ハンドクリームは顔にも使える!
肌を乾燥などから守ってくれるケアクリームは、冬の時期のみならず、一年を通して使っている人も多いでしょう。
手を乾燥から守ってくれるハンドクリームや、顔用のケアクリームに、かかとケア用など、気になる箇所に応じて様々な種類のケアクリームがあります。
しかし、ケアクリームの種類が多くなってくると、併用して使えるクリームはないかと、考えるかもしれません。そこで、今回は「ハンドクリーム」を顔に塗っても大丈夫なのか、方法や注意点と一緒に紹介していきます。
ハンドクリームを顔に塗った時の肌への効果
ハンドクリームを顔に塗ることができるかを判断する上で、まずは、それぞれの違いを押さえておきましょう。
まず、成分について、手をケアするハンドクリームにはグリセリンや尿素がよく使われており、油分が多く。保湿力が高いという特徴があります。また、クリームぞのもの固めです。
それに対し、顔をケアするフェイスクリームは、コラーゲンや、ヒアルロン酸、プラセンタなどがよく使われており、低刺激で油分は少なめ。付け心地もさっぱりしていて美肌効果のある成分を多く使っています。
十分な保湿ができる
手は、常に外気に触れているだけでなく、水仕事などでも水分も奪われやすく、体の中でも特に乾燥しやすい部分です。
その手をしっかりケアできるような成分が配合されている「ハンドクリーム」は保湿力も抜群で美肌効果もあります。そんなハンドクリームを顔に塗っても大丈夫とされていますが、手に比べて、顔の皮膚はデリケート。
ハンドクリームを顔に使うときには、低刺激タイプのものや、尿素が含まれていないものがおすすめとされています。
ハンドクリームを顔に塗る時の正しい使い方
それでは、ここから、ハンドクリームを顔に塗る時の正しい使い方を紹介していきます。「顔」は体の中でも、特に刺激に弱い部分になるので、ハンドクリームを顔に擦り付けるように塗るような使い方はしないように注意しましょう。
また、油分が多く、使い方を守らないと、美肌どころか、肌トラブルの原因になってしまうこともあるので、この点にも注意が必要です。
手順①洗顔
ハンドクリームを顔に塗る時の正しい使い方の最初は、「洗顔」です。顔用のケアクリームを使うときも同じです。
顔に付いている皮脂や汚れがある状態で、ハンドクリームを塗ってしまうと、ニキビをはじめとする肌荒れの原因にになります。
できれば、石鹸や洗顔フォームを使って汚れをしっかり落としましょう。注意点として、このきに、力をれて顔を洗ってしますと、肌が傷ついてしますため、優しく洗うように心がけましょう。
洗い終わったら、柔らかいタオルで顔の水気を拭き取ります。このときも、顔を洗う時の注意点と同じように、顔の肌を傷つけないようにやさしく拭き取るようにしましょう。
手順②クリームを手で温める
ハンドクリームを顔に塗る時の正しい使い方の次のステップは、「クリームを手で温める」です。普段からハンドクリームと顔用のクリームを使っている方であれば分かりますが、固さが全然違います。
ハンドクリームは顔用のクリームに比べて固いため、そのまま使ってしますと、塗る時に力が入ってしまい、顔の肌を傷つけてしまうことになります。
また、温めることで、顔に馴染みやすくなるという効果もあります。ハンドクリームの種類によって、乳液のようにサラサラしているものもあり、そちらはそのまま使っても大丈夫です。
手順③少量のクリームを均等に伸ばす
ハンドクリームを顔に塗る時の正しい使い方の最後は、「少量のクリームを均等に伸ばす」です。たくさん使えば、それだけ効果があるように感じるかもしれませんが、実際のところは逆効果です。
特にハンドクリームは油分が多いため、顔の毛穴が詰まる原因になり、また、顔にハンドクリームを塗った後も、ベタつきも残るので、ティッシュなどで抑えて油分を減らす方法もあります。
使う人の好みもかるので、最初は「少量を伸ばす使い方」からはじめて、好みの量を見つけるのがおすすめです。
ハンドクリームを顔に塗る時の注意点
正しい使い方をすれば、顔にも塗ることができる「ハンドクリーム」ですが、本来の用途とは違う使い方をするので、最低限、確認しておかないとならない注意点もあります。
そこで、ここからは「ハンドクリーム」を顔に塗る時の注意点を3つのポイントで見ていきます。今使っているハンドクリームが顔にも使えるかどうかを考えている人は、しっかり確認をしておきましょう。
成分確認
ハンドクリームを顔に塗る時に注意したいポイント1個目は「成分」です。ハンドクリームは「保湿」を第一の目的に作られていることが多く、成分も「保湿」に効果的な「尿素」などが多く含まれています。
しかし、手に比べて、顔の皮膚はデリケートなため。赤みやかぶれなどの皮膚トラブルを引き起こしてしまうこともあります。ハンドクリームを顔に塗るときには、事前に顎の下側などに少し塗り、パッチテストをするようにしましょう。
ニキビができやすくなることも
美肌の大敵「ニキビ」も、ハンドクリームを顔に塗る時に注意したいポイントです。ハンドクリームは手を乾燥から守ってくれるほどの「油分」を含んでいるため、顔に塗ると、油分が多くなりすぎてしまい。ニキビができやすくなってしまいます。
保湿をしてくれるからと、大量に塗りすぎないように注意するのはもろん、しっかり洗顔をして、顔のケアを心がけるようにしましょう。
肌への刺激は肌荒れ・かゆみの原因に
ハンドクリームを顔に塗る時に注意したいポイント3個目は「肌への刺激は肌荒れ・かゆみの原因に」なることです。すべての人に起こるわけではありませんが、皮膚が敏感な人は注意が必要です。
元々、ハンドクリームは、顔に塗ることを前提にしていないため、肌に対して刺激を多く与えてしまう傾向があります。また、油分が多いため、「油焼け」の症状も起きやすくなります。
これも、ハンドクリームを顔に塗る前にパッチテストをしてみることで、防止することができますが、敏感肌の人であれば、顔専用の保湿クリームのを使ったほうが良いかもしれません。
顔にも塗れるおすすめのハンドクリーム
ここまで、ハンドクリームを顔に塗る時の使い方や、注意するポイントを見てきました。高い保湿力を持っているハンドクリームですが、顔に使うときには、できるだけ顔に刺激を与えない工夫や、ハンドクリーム選びが必要になります。
そこで、最後に顔にも濡れるおすすめのハンドクリームを3商品紹介します。ドラッグストアでも手軽に手に入るものを厳選しました。
おすすめ①ニベア青缶
花王 ニベア クリーム 青缶 大缶 169g
参考価格: 461円
ハンドクリームの王道ともいえる「ニベアクリーム」の青缶です。公式に、顔にも身体にも、全身のスキンケアにとあり、誰でも、一度は使った事があるかもしれません。
ニベアは、皮膚を油膜でコーティングし。油分を逃さないことを中心にしている成分になってるため、乾燥肌の人におすすめです。クリームは少し固めなので、しっかり手の上でやわらかくしてから使うようにしましょう。
内容量 | 169g |
---|---|
主な成分 | 水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、他 |
おすすめ②ユースキンA
ユースキンA
参考価格: 955円
ひび、あかぎれ、しもやけなどの皮膚トラブルのケアに定評がある「ユースキン」には、保湿成分に加え、美肌効果もあるとされる「ビタミンB2」も含まれています。
塗ったあとからすぐに肌がうるおい、高い保湿効果が保たれます。使い方には、「するん!」と変化するまで、しっかりすり込むようにありますが、顔への刺激が強くなりすぎないようにして使うようにしましょう。
内容量 | 120g |
---|---|
主な成分 | トコフェロール酢酸エステル、グリチルレチン酸、dl-カンフル、ビタミンB2、他 |
おすすめ③ロクシタン・シアバター
ロクシタン シアバター 150ml / L'OCCITANE
参考価格: 3,780円
100%自然由来の植物性保湿クリームです。手などの肌はもちろんに、髪や、爪、唇になど、全身のどこにでも使うことができ、年齢・性別を問わず誰でも使う事ができます。
また、クリームの主な成分になっている保湿成分「シアバター」の融点が約36℃。顔に塗る前に手のひらで温めるだけで、クリームをなめらかにすることができます。
内容量 | 150ml |
---|---|
主な成分 | シア脂 |
顔にも塗れるおすすめのハンドクリーム一覧比較表
商品 | |||
---|---|---|---|
商品名 | 花王 ニベア クリーム 青缶 大缶 169g | ユースキンA | ロクシタン シアバター 150ml / L'OCCITANE |
価格 | 461円 | 955円 | 3,780円 |
内容量 | 169g | 120g | 150ml |
主な成分 | 水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、他 | トコフェロール酢酸エステル、グリチルレチン酸、dl-カンフル、ビタミンB2、他 | シア脂 |
商品リンク |
ハンドクリームの使い方を守り美肌ケアをしよう!
ハンドクリームは顔に塗る事ができるか?ハンドクリームと顔用クリームの違いや、ハンドクリームを顔に塗る時の方法。また、ハンドクリームを顔に塗る時の注意点と、顔に塗るのにおすすめのハンドクリームを見てきました。
高い保湿力で美肌効果も期待できますが、塗り過ぎや、刺激を与えるような塗ると逆効果になってしまいます。正しく使って、しっかりケアをしていきましょう。