LINEは便利だが重い・遅いことがある
ガラケーの時代、メールでやり取りしていたメッセージですが、今ではLINEを使っている人が多いと言われています。
LINEは気軽にテキストメッセージとファイルを送ることができ、さらにはスタンプを送り合うことで、メッセージのやり取りがさらに楽しくなる仕組みになっています。
既読がつくので、相手が自分のメッセージを読んだかどうかもわかります。このように便利なLINEですが、重宝に使い過ぎると、問題が起きてくる可能性があります。
LINEが重く・遅くなる時は対処法がある
かつてはガラケーでもLINEを使うことはできました。しかし、2018年3月28日をもって、ガラケーでのLINEサービスは終了してしまいました。LINEを使いたいからと、スマホに乗り換えた人も多いことでしょう。
LINEはスマホアプリの中でも、非常の重要なアプリとなったのではないでしょう?そんなLINEが重い、遅いと感じたことはありませんか?便利に使っているLINEが重いと感じたり遅いと感じたりするとと、非常なストレスになることでしょう。
LINEが重い、遅いといっても、具体的にどんな症状があるのでしょうか?重い症状の原因は何が考えられるでしょうか?症状の原因がわかれば、軽量化する対処法もあります。
LINEが重い・遅いときの症状
毎日LINEを使っていて、「重いなあ」「遅いなあ」と感じた経験はありませんか?LINEに限らず、アプリが重いのは気になるものではないでしょうか?LINEは毎日何回も使っているという人が多いことでしょう。LINEが重いと感じる時、または遅いと感じる時とはどういった症状が出るのでしょうか?
起動が遅い
LINEが重いな、遅いなと感じる症状の1つ目は、LINEの起動が遅いというものです。スマートフォンでLINEのアイコンをタップするとすぐに起動するのが普通でしょう。
しかし、LINEがなかなか開かなかったり、開くのが遅いといった症状に陥ると、相手になかなかトークを送ることができません。この症状の場合、よくやる軽量化の対処法として、スマートフォンを再起動するというものがあります。
しかしこの対処法でも症状が改善されない場合、LINEアプリやスマートフォンに原因があると考えられるでしょう。
途中で落ちる
LINEが重いな、遅いなと感じる症状の2つ目は、LINEが使っている途中で落ちるというものです。
LINEの起動はできるものの、トークを読んだり、画像ファイルを見ていたりしている途中で、突然にLINEが落ちて、スマートフォンのホーム画面に戻ってしまったという経験はありませんか?
こうした症状の場合も、スマートフォンを再起動して軽量化しても症状が改善されない場合、LINEアプリやスマートフォンに原因があると考えたほうがよいでしょう。
表示がされない
LINEが重いな、遅いなと感じる症状の3つ目は、トークや画像が表示されなくなってしまうことです。友人がせっかくトークや写真を送ってくれても、こちらで表示できなくなると、相手側にいつまで経っても、「既読」がつかなくなるという症状に陥ります。
友人はあなたの側の症状はわからりません。あなたがトークを見たかどうかわからなくなります。「LINE送ったんだけど見た?」と言われて、あなたの側で表示されていない場合、この症状が起きているということになります。
送信・受信が出来ない
LINEが重い、遅いと感じる症状の4つ目は、あなたの側からトークや画像、動画などを送信できないというものです。この症状になると、トークや写真を送信しても、エラーが起きて、送信できなくなってしまいます。
送信してもエラーメッセージが出たり、画像の横に丸い矢印のエラー表示が出たりするという症状です。さらに言えば、送信完了の印ともなっている送信時間が表示されなくなるという症状も現れます。
エラーメッセージや未送信のマークが何度も出てしまう症状に陥ると、再送信したりして送信に時間がかかります。そうすると、重たいな、遅いなと感じることが増えてくるでしょう。
文字変換が遅い
LINEが重い、遅いと感じる症状の5つ目は、文字入力の変換が遅くなるといったものがあります。この症状に陥ると、文字を入力しようとしても、変換がなかなかされず、時間がかかってしまいます。
こうした症状になるとストレスもたまり、大変不便に感じることでしょう。これもまた、LINEが重いと感じる症状の1つと言えるでしょう。
文字の変換の速度が遅い症状が、LINEアプリを使う時だけ現れる場合と、他のアプリを使っても文字変換の速度が遅い場合とでは、原因が変わってきます。
LINEだけが文字変換が遅い症状の時は、LINEアプリに原因があると言っていいでしょう。スマートフォンのどのアプリでも文字変換が遅い場合は、スマートフォン本体に原因があると考えられます。
LINEが重い・遅い時の原因
便利に使っているからこそ、LINEが重い状態は困りものです。なんとか対処法を考えたいところですが、そもそもどういった原因で、LINEが重い状態になってしまうのでしょうか?
かつてはメールを使っていた人で、今はLINEを使っているという人も多いことでしょう。メールは届いたものは、スマートフォン本体に蓄積されます。LINEはどういう仕組みになっているのでしょうか?LINEが重い状態になる原因について見ていきましょう。
蓄積されたデータが多い
LINEが重い原因の1つに、LINEアプリ内に蓄積されたデータが多いというものがあります。LINEはトークというテキストデータと写真や動画などのファイルをやり取りできます。
こういったファイルはLINEのサーバー上に蓄積され、トークを過去にさかのぼって見ることができます。トーク履歴や写真などのデータはLINEアプリ内に多く蓄積されています。これがLINEが重い原因になります。
さらに、トークルームが多ければ多いほど、蓄積されるデータが多くなり、重い原因になります。
また、やり取りしたトークの量や写真データが多ければ多いほど、蓄積されるデータが多くなって、重い原因になります。こうした原因の場合、スマートフォン本体の軽量化が重要になります。
LINEのキャッシュが蓄積されている
LINEが重い原因の2つ目は、LINEのキャッシュが蓄積されているということです。ところでキャッシュとはどういうものでしょうか?
キャッシュは同じ画面をもう一度見ようとしたとき、スムーズに表示ができるように、アプリに蓄積されるデータです。このデータは一時的なものです。
LINEアプリは、使えば使うほどキャッシュが蓄積され、それが原因で重いという症状を引き起こす場合があります。キャッシュが大きくなることが原因でLINEが重い状態に陥った場合も、軽量化が必要でしょう。
端末のストレージが圧迫
LINEが重い原因の3つ目は、スマートフォンのストレージが圧迫されているというものです。ところで、ストレージとは何でしょう?ストレージとは、写真などの画像ファイルやアプリそのものを保存しておく記憶領域のことです。
この原因となるストレージとは、スマートフォンの内部ストレージのことを指します。ROMと呼ばれることもあります。スマートフォンの容量が少ないと、ストレージが圧迫されることが原因で、LINEが重くなります。
「容量は〇〇ギガバイト」と表現されており、内部ストレージの容量を指します。LINEに限らず重い状態になる原因に、この容量不足という問題があります。
自分の持っているスマートフォンが、どのぐらいのストレージなのか調べる方法はあるのでしょうか?Android機の場合、設定画面から「ストレージ」を選択すると、そのスマートフォンのストレージ容量がわかります。
「アプリケーション」を開くと、アプリごとのストレージの利用状況がわかります。「アプリケーション」からLINEアプリのストレージ使用状況を確認することで、原因を突き止めることができます。
Android機の多くが、内部ストレージに対して、外部ストレージというものが存在します。これはmicroSDカードを挿入することで、画像などのデータを保存することができるからです。
いっぽうでiPhoneはmicroSDカードが利用できません。そのためストレージといえば内部ストレージのみになります。ではiPhoneの場合、どのようにストレージを調べればいいのでしょうか?
まず「設定」から「一般」を開きます。「デバイス」ストレージか、「ストレージとiCloudの使用状況」を開きます。
これにより、ストレージ容量とアプリごとのストレージ使用状況を把握することができます。こうすることで、ストレージが圧迫されることが原因かどうかを判断できます。
iPhoneの内部ストレージは、iPhoneで撮影した写真や動画の他、iPhone本体を動かすシステムアプリ、あとからインストールしたアプリが保存されています。LINEはこの、あとからインストールしたアプリということになります。
ストレージに保存された画像データやアプリが増え続けて、一定の割合を越してしまうと、ストレージが圧迫されて、それが原因でLINEが重いという症状に陥ってしまいます。
メモリ不足
LINEが重い原因の4つ目は、スマートフォンのメモリ不足というものです。メモリにはRAMとROMがあります。ここで原因となるメモリはRAMになります。RAMとはどういったものなのでしょうか?
RAMは起動させているアプリや見ている画像といった作業中のデータを一時的に保存する領域のことを言います。RAMの容量が大きければ大きいほど、複数のアプリを動かしたりと、一度にできる作業の処理能力が大きくなります。
メモリの確認方法はAndroid機の場合、設定画面から「ストレージ」を開き、「メモリ」を開きます。するとメモリの使用状況がわかります。iPhoneの場合は、最初からメモリ容量が決まっています。
iPhone6s、iPhoneSE、iPhone7、iPhone8は2GB、iPhone7Plus、iPhone8Plus、iPhoneXは3GBになっています。メモリの消費を消費している1番の要因は、裏側で常駐しているバックグラウンドアプリです。
同時に開いているアプリが多ければ多いほど、メモリ容量が不足する原因となります。さらに画像処理など、データが大きければ大きいほど、メモリ容量が不足し、それが原因でLINEが重い状況を作り出すと言えるでしょう。
通信状態が悪い
LINEが重い原因の5目は、通信状態が悪いというものです。トークを送信した時にエラーメッセージが出たり、送った写真の横に丸い矢印が表示される場合があります。この場合、通信状態が悪いことが原因で、LINEが重い状況になっています。
LINEのトークに大容量の動画などを送信する場合、モバイルネットワークでは容量が大き過ぎてうまくいかない場合があります。通信状態が適していないことが原因です。
LINEは常にオンラインで利用するアプリなので、通信状態が悪いとLINEの動作に大きな影響を与えてしまいます。
端末が古い
LINEが重い6つ目の原因は、スマートフォン自体が古いということです。同じスマートフォンを長い間使っていて、LINEアプリも更新しないでいると、使えなくなったり重くなったりします。PCのように、スマートフォンにもOSがあります。
OSとはオペレーティングシステムのことでスマートフォン本体を動かす頭脳にあたるプログラムです。OSが古いと、最新版のLINEアプリに対応できない可能性があります。
OSはAndroid機の場合「Android9.X」、iPhoneでは「iOS11.X」といった表示がされます。OSはアップグレードすればいいという考え方もありますが、スマートフォン本体が古いと、OSのアップグレードができない場合があります。
LINEが重い・遅い時の対処法
LINEが重い、あるいは遅い時の対処法はどんなものがあるのでしょうか?LINEが重い時、試してみるべき対処法がいくつかあります。いわゆる、スマートフォンの軽量化というものです。LINEをさくさくと見ることができるようになるため、スマートフォンの中身を軽量化して、ストレスを感じなくしていきましょう。
LINEキャッシュを削除
LINEが重い状況の時の対処法の1つ目は、LINEキャッシュの削除です。LINEにはキャッシュが蓄積されることを先述しましたが、このキャッシュは削除することができます。
キャッシュを削除しても、トーク履歴や画像、スタンプなどデータはなくなりません。安心してキャッシュを削除する対法をしていきましょう。Android機の場合、「設定」から「アプリ」をタップし、表示されたアプリ一覧から、LINEを探します。
次に「ストレージ」をタップします。「キャッシュを消去」をタップすると、使用容量に表示されていたキャッシュが0バイトになります。古い機種の場合は12KBと最小容量になります。
注意しなければならないのは「データを消去」を選択しないことです。データやアカウント情報が削除されてしまいます。
一時ファイルの削除は、LINEアプリにある設定からする対処法もあります。この対処法では、まずLINEアプリを起動します。「友達」の右上に歯車の形があります、それが「設定」です。
まず「設定」から「トーク」を選択し、「トークルーム内の一時ファイルの削除」を押すことで、一時ファイルを削除することができます。この対処法は、LINEアプリのキャッシュ消去法とどう違うのでしょう?
この対処法を行うと、有効期限が切れた写真などのファイルの確認ができなくなります。しかし、画像や動画をスマートフォン本体にダウンロード済みであれば、有効な対処方法と言えます。LINEが重いと感じたら、試してみることをおすすめします。
次にiPhoneの場合の対処法を見ていきましょう。iPhoneの場合も、LINEアプリの「設定」からLINEキャッシュが削除できます。「友達」の左上の歯車をタップすると「設定」を開くことができます。
次に「トーク」をタップし、「データの削除」をタップします。「キャッシュデータ」にチェックを入れたことを確認してから、「選択したデータを削除」をタップすると、キャッシュの削除をすることができます。
「すべてのトーク履歴」の削除を実行してしまうと、これまでのトーク履歴が削除されてしまいます。いったん削除したデータは取り戻すことができないので、この対処法をする時は注意が必要です。
トークルームの内容の整理
LINEが重い状況の対処法の2つ目は、トークルームの履歴を削除することです。使い続けるうちにトークや写真、動画の履歴がどんどん蓄積されます。
何もしなければ、友達だけでなく公式アカウントとのトークルーム履歴もたまり続け、ストレージを圧迫し、LINEが重い状況を作り出します。
トークルーム内から、不要なトークや画像データなどの履歴を削除するのが、おすすめの対処法です。不要なデータを断捨離することで、LINEの重い状況から脱することができて、LINEの軽量化を実現することができます。
まず、トークや写真を消していき、軽量化していく対処法を見ていきましょう。削除したいトークがあるトークルームを開きます。削除したいトークや写真、動画を長押ししましょう。「メニュー」から「削除」を選択します。
削除したいトークや写真、動画の横のチェックボックスにチェックを入れましょう。最後に画面下にある「削除」を押すと、削除が完了します。さらにトークルーム自体を削除する対処法もあります。
LINEのトーク画面から、削除したい「トークルーム」を長押ししましょう。メニューが出てきますので「削除」を選択します。
全てのトーク履歴を削除したい場合は、LINEアプリの「設定」から「トーク」をタップし、「すべてのトーク履歴を削除」を選択します。
ただしこの対処法では、一度削除してしまったトーク履歴を取り戻すことができませんので注意しましょう。トークルーム履歴数といった情報量が多いほど、LINEは重い状態になります。トーク履歴を削除する対処法は、LINEが重い場合、有効と言えるでしょう。
端末を再起動
LINEが重い状況の対処法の3つ目は、スマートフォンを再起動するやり方です、スマートフォンは電源を切らないまま長時間使用していると、動作が重い状況になったり、画面が固まったり、一時的なエラーを起こす場合があります。
この状況をリセットする対処法が、スマートフォンの再起動です。再起動をかけると、バックグラウンドで動いていたアプリもリセットされます。そのため簡単に軽量化することが可能です。
Android機の場合は、電源ボタンを長押しすると、「再起動」の表示が出るのでタップします。
iPhoneはバージョンによって対処法は少し違います。iPhone8以前は、上部ボタンとサイドボタンを「スライダ」が表示されるまで長押ししましょう。
スライダは横にスワイプして、電源を切ります。再び上部ボタンとサイドボタンを、りんごマークが出るまで長押しします。
iPhoneX以降はサイドボタンと音量ボタンを長押しします。ちなみにiOS11以降、iPhoneの「設定」から「一般」に進み、「システムの終了」を押すと電源を切ることができます。
端末アプリを全て終了
LINEが重い状況の対処法の4つ目は、スマートフォンのアプリを全て終了させることです。裏で動いているアプリを終了すると、スマートフォンの軽量化が簡単に可能になります。
まず「マルチタスク画面」を開いて、動いているすべてのアプリを表示させます。そこからアプリを終了させていきましょう。
Android機の場合、ホームボタンの右横にある「マルチタスクボタン」を押します。表示されたアプリを、1つずつ右にスワイプさせると終了させることができます。
iPhoneは機種によって、マルチタスク画面の出し方が変わってきます。iPhone8までの機種は、ホームボタンを2回続けて押します。するとタスク画面が開きます。iPhoneX以降の端末は、画面下から上に指をスワイプさせましょう。
マルチタスク画面を開いたら、1つずつスワイプして終了させましょう。また、マイナスボタンを1つずつ押して終了させるやり方もあります。
LINEが重い時はウイルスも疑え
ウイルスとはパソコンやスマートフォンが感染するとよくないことが起こる不正プログラムを言います。LINEに送ると動作が重くなるウイルスがあることを知っていますか?
LINEのトークメッセージを使って送ることで、LINEの動作を重くしたり、動かなくさせてしまいます。LINEウイルスの正体はUnicodeという文字コードです。
このUnicodeはコンピューターが認識する文字コードです。そのため読み取るのにとても時間がかかったり、LINEがバグってしまうUnicodeがあったりします。その場合、LINEは正常な動作ができなくなります。
Unicodeとはコンピューターが認識する文字コードです。たとえば「あ」という文字もUnicodeで読み取っています。
LINEに「あ」と入れると、スマートフォンのコンピューターは「あ」を直接認識できません。そのためUnicodeに変換して「あ」と認識し、画面に「あ」と表示させます。
LINEに特定のUnicodeを送ると、ウイルスに感染したかのように動作がひどく遅くなったり、LINEを開けなくなったりします。
それもスマートフォンが全力で読み取ろうとしているためです。したがってUnicodeは正確に言えばウイルスではありません。そのためウイルス駆除アプリで排除できない困りものです。
ではこのUnicodeをどうやって消せばいいのでしょうか?これにはパソコン版のLINEアプリが役に立ちます。そもそもパソコン版のLINEがあることを知らない人もいるのではないでしょうか?
まずパソコンにパソコン版LINEをインストールしましょう。スマートフォンと同じIDとパスワードでログインします。LINEウイルスを送ってきた相手のアイコンをクリックしましょう。
するとトーク画面が表示されます。削除したいトークの上にカーソルを合わせます。右クリックで「削除」します。パソコンならLINEウイルスを問題なく読み取れるので、この対処法はおすすめです。
端末のストレージの容量を増やすことも重要
スマートフォンでLINEをさくさくと動かすためには、ストレージに余裕があることが大事と言えるでしょう。このストレージですが、購入して、時間が経つにつれて、圧迫されていきます。理由は次々に外からアプリを入れるからです。LINEが重いと感じたら、ストレージの容量を増やして軽量化を目指してみませんか?
SDカードに移動させるのもオススメ
ストレージが圧迫されると、LINEが重い状態になるということは先述しました。画像や動画データを大量に内部ストレージに入れていると、スマートフォンの動きが重い状態になります。
内部ストレージの容量を増やすため、microSDカードに画像などのデータを移すと、スマホを軽量化できます。
ただし、これはAndroid機に限って言えることです。iPhoneには外部ストレージがありません。また、古い機種のAndroid機には、カードスロットがないものもあります。
アプリの消去法
microSDカードが利用できないスマートフォンの場合、必要のないアプリを削除することで軽量化できます。どのアプリが必要ないのかを調べるために、「設定」から確認しましょう。あまり使っていないアプリがあれば、アンインストールするのがおすすめです。要らないアプリを消去すると、スマートフォンの軽量化ができます。
LINEのストレージ量の確認法が分からない時は
スマートフォンを軽量化したいけれど、ただ闇雲に軽くするのは危険です。データが消去されてしまっては、スマートフォンの軽量化どころの話ではなくなります。
まず内部ストレージに現在、どれほどの空きがあるかを知っておいたほうがいいでしょう。容量が少なくなっていれば、内部ストレージの問題だということで、適切な対処法ができます。では、内部ストレージの状況はどうやったらわかるのでしょうか?
Androidの確認法
Android機の場合、どうやれば内部ストレージの空き容量を知ることができるのでしょうか?まず「設定」から「ストレージ」に行きます。この段階で、空き容量は表示されています。
ここに記された空き容量は、スマートフォン内部の容量であって、microSDカードの空き容量ではありません。ストレージのメニューを進むと、機器のストレージ、つまりスマートフォンのストレージがわかります。
iPhoneの確認法
それではiPhoneの内部ストレージの空き容量を調べるには、どうしたらいいのでしょうか?iPhoneの場合も「設定」から進んでいきます。「設定」を開き、「一般」をタップしましょう。「iPhoneストレージ」があるので、それをタップします。すると空き容量が棒グラフで表示されます。
アップデートで重いことを改善できることも
スマートフォンやタブレットのアプリは、常に技術開発がなされ、少しずつ進歩していっています。最初に入れたアプリをいつまでも使っていると、さまざまな不具合が起きてきます。また、スマートフォンはOSがバージョンアップを繰り返しています。OSの進化と共に、アプリの進化も必要と言えるでしょう。
アップデートはすべきか?
LINEの場合も、同じようなことが言えます。新しく技術が開発されていき、アプリで時々起こる不具合の他、途中で突然落ちたりする現象をなくすため、LINEアプリは定期的に、アプリの更新情報を出しています。
LINEアプリを最新版に更新することで、不具合を解消できる場合が少なくありません。Android機はGooglePlayストアから、iPhoneならAppStoreから最新版のLINEにアップデートしましょう。
通信状態も重い原因
LINEが重い状況の時、本体の軽量化以外に、もう1つ確認すべきことがあります。それは通信状態の確認です。LINEはインターネットを通してトークや写真のやり取りをします。スマートフォンにもモバイルデータ通信の上限というものがあります。いわゆる「通信制限」です。通信制限がかかっていると、LINEも重い状況になります。
通信状態の確認法
通信状態をまず、スマートフォンの設定から確認してみましょう。Android機の場合「設定」から「データ使用」を開くと「モバイルデータ使用量」がわかります。
iPhoneの場合も「設定」から「モバイル通信」を開くと、これまでのモバイルデータ通信料とアプリごとの使用状況を知ることができます。また、契約している携帯会社のアプリで通信状況を確認することもできます。
アプリがない場合は、ウェブからマイページにログインすると、自分が使ったデータ量を知ることができます。
Wi-Fiに接続して通信すれば解決することも
通信制限でLINEが重い状態になっている時は、モバイルデータ通信を追加購入することで解決することができます。さらに、家や最寄りのスポットにWi-Fi環境があれば、Wi-Fiに接続していみましょう。データ通信の使い過ぎが理由なら、こうすることで、LINEが重い状況を改善することができます。
LINEが重い・遅い時の対処をする前に
ここまで、LINEが重い状況の場合の軽量化について、いろいろ見てきました。スマートフォンを再起動させてみたり、LINEのキャッシュを削除したり、トーク履歴を削除したり、軽量化の方法は1つではありません。しかしここで、共通して言えることがあります。大事なデータを触れてしまう危険性です。
必ずバックアップをしよう
トーク履歴はバックアップを取っておきましょう。Android機の場合、「友達」画面から「設定」をタップし、トーク内の「トーク履歴のバックアップと復元」を選びます。Googleアカウントを押して自分のGoogleアカウントを選択しましょう。
一度Googleアカウントと連携させておけば、次回から「Googleドライブにバックアップ」をタップするだけでバックアップができるので安心です。
iPhoneでデータのバックアップをする場合、iCloudを利用しましょう。iCloudを使えばパソコンがなくてもトーク履歴のバックアップができます。まずiPhoneの「設定」からアカウント名をタップし「iCloud」を選択しましょう。
iCloudDriveを初めて利用する時は「アップグレード」の表示が出ます。それを押し、「LINE」をオンにします。LINEを開き、トーク画面の「設定」から「トーク」へ進み、「トークのバックアップ」押すと、iCloudにバックアップされます。
LINEが重い・遅い時の最終手段
ここまで、LINEが重い状況の時にするべき対処法をいろいろと見てきました。LINEの重さ、遅さを解消するには、スマートフォンの軽量化をしなければなりません。しかし、ここまでいろいろ試してみて、それでもLINEが重い状態が直らない場合、どうすればいいのでしょうか?
LINEをアンインストールする
LINEが重い状態で、どんな軽量化を試みてもうまくいかない場合、最終手段として、LINEをアンインストールしてみましょう。スマートフォンにインストールされているLINEアプリを、いったん削除します。
削除をするとトーク履歴や送受信した画像ファイルは全て消えてしまいます。したがって、LINEをアンインストールする時は、注意すべき点をふまえた上で、実行しましょう。
LINEをアンインストールする注意点
アンインストールはAndroid機ならアプリ一覧かホーム画面のアイコンを長押し、iPhoneならアイコンを長押しして、×マークを押して削除します。その後に再インストールするにはAndroid機ならGooglePlayストア、iPhoneならAppStoreからインストールします。
LINEを起動したら、必ずログインしましょう。新規登録にしてしまうと、これまでのアカウント情報が削除されてしまうので気をつけましょう。
LINEアカウントは「友達」画面右上の「設定」をタップし「アカウント」を開きます。メールアドレスとパスワードが設定されていればそれがアカウントです、まだ設定していない場合は、それぞれ設定して登録完了をしておきましょう。
LINEが重い・遅い時はデーターの軽量化をしよう
LINEが重いと感じた時は、まず再起動をかけましょう。それでも解消されなかった場合、さまざまな軽量化の方法を試してみましょう。スマートフォンの再起動だけでは、問題が解決することがない場合も少なくありません。具体的に原因を突き止めて、原因に合った軽量化をして、LINEの重さを解決しましょう。