春はオフィスカジュアルでおしゃれをしよう!
会社によってはまちまちで、時として曖昧なルールのあるオフィスカジュアル。スーツのような明確な決まりごとはないとしても、超えてはいけないラインをはっきりとは示されていない分、選び方が難しいです。
やがて来る春の新しい季節に備えていろいろとアイテムを新調したいところですが、そうしたふんわりとしたルールをクリアしながらおしゃれな服装を選ぶにはどのようなオフィスカジュアルが理想なのでしょう。
おすすめのブランドやコーディネート。最新のファッションから定番コーデまで、そんな春のおすすめオフィスカジュアルのあれこれをまとめてお届けします。
春のオフィスカジュアルの服装の基本
季節ごとに服装を変化させていく「衣替え」は日本独特の風習のひとつですが、春の服装として基本的なオフィスカジュアルのコーデを知っておくことで、アイテムの選び方に迷いが少なくなります。
画一的になりすぎるのも考えものではありますが、最低限の基本を踏まえつつ、春のオフィスカジュアルとしてどのようなものが良いのかを知っておきましょう。
適切ではないファッションアイテムなどを踏まえながら、オフィスカジュアルとして正しいものを選びつつ、おしゃれで素敵なコーデを目指しましょう。
きちんと感のある素材や形
なんとなく見た印象がヨレていてだらしなくみえてしまうような素材や、デザインのアイテムは、カジュアルではなくだらけた印象を見る人に与えてしまいがちです。
そうした服装は普段着はともかうとして、仕事をするべく着るオフィスカジュアルとしてはまるでよろしくありません。基本的に職種にそったきちんとした素材の、ベーシックなデザインが残る物を基本としましょう。
ベーシックなデザインであっても、気崩してしまうような着方も避けます。あくまでも仕事場にふさわしい恰好を求められる事を前提としておくことで、余計な軋轢を避けることが出来ます。
短すぎるスカートやパンツは控える
ミニスカートやホットパンツなどの露出が多いものは足のラインが美しく見えるので選びたい人も居るでしょうが、短すぎて露出の多いものは春だけではなく一年を通してオフィスカジュアルとしてはおすすめできません。
身体のラインがハッキリと出る服装は、異性にとっても同性にとっても魅力的に映りますが会社にとってはあまり褒められたものではありません。春になって暖かくなったとはいえ、ふさわしい服装を選びましょう。
オフィスカジュアルファッションとして選ぶべき春の装いは、ひざ丈やミモレ丈のような品の良いファッションアイテムが基本です。即時的な魅力よりもシルエットで勝負しましょう。
派手すぎない色や柄
春の陽気に充てられてあまりにも奇抜なカラーリングや、柄、服装を選ぶのもNGです。メイクにも気を使いたい所ですが、職場では比較的派手に見えがちな服装ならまだしも、普段着として派手なのはいただけません。
蛍光色やアニマル柄など、派手過ぎる柄や色はそもそも春のカラーコーデとしてもおすすめできません。春らしいさわやかな服装を基本として、ベーシックカラーを基調としたワンポイント程度の柄に抑えるべきでしょう。
また、好きだからと言ってブランドもの独特の柄を全面に押し出したようなスタイルは良くありません。ブランドアイテムはワンポイント程度に押さえて、シンプルで素直なアイテムでまとめましょう。
春のオフィスカジュアルに便利なアイテム
春のオフィスカジュアルコーデを選ぶにあたって便利なアイテムをご紹介します。華美ではなく、派手でもなく、オフィスカジュアルの基本的な項目を押さえつつおしゃれな着こなしができるアイテムです。
いろいろな場面で着回しが可能になるアイテムばかりですので、その日のファッションコーデに困る前に用意しておけばきっとあなたの助けになります。
春のあたらしい気分を盛り上げながら、オフィスカジュアルとしてしっかりと機能してくれる便利でおすすめのファッションアイテムをチェックしておきましょう。
ブラウスや襟つきシャツ
定番かつベーシックな春といわず年中通して使えるファッションアイテムの「ブラウス」や「襟つきシャツ」は、さまざまなコーデに活躍してくれるオフィスカジュアルアイテムの鉄板なのでおすすめです。
シンプルで派手な物がほとんどないブラウスは、オフィスカジュアルとして定番のファッションアイテムです。数着用意しておけばそれだけで事足りているという人もすくなくありません。
襟つきシャツもさまざまなタイプやデザインのアイテムがたくさんありますので、柄はあくまでもベースカラーに沿ったものか、ワンポイント程度に留めた物を用意しましょう。
シンプルワンピース
シンプルなベースカラーで全身を統一したようなワンピースは基本的なオフィスカジュアルアイテムとして、あらゆるブランドが手がける服装として春にはとても重宝するファッションアイテムとしておすすめです。
フォーマルからカジュアルまでどのような場面でも着ることのできるワンピースは、まさに現在ファッションの万能アイテムなので、いくつかのカラーバリエーションを揃えておくのは基本中の基本です。
なるべくごちゃごちゃとしていない、シンプルな柄やつくりのワンピースを選んでおけば、さらにシーンを選ばずに着こなせるようになります。おしゃれはコーデで作りましょう。
センタープレスパンツ
パンツスタイルのオフィスカジュアルの定番アイテムは、男性のスラックスのようにパンツの足の中心部分に折り目ラインの入ったデザインが象徴的な「センタ―プレスパンツ」です。
淡い色合いやさわやかな白を基調とした色合いの春カラーを選ぶと、季節感が増すのでGOODなパンツスタイルです。オフィスカジュアルとしても普段着としても美しい印象を与えてくれます。
スカートよりはパンツスタイルの方が良い、というタイプの方には、しっかりとした印象をあたえてくれるセンターブレスパンツがおすすめです。
カーディガン
春の陽気が時として暑さを感じさせてしまうような場面では、ついついインナーを薄くして肌の露出がふえがちです。そこで、余計な肌の露出を防ぐためにもカーディガンを用意しておくと便利です。
また、まだまだ寒い春先の暖を得るための服装としても、カーディガンを羽織っておくだけで随分と暖かくなります。オフィスカジュアルとしてもごく自然なアイテムなので、いくつかのカラーで用意しておきましょう。
素材によってはシワになりやすかったり、持ち歩きにくいようなものがありますのでそうしたものは避けて選びましょう。ブランドにもよりますが、華美ではないシンプルで着まわしやすいカラーのカーディガンがおすすめです。
プレーンパンプス
職場で指定があるのであれば別ですが、特に指定のないオフィスでの足元回りの春先コーデで基本としておきたいのは「プレーンパンプス」が無難でおすすめです。一足あればそれだけで事足りる場面もあります。
淡い乳白色や暗めのカラーであれば、どのような服装にもある程度合わせることが出来るので、カラーについてはあなたの普段のオフィスカジュアルコーデのカラーに合わせて選ぶ必要があります。
サンダルやミュール。スニーカーなどがNGのオフィスであれば、パンプスをいくつかのカラーバリエーションで用意しておくと便利です。
置きジャケット
肩にそっと羽織るだけできちんとした印象にみえてしまう「置きジャケット」は、アイテムとしてのジャケットを上手く活用したコーデテクニックの一つです。派手な印象を押さえてオフィスカラーを印象付けます。
パンツとジャケットの風合いを合わせる必要はありますが、基本的にだいたいのファッションコーデをフォーマルな印象に早変わりさせる効果を期待できるので、オンとオフを切り替えられるスタイルにおすすめです。
ジャケットのチョイスはオフィスにもよりますが、ベーシックカラーの紺だけでなくグレーなども取り入れるようにすれば幅が広がります。
春におすすめのオフィスカジュアルファッションコーデ【スカート】
新入社員さんもしっかり押さえておきたい春のオフィスカジュアルファッション、続いては実際のコーデについてのご紹介です。新しい季節のイメージにあわせてどのようなコーデが最適なのか、好印象コーデテクニックまとめています。
ビジュートップス×タイトスカート
きらりとひらめくビジューがかわいいトップスと、オフィスレディらしさが際立つタイトスカートの組み合わせ。秋冬からの着回しでも使えるビジュートップスを、そのまま春コーデとして流用してしまうテクニックです。
色合いに気を付けながら、タイトスカートとのバランスを考えておくことがポイント。小物にも気を使いつつカーディガンを組み合わせても良いでしょう。
Vネックニットトップス×タイトスカート
カジュアルさとオフィシャルさをうまくミックスさせるために、首元のラインをVで残しながらタイトスカートにもかっちりとした印象付けをおこなうコーデ。アクセントに小物をうまくアレンジすれば普段着でも楽しめます。
ニットトップス×レーススカート
やわらかなカラーとほどよくしまりの効いたシルエットが全体のバランスを整えてくれるニットトップスとタイトなラインを意識させながら大人な華やかさがラグジュアリーなレーススカートの組み合わせです。
タートルニットトップス×ロングスカート
まだまだ肌寒い時期ですから、タートルニットで全体のバランスを上に引き上げたら、ロングの同系色スカートで足長効果だしつつシンプルなシルエットを作りましょう。大人コーデで決めるなら、置きトレンチコートでまとめます。
春におすすめのオフィスカジュアルファッションコーデ【パンツ】
丁度、寒さと暖かさの間を行き来する時期ですから、パンツファッションスタイルも適度な緩さと締め加減が難しい季節です。タイト過ぎるパンツスタイルを狙っていくよりは、ちょっとゆとりのあるワイド寄りがおすすめ。
前代的な服装のバランスが、下に行き過ぎないようにトップスとのバランスを考えながらコーデを考えていく事がポイントです。ブランド物ばかりにならないように気を付けましょう。
ニットトップス×ジョガーパンツ
履き心地も見た目もすっきりとして春らしいジョガーパンツには、カラーリングをあわせたニットトップスがマッチします。腰のラインまで長さをゆったりととったニットトップスで、春らしい柔らかさを出しましょう。
リボントップス×ワイドパンツ
静かにファンの多いリボントップスは、女性らしさや女の子らしさのようなかわいらしい印象を与えてくれるトップスアイテムとして人気です。そんなリボントップスを使った春らしい着こなしコーデがこちら。
ワイドパンツのゆったりとした雰囲気に、リボントップスの見せる遊び心がカッチリと収まり切らせない大人の女性を表現しています。オフィスカジュアルとプライベートを小物で使い分けています。
ニットトップス×ハイウェストパンツ
出来る女性っぽさはバランスが上によればよるほど強くなる傾向にあります。オフィスカジュアルの基本的なバランスが、足長効果を狙ってコーデを組み立てる方が好印象につながるのはそのためです。
ハイウェストパンツはそのあたりの重心を非常に上げやすいファッションアイテムですが、半面トップスがブラウスやニット以外では難しくなるアイテムです。うまく使いこなしましょう。
花柄レーストップス×ワイドパンツ
シンプルながらいつまでも愛され続けている花柄トップスを使ったコーデです。黒を基調にして、ワンポイントをかわいいピンクのバッグに持っていく事で、艶やかさを残しつつかわいい印象をコーデに与えています。
年代別の春のオフィスカジュアルコーデ【20代】
溌剌とした若さに注目をあつめやすい「20代」のオフィスカジュアルコーデのポイントは、おしゃれを楽しみたい気持ちや派手なアイテムで着飾りたい気持ちを出来るだけ抑えること。
あまりにもシンプルすぎるのも味気ないので、ワンポイントにアイデンティティを残しながら、春らしいさわやかで清々しい誰からも愛されるコーデを目標にファッションコーデを組み立てましょう。
パンツ
春の服装として穏やかなカラーもよいですが、ワイドパンツのようなすこしゆったりとしたアイテムでも張りのある生地で、軽快なイメージを作ると良いでしょう。カラーはグレー系やベージュ系を選べばより合わせやすくなります。
スカート
まだ肌寒い春を軽やかに着こなすスカートなら、ゆったりとしたロングスカートをカラーブラウスやトレンチコートで風を感じるコーデがおすすめ。全体的に淡い印象でまとめれば、さわやかで好感度高めのコーデに。
ワンピース
春は出会いの多い季節。どんなシーンにもぴったりのカラーコーデとして柄ものをチョイス。ワンピースだけで基本的なコーデが完成されてしまう分、ちょっとした小物でアクセントを入れながら愛されメイクを意識しましょう。
年代別の春のオフィスカジュアルコーデ【30代】
春の年代別オフィスカジュアルコーデ、30代のおすすめコーデをご紹介します。基本的なスタンスとしては落ち着きのあるさわやかなファッションコーデを狙います。クールで落ち着きのある印象に、上品さを備えたカラーを添えていきます。
大人のオフィスカジュアルを目指して、安っぽくならないように高見えする服装がより大人っぽさを演出できます。
パンツ
春らしい白を基調としたパンツスタイルで、さわやかで清潔感溢れる印象と、靴や小物でしっかりとオフィスカジュアルを印象付けるコーデ。仕上げにグレーのコートでぐっと締めることで落ち着いた印象がさらに深まります。
スカート
おちついたカラーのレースで、足回りとトップスのカラーを合わせてコーデしたファッションスタイルです。冬から春にかけてのトップスをニット系でまとめていくのは使い勝手の良さもそうですが、アイテムの豊富さもおすすめポイントです。
ワンピース
あたらしい季節を強く印象付けるには、白を基調としたカラーコーデはとても効果があります。服装そのものに強い清涼感をあたえてくれることもそうですが、気品や格調高い印象も同時に与えてくれるからです。
こうしたワンピースには高級ブランドがもつけばけばしさとの相性も良いので、ほどよいアクセントとして嫌味なくマッチしてくれるのでおすすめです。
年代別の春のオフィスカジュアルコーデ【40代】
貞淑さを求められがちな40代は、オフィス以外にもいろいろな場面に出向くことが増えますので、オフィスカジュアルだけを目的としてコーデをまとめていくことが少し難しくなります。
そこで、オフィス以外にも着ていくことのできるあらゆる場面で活用できるコーデを中心にまとめてご紹介します。とっても忙しい年代ですから、なるべく手間がかからない方法で綺麗なシルエット作れる服装をご紹介します。
パンツ
どんなに時間がないときでも、あらかじめコーデが決まっているセットアップであればすぐに服装を用意することができるのでおすすめです。オフィスカジュアルとしてはもちろん、色々な場所に出向く何も最適なスタイルが出来上がります。
スカート
高見えコーデに少しだけ派手な柄でもしっくり着こなせてしまうのがアラフォーコーデのメリット。トップスと足回りはシックに抑えておけば、上品にまとまるので派手さよりも細見え感が高まりますのでおすすめです。
ワンピース
春といえば、子供たちの卒園式、入学式、卒業式などの行事ごとも控えている季節です。仕事の合間に顔をだしたりする時に、とても便利なワンピースは必須の服装として押さえておきたいおすすめアイテムです。
オフィスカジュアルの人気ファッションブランド
ブランドといえば高級ブランドがもつ独特なデザインをイメージしがちですが、ブランドというのはそもそも「メーカー」を言い換えた言葉です。専門的な服装を手がけるブランドの中には、オフィスカジュアルに比重を置いているブランドもあります。
ここではそんな「オフィスカジュアル」で高い人気を得ているいろいろなブランドについてご紹介します。それぞれのブランドがもつ歴史や特徴についてご紹介しますので、あなたのニーズに合わせてご参考ください。
とても有名なブランドもあれば、もしかしたら聞いた事のないブランドもあるでしょう。それぞれがどのような特徴とバックボーンをもって今の服装を手がけているのか、おすすめポイントも含めてご覧ください。
OFUON
OFUON(オフオン)は、レディースアパレルファッションブランドです。20台なかほどの年齢層の女性から高い支持を得ているファッションブランドで、主にOL向けのオフィスカジュアルやフレンチカジュアルを手がけています。
OFUONブランドの歴史
OFUON(オフオン)の経営母体であるITOKIN(イトキン)は、1950年に創業されました。いらい順調に業績を伸ばし、1956年には東京に、1959年には福岡に、1963年には札幌に支店を設立してその影響をひろげていきます。
海外メーカーとの連携も1965年より進めることで、国内だけに留まらないグローバルな経営展開が進められてきました。1970年にはそれぞれの部門でディビジョン制が採用され、わずか十数年の間に急速に展開します。
1982年にはグループ会社としてのイトキンから、株式会社イトキンとして組織体制を再編し、海外への展開を早めつつさらにブランド展開を進める動きになりました。
そしてあらたな事業展開を確実に進めることで、台湾、上海、新規部門の設立など、経営陣の代替わりを迎えながらも堅実な成長を見せ続け、2008年には二度目の大がかりな組織の再編を行います。
2018年より実施されている「第三次中期経営計画」に至るまでに、関連ブランドの総数は18ブランドに至り、OFUON(オフオン)はそんなブランドたちのなかで、女性を主軸とした戦略のもと生まれました。
OFUONブランドの特徴
『憧れを身近に感じられる、リアルクローズ』というコンセプトのもと、上品でかわいい女性のワードローブ的な存在を目指したデザインが特徴的なブランドです。上質でやわらかな素材感を感じさせるラインアップが魅力です。
すっきりとまとまっていて華美さはありませんが、穏やかな印象を与えてくれるラインアップの数々。どことなく英国風の印象を与えてくれるシンプルで美しいデザインが特徴のブランドです。
ユニクロ
ユニクロ(UNIQLO)は日本のファッションブランドです。日本全国に展開し、世界にも大きくその手を広げている巨大ブランドとしても知られています。経営スタイルにも逸話を多く持ち、企業としても先鋭的な会社と言われています。
ユニクロブランドの歴史
ユニクロ(UNIQLO)の創業は1949年となかなかに古く、元来は紳士服専門店として山口県でスタートしました。当時はまだユニクロ(UNIQLO)という名称では在りませんでしたが、前身として誕生しました。
やがて広島で1984年に「ユニーク・クロージング・ウエアハウス」として出店が行われ、のちのユニクロの名称の原点となる一号店が生まれます。しかし、本来の略称としては「UNI-CLO」が正しい表記でした。
登記書類の綴りを書き間違えられて「UNI-QLO」と登記され、それを柳井正氏が気に入り、そのままブランド名として変更してしまった事が現在のユニクロ(UNIQLO)を産んだ切っ掛けでした。
1998年に2,3万枚売れれば上出来とされていた衣類アイテムの業界で、1000万枚単位での驚異的なセールスを達成した「フリース」によってその業績を急速に伸ばし、世界的な企業として大きく飛躍しました。
全世界で約1300店舗を展開する巨大ブランドであるユニクロ(UNIQLO)は、その後一時的に落ち込んだ業績を回復させると瞬く間に世界展開を広げ、現在に至っています。
ユニクロブランドの特徴
カジュアルファッションの中でも、さまざまな実用性の高いアイテムを多くラインアップしているブランドとして特徴を持っています。限りなく無個性で画一的なデザインが特徴的で、とてもリーズナブルな価格設定も人気。
機能美を追及し、シンプルで無駄のないそして上質な服装デザインをコンセプトにしていることからも、男女無関係に楽しめるほどのユニセックスなラインアップ群が、ユニクロ(UNIQLO)の大きなポイントと言えます。
スーツセレクト
株式会社「コナカ」を母体にもつオフィスカジュアル専門ブランドが「スーツセレクト」です。男女とわず、オフィスカジュアル向けのさまざまなラインアップを展開しているブランドで、20代を中心として多くのファンをもつブランドです。
スーツセレクトブランドの歴史
母体であるコナカの創業は1952年で、紳士服を取り扱う個人営業がはじまりでした。1954年には株式会社を設立し、さらに1960年には系列会社と合併します。さらに紆余曲折を経て1984年、ようやく「コナカ」として商号が登場します。
スーツセレクトが登場するのは2001年で、横浜市にスーツセレクト21として店舗展開を始めたことが始まりです。以来、オフィスファッションへとよりカジュアル面でのラインアップに注力し続けます。
「防シワスーツ」の開発や、臭いや汚れを簡単に洗い流すことのできる世界初のスーツ、「シャワークリーンスーツ」の開発、「エアーフィットスーツ」などスーツの新技術などが盛んに開発されました。
スーツセレクトブランドの特徴
チェック柄や時期的なトレンドを取り入れた、比較的カジュアル路線が強めのカラーが特徴です。ハッキリとした色合いが出ているデザインが多いので、若年層から強い支持を得ている事からも個性を重視する人におすすめです。
特徴的でワンポイントにとどまらないカジュアルなアイテムももちろんありますが、それ以外にもシックで落ち着いたデザインのインナーやシャツなど、締めのアイテムも充実しています。
ザ・スーツカンパニー
カッチリできれいめなスタイルが印象的なスーツカンパニーは、上品な大人向けのデザインのため30代を中心とした年齢層に人気のブランドです。経営母体は紳士服のブランドとして知られる「青山」です。
全国で約70店舗で展開している「ザ・スーツカンパニー」には、セオリー通りのキレイめパンツスタイルを中心としてブラウスやシャツ、ニット素材などなど、着回しのしやすい素材のものが多く取り揃えてあります。
ザ・スーツカンパニーブランドの歴史
紳士服の青山そのものは1964年に広島県で青山五郎氏にて設立されています。1974年に日本で初の郊外型紳士服を出店したことでも知られています。郊外型店舗とは、ロードサイドを主集客とする店舗の事です。
1987年には大阪証券と鳥取証券に上場を果たし、1990年に本社を福山市に移転します。そして1992年には東証1部銘柄となり、一流企業の仲間入りを果たしました。そして台湾を始めとした海外進出を行います。
1999年にはカード事業にも進出し、「株式会社青山キャピタル」を設立するなど洋服以外の経営にも乗り出します。以来順調に業績を伸ばし、ザ・スーツカンパニーの名前が登場するのは2000年の11月になります。
第一号店として店舗展開を始め、2003年に開店した「ザ・シャツカンパニー」との統合を2006年に行うことで、ザ・スーツカンパニーでの事業が拡大されました。
ザ・スーツカンパニーブランドの特徴
リーズナブルでカジュアルなスタイルを提供しているザ・スーツカンパニーは、着の身着のまま行くだけでオーダースーツが作れるなどのサービス展開が特徴的なオフィスカジュアルブランドです。
リーズナブルながら上品さを備えた仕上がりのスーツやファッションアイテムが多く、きれいめの仕上がりやパンツスタイルを好む人におすすめのブランドと言えます。
プロポーションボディドレッシング
とにかくかわいく女の子らしいデザインが20代から30代の女性に圧倒的な人気を誇るオフィスカジュアルなファッションブランドです。経営母体は「Sanei bd(サンエー・ビーディー)」です。
かわいいだけではない落ち着いたアイテムも複数取り揃えて在り、華奢な女性のスタイルを補完してくれたり、愛らしいデザインで癒しを与えてくれるようなファッションアイテムが人気の秘密になっています。
プロポーションボディドレッシングの歴史
大阪府にある梅田の阪急百貨店にて、2000年の8月に最初の「プロポーションボディドレッシング」1号店をオープンしたことがはじまりで、その後はファッションビルを中心に店舗展開を行っています。
姉妹ブランドとして、よりカジュアル路線をイメージして展開するブランド「エディットコロン(EDIT COLOGNE)」も2013年から展開しています。
なお、経営母体である「Sanei bd(サンエー・ビーディー)」は2014年に設立されているので、ブランドが先行して誕生したのちに、経営部門として「Sanei bd(サンエー・ビーディー)」が展開した形式となっています。
プロポーションボディドレッシングの特徴
とにかくかわいい、愛らしい愛されキャラを目指したい女子におすすめの、ガーリーで華やかな印象をもったブランドです。
着丈のバランスを上に引き上げて足のラインを見せるタイプの物や、上品で大人っぽい雰囲気と女の子らしいかわいさをアクセントにしたデザインが特徴的なブランドです。
春のオフィスカジュアルは清潔感を出そう!
春は新鮮な空気をもとめがちですから、秋から冬にかけての温かみのあるウォーミーなカラーコーディネートよりは、柔らかな白を基調とした清潔感のある印象をあたえるコーデがもっとも印象深くなります。
オフィスカジュアルとして、実際の職場の服装規定にもよりますが、過不足なく職務に従事できる服装としてだけではなく、あなた自身の気分を盛り上げられるような春物コーデにできればより良いと言えます。
さまざまなブランドやラインアップアイテムがありますが、あなたがもっとも似合うファッションが正解です。いろいろと挑戦してみて、あなたらしい春のオフィスカジュアルコーデを見つけてください。