結婚式の引き出物の相場はいくら?人気商品や選び方・マナーも紹介!

結婚式の引き出物の相場はいくら?人気商品や選び方・マナーも紹介!

結婚式の引き出物の相場は大体いくらぐらいなのか?これから結婚式を控えているカップルにとっては、選び方やマナーも気になるところです。そこで今回は、結婚式の引き出物の相場を贈る相手や地域別にご紹介。親族に贈るもの、同僚に贈るものなど選び方のポイントもまとめます。

記事の目次

  1. 1.結婚式の引き出物の相場や選び方のマナーを知りたい!
  2. 2.結婚式の引き出物は必要?
  3. 3.結婚式の引き出物が必要な理由
  4. 4.結婚式の引き出物の相場
  5. 5.結婚式の引き出物の相場は贈る相手で変えるべき?
  6. 6.結婚式の引き出物の準備方法
  7. 7.結婚式の引き出物の選び方
  8. 8.注意!結婚式のマナー違反引き出物とは
  9. 9.結婚式に人気の引き出物
  10. 10.結婚式の相場からオーバーしそうな場合
  11. 11.結婚式の引き出物経験談
  12. 12.結婚式の引き出物で喜ばれたものは?
  13. 13.結婚式の引き出物は相場に気を付けて渡そう!

結婚式の引き出物の相場や選び方のマナーを知りたい!

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結婚式のお祝いの席で、参列者にお礼として配られる引き出物。地域によっても引き出物の相場には差があり、どこで結婚式を挙げるのかによっても、その金額は異なります。

結婚式の引き出物には、贈ってはいけないタブーアイテムや、上司に贈ると失礼に当たるアイテムもあり、選び方は慎重にならなければなりません。

今回は、結婚式でお渡しする引き出物の相場やマナーの他、人気の引き出物もご紹介。親族や上司にも喜ばれる引き出物の選び方のポイントもまとめます。

結婚式の引き出物は必要?

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最近では、ライフスタイルの多様化により、引き出物を簡素化する地域や、贈り分けをするなど、引き出物の選び方も多様化しており、これから挙式を控えているカップルとしては、悩みどころでもあります。

引き出物自体はあまり豪華にせず、参列者の食事を豪華にするというやり方もありますが、果たしてそれで良いのでしょうか?

もちろん、結婚式の引き出物を贈る習慣があまりない地域や、授かり婚などによって急な結婚式の場合だったりすると、ゆっくりと引き出物を選んでいる時間や、準備するだけの予算がないというケースなどもあります。

引き出物はご祝儀のお返しでもある

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しかしながら、引き出物を贈るというのは、結婚式に出席してくださった方へのお礼を表すと言う意味もあり、いただいたご祝儀に対する返礼の品という意味合いがあります。一般的には、結婚式で引き出物を贈る考え方が浸透しています。

もちろん、もらってもゲストの方に喜ばれないような引き出物なら、贈らない方が良いかもしれませんが、もらった方が使えるような実用性の高い引き出物であれば、必ず喜ばれます。

いづれにしても、結婚式の引き出物をお返しするということは、参列者に対する感謝を伝える方法として、日本では伝統的に根付いてきましたので、地方に行くと引き出物なしの結婚式を挙げるというのは考え辛いです。

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結婚式の引き出物の相場は、披露宴で出す食事の費用の3分の1ぐらいが目安と言われていますが、親族や上司への引き出物は、ご祝儀の金額も大きくなるため、引き出物の金額も相場より上になる傾向のようです。

贈る相手によって引き出物の相場が異なるということと、引き出物にふさわしくないものなどもありますので、選び方のマナーを押さえて失礼のない引き出物を贈りたいものです。

結婚式の引き出物が必要な理由

欧米の結婚式では、結婚式にご祝儀をもらう習慣がありません。そのため、ご祝儀のお礼である引き出物という習慣もないようです。

一方、中国や中国文化圏での結婚式では、日本と同様「ご祝儀」をもらう習慣がありますが、そのお金は福のおすそ分けということで、貰いっぱなしにするのが当たり前のようです。

昔の引き出物

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こうして見ると、結婚式の引き出物というのは、日本独自に発達した習慣であることが分かります。

日本の結婚式では、昔は引き出物として、馬を贈る習慣があったと言われています。馬を庭先に「引き出す」ことから引き出物と呼ばれたのだそう。

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平安時代頃から続くこの引き出物の習慣は、やがて時代や地域ごとに少しずつ贈るものが変わっていきました。

また、引き出物を贈るというのは、結婚式の時だけではなく、お通夜の際にもお渡しします。冠婚葬祭の席に、隣席してくださった方々への返礼という意味を込めた、日本独自の文化です。

現代の引き出物

昔の引き出物は贈るものが決まっており、地域によっては、鰹節や赤飯など、伝統や風習にしたがって引き出物を配る習慣が残されています。

一方で、現代の結婚式の引き出物の選び方は、昔とかなり違ってきており、受け取る参列者の方に喜ばれる品を贈るというのが、定番になりつつあります。

引き出物の相場は、贈る相手が親族や上司の場合は、当然同僚や友人の相場と異なりますので、あえて、相手の方にふさわしい品を考えて贈るというのが、新しい選び方の基準となっているのです。

また、結婚式を挙げるカップルが引き出物を決めるのではなく、カタログギフトなどで、参列者に思い思いの品を選んでもらうというやり方が人気で、相場を配慮した上で、予算に応じたカタログギフトを引き出物として贈る方が増えています。

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結婚式の引き出物の相場

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日本の結婚式には、欠かせない贈り物となっている引き出物。人気のアイテムは、カタログギフトや食器類などですが、贈る相手によっては、失礼に当たる品物もあります。

また、他の方の結婚式と比べて、引き出物の金額が相場よりも大幅に下回ると、受け取った方も、少し残念な気持ちになるかもしれません。

結婚式の相場は低すぎても高すぎてもダメ

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引き出物を選ぶ際には、どんな相手には、どのぐらいの金額のものを贈るのがちょうど良いのか、相場を把握しておくことが重要です。

相場より安い引き出物を贈るのもマナー違反ですが、相場よりもあまりにも高いものを贈るのも、受け取った方にとっては、気が引けてしまうもの。あくまでも妥当と思われる予算を組みましょう。

金額の相場は都道府県によって違う

結婚式の引き出物の相場は、実は、地域性がかなり出るもので、日本国内でも、エリアによって、まったく金額が違っています。

例えば、ご祝儀ではなく、会費制で結婚式のお祝いを受け取る北海道においては、引き出物の相場は、他の地域よりもやや低めです。これは、結婚式のご祝儀も他の地域と比べてやや低めだからかもしれません。

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一方、全国でも有数の派手な結婚式を挙げることで有名な名古屋や東海地方では、ご祝儀の金額も全国平均より上であることから、引き出物の相場も、他の地域より高めです。引き出物の数も、他の地域に比べると多いという特徴があります。

引き出物にする品物も、挙式するカップルが独自に選んだものだけでなく、地域の伝統的な風習にしたがったものを贈るという習慣が残っており、選び方もある程度決められているようです。

引き出物の個数

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結婚式の引き出物は、相場や選び方にも気を配る必要がありますが、何個引き出物をお渡しするのかということについても、マナーがあります。基本的に2で割れる偶数は、縁起が悪いとされています。

縁起を担ぐという意味で、できれば奇数個の引き出物を結婚式でお渡しする方が良いマナーとされていますが、持ち帰る参列者の負担も考えて、引き出物1個、引き菓子1個の合計2個をお渡しするカップルもいるようです。

最近では、引き出物の数を気にする方はそれほどいないようですが、これについても地域性がありますので、分からない場合は、結婚式場や両家のご両親に確認してみてください。

結婚式の引き出物の相場は贈る相手で変えるべき?

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結婚式の引き出物は、相場が地域によって違うこと、そして選び方にも地域性があるということが分かりました。

結婚式に参列される方は、親族、会社の上司、同僚、そして友人と、新郎新婦と様々な人間関係でつながっている方々です。

「友人・同僚」に渡す引き出物の金額相場

結婚式でいただくご祝儀の金額も立場によって大きく異なるのに、まったく同じ引き出物をお渡しするというのも、ちょっと配慮が足りないかもしれません。

そこで、ここからは、結婚式の引き出物の相場を、贈る相手別に、どれぐらいの金額なのか、ざっくりとご紹介していきます。選び方の基準にもなりますので、ぜひ、参考にしてみてください。

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結婚式でお渡しする引き出物の相場は、出席者に出す食事代の3分の1ぐらいが目安と言われています。結婚式で友人にお渡しする引き出物の相場は、3品で5000円から7000円ぐらいが良いでしょう。

お料理の値段は、大体15000円から25000円前後のコースが多く、3分の1というと、5000円から7000円ほどです。おそらく、ご祝儀を包んでくださる友人には、このぐらいの額が妥当です。

「上司・目上の方」に渡す引き出物の金額相場

続いて、結婚式で目上の人や上司にお渡しする引き出物の相場についてです。先ほどの同僚や友人に比べると、上司や目上の方は多めにご祝儀を包んでくださる場合が多いようです。

3品で5000円から10000円ぐらいの引き出物を用意するのが、選び方の基準となります。お祝いを多くいただく可能性だけでなく、スピーチや乾杯の音頭を依頼した場合も相場より高めに用意しましょう。

来賓として出席してくださったことへのお礼を兼ねて、失礼のないように引き出物を選ぶのがマナーです。

他の方と袋の中身が明らかに違って見えたりすると、失礼に当たります。受け取られた方も周りの方も、気にならないように、さりげなく贈り分けられるように配慮してください。

「親族」に渡す引き出物の金額相場

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続いては、親族にお渡しする引き出物の相場についてです。結婚式では、親族の方からたくさんのご祝儀をいただきます。遠方と言うことで、結婚式には参列できないけど、お祝いだけ送ってくださる方もいます。

親族への結婚式の引き出物は、親族同士で金額や相場が決まっている場合もあります。まずは、両家のご両親に確認して、どの程度のものを贈るのがふさわしいかを聞いてみましょう。

両家のご両親に確認しても、特に決まった金額がなかった場合は、親族には、3品で8000円から15000円ぐらいの引き出物を用意するのが、結婚式での相場のようです。

叔父叔母などの中には、一人で10万円以上のご祝儀を包んでくださるケースもあるようですので、もし、親族への引き出物の予算が、あまりにもいただいたご祝儀と差がある場合は、後日別途お礼の品をお贈りするのがマナーです。

結婚式の引き出物の準備方法

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結婚式の引き出物の相場は、大体分かりました。贈り分けをしたくない場合は、結婚式が終わった後、後日、何かお礼の品をお送りするという形で対応してもかまいません。

続いては、結婚式の引き出物の選び方には、どんな方法があるのかについて見ていきましょう。選び方のマナーやポイント、そして人気の引き出物を探すには、どのような方法があるのか、参考にしてみてください。

式場で用意されているリストの中から選ぶ

結婚式の引き出物の選び方、一つ目は、式場で用意されている引き出物リストの中から、選ぶという方法です。

親族や上司など、失礼があってはいけない方への引き出物を選ぶ際に、一番マナーの心配がいらない人気の選び方が、式場の引き出物リストを利用するという方法です。式場によって揃えている商品が違うので、その辺も式場選びのポイントに。

ネットショップで選ぶ

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続いてご紹介する結婚式の引き出物の選び方は、ネットショップを利用するという選び方です。挙式前は、いろいろと準備が多くて、ゆっくり引き出物を選ぶ暇がないというカップルもいるかもしれません。

ネットショップは、わざわざ出向く必要おもなく、家にいながら簡単に引き出物を選べる方法として、忙しいカップルに人気です。ネットで検索すれば、人気商品も一覧で分かるので、選びやすいという声も。

ネットショップの場合は、直接参列者の自宅に配送してくれるサービスなどもあり、引き出物を参列者が持ち帰るという手間を省けるという利点もあります。こういった利便性が人気の秘密でもあるようです。

両方を併用する

結婚式の引き出物の選び方は、大きく分けて2通りありましたが、どちらも併用するという選び方が、もっともフレキシブルで人気があるようです。

親族や上司など、きちんとした引き出物を贈りたい方には、結婚式場のものを選べばマナーもばっちり。親しい友人や同僚には、相手の好きなものをネットで探して、人気商品を贈るという選び方でも問題ありません。

結婚式の引き出物を選ぶ時間的な余裕と相場や予算との兼ね合いも考えながら、自分たちに合った方法で引き出物を選んでみてください。

結婚式の引き出物の選び方

結婚式の引き出物を選ぶには、他にも、配慮すべきマナーや基準があります。結婚式場のリスト以外から引き出物を独自に選ぶ場合は、相手に失礼のないような品物を選ぶというのも重要です。

夫婦二人の共同作業として、受け取る方の笑顔を思い浮かべながら選ぶというのは素敵なことですが、迷いすぎて、なかなか決められないとうケースも多々あるようです。

また、結婚式の引き出物を選ぶ基準には、相手の方への配慮、自分たち夫婦2人の意見、そして地域の風習といった、他にも気にすべきポイントがあります。

地域の風習に合わせて選ぶ

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結婚式の引き出物の選び方で、必ず知っておきたいマナーの一つが、地域の伝統や風習にしたがうということです。

関東地方では鰹節、北陸地方では、記念品の他に、松の葉を贈ったり、東海地方では引き出物の他に赤飯を贈ったりと地域性が出ます。赤飯や折詰は、日本各地の広い範囲で結婚式の引き出物になっているようです。

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九州地方の結婚式では、引き出物とは別にかまぼこを贈る地域があったり、四国では、折詰などを贈る習慣もあります。

親族への引き出物には、こういった地域の習慣や伝統を踏襲した引き出物を入れるのもマナーです。夫婦の出身地が別々の場合は、両家の親族それぞれにお互いの地域の引き出物を両方入れるというアイデアもあります。

ただし、予算の兼ね合いもありますので、両方の地域の引き出物を全員に入れるのが難しい場合は、お互いの出身地の引き出物をそれぞれの親族に入れるというやり方が無難で良いかもしれません。

二人が気に入ったものを選ぶ

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また、引き出物の数も、結婚式が派手な東海地方や北陸地方は、平均して5品ほど贈るのがマナー。一方、簡素な結婚式が多い、北海道や東北地方では、引き出物は1品でそれほど伝統的なアイテムもありません。

結婚式の引き出物の選び方としては、カップルで気に入ったものを贈るという選び方も人気です。二人の思いを込めて贈りましょう。

相場で選ぶ

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結婚式の引き出物の選び方は、やはり相場を参考にして選ぶという選び方がもっとも人気です。もらった方が、引き出物の袋を開けてがっかりするということにならないように、見栄えも考えて選ぶのがポイントです。

カタログギフトであれば、選べるアイテム数が多いものが人気のようです。できるだけ、いろいろな商品が載っている品数の多いカタログギフトを選ぶようにしてください。

親族、上司、同僚、友人とそれぞれの相場を参考にして、相手のご祝儀に対して遜色のない内容の引き出物を贈るというのがマナーのようです。

注意!結婚式のマナー違反引き出物とは

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結婚式は、普段と違って大変おめでたい席です。両家のご縁を結ぶ門出となる晴れの日に、ケチがつくようなものを贈るのはマナー違反。

また、結婚式という席は、挙式するカップルだけではなく、そこに隣席してくださる方とのご縁を結ぶという意味も込められています。

縁を切ってしまうような縁起の悪いもの

親族や友人、そして来賓の方も含めて、皆さんに福のおすそ分けができるようにしたいものです。

結婚式の引き出物には、どんなに人気があっても、贈られた相手の方との縁を切ってしまうような、縁起の悪いものを贈らないのがマナー。

目上の人に失礼になるもの

結婚式の引き出物を贈る際のマナーとして、相場程度のものを選ぶのも重要ですが、中には目上の方に差し上げると失礼なものもあるので、注意が必要です。

例えば、目上の方には、踏み台にするようなイメージのある引き出物を贈るのはマナー違反です。例えば、靴やシューケア用品、靴下など、足に身につける引き出物を選ぶのはやめましょう。

割れ物や刃物

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縁起を担ぎたい結婚式の引き出物としては、「切れる」という言葉を連想させるものを贈るのも、マナー違反。

ハサミ、包丁、ナイフなどは刃物を引き出物にしてしまうと、マナーを疑われますのでご注意ください。

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結婚式の引き出物として、食器類は人気があります。割れ物も、本来は、マナー違反な引き出物と言えますが、最近では、気にしない方も増えているようです。

親族への引き出物や同僚への引き出物としても、食器は人気ですので、刃物は完全にマナー違反ですが、食器は許容範囲と考えても良さそうです。

「贈り分け」をするときも注意が必要

結婚式の引き出物は、相場に合った品物を選ぶというのも、重要ですが、贈り分けをするということは、他の方と差が出てしまうということです。

そこで、贈り分けをする場合は、外見が他の方のものと同じような包装にし、見た目が分からないようにするのもマナーです。

結婚式に人気の引き出物

結婚式の引き出物として贈ってはいけないものや、贈り分けする際のマナーについてご紹介しました。

相場に合った引き出物を選ぶのも、重要なポイントですが、できれば、予算の範囲内で素敵なものを引き出物に選びたいものです。

一人暮らしの方に贈りたい引き出物

そこでここからは、マナーと相場を押さえた上で、結婚式の引き出物として人気のアイテムを贈る相手別に見ていきましょう。

一人暮らしの人への引き出物としては、カタログギフトが人気です。また、引き菓子も一人で食べきりやすいサイズにするなど配慮するのがマナー。

ご夫婦で来てくれた方向けの引き出物

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結婚式に夫婦で出席してくれた方への引き出物は、ご夫婦で使えるようなペアのアイテムを贈るのが人気です。

また、ご祝儀も2人分包んでいただいている場合が多いので、相場より、少し多めの引き出物をセットで差し上げるのが良いでしょう。

主賓や恩師向けの引き出物

来賓や恩師として結婚式に主席してくださった方への引き出物は、相場より予算を高めにするのがマナーです。

人気のカタログギフトは、10000円から15000円ぐらいのコースを選べるようにしておくと良さそうです。

親族に感謝を込めた引き出物

親族の方のご祝儀は、他の結婚式の参列者よりも高めでした。相場より高めの15000円前後からのコースで引き出物を選ぶのがマナーです。

結婚式の引き出物として、親族の方に差し上げるものは、先ほどマナーの項目で紹介したブランド食器なども人気です。

また、親族への引き出物には、必ず、ご当地の風習にそった縁起物を入れるというのも大切なマナーです。鰹節や赤飯など、嫁ぎ先の伝統のものは、お姑さんなどに相談して必ず入れるようにしておきましょう。

御礼の気持ちをこめたお菓子の引き出物

結婚式の引き出物として、人気があるアイテムには、引き菓子もあります。洋菓子なら、バウムクーヘンやパウンドケーキなど、日持ちのするタイプの引き菓子が人気です。

引き菓子も、地域性があり、地元の特産品などを使用したスイーツなども人気です。引き菓子の相場は、一つ1000円から2000円前後のものが多く、親族から同僚まで参列者全員に配る場合が多いようです。

結婚式の相場からオーバーしそうな場合

結婚式の引き出物の相場は分かりましたが、お世話になった方への引き出物は、予算をオーバーしがちです。人気のアイテムを引き出物に選びたいのはやまやまですが、結婚式には、他にもいろいろとお金がかかることが出てきます。

そこでここからは、結婚式の引き出物を選ぶ際に、人気のあるものや親族向けの高級品などを含めても、全体の予算がオーバーしないようにするためのポイントをいくつかご紹介致します。

引き出物を持ち込む

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結婚式の引き出物を、式場にある引き出物リストから選ぶと、外部で購入するよりも、かなり割高になります。相場と同じ程度の値段で、外部から持ち込みする方が、予算を抑えられるのでおすすめです。

ただし、引き出物を持ち込みする場合は、袋入れの準備など結婚式場側の協力をお願いしなければならないケースがほとんどです。持ち込みするタイミングや期限については、よく打ち合わせをしておく必要があります。

また、持ち込みする場合は、引き菓子などは、賞味期限をよく確認しておくことも重要です。お預かりをお願いしている間に賞味期限が切れることのないよう、十分注意しましょう。

宅配引き出物も人気

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もう一つ、結婚式の引き出物の予算を押さえる方法として、宅配引き出物を利用するという方法も人気です。結婚式場の引き出物と違って、予算も低く抑えられるので、相場程度の品をより安いコストで揃えることができます。

また、結婚式から帰る際に、参列者の方が重い引き出物を持って帰るのもなかなか大変です。少し重い引き出物を選びたい場合は、宅配引き出物を利用すると、参列者の方にも喜ばれます。

宅配引き出物をりようする際のポイントとしては、当日引き出物がないと思われないように、カードなどを入れて「後日お届け物があります」ということを知らせましょう。年配のご親族など、参列されない方にもおすすめです。

結婚式の引き出物経験談

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結婚式の引き出物の選び方や、マナーをご紹介してきました。相場も押さえて、予算を低く抑える方法もしっかり勉強しましたが、実際に、何を選ぶかという段階になると、まだ迷うという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、最後の結婚式で引き出物を贈った先輩花嫁さんの声や、実際に、来場されたゲストの方の声を参考にしてみましょう。引き出物を受け取る側と贈る側の両方の経験を参考に、どんな引き出物がふさわしいかを考えてみてください。

主催者側の失敗談

結婚式の主催者である新郎新婦側の失敗談としては、引き菓子が、要冷蔵であったため、結婚披露宴が終わった後、急いで持ち帰らなければならなくなり、ゲストの方のご迷惑になったという声がありました。

他にも、親族はともかく両親には引き出物はいらないと言われてしまい、両親への引き出物をを用意しなかったが、なにか記念になるようなものを贈れば良かったと後悔したという声もありました。

結婚式の引き出物を両親が辞退するケースは、よくあることですが、できれば、何か感謝の気持ちを表せるようなものを用意すると良いでしょう。

ゲスト側の経験談

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結婚式の引き出物の失敗談、ゲスト側の意見はどうでしょうか?記念品としていただいた品物、贈る側からは人気のある食器なども、贈られる側としては迷惑なアイテム第1位にランクインしていました。

食器は、使う人の好みがあり、自分の手持ちのものとテイストが合わなければ処分するという声も多いようです。また、大きな食器などは、一人暮らしの方には、使いこなせないといった声もありました。

他にも、結婚式の引き出物として、贈る側が選ぶ人気があるアイテムには、インテリア雑貨がありますが、こちらも、受け取る側としては、迷惑だと思われる引き出物のようです。

Photo byJillWellington

結婚式の引き出物として、受け取った側が困ったものには、他にもタオルや寝具などがあります。

タオルは、消耗品として、贈る側にとっては、人気のある引き出物のようですが、結婚式に頻繁に呼ばれる方は、似たようなものを何枚ももらってしまっているようです。

親族への引き出物には、タオルや寝具も良いかもしれませんが、同僚や若い一人暮らしのゲストへの引き出物としては、ふさわしくないと覚えておきましょう。

結婚式の引き出物で喜ばれたものは?

結婚式の引き出物で、贈る側の人気アイテムが必ずしも、受け取る側にとってうれしいアイテムではないということが分かりました。一体、どんな引き出物なら、喜ばれたのでしょうか?

ここからは、実際に引き出物をもらったことがある人の声の中から、喜ばれた引き出物や人気のあった引き出物について、ご紹介致します。相場を押さえつつ、みなさんに喜ばれる引き出物の参考にしてみてください。

Photo by katsuma

結婚式の引き出物として、受け取った方が喜んだアイテムには、ブランド物の食器類などがあります。

鍋や調理器具は、もらって困る引き出物にもランクインしていましたが、ストウブやルクルーゼなど自分では買わないような高級品だと喜ばれる傾向にあります。

ストウブやルクルーゼは、ドイツやフランスの鉄製の鍋で、高級調理器具の代名詞。一生ものとも言われており、とにかく長く使えて頑丈で、フォルムも美しいので人気があります。

ただし、ルクルーゼなどの重い鉄鍋を引き出物にすると持ち帰る方にとっては、重くて大変です。こういった引き出物を選ぶ場合には、宅配引き出物サービスを利用するというのがおすすめです。

ブランド物の食器類で、もう一つ、受け取った方に喜ばれる人気アイテムは、ティファニーのグラスがありました。高級ブランドの一つであるティファニーは、宝飾品も有名ですがテーブルウェアも人気。

ペアのシャンパングラスや、小さなウィスキーグラスなど、結婚式の引き出物にもふさわしい高級感のあるラインが人気です。ティファニー以外にも、キッチンアイテムを贈るなら、ブランド物にすると良さそうです。

結婚式の引き出物として、最近人気を集めているのが、体験型ギフト。テーマパークの入園券や、ヘリコプターの乗車チケットなど、後は残らないけれど、楽しい思い出が残るという体験型ギフトも結婚式の引き出物として人気です。

友人や同僚への結婚式の引き出物は、「普段自分では買わないもの」や「興味はあるけど、そこまでお金を出せない」と考えているような「プチ贅沢」気分を味わえるアイテムが人気のようです。

新郎新婦が、受け取る方をよく知っている場合は、ぜひ、友人や同僚の好みに合った引き出物をギフトとして贈るようにしましょう。相手の方も自分のことを考えてくれた贈り物ならきっと喜びます。

結婚式の引き出物は相場に気を付けて渡そう!

Photo by テッド (Ted)

結婚式の引き出物の相場と、贈る際のマナーなどをご紹介してきました。親族や上司への引き出物は、相場よりも少し高めの引き出物を選ぶのが基本。また、同僚や友人への引き出物には、本人の好みに合ったものを贈り分けするのも良さそうです。

結婚式の引き出物で贈ってはいけないものには、刃物類がありました。上司への引き出物としては、踏みつける動作を連想するようなものを避けましょう。

結婚式の引き出物で人気があるのは、カタログギフトですが、最近では、体験型ギフトの載ったカタログも人気です。今回ご紹介した情報を参考に、日頃の感謝を伝えられる素敵な結婚式の引き出物を選んでみてください。

Yukilifegoeson
ライター

Yukilifegoeson

日本語、英語を含む4ヶ国語を話すマルチリンガルライター。海外の日系ローカル紙での取材記者経験を経て、現在は、webライターとして、旅行関連メディアを中心に執筆活動中です!

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