LINE Payで公共料金が払えるって知ってる?
スマートフォンを持つ多くの人が利用しているLINE。そのLINEがチャージ式の決済サービスとして「LINE Pay」というものを提供しています。
LINE Payはコンビニや飲食店、カラオケ店等の支払いをする際にキャッシュレス決済ができる便利なツールです。そのLINE Payで実は電気や水道等といった公共料金の支払いもできることを知っていますか。LINE Payを使った公共料金の支払い方法や、そのメリット等を紹介します。
LINE Payで公共料金を払うメリット
まずは、公共料金の支払いにLINE Payを使うことへのメリットから見てみましょう。公共料金の支払いをLINE Payで行うことで、普段からLINEの様々なツールを使っている人へのメリットだけではなく、LINE Payでの支払いそのものに関するメリットが様々あります。
LINEポイントが還元される場合も
公共料金をLINE Payを使って支払いすることの一つ目のメリットは、普段からLINEの様々なツールを利用する人にとっては嬉しい、LINEポイントの還元です。
LINE Payで何かを購入すると、LINEポイントというポイントが還元されます。還元されたポイントは次のお買い物や、LINEスタンプの購入にも使うことができます。このLINEポイントが、LINE Payで公共料金を支払った際にも、支払い額×0.5〜2%のポイントが付きます。
ポイント還元分、多少公共料金が安くなるというメリットにも繋がります。このポイントの還元率は、支払いをする公共料金の値段によって変動します。又公共料金の支払いは、支払額に対し最大で20%ものLINEポイントが返ってくる「Payトク」というキャンペーンの対象になる時もあります。
手数料無料
公共料金をLINE Payを使って支払いすることの二つ目のメリットは、公共料金の支払い時に基本的には手数料が無料だという点です。
普通にクレジットカード等を使って公共料金を支払った場合は、手数料が徴収されます。しかし、LINE Payでの公共料金支払いの場合には、その手数料の徴収が基本的にはありません。ちなみに、公共料金だけではなく、通販等の支払いの際の手数料も無料となります。
但し、企業によっては通常通り手数料が発生することもあります。LINE Payでの支払いの際に手数料が発生するか否かについては、自分が支払いをしようとしている企業にて確認をしましょう。手数料は細かな金額ですが、少しでも負担が減るのであればLINE Payを使用する方がお得です。
ネットで払える
公共料金をLINE Payを使って支払いする三つ目のメリットは、家からでもネットを使い支払いできる点です。詳しい支払い方法は後程紹介しますが、「LINE」のアプリをダウンロードすることで、家にいても会社の休憩時間でも、24時間いつでもどこからでも公共料金を支払えます。
口座から直接払える
公共料金をLINE Payを使って支払いする四つ目のメリットは、銀行口座から現金を引き出すことなく直接支払いができるという点です。
LINE Payに公共料金の引落しに使いたい口座を登録しておくことで、そのまま自動引落しをしてくれます。又、口座を登録していなくてもLINE Payに予め公共料金分の金額をチャージしておけば、そのチャージ分や残高から現金を引き出す手間もなく支払いすることが可能です。
公共料金や通販の支払いをコンビニ等でしようと思うと、どうしても現金での支払いを要求されます。手持ちにその分のお金がなければ、わざわざ銀行へおろしに行ったり、家に取りに帰ったりと手間がかかります。そうした手間をなくしてくれるのが、LINE Payです。
LINE Payで払える公共料金
では次に、実際にLINE Payで支払いができる公共料金の種類とLINE Payでの支払いに対応し、導入している企業の一例を紹介します。LINE Payではほとんどの公共料金の支払いが可能です。ポイントの還元や、手数料が無料な点等、メリットの多いLINE Pay支払いを是非活用しましょう。
電気料金
LINE Payでの支払いができる公共料金の一つ目は、電気料金です。電気は家電の運転だけではなく、スマートフォンやパソコン等、今や生活していく上でなくてはならないものです。そんな生活していく上で必ず発生する電気料金の支払いに、LINE Payを使える企業はどこの企業でしょうか。
電気料金の支払いにLINE Payを導入している企業は、東北電力株式会社、東京電力エナジーパートナー、関西電力株式会社、兵庫電力株式会社、中国電力株式会社、九州電力株式会社、地方創生テクノロジーラボ、ファミリーエナジー等、他多数の企業が導入しています。
水道料金
LINE Payで支払いができる二つ目の公共料金は、水道料金です。水道、つまり水は生きていく上で、電気以上に大事な存在と言っても過言ではありません。ライフラインとして1番確保しておかなければならない水道の料金の支払いをLINE Payでできる所はどれほどあるのでしょうか。
水道料金の支払いにLINE Payを使える場所は、北は北海道から南は鹿児島まで多くの市町村で支払うことができます。一例を挙げますと、北海道ニセコ町、東京都、神奈川県企業庁、長野県軽井沢市、京都市上下水道局、大阪市水道局、鳥取県倉吉市、鹿児島県鹿児島市等です。
ガス料金
LINE Payで支払いができる三つ目の公共料金は、ガス料金です。ガスコンロやお風呂を湧かす際に使われるガスで発生するガス料金も、LINE Payで支払える公共料金の対象です。LINE Payでの支払いを導入しているガス会社も、水道と同じく日本の北から南まで多く存在しています。
LINE Payでの支払いを導入しているガス会社の一例は次の通りです。東京ガス株式会社、北海道ガス、昭栄物産株式会社、鈴与商事株式会社、大阪ガス株式会社、中央セントラルガス株式会社、四国ガス株式会社、新発田ガス株式会社、九州ガス株式会社、東和ガス株式会社等があります。
税金や保険料金
LINE Payで支払いができる四つ目の公共料金は、税金や保険料金です。固定資産税や都市計画税等の税金や、国民健康保険料や介護保険料の支払いにもLINE Payが使えます。こうした税金や保険料の支払いにLINE Payが使える市町村も日本に多く存在しています。その一例は次の通りです。
北海道旭川市、宮城県仙台市、東京都の渋谷区や練馬区、京都府、大阪府大阪市、滋賀県大津市、和歌山県、愛媛県、鳥取県、鹿児島県奄美市等多くの府県、市町村でLINE Payの支払いが可能です。自分の市町村でLINE Payが使用できるか否かは各市町村、県のHPを確認してみましょう。
LINE Payでの保険料支払いに対応している企業は、アフラック生命保険株式会社、SBI生命保険株式会社、ニッポンインシュア株式会社、三井住友海上、オリックス生命保険、メットライフ生命等があります。メリットがたくさんあるLINE Payでの支払いを、是非試してみましょう。
その他各種サービス
LINE Payでは公共料金以外にも、通販等の支払いも可能です。支払い可能な企業の一例は、次の通りです。マキアレイベル、株式会社健康家族、Koh Gen Do、ZOZOTOWN、メガネスーパー公式通販、ディノスオンラインショップ、フジッコ公式通販ウェルネス倶楽部等があります。
LINE Payで公共料金を支払う方法
ではここからは具体的にLINE Payを使って、公共料金の支払いをする方法を紹介します。普段キャッシュレス決済をされていない方にとっては難しいと感じられるかもしれませんが、LINE Payでの公共料金の支払い方法は、すぐに覚えられる簡単なものです。ではその方法を見ていきましょう。
請求書支払いを利用する
LINE Payでの公共料金の支払いの際には、請求書払いという方法を使います。この時に必要な物は各種公共料金や税金、保険料の請求書です。この請求書に記載されているバーコードが必要な為、LINE Payを使ったキャッシュレス決済だからといって紙の請求書を捨てないよう気をつけましょう。
この請求書払いをすることで、先述したようなLINEポイントへの還元が行われます。還元率は自分が毎月支払う金額によって異なります。
支払う金額によりグリーン、ブルー、レッド、ホワイトとランク付けされ、そのランク毎に還元率が決まります。公共料金や税金、その他の支払いを全てLINE Payで行い、毎月の支払額を多くすることでランクが上げることで、LINEポイントへの還元率が高くなるという仕組みです。
手順
ではLINE Payを使った公共料金、税金等の請求書払いでの支払い方法の手順を見ていきましょう。支払いの際には「LINE」アプリを使用します。
LINEのアプリの中から、「ウォレット」というページを開きます。多くの場合、LINE画面下部にあるタブの1番右端にあります。ウォレットページの上部にある金額とその上に小さく「LINE Pay」と記されている部分をタップして画面を開きます。するとLINE Payに関する画面が開かれます。
その画面にある「コードリーダー」というアイコンをタップすると、バーコードを読み取るカメラ画面に変わります。その画面で請求書に記載されているバーコードを映してスキャンします。「コードリーダー」の右横にある「請求書支払い」というアイコンでも同じことができます。
スキャンができたら表示されている金額等の支払い内容が、請求書と合っているかを確認し、画面下部にある「お支払い」という部分をタップします。
そして確認画面が出てくる為、そこで再度金額を確認します。この時に支払いの際に使えるクーポンやポイントを選択できる部分もある為、もしそれらを持っていて使いたい場合は選択します。LINEポイントとして還元されたポイントは、このような場所で支払いの際に利用できます。
全て確認、選択できたら画面下部にある「◯円を支払う」と記載されている緑の部分をタップします。「◯円」の所は、最終的に支払う金額が表示されます。最後にLINE Pay登録時に作成したパスワードを認証して、支払いが完了します。スキャン以外は画面を追っていくだけの為、とても簡単です。
ちなみに「LINE Pay」アプリという、LINE Pay専用のアプリを使っても支払い方法は同じです。今紹介した方法と同じように、請求書に記載されたバーコードを読み取り、画面に表示される指示通りに金額等を確認するだけで公共料金、税金、保険等の支払いが簡単にできます。
ですが、普段からLINEを使って連絡をとったり様々なツールを使われる方はLINE Payアプリをインストールしなくても、LINEアプリだけで全て完結する為、わざわざインストールする必要はありません。LINEとLINE Pay、それぞれを分けて管理したい場合はインストールしましょう。
LINE Payで公共料金を支払う注意点
LINE Payでの公共料金の支払い方法や、LINE Payで支払うことのメリットが分かった所で、LINE Payで公共料金を支払う際の注意点について紹介します。LINE Payでの公共料金や税金等の支払いはメリットも多くあり、大変便利ですが、注意点があることも理解しておきましょう。
上限額がある
LINE Payで公共料金や税金等を支払う際に、注意しなければならない点の一つ目は、支払いできる金額には上限があるという点です。
LINEポイントへの還元を多くしたいと思い、金額の大きな支払い物をLINE Payで支払おうとすることは悪いことではありません。しかし上限金額が1件あたり30万円と設定されている為、その金額を超える支払いに関してはLINE Payが使えないということを理解しておきましょう。
個人での支払いに関しては、1件あたり30万円の上限を超えることはほとんどないかもしれませんが、事業等をされていたり、たくさんの公共料金や税金を一気に支払おうと考えられている方は注意が必要です。ポイント還元を多くしたい気持ちはわかりますが、上限額には気を付けましょう。
領収書は発行されない
LINE Payで公共料金や税金を支払う際に、注意しなければならない点の二つ目は、紙ベースでの領収書が発行されないという点です。
自分のスマートフォンを使ってLINE Payで決済を行った場合、どこからも領収書は出てきません。コンビニ支払い等をすれば、控えという形で支払いの確認印が押され、請求書の一部を切り離す等して領収書をもらえますが、スマートフォンでは流石にそこまでのことはできません。
事業をされている方等で、支払いはLINE Payでしたいけれどもどうしても領収書が欲しいという方は、公共料金や税金等の請求元に自ら連絡をし、発行してもらうしかありません。LINE Payでの公共料金や税金等の支払いそのものは簡単ですが、この部分では少し手間がかかります。
しかし、支払いをした履歴に関してはLINE Payのページにいつでも見られる形で保存されています。正式な領収書という形でなくても構わなければ、この画面を印刷する等して使用しましょう。紙での発行がなくとも、いつでもどこでも支払った履歴を見られるという点は、便利です。
税金にはLINEポイントが還元されない
LINE Payで公共料金や税金等の支払いをする際に、注意し泣けれならない点の三つ目は、税金の支払いにはLINEポイントの還元がないという点です。
LINE Payで公共料金の支払いを行った際に、支払いの金額に応じてLINEポイントの還元があることを紹介しましたが、そのポイントの還元は税金の支払いの際には対象外になります。ポイント還元の対象外とされる税金の一例は、自動車税、個人事業税、住民税等が含まれます。
又、車検をした際に納税に関する証明が必要な場合、先述したようにLINE Payでは領収書等の証明書の発行ができません。その為、支払いをした後に自分の住む各市町村の役場で、納税証明書を改めて発行してもらわなければいけません。この点に関しても注意が必要です。
公共料金の支払いが便利なLINE Payの登録方法
では最後にLINE Payの登録方法について紹介します。公共料金や税金の支払いにとても便利でメリットもあるLINE Payは、事前に登録をする必要があります。LINE Payでの実際の支払いと同様に、LINE Payの登録もとても簡単にできる為、利用を考えられている方はすぐに試してみましょう。
LINEアプリを起動
LINE Payを使って公共料金や税金を支払えるようにする為には、まずLINEアプリが必要です。LINEアプリがない方は、まずインストールする所から始めましょう。
では、LINE Payへの登録方法を紹介します。まずはLINEアプリを開き、画面下部の右端にある「ウォレット」というタブを開きます。すると、画面の上の方に、「LINE Payをはじめる」という項目が表示される画面が登場します。その項目の部分をタップし、開きます。
そこでLINE Pay用のパスワードを設定します。「123」等といったように、続く数字で作ることはできない為、注意しましょう。パスワードが登録できれば基本的なLINE Payの登録は終了です。後は銀行口座やクレジットカード情報の登録、チャージをすればすぐに支払いができます。
ここで作ったパスワードは、公共料金や税金、その他通販等の支払いの際にも必要になる為、忘れないようにしましょう。LINE Payでの支払い手順を紹介した所の、支払い完了の一歩手前のパスワード認証と場面で使います。誰にも知られないように、管理もしっかり行いましょう。
銀行口座の登録
LINE Payに銀行口座を登録する方法は次の通りです。まずは、LINEアプリの「ウォレット」ページを開き、残高が記されている箇所の右にある「+」マークをタップします。
次に支払いに使いたい口座を所有している銀行を選択し、口座番号や視点コード、暗証番号等を入力します。この入力する項目の内容に関しては、各銀行によって異なります。入力ができれば、画面の指示に従って登録すれば、LINE Payへの銀行口座の登録は完了します。
クレジットカード情報の登録
次にLINE Payにクレジットカード情報を登録する手順は、銀行口座の登録時と同様にまずはLINEアプリ内の「ウォレット」ページを開きます。次も同様に残高が表示されている箇所の右にある「+」をタップし、「クレジットカード登録」という項目を選択します。
後は自分のクレジットカードの情報を入力し、「カード登録」、「確認」の項目を順にタップし、最後に「カードの登録が完了しました」との画面が表示されたらクレジットカード情報の登録は完了します。先程の銀行口座の登録よりは、簡単に登録することができます。
LINE Payをはじめる
LINE Payの登録が完了し、銀行口座やクレジットカード情報の登録、残高のチャージが完了すれば、これで、LINE Payの支払いが可能になります。後は紹介した支払い方法や手順に従って、公共料金や税金、保険料、通販等の支払いをLINE Payを使って実際に行ってみましょう。
LINE Payで公共料金を楽に支払おう
紹介してきたように、LINE Payでの公共料金等の支払い、又LINE Payそのものの登録はとても簡単です。LINE Payでの支払いを選ぶことで、ポイント還元等のメリットもある為、キャッシュレス決済が進む今、キャッシュレス決済を行う企業選びに、是非LINE Payも候補の一つにしてください。