LINEキャッシュとは
LINEのキャッシュデータとは、一時的に保存された再ダウンロードが可能なデータのことです。写真やボイスメッセージ、ファイルのデータは含みません。トーク中で送信した画像などを何度も見る際に、再読み込みの時間や速度が短いのはキャッシュデータがあるからです。
このキャッシュが溜まっていくと容量が重くなりLINEアプリの動作が遅くなるので注意してください。定期的にLINEキャッシュを削除してLINEをスムーズに使用できる状態にしておいてください。
一時的に保存されたデータのこと
写真やボイスメッセージには、それぞれ保存期間というものがあります。まずは写真ですが、トーク内で送受信した写真は保存期間の14日を過ぎると表示できなくなります。この14日を過ぎる前にデータを削除すると写真を読み込むことが出来なくなります。
画像データの他にも一時的にLINEキャッシュに保存されているデータというものがあります。それぞれ保存期間というものがあるので紹介しておきます。まず、ボイスメッセージは8日間でファイルデータが7日間です。LINEアプリを使用するのに覚えておく必要はありませんが、参考程度に目を通しておいてください。
LINEキャッシュと速度低下の関係
最近LINEの読み込みが遅いと感じることが増えたら、回線速度が低下しているという問題ではなくLINEのキャッシュが溜まっているかもしれません。LINEを使用している人は、実は気づかないうちに容量をかなり使ってしまっています。キャッシュを削除してしまう前にLINEで使用している主なキャッシュをチェックしていきます。
LINEキャッシュは容量をとる
LINEに蓄積されているデータというと、キャッシュ、画像、ファイル、ボイスメッセージです。LINEをインストール後、使用していると先ほど紹介したデータが蓄積されていき、データ容量が大きくなり動作速度が低下します。自分には不必要なLINEキャッシュデータは定期的に削除するように心がけると容量に空きが出来るので快適にLINEを使用できます。
LINEキャッシュデータ削除法
まずは自分が使用している端末は何なのかを確認するところからです。Androidなのか、iPhoneなのかによってLINEのキャッシュデータの削除方法が違います。ここからはAndroid版とiPhone版それぞれのLINEアプリのキャッシュデータ削除の方法を説明していきます。
Android端末の場合
AndroidでLINEを使用している場合は、トークルームごとのキャッシュを削除することが出来ません。LINEアプリ全体でのキャッシュを削除することしか出来ませんので、データキャッシュを削除する場合は注意が必要です。削除しても良いかよく考えてから作業を行ってください。
LINEアプリ全体のデータを削除する方法
まずLINEを起動させます。起動させたら友だちが表示されている画面を開きます。この画面の右上に歯車マークがあるのでタップします。この歯車のマークは設定と思っていただいてかまいません。次に基本設定欄の「トーク」をタップしてください。
この後に表示される画面を下にスライドさせていくと「トークルーム内の一時ファイルを削除」が出てくるのでそこをタップします。そのあと表示される画面で「削除」を選択すれば、キャッシュデータの削除が完了です。Androidの場合は、キャッシュデータ・画像データの全てが削除されてしまうので注意しましょう。
トークルームごとにデータを削除する
AndroidでLINEアプリを使用されている場合は、トークルームごとにキャッシュデータを削除することが出来ません。例えばLINEデータの写真だけ、ボイスメッセージだけの削除をしたくてもその選択が出来ないので、Androidの場合はデータ削除の前に、全て削除しても大丈夫なのかを考えておきます。
iPhone(iOS)端末の場合
iPhoneでLINEを使用している場合は、キャッシュデータの削除方法は2つあります。1つ目はAndroid版で紹介した方法と同じでLINEアプリ全体のキャッシュデータや画像データを削除する方法です。もう1つはトークルームごとに削除する方法の2つです。
それぞれやり方が違いますので、1つずつ順番に紹介していきます。iPhoneでAndroidでは出来なかったトークルームごとにキャッシュデータ削除を行えるので、AndroidでLINEを使用している人よりもLINEキャッシュデータの削除を手軽にチャレンジ出来ます。
キャッシュデータ削除前に削除してもよいキャッシュデータなのかを確認しやすいのがポイントです。Androidでもトークルームごとのキャッシュデータ削除が行えるようになってからチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
LINEアプリ全体のデータを削除する方法
まずは、LINEを起動させます。起動させたら友だち欄の左上に表示されている歯車のマークをタップします。すると設定画面が表示されるので、設定の中から「トーク」をタップします。次の画面に移ったら「データの削除」とでてくるので、そこをタップしてください。
ここでキャッシュデータの削除という画面がに移ります。上からキャッシュデータ、写真、ボイスメッセージ、ファイル、全てのトーク履歴という欄がありチェックをいれることが出来ます。自分が削除したいデータを選択して一番下に赤く表示されている「選択したデータの削除」を押してください。複数選択してもOKです。
最後に選択したデータを全て削除します。よろしいですか?という画面が出てくるので「データを削除」をタップすればLINEのキャッシュデータの削除が完了します。
トークルームごとにデータを削除する
まずは、キャッシュを削除したいと思っている人のトークルームを開きます。すると一番右上に表示される「V」マークをタップします。メニュー画面のような表示が出るので、そこで設定を選択してください。
そのまま進めていくとトーク設定という画面に移ります。そこで、トーク設定の中から「データの削除」を選択し削除したいデータにチェックを入れます。削除したいものチェックを入れたら、画面一番下に赤く表示されている「選択したデータを削除」をタップしてキャッシュの削除を完了させます。
データ削除するときの注意
アプリ全体のキャッシュを削除する場合、「すべてのトーク履歴」にチェックを入れるとメッセージや画像など全てのキャッシュが消えてしまいます。また、トークルームごとにキャッシュの削除をする場合も同じです。「トーク履歴すべてを削除」選択すると文字通り全てのキャッシュが消えてしまうので注意してください。
LINEキャッシュデータ削除Q&A
LINEのキャッシュデータを削除してしまったらスタンプはどうなってしまうのか、消してしまったデータを前の状態に戻すことができるのかなど気になる質問に答えていきます。LINEキャッシュの削除をする時の疑問で多そうなものをピックアップしましたので是非ご覧ください。
Q.消去をしたら画像やトーク・スタンプはどうなるの?
上記の方法でキャッシュデータを削除した後にLINEを利用しても目に特に大きな変化は見られません。キャッシュデータの削除は、一時的に保存されていたデータを削除しただけなのでトーク履歴や画像、スタンプ自体が消えるわけではありませんので安心してください。
ここで1つ注意しておく点があります。トークに送信された画像データなどを一度も開かずに2週間が経過し、トーク履歴を削除するとデータが消えてしまうので注意しましょう。トーク画面で一度でも画像データを開いていればOKです。
Q.データの復元は可能?
一度、削除してしまったキャッシュデータを復元することは出来ません。キャッシュデータの削除を行う時は残しておきたいデータ、消えると困るデータがないかをチェックしてから作業してください。また、一度も開いていないデータはないか確認しておくことをオススメします。
しかし、データの復元ツールなどを使って、削除してしまったデータを復元する方法もあります。一番のオススメはLINEのバックアップをあらかじめパソコンやiCloudを使って取っておくことです。
iCloudでLINEのバックアップ出来る?
iCloudと聞くと何か難しことのように感じる人が多いですが、iCloudでLINEのバックアップをとるのはとても簡単です。まずLINEを起動して設定ボタンをタップします。次に「トーク・通話」をタップし、「トークのバックアップ」から「今すぐバックアップ」をタップするとバックアップが開始します。これでLINEのバックアップが完了します。
LINEキャッシュデータを消去して速度低下を解消しよう
LINEキャッシュを削除すると、スマホ内のストレージも軽く出来ます。一度キャッシュデータの削除前と削除後でLINEのストレージ容量、動作速度を確認してみると一目瞭然です。
今や、世間でLINEはガラケー時代のメールと同じレベルで活用されている連絡手段といえます。仕事でも利用している人がほとんどです。そのLINEで写真を送受信することも多いかと思いますが、画像データは以外にも容量が大きいことを理解しておいてください。
こういったデータが蓄積されていきストレージに大きな負担をかけてしまうことがあります。こういう場合は上記で紹介した写真データを削除するとLINEはもちろんiPhone・スマホ自体の速度低下を改善することが出来るので、LINEやスマホの動作が遅くなってきたと感じたらチャレンジしてみてください。