写真を翻訳できるカメラアプリがある!
今回は、写真の文章を翻訳することができる便利なカメラアプリについて紹介をします。外国語と日本語の翻訳をするソフトやアプリ自体は現在はたくさん提供されていますが、文章を写真に撮り、そこから翻訳を行なえるカメラアプリが最近は人気になってきています。
通常の翻訳アプリだと、海外の言語をアプリに打ち込んで翻訳させるという作業が必要になり、入力自体が難しい言語だとうまく使用できないというデメリットがありました。写真の画像をカメラで読み取ってすぐに翻訳できるアプリは画期的で非常に便利です。
海外旅行中に手軽に翻訳をしたいと思っている方におすすめで、広く利用されるようになりました。写真の画像での翻訳カメラアプリの中で、特におすすめのアプリを紹介します。無料でダウンロードすることができるカメラアプリもあり、とてもお手軽で便利です。
写真を翻訳できると噂の「Google翻訳」
インターネット関連事業大手のGoogle社が提供する翻訳アプリである「Google翻訳」について解説をします。Google翻訳は、パソコンなどのブラウザ版とスマートフォンなどのアプリ版の二種類が提供されている人気のツールです。
広範囲の国で活用することができ、しかも無料で機能面でも非常に充実しているという点で、全世界にユーザーがいるおすすめのアプリになります。
海外旅行での強い味方になることは間違いありませんし、ビジネスなど普段の生活の中でも活用の機会は大いにあります。数ある翻訳アプリの中でも汎用性が高く人気のあるおすすめツールとして普及しています。
アプリ版でAR翻訳が可能
Google翻訳は、ブラウザ版とアプリ版の二種類がありますが、カメラアプリ版に限定された機能として、AR翻訳が挙げられます。ARとは「Augmented Reality」の略称で、拡張現実感という日本語になります。ポケモンGOなどで注目されている機能です。
翻訳したい文章をカメラアプリを通してかざすだけで、外国語だった文章が日本語で表示されるという画期的な翻訳機能を持っています。すぐに起動でき、手軽に翻訳をしてもらえるという点で、非常に便利で使い勝手が良いです。
通常の翻訳アプリなら、一度文章を入力するか写真画像の読み取りをしてから日本語をチェックするという流れになりますが、GoogleのAR機能なら、すぐに翻訳の内容をチェックすることができ、とても便利です。
何と無料で使える
機能が充実していて使い勝手が良いGoogle翻訳は、基本使用は無料で利用することができます。アプリをダウンロードすれば、だれでも無料で利用することができる破格のカメラサービスです。通信容量は負担する必要はありますが、利用料金自体は無料です。
カメラの機能を使ってAR翻訳でタイムリーに翻訳結果をチェックすることができます。AR機能を使わなくてもカメラで外国語文章を撮影して翻訳する機能ももちろん利用することができます。
最近のアプリは多くが無料で利用することができるものが多いですが、Google翻訳のように多機能で利用価値のあるカメラアプリが無料となると、とても使い勝手が良くて助かります。
対応言語は100か国語以上
Google翻訳が対応する言語は、100か国語以上だといわれています。日本人が旅行や渡航する一般的な国の言語なら、まずカバーされているので、Google翻訳カメラアプリだけあれば言語に関しては安心することができるといっても過言ではありません。
Google翻訳カメラアプリでは、日本語や英語はもちろんのこと、中国語やドイツ語、フランス語やスペイン語、ポルトガル語などほかにも多数の言語に対応しています。
Google翻訳カメラアプリなら、AR機能を使ってカメラによる投影で翻訳内容が簡単にかつタイムリーにチェックすることができるので、世界各地で便利に利用することができる安心感があります。
手書き入力にも対応
Google翻訳カメラアプリのさらに便利な機能について紹介します。Google翻訳カメラアプリでは、タッチペンなどで手書き入力をした文字の翻訳も行うことができます。
知らない言葉を翻訳アプリに入力するのは、とても難しいことです。その点、手書きなら見様見真似で書き取ることができ、そのまま翻訳することができます。
全く知らない言語の国に行くときには非常に心強いカメラアプリになります。しゃべることができないどころか、単語を知らなくても見ながら移すだけで翻訳用のデータを作成してカメラアプリに読み取らせることができます。
音声入力にも対応
さらに、Google翻訳カメラアプリの便利な機能としては、音声入力にも対応してくれている点があげられます。外国語の音声をカメラアプリに読み取らせることができれば、即座に翻訳作業を行ってくれる便利な機能になります。
実際、知らない国の言葉を声に出して音声入力をすることは難しいですが、例えば現地の人にカメラアプリに向かってしゃべってもらって、音声を読み取り翻訳してもらうといった使い方があり、おすすめです。
逆に日本語をしゃべりかけて現地の言語に翻訳してもらうことも可能です。Google翻訳カメラアプリがあれば、現地の方とのコミュニケーションが非常に取りやすくなります。
オフラインでの使用も可能
多くのアプリは、オンラインネットワークに接続している状態でないと機能を発揮しないものが多いですが、Google翻訳カメラアプリなら、オフラインの状態でも翻訳作業を実施してくれて、非常に便利です。
ただ、あらかじめ翻訳用データをダウンロードしておく必要があります。翻訳用のデータは結構大容量なものになっているため、スマートフォンの保存容量やネットワーク利用容量に余裕がない場合はおすすめできません。
インターネットにつながることができない環境の海外に行くケースの際には、オフラインでの翻訳機能のあるカメラアプリが非常に力を発揮します。ネットにつながらない状態になったとしても、落ち着いて対処をしましょう。
写真を翻訳できるカメラアプリ「Word Lens」の使い方
続いて、Google翻訳カメラアプリが持つ「Word Lens」について紹介します。Word Lensとは、Google翻訳カメラアプリが持つAR機能の名称になります。大変簡単に翻訳ができて、なおかつ広範囲の言語に対応しているので、とても使い勝手がいいです。
Word Lensの持つ機能や利用開始の仕方、利用に際しての注意点を紹介します。AR機能はとても便利ですが、使用の前にいくつかの準備をする必要があります。もれなく準備を行なって、Google翻訳カメラアプリの機能を最大限に活用しましょう。
アプリをインストールする
Google翻訳カメラアプリのWord Lensの使用の仕方を紹介します。まずは、Google翻訳カメラアプリをダウンロードする必要があります。アプリのダウンロードはもちろん無料です。
iPhoneの場合は、APP storeから、Androidの場合はGoogleplayからのダウンロードが可能になっています。iPhoneとAndroid以外のスマートフォンOSの場合はGoogle翻訳カメラアプリのダウンロードはできないので注意をする必要があります。
翻訳ファイルをダウンロードする
Google翻訳カメラアプリをダウンロードしたら、すぐにWordLens機能が使用できますが、その前に日本語の翻訳ファイルをあらかじめダウンロードしておくことをおすすめします。インターネットにつながっていないオフラインの状態を考慮してのことです。
インターネットにつながっている状態であれば、事前に翻訳ファイルをダウンロードしなくても翻訳の機能を利用することができますが、インターネットがつながらないオフラインの場合は機能が使えなくなります。ファイルをダウンロードすればいつでも使用可能です。
データ容量に注意
Google翻訳カメラアプリでの翻訳ファイルのダウンロードは簡単にできます。まず、Google翻訳カメラアプリを起動し、トップにある翻訳ファイルダウンロードバナーをタップするだけです。かなり大きな容量になるので、気を付ける必要があります。
スマートフォンのストレージの空き容量を確認して、ダウンロードして保存することができるかチェックしてから実行しましょう。また、ダウンロードの通信量が多くなるので、Wi-Fi環境での処理をすることをおすすめします。
テキストにカメラをかざす
Google翻訳カメラアプリをダウンロードし、翻訳ファイルも準備ができたら、さっそく翻訳したい文章にカメラをかざしてみましょう。AR機能が働き、外国語であったはずの文章が日本語に翻訳されて見ることができます。
画像をカメラで保存して、後で翻訳結果を見るといった使用方法もあります。ただ、WordLensのAR機能を使えば、タイムリーに直感的に翻訳結果をチェックできます。
カメラで撮影した画像での翻訳と、AR機能による翻訳を使い分けて、便利に活用することができる、便利なツールになります。
写真を翻訳できるカメラアプリの注意点
翻訳カメラアプリは非常に便利で役に立ちますが、使用する際には注意するべき点もあります。画像データとしてのテキストを翻訳することになりますので、実際にテキストを入力して翻訳する作業とはかなり意味合いが異なってきます。
便利だからといって翻訳カメラアプリの機能に頼り切るのはトラブルにつながる可能性があります。アプリで翻訳された結果が本当に正しいのか、わかる範囲で構わないので考えてみることをおすすめします。基本的な注意点を3点紹介します。
正確な翻訳にならないこともある
翻訳カメラアプリを利用する際の注意点の一つ目は、正確な翻訳にならないことがある点です。画像や写真をアプリで読み取ることになるので、画像や写真に記載されている文字が不鮮明であったり、不正確であったりすると、誤った翻訳になることがあります。
翻訳カメラアプリを利用して出てきた翻訳日本文に違和感があるときには、内容をうのみにするのではなく、別の一般的な翻訳アプリや辞書検索などで確かめるようにすることをおすすめします。誤解のまま理解をしないよう注意しましょう。
誤変換も楽しめる
画像が不鮮明であったり、文字が不正確であったりすると、翻訳カメラアプリは誤った翻訳文を出力することがありますが、逆にこれを利用してコミカルな文章を出力させて楽しむアプリの利用の仕方もあります。
特に、ゲームタイトルや雑誌、映画タイトルなどによく見られる傾向にあります。無理な和製英語などを使っているケースが多いので、これを翻訳カメラアプリを使って日本語に訳そうとするとおかしな文章になったりすることがあり、ちょっとした遊びが楽しめます。
読み取りが甘いと翻訳されにくい
翻訳カメラアプリを利用する際の注意点の二つ目は、読み取りが甘いと翻訳されにくくなる点があげられます。画像の不鮮明な状態や、AR機能起動時に手ブレ等で鮮明に画像を映し出すことができないと正確な翻訳をすることはできません。
電車など揺れている状態であるとか遠くの場所にある文章を画像にして翻訳するなどにはおすすめできません。正しく翻訳結果を出力するためには、鮮明な画像を映し出し、丁寧に利用をすることが必要になります。
ダウンロードファイルの容量が重い
翻訳カメラアプリを利用する際の注意点の三つ目は、ダウンロードファイルの容量が結構大きいことがあげられます。例えば、Google翻訳カメラアプリの翻訳用ダウンロードファイルは一言語当たり60メガバイト程度とされています。
複数の言語のファイルをダウンロードすると、かなりの容量になってしまいます。スマートフォンの保存容量を考慮してダウンロードをしないとスマートフォンのストレージを大きく消耗してしまうことになります。オフラインの使用をしないという考え方もあります。
スマホのOSにより使用できないことがある
翻訳カメラアプリを利用する際の注意点の四つ目は、スマートフォンのOSにより使用できない翻訳アプリがあるという点です。例えば、Google翻訳カメラアプリは、iPhoneかAndroidのOSでしか使用することができず他のOSの場合はダウンロードできません。
他にも翻訳アプリはたくさんありますが、アプリごとに使用できるOSに制限があることがあります。使用したい翻訳アプリが、どのOSに対応しているのか、あるいは自分が使っている機種のOSに対応するアプリは何か、チェックすることをおすすめします。
写真を翻訳できる他のおすすめカメラアプリ
続いて、写真データを翻訳することができる翻訳アプリを、Google翻訳カメラアプリ以外で紹介していきます。Google翻訳カメラアプリ以外にも、おすすめの翻訳アプリはあります。
無料で利用できるアプリも多く、便利で経済的です。無料とは思えないほど多機能で使いやすいものも数多くあります。
海外に渡航する機会が多い方や、ビジネス上で外国語に触れる機会が多い方は、様々な翻訳アプリを試してみて、自分に合った使いやすいアプリを見つけて日常的に利用することもおすすめです。
Microsoft翻訳
写真から翻訳できるおすすめアプリの一つ目は、「Microsoft翻訳」です。Microsoft翻訳は60か国語以上に対応しているアプリで、無料で利用することができます。電子機器大手のMicrosoftが提供するアプリで信頼感があります。
カメラや写真からの翻訳、音声翻訳など基本的な機能はもちろん充実していて、翻訳の精度が非常に高いことが特に大きな魅力です。ビジネスシーンなどで翻訳をする機会が多い方など、実用性を求める方に特におすすめできるアプリになります。
Naver Papago翻訳
写真から翻訳できるおすすめアプリの二つ目は、「NeverPapago翻訳」です。NeverPapago翻訳の魅力は、撮影した画像に対し、範囲を指定して翻訳することができる点です。全体を撮影して画像にして、必要な個所に限定して翻訳ができ便利です。
翻訳対応言語は11言語とそれほど多くありませんが、主要国家の言語は押さえてくれているので、メジャーな国に行く方や主要言語しか扱うことがない場合には大きな問題にはなりません。無料での利用が可能です。
Worldictionary Lite
写真から翻訳できるおすすめアプリの三つ目は、「Worldictionary Lite」です。Worldictionary Liteは、カメラでの画像のみ翻訳することができます。また、文章の翻訳には対応しておらず単語単位のみの翻訳となります。無料での利用可能です。
外国語の学習中に、わからない単語が出てきたときに辞書代わりに単語の意味を調べるなどの利用方法がおすすめです。カメラを単語に向けるだけで意味が分かるので、手軽に単語の意味を調べるのに適しています。
画像翻訳+カメラスキャナ写真翻訳機
写真から翻訳できるおすすめアプリの四つ目は、「画像翻訳+カメラスキャナ写真翻訳機」です。画像翻訳+カメラスキャナ写真翻訳機は100か国語に対応したアプリで、文章の翻訳にも対応しています。無料でダウンロード可能です。
文章の翻訳が可能ではありますが、相当なボリュームのある長文を翻訳させようとするとあまりに時間がかかってしまいアプリ自体が作動しなくなることもあります。少しずつ画像にして翻訳するなどの対応が必要になることがあります。
万能翻訳機-写真翻訳音声翻訳ソフトウェア
写真から翻訳できるおすすめアプリの五つ目は、「万能翻訳機-写真翻訳音声翻訳ソフトウェア」です。万能翻訳機-写真翻訳音声翻訳ソフトウェアは、テキスト・音声・画像の3種類の翻訳機能があり、テキストに関しては100か国語以上の言語に対応しています。
翻訳した内容をお気に入り登録しておけば、後で同じ内容の翻訳結果を読み返すことができます。対話の際にもスムーズに翻訳してくれる機能性に優れたおすすめのアプリです。無料で利用できます。
使用用途別おすすめ写真翻訳カメラアプリ
最後に、使用用途ごとのおすすめ翻訳アプリを紹介します。翻訳アプリによっては、単語の翻訳しかできないものもある一方で、長文にも対応しているアプリもあるなど、機能は様々です。
単語の翻訳、単文の翻訳、長文の翻訳などそれぞれの場合に適したアプリを紹介します。用途に応じてアプリを使い分けると、スムーズに翻訳ができるのでおすすめです。
単語を翻訳したいとき
単語を翻訳したい場合に適した翻訳アプリは、「Worldictionary Lite」です。Worldictionary Liteは単語に特化した翻訳アプリです。正しく豊富な語彙から翻訳内容を提示してくれます。
写真機能を用いて瞬時に画像の単語を翻訳してくれます。辞書代わりに利用するには最適のアプリで、学習や作業の傍らスマートフォンを置いて便利に利用しましょう。
単文を翻訳したいとき
単文を翻訳したい場合は、Microsoft翻訳がおすすめです。Microsoft翻訳は翻訳の品質が良く、誤りも少なくて信頼感が高いです。単語と短い文章なら非常に信頼できる結果を返してくれます。
ただ、長文に対してはあまり適しておらず、翻訳に時間がかかりすぎることがあります。長文を翻訳する際には、少しずつ区切って処理するか、別のアプリの利用を検討しましょう。
長文を翻訳するとき
長文の翻訳をしたい場合は、Google翻訳カメラアプリがおすすめです。かなり長い文章でも比較的短時間で翻訳してくれるので助かります。若干不自然な訳文になることがあるので、理解しづらい場合は少しずつ区切って処理してみましょう。
無料のアプリの中でも特に機能性に優れ使いやすいツールです。海外に行く前にダウンロードしておくととても安心です。
写真を翻訳できるカメラアプリを使ってみよう!
以上、写真で翻訳することができるアプリについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。とても便利で使いやすいアプリがたくさん提供されています。
写真や画像の読み取り対応が可能で、入力の手間も不要なので、短時間で処理が進められる便利なアプリを活用して、海外の渡航やビジネスの際に生かしていきましょう。