ウツボは魚の仲間で鋭利な歯で噛まれると危険!生態や料理法などをとことん紹介

ウツボは魚の仲間で鋭利な歯で噛まれると危険!生態や料理法などをとことん紹介

魚の仲間であるウツボは鋭利な歯で噛まれると危険ですが、実は調理するととても美味しいと評判です。日本にも海外にも生息しているウツボは簡単に作ることだってできます。この記事ではそんなウツボの生態や料理法などを詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.危険だけど食べられる?ウツボの生態に迫る!
  2. 2.ウツボの基本生態
  3. 3.ウツボには毒をもつものがいる
  4. 4.日本にいるウツボの種類
  5. 5.海外のウツボ
  6. 6.ウツボの釣り方のコツ
  7. 7.ウツボ料理はおいしいの?
  8. 8.ウツボは海のギャングといわれる魚

危険だけど食べられる?ウツボの生態に迫る!

Photo bysimonesaponetto

魚の仲間であるウツボは鋭利な歯を持っていて、とても怖い見た目を持っていることで知られています。本当に近づくだけで鋭利な歯で噛みついてくるわけですが、この記事ではそんな危険だけど食べることのできるウツボの生態に迫ります。

実はウツボには日本と海外の種類がいるのですが、それぞれ違った生態や特徴を持っています。どこにでもいるウツボですが、実は初心者でも簡単に釣りを楽しむことができる事でもここ最近人気があります。

さらにそんな世界各地に分布しているウツボをどのような調理したらいいのか気になる人もいるかもしれません。ウツボ料理の中でもとりわけ人気のあるものを取り上げていくので、もしも調理してみたい人は参考にしてみてください。

ウツボの基本生態

ウツボ料理の説明に入る前にまずはウツボの基本生態をご紹介します。漢字で「鱓」とも書くことができるウツボは、そもそも日本では矢を入れるための「靫」という道具に似ているからこのような名前が付けられたと言われています。

「鱓」は部首から分かるように魚の仲間ではあるのですが、見た目から分かるように魚の中でもうなぎの仲間となっています。基本的にウツボは暖かい海を好む生態となっているのですが、世界中に分布している魚です。

ウツボは魚なのですが、実は皮膚呼吸できるという生態を持つ肉食の魚です。やはり見た目通りの生態を持っているウツボですが、次の項目から詳しくウツボの生態を説明していきます。

ウツボは魚の仲間

上記でも軽く説明しましたが、ウツボは魚の仲間となっています。世界中に200種類も存在するタイプの生態を持っていて、本当に噛まれることのある鋭利な歯がとても特徴的な肉食魚です。

もちろん日本に数多くのウツボが生息しているのですが、日本海側や太平洋にかけて広く分布している魚となります。比較的暖かい海にいる生態の魚なので、基本的に暖かいとされる海にいると考えると良いかもしれません。

何かと噛まれると怖いウツボですが、しっかりと準備すれば釣りを楽しむことだってできます。もしも釣りでウツボを手に入れることができれば、自分で釣ったウツボ料理を作ることができるようになります。

見た目通りウナギの仲間

ウツボは噛まれると痛い鋭利な歯は持っているものの、ぬるっとした細長いフォルムはまさしくウナギの親戚なのです。基本的にウツボは20cmから40㎝ほどの体長の魚で、中には1mを超す巨大なウツボだっています。

ウツボと同じ生態であるウナギ目ウツボ亜目ウツボ科とされていて、ウナギとほぼほぼ同じような魚と言ってもいいかもしれません。ウツボは噛まれるとダメージを負う歯を持っていますが、ウナギも実は少し鋭利な歯を持っています。

ウナギも噛まれると痛いわけですが、ウツボは本当に危険な歯を持っているので噛まれると危険です。実はウツボにはウナギと違って毒がある場合があるので、本当に噛まれることがないように気をつけてください。

世界中に分布している

ウツボは比較的暖かい海を好む生態を持っているわけですが、世界中のどこの暖かい海にも分布している魚です。世界中の熱帯や温帯にいる上に、ウツボは何と200種類も存在するというのがびっくりするポイントかもしれません。

もちろん分布している生態によって、全く持って違った特徴を持つウツボが生まれます。ウツボはどの種類も噛まれると痛い歯を持っているわけですが、タコなどを食べるものや貝類や甲殻類をかみ砕く種類だっています。

磯辺やサンゴ礁などに生息

基本的に200種類もいるウツボはどれも磯辺やサンゴ礁などに生息しているのが普通となっています。温かい海にはこういった磯辺やサンゴ礁がまさしく多く存在するので、ウツボにピッタリな生態と言うことができます。

実はウツボは水中から出ることのできる魚でもあるので、もしかしたら釣ってから少したっても元気な場合があります。磯辺やサンゴ礁といった生態で過ごしているウツボを釣り上げるときはいくらか注意が必要です。

丈夫な歯を持っている

ウツボは噛まれると危険な鋭利な歯を持っているわけですが、実はウツボの種類によって硬いものをかみ砕けるような丈夫な歯を持っています。こういった丈夫な歯を持ってるからこそ人間は噛まれるのを回避しないといけないわけです。

見た目はただのウナギにしか見えないのに、ウツボは口を開くととても鋭利な噛まれると痛そうな歯を持っているのが怖いとされる理由となっています。もちろんウナギもこういった歯を持っているのですが、ここまで噛まれると危険な歯はありません。

魚なのに皮膚呼吸できる!

磯辺やサンゴ礁のある暖かい海を好む生態を持っているウツボですが、実は魚なのに皮膚呼吸ができる特殊な生態があります。つまり釣り上げられた後でもしっかりと生きていることであり、噛まれる危険性があるのが注意すべきポイントです。

こういった突然噛まれるといったことを防ぐには、釣ったウツボをすぐにクーラーボックスに突っ込んでしまうのがいいのかもしれません。なんとウツボは水中から出たとしても30分は生きていられるので、陸上にウツボがいる可能性があります。

やはり陸上にウツボがいると知らないと突然噛まれる危険性があるので注意してください。もちろん陸上にいるウツボを確保しようとする際も細心の注意を払って捕まえましょう。

タコなどを食べる肉食

ウツボという肉食魚が何を主食にしているかというと、ずばりタコを食べていることが多いです。「海のギャング」とも呼ばれる狂暴そうな見た目と噛まれると痛そうな歯を持っているウツボはまさしくバクバクとタコを食べてしまうことができます。

もちろん噛まれると危険なウツボですが、実はウツボの体の表面の!セブ物をとってくれるような小動物とは相性共生しています。こちらが何かモーションをかけなければ基本的におとなしいので噛まれることがないように威嚇するのはやめましょう。

さらに水族館などにもウツボがいるわけですが、他の魚と一緒に飼育されている場合があります。こういったウツボはしっかりと飼育員から餌をもらえているので、むやみの他の魚に襲い掛かることがほとんどないのです。

ウツボには毒をもつものがいる

見た目が怖いウツボですが、実はウツボの中には毒を持っている種類もいます。簡潔に言えば、ドクウツボと呼ばれる種類なのですが、基本的に噛まれることによって毒が体内を巡ってしまう恐ろしいウツボなのです。

実はドクウツボを食べてしまうと人間の体には悪影響が出るので、もしも口にしてしまった場合はほぼほぼ食中毒が起こると言っても過言ではありません。日本にももちろんいるのですが、主に南西諸島にいるので食べたり釣ったりしないように気をつけましょう。

ドクウツボに含まれる危険な毒の名前は「シガレタ毒」と呼ばれているのですが、次の項目で具体的に説明していきます。

ウツボがもつ「シガレタ毒」

ドクウツボが持つ「シガレタ毒」とは食中毒を起こしてしまう毒素とされていて、下痢や腹痛を招く原因となっています。ウツボはおもに熱帯にいるわけですが、これらの場所にいるプランクトンの毒素とされています。

ウツボはタコなどを食べる肉食魚ですが、実はこういったプランクトンを食べる獲物を食べることによって体内に毒が蓄積されます。つまり食物連鎖によって毒を帯びてしまうようなドクウツボが生まれるというわけです。

噛まれると死に至ることも

ドクウツボは基本的に食中毒を起こす魚で、主に嘔吐や下痢、腹痛、不整脈、頭痛、筋肉の痛み、麻痺といった悪影響を及ぼしてきます。これらの症状は食べてから8時間以内に発生するので本当に危ない食中毒なのです。

「シガテラ毒」を体内に入れてしまったり、噛まれたりすることによってまだ国内で死亡例はありません。しかし、海外ではドクウツボに噛まれたり、この種類を食べてしまったりしたことによる死亡例があります。

日本ではたまにドクウツボが食用とされていることがあるので、もしもウツボを食べるのであれば細心の注意を払って下さい。

ダイビング時は要注意

Photo by 楊尚潔

基本的にドクウツボに噛まれてしまったとしても死に至るような症状は発生しないのですが、やはり噛まれないに越したことはありません。つまりダイビングする際はウツボに噛まれないように行動していく必要があるという事です。

ウツボは磯辺やサンゴ礁の陰に隠れているので遭遇することはほとんどないのですが、むやみに近づくのはやめましょう。さらにウツボをおびき出そうと威嚇するのはもってのほかなので、ダイビングするときは気をつけてください。

料理に使うウツボは毒がないもの

ウツボ料理は数多くの人々から人気を誇っているのですが、やはりドクウツボなどを食べてしまうのは危険です。実はウツボ料理は江戸時代から脈々と食されてきているので、本当に食用の魚であることは確かとなっています。

グロテスクな見た目から分かりづらいコラーゲンが豊富で臭みがないのが特徴で、もしかしたら他の魚よりも食べやすいかもしれません。沖縄や台湾ではドクウツボを食用としている場合があるので注意してください。

基本的に自分で釣り上げるウツボに関してはドクウツボ以外を使って料理するようにした方が身のためです。ウツボには様々な種類がいるのですが、次の項目から具体的に紹介していきます。

日本にいるウツボの種類

ウツボは日本にも世界中にも広く分布している魚ですが、まずは日本で見られるオーソドックスなウツボをご紹介します。簡潔に言えば、トラウツボやウツボ、ドクウツボの3種類が日本の海に生息しています。

実はウツボは水族館でも見ることができるのですが、こういった種類を知ることができれば一気に水族館も楽しくなるかもしれません。この項目ではそれぞれのウツボの特徴を説明していくので、気になる人は参考にしてみてください。

トラウツボ

まず紹介していきたい日本で見られるウツボはトラウツボとなります。見た目はウナギのような細長いフォルムをしているのですが、他のウツボとは違った本当に色鮮やかな体を持っているのが一番の特徴かもしれません。

こういった色鮮やかなオレンジの体にまるでトラのような斑点があるのがトラウツボという名前の由来となっています。主にインド洋付近に生息しているのですが、日本では本州より南の海で見ることのできるウツボです。

他のウツボと同様に沖縄付近では見ることのできないウツボとなっています。色鮮やかな見た目から分かるように食用に適していないウツボなので注意してください。

ウツボ

実はウツボという魚の中には真名がウツボと呼ばれている種類がいます。総称としてのウツボと混同してしまう場合があるので、他のウツボが釣り上げられる地域ではマウツボやホンウツボといった名前が付けられています。

見た目的にも一番オーソドックスなウツボとなっていて、はたから見ると縞模様が特徴的なウツボです。実はウツボがあまりいない沖縄でも見られるウツボなので、本当にどこにでもいるウツボと言っても過言ではありません。

どこにでもいると言うことは方言があることにつながるのですが、ウツボは場所によってナマダやジャウナギ、ヘンビ、ヒダコといった別名があります。実は食べることができる種類なので、よくウツボ料理に用いられます。

ドクウツボ

上記でもドクウツボに関する注意点を紹介しましたが、日本の中では沖縄付近の海で確認することのできるウツボです。実は沖縄では食用で親しまれているのですが、大型種の場合はやはり毒があるので注意してください。

こちらのドクウツボもオーソドックスなウツボの見た目をしているので、素人が吊り上げる場合は気をつけなければなりません。もしもこういったドクウツボを食べてみたいと思ったら、自分で釣り上げるのではなくしっかりとプロの方に頼みましょう。

海外のウツボ

次は海外で見ることのできるウツボについて取り上げていきます。ウツボは暖か海であれば、どこでも見ることのできる魚なので、本当にインド洋で見ることもできれば、カリブ海といった遠く離れた地域にだっています。

日本のウツボと同様に水族館にいるウツボもいるので、もしかしたら見たことのある人もいるかもしれません。この項目ではオナガウツボとグリーンモレイといった種類を取り上げるのですが、まさしくウツボといった見た目をしています。

やはりウツボならではの鋭利な歯を持っているので危険性はあるものの、食用として取り扱われている場合があります。

オナガウツボ

オナガウツボは比較的ウナギ寄りの見た目をしている細長いウツボとなっています。なんと最大まで成長すると3mを超すようなウツボとなっているので、ダイビング中に見かけたら驚くかもしれません。

実は日本では沖縄付近で見ることができ、海外ではインド洋や太平洋付近の暖かい海全般に幅広く生息しています。ウツボはサンゴ礁や磯辺を好むのが普通なのですが、こちらのオナガウツボは何と泥の中で生きることができます。

海外で釣り上げることのできるウツボの中では食用として扱われているので、もしかしたらウツボ料理として味わったことのある人もいるかもしれません。

グリーンモレイ

次に紹介したいグリーンモレイは大型のウツボとなっていて、さらに全長も2.5mまで成長することのできるウツボです。グリーンという言葉が入っているように、成長しきったグリーンモレイは鮮やかな緑色が特徴となっています。

海外の中でもカリブ海や太平洋、ある一部の大西洋で見かけることができるので、本当に様々な場所で釣ることのできるウツボです。オーソドックスな生態を持っているのですが、鋭い歯でがりがりと甲殻類を食すのが他のウツボと違った点となります。

本当にどこにでもいるウツボなので、スキューバダイビングを楽しんでいる人にはおなじみのウツボと言っても過言ではありません。やはり少し気性が荒いので、威嚇しないように心がけてください。

ウツボの釣り方のコツ

ここまで地域ごとのウツボの見た目や生態の特徴について説明してきました。実はこういったウツボは簡単に釣ることができるのですが、この項目ではそんなウツボの釣り方のコツをいくつかご紹介します。

もちろん素人には少し難しい釣り方となっているので、自分で釣り上げたいと思ったらプロの方に頼むのが無難です。ウツボの釣り方には穴釣りか泳がせ釣りがあるので、好きな方を選んで釣ってみてください。

どのような魚も好んでいる餌というものがありますが、ウツボも好きな餌が存在するので合わせて紹介していきます。いくつかのコツのいるウツボ釣りですが、気になる人は参考にしてみてください。

穴釣りでねらう

ウツボは磯辺やサンゴ礁に潜んでいることが多いのですが、そういったウツボを狙った穴釣りが一番おすすめです。もしかしたらカサゴやメバルを釣ったことのある人ならわかるかもしれませんが、この穴釣りではテトラポットを利用していきます。

海にはいくつものテトラポットが存在しますが、それらの隙間にウツボ用の罠を仕掛けておきます。しっかりとした道具さえあれば初心者にもできてしまう釣り方なので、道具を調達できそうでしたら試してみてください。

こういった穴釣りは他の魚にも応用できるので、魚釣りを趣味としている人は練習してみるといいかもしれません。中には釣り上げると危ない魚もあるので、十分に注意して釣りを楽しんでいきましょう。

泳がせ釣りも可

泳がせ釣りとは簡潔に言えば、生きた魚を餌として大きめの魚を釣り上げるという方法の釣り方です。やはり生きたタコなどを主食とするウツボはまさしくこういった泳がせ釣りを活用するのがおすすめとなります。

泳がせ釣りには鼻かけや背かけといった方法があるのですが、背に針を入れた方が活きがよく初心者にもおすすめの方法です。もしも活きがよすぎると釣り餌がどこかに泳いで行ってしまうので注意が必要となります。

泳がせ釣りにはどのような魚を使うこともできるのですが、もしもウツボを釣る場合に向いている魚がいくつかいます。次の項目で紹介していくのでウツボを釣ってみたい人は参考にしてみてください。

ウツボを釣るときにおすすめの餌

ずばりウツボを釣り上げるためにはアジやイワシがおすすめとなります。こういったアジやイワシは簡単に買うことも釣ることもできる種類となっているので、もしもたくさんウツボを釣りたいのであればしっかりと用意しておきましょう。

もちろん泳がせ釣り以外で餌を用意するときはアジのアラなどを使うのもおすすめです。見た目的にはグロテスクな餌となってしまうのですが、ウツボはこういった強烈な血の匂いに惹かれて食いついてきます。

しっかりと釣り方によって餌を変えていくと効果的にウツボを釣り上げることができます。もしもウツボを釣りたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

ウツボ料理はおいしいの?

ここまでウツボの見た目や生態といった特徴や釣り方について説明してきました。鋭利な歯を持っていて、中には毒性のあるウツボもいるわけですが、実際のところウツボ料理がおいしいのかどうか気になる人もいるかもしれません。

ずばりウツボ料理はかなりの人から美味しいと評判となっています。自分で料理するにはいくらかコツがいるのですが、しっかりとしたお店で食べるウツボ料理は本当においしいのです。

この項目ではそんな怖い見た目をしているのにもかかわらず、かなり美味であるウツボ料理について紹介していきます。

かなり美味らしい!

基本的にウツボに旬はないのですが、冬に締まった身になるウツボは歯ごたえがあって人気です。ウツボは歯ごたえのある白身を持っていて、うまみのある脂とのバランスがとても良いのが特徴となっています。

見た目はとても怖いのにもかかわらず、中身はしっかりとした白身魚のような味わいを楽しむことができます。活きのいいウツボを選ぶには身が締まったものや目が澄んでいる見た目のものを手に取るといいかもしれません。

比較的スーパーで見かけることの少ない魚なのですが、もしもウツボ釣りが盛んな地域で見かけることが可能です。もしも自分で調理する場合は、入り組んだ骨を処理するのに手間取るかもしれません。

調理の前に確実に息の根を止めよう

ウツボは水中から出ても確実30分ほどは生きていられるタイプの魚です。もしかしたら自分で釣ったウツボを料理してみたいと思っている人もいるかもしれませんが、しっかりと息の根を止めてから調理に取り掛かって下さい。

ウツボの身を楽しみたいと考えている人はウツボをつぶして息の根を止めるのではなく、塩水の中に浸しておくのがいいかもしれません。釣り場からそのままウツボを持って帰る場合はクーラーボックスを塩水にしておくことをおすすめします。

さらに塩もみを行うことによってウツボのぬめりを取り除き、臭みをとることができます。基本的においしいウツボを安全に食べたいのであれば、塩水は欠かせないと言っても過言ではありません。

おいしいとされるウツボ料理

ウツボ料理は基本的においしいのですが、この項目では本当に愛され続けてきたおすすめのウツボ料理をご紹介します。中には自分で調理できるものもあるので、料理に自信のある方は挑戦してみるといいかもしれません。

ウツボ料理にはたたきや干物、天ぷら、煮こごり、揚げ煮といった定番のものが存在します。ウツボはしっかりと臭みを抜かないと大変なのですが、比較的熱を加えることによって普通の白身魚と遜色ない味わいに近づけることができます。

こういったウツボ料理は漁村など食べることができるので、もしも調理が大変そうだと感じたらウツボの名産地を訪れてみるといいかもしれません。

たたき

やはりどのような魚でも愛されているたたきはウツボ料理でも人気があります。三枚おろしにしたウツボをあぶっておいて、薄く切ります。熱したウツボの骨は取りづらいので、適度に冷ましてから骨を取り除いていきましょう。

どういったたたきにでもおすすめできるのですが、ポン酢や野菜と一緒に食べるとウツボの風味を味わうことができます。ウツボにはゼラチン質の皮があるのですが、その皮の独特の脂のうまさがあります。

干物

やはりどのような魚も干物にすれば美味しくいただくことができます。簡単に塩と酒に漬け込んだウツボを揉みこんでおいて放置するだけ完成です。もしもぬめりをとるために塩につけて合った場合は少しだけ塩を少なめにするといいかもしれません。

実はウツボの干物は千葉県で愛されている料理となっていて、こういった干物を天ぷらや煮物に使っている人も数多くいます。ウツボ料理の中でも簡単に調理できるものなので、もしも気になったら挑戦してみてください。

天ぷら

上記でも軽く触れましたが、ウツボの干物を天ぷらとして揚げる人は一定数います。ウツボは骨が取るのが大変なのですが、しっかりと骨が抜かれた白身は美味なので天ぷらとして食べるのは本当におすすめとなっています。

もちろん他の天ぷらと一緒にどんぶりの上に乗せて天丼のような食べ方をするのだっておすすめです。基本的にウツボは塩もみされているので、少ししょっぱいような味わい深い天ぷらに仕上がります。

煮こごり

ウツボは白身が美味しいのですが、余った頭や骨を有効活用する料理が煮こごりとなります。しっかりと滋養がつく料理となっているので、暑い夏の日に食べれば一気に体力が回復するようなウツボ料理の一種です。

見た目的には少し悪い料理かもしれませんが、せっかく釣ったウツボを最後まで楽しみたいという人は作ってみるといいかもしれません。作っている最中に塩や醤油、酒を入れるとより一層味わい深い煮こごりが出来上がります。

揚げ煮

最後に紹介したいおすすめのウツボ料理は揚げ煮になります。実は和歌山県でよく食べられている料理なのですが、別名「小明石煮」と呼ばれています。もしも三重県のウツボを取り扱っている料理屋に行けば出会うことができるかもしれません。

もしも自分で揚げ煮を作る場合は皮がついたままのウツボを純粋に揚げるだけで完成してしまいます。和歌山県では主に甘塩っぽい味付けをすることが多いので、気になる人は実践してみてください。

ウツボは海のギャングといわれる魚

Photo byMartinStr

海のギャングと呼ばれるウツボは鋭利な歯を持っていて危険なのですが、調理するととてもおいしくいただくことができます。実はウツボは世界中に分布しているので、ダイビングすれば見かけることもあるかもしれません。

この記事ではそんなウツボの生態や釣り方、おすすめの料理法を紹介してきました。コツをつかめば簡単に釣ることができるので、自分で釣ったウツボで揚げ煮や煮こごり、天ぷら、たたきといった料理を楽しむことだってできます。

ウツボはどのような料理にもアレンジすることが可能なので、もしも気になる料理があればぜひ調理してみてください。

aliceusa
ライター

aliceusa

ファッションやグルメ、ゲームなど様々なジャンルに興味を持っています。最新のトレンドに追いつけるように、日ごろからSNSなどをチェックしています。こういった知識を生かして、タメになるような楽しい記事を書いていきます!

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