味には「遊んで歩く」「あちこち遊び回る」という意味があります。使い方としては「東京を遊び歩く」「毎週末遊び歩く旦那を懲らしめたい」「子供をないがしろにして遊び歩く妻をなんとかしたい」という使い方をします。

類語表現「寛ぐ」の意味と使い方

フリー写真素材ぱくたそ

「羽を伸ばす」の類語表現として「寛ぐ」があります。「羽を伸ばす」の類語表現「寛ぐ」の読み方は「くつろぐ」という読み方で、意味は「のんびりすること」「楽にすること」という意味があります。「寛ぐ」 の使い方として「どうぞ寛いでください」「寛いだ雰囲気にしたい」という使い方があります。

類語表現「はじける」の意味と使い方

Photo byFotorech

「羽を伸ばす」の類語表現として「はじける」があります。「羽を伸ばす」の類語表現「はじける」は生き方や考え方を示す表現として歴史は比較的浅い言葉でもあります。

「はじける」のニュアンスには「個性的な様子」「大胆な様子」「他人から批判を恐れない様子」という意味になります。使い方としては「はじけて生きていく」「そんなにはじけてどうしたんですか?」という使い方ができます。

類語表現「はしゃぐ」の意味と使い方

Photo byJingSun

「羽を伸ばす」の類語表現として「はしゃぐ」があります。「羽を伸ばす」の類語表現「はしゃぐ」の意味には「気分が高揚して陽気になって騒ぐこと」といった意味があります。漢字で表記すると「燥ぐ」という漢字表記になります。

使い方としては「テーマパークではしゃぐカップルがいました」「学生がはしゃいでいるよ」という使い方ができます。楽しくなって陽気に騒いでいる人という意味になります。「はしゃぐ」の語源は「かわく」が語源になっています。木が乾燥して反り返ることを「はしゃぐ」といいました。

これが拗音化したことによって「はしゃぐ」になったのです。昔は湿ることは暗い印象で、はしゃぐことは陽気という考え方から語源になったと考えられています。

類語表現「物見遊山する」の意味と使い方

Photo bytruthseeker08

「羽を伸ばす」の類語表現として「物見遊山する」があります。「羽を伸ばす」の類語表現「物見遊山」の意味には「気晴らしに見物や遊びに行くこと」という意味があります。「物見遊山」の語源いは禅宗の僧侶達の散策が語源になっていると考えられています。

「観光」とはニュアンスが違っていて、「一仕事終えて」という意味が付け加えられているのです。「物見遊山」の類語表現として「旅行」「レジャー」があります。「物見悠然」の英語表現は「sightseeing and pleasure trip」となります。これは「旅行」「遊覧」という意味があります。

「物見遊山に行く」の英語表現は「go on a jaunt」という表現もあります。「羽を伸ばす」の類語表現「物見遊山する」の使い方例文をいくつかご紹介していきます。「物見遊山の気分に浸っているだけでも楽しいものです」「この春休みはどこかの物見遊山に行こう」

Photo bytruthseeker08

「久しぶりの物見遊山だから楽しみたいです」「新入社員の私には物見遊山する時間はありません」「彼女は長期休暇をとり、北海道に物見遊山に行ってしまいました」という使い方になります。「物見遊山は」は、「遊びではないぞ」と相手に釘を刺す意味合いでも使われることがあります。

その場合「物見遊山的」という使い方をします。使い方例文として「旅行ではないのです。物見遊山的な行動や言動は慎みましょう」となります。旅行に来たのではないのですから、遊び気分な行動や言動はやめましょうという意味合いでの使い方になります。

「羽を伸ばす」の使い方・例文

Photo byStockSnap

それでは、「羽を伸ばす」の使い方を例文で分かりやすくご説明していきます。「羽を伸ばす」の使い方は例文を見ると分かりやすく、簡単に「羽を伸ばす」の使い方を理解することができます。

「羽を伸ばす」の使い方例文をいくつかご紹介していくのでチェックしてみて下さい。それでは、「羽を伸ばす」の使い方例文①からご紹介していきます。

例文①

Photo byklimkin

「羽を伸ばす」の使い方例文①として「羽を伸ばしたい」があります。「羽を伸ばす」の意味には「心が軽くなって、自由にのびのび振る舞う」という意味があります。ですので「羽を伸ばしたい」で「自由になりたい」という意味での使い方になります。

「羽を伸ばしたい」を使った例文として「日頃から忙しくしているから、あなたもたまには羽を伸ばしたいでしょう」「子供と一緒にいては自分の時間もありませんよね。たまには羽を伸ばしたいでしょうに」という使い方になります。

例文②

Photo byPexels

「羽を伸ばす」の使い方例文②として「羽を伸ばすので○○」という使い方があります。○○の部分には「羽を伸ばす」ことでどうなるのかということが入ります。例えば、「私がここにいないと弟子たちが羽を伸ばすので外出できません」というように「外出できない」ということが入ります。

例文③

フリー写真素材ぱくたそ

「羽を伸ばす」の使い方例文③として「羽を伸ばそう」があります。「羽を伸ばす」の意味には「自由にのびのび振る舞う」という意味があるので、「羽を伸ばそ」に推量、意志、勧誘の助動詞「う」がついた形になります。「久しぶりに温泉にでもいって、羽を伸ばそう」という使い方例文となるのです。

例文④

Photo bymaura24

「羽を伸ばす」の使い方例文④として「羽を伸ばし」があります。「羽を伸ばし」の使い方例文として「卒業式が終わってから女子は泣いていましたが、男子は退屈な式が終わったと羽を伸ばしていました」という使い方や「娘がやっと結婚して、羽を伸ばし、主人と海外旅行に行くようになりました」という使い方になります。

「羽を伸ばす」の「羽」と「羽根」の違い

Photo bycocoparisienne

「羽を伸ばす」の「はね」には「羽」が使われています。「羽」の意味には「実際に鳥に生えている翼」という意味があります。対して「羽根」の意味には「鳥から抜け落ちて、羽の根元部分が見える状態になっているもの」という意味があります。それぞれの違いについてご説明していきましょう。

「羽根」は「鳥から抜けた羽の部分」という意味

Photo byTheVirtualDenise

「羽」の意味には「鳥の翼」という意味があります。そして「鳥の翼」のように見えるものに対しても「羽」を使うことがあるのです。例えば、飛行機やプロペラの羽などがあります。また、「自由でのびのびとした様子を表す比喩の使い方」としても「羽」を使うことがあります。

今回ご説明している「羽を伸ばす」の「羽」もそうです。他には「羽が生えたように」「羽を休める」という使い方でも「羽」を使って表現する言葉になります。「羽を伸ばす」「羽が生えたように」「羽を休める」のどの言葉も「自由で身軽な様子」「飛んでいきそうな様子」という意味があります。

実際に人間に羽が生えているわけではなく、実際には体を休めたり、のんびりしている様子を表す言葉として使われているのです。次に「羽根」は、鳥の身体から抜け落ちて、羽の根元が見えている状態を表す言葉になります。羽根の根元という意味から「羽根」という漢字が当てられています。

「羽を伸ばす」を使う際の注意点

Photo bySOFCOR

「羽を伸ばす」を使う場合どういった注意点があるのかご紹介していきます。「羽を伸ばす」を漢字表記する場合、「羽根を伸ばす」と間違って漢字表記してしまわないようにご注意下さい。先ほどもご説明しましたが、「羽を伸ばす」の「はね」は「羽」が正しくなります。

「羽根を伸ばす」では使えない

Photo byPexels

「羽を伸ばす」の「はね」は「羽」が正しい漢字表記になります。「羽」の意味には「自由でのびのびしていた様子」を表す意味があります。例えば「休日には羽を伸ばす」「まるで羽が生えたかのように軽やかだ」という使い方をします。

鳥は空を自由に羽ばたく自由な存在ということから、こういった意味で使われるようになったのです。「羽」という漢字を使った単語もいくつかあります。

「羽毛」は「鳥の羽の柔らかな綿毛」という意味で「羽化」は「昆虫がさなぎや幼虫から成虫になる」という意味があります。他には「換羽」は「鳥の羽毛が抜け変わること」という意味になるのです。

「羽を伸ばす」の由来・歴史

Photo byZigmarsBerzins

「羽を伸ばす」の由来についてご説明していきましょう。「羽を伸ばす」の由来を探っていくに際して「羽」と「を伸ばす」のそれぞれの意味について探っていく必要があります。それぞれどんな意味があり組み合わさって「羽を伸ばす」という言葉になったのかご説明していきます。

由来

Photo byPexels

「羽を伸ばす」の「羽」の意味には「鶏が羽を伸ばして大空に羽ばたいているように自由でのびのびした様子」という意味があります。一方「羽を伸ばす」の「を伸ばす」の意味には「空間的に長さを増したり、広さを大きくしたりする」

「勢力や能力など大きくしたり、豊かにしたりする」という意味があります。この2つの意味が組み合わさって「羽を伸ばす」の意味には「自由、気楽になって思うように振る舞う」という意味になりました。

「羽を伸ばす」の英語表記

Photo byFree-Photos

「羽を伸ばす」の英語表現についてご紹介していきましょう。例えば「たまには羽を伸ばすのもいい」という日本語を英語で表現すると「It's good to unwind once in a while.」となります。

他には「先生のいない時間に彼らは羽を伸ばしていた」という日本語を英語にすると「While the teacher was away, they went on the loose had a good time of it.」となります。

「羽を伸ばす」は「のびのびと振る舞う」という意味

Photo byFree-Photos

「羽を伸ばす」の意味には「抑えられた状態から解放されてのびのびと振る舞う」という意味があるとご説明してきました。「羽を伸ばす」のはねには「羽」が正しい漢字表記になります。「羽根」は間違いなので使わないようにご注意下さい。

「羽を伸ばす」の使い方として「久しぶりに温泉に行って羽を伸ばしましょう」という使い方になります。「羽を伸ばす」にはたくさんの類語表現があるので、言い換え表現として使い方や意味もしっかり理解しておくようにしましょう。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

関連するまとめ

人気の記事