LINE Payとは
世界ではキャッシュレス化が急速に進んでおり、韓国ではおよそ9割の決済がキャッシュレスによるものとなっています。日本でもキャッシュレス化を政府が推進しているため、クレジットカードのみではなく、電子マネーがたくさん登場しています。
2014年からサービスの始まったLINE Payは、スマホで決済できる電子マネーの一つです。今回はまだLINE Payを使っていない方向けに、LINE Payの使い方はもちろん、LINE Payを使うメリットやデメリット、LINE Pay利用者の評判についてご紹介します。
LINE運営のスマホ決済サービス
LINE Payとは、どこの会社が運営しているスマホ決済サービスなのでしょうか?LINE Payの名称から推測できるように、人気コミュニケーションアプリの一つであるLINEが運営しているスマホ決済サービスになります。
LINEの利用者数はおよそ8,200万人で、日本でもっとも利用者の多いSNSです。LINE Payの利用者は3,000万人以上といわれており、利用者数の多いスマホ決済サービスといえるでしょう。
使える店舗・サービスが増えている
LINE Payは知名度、利用者数共にスマホ決済サービスの中では上位に入っていますが、「LINE Payを使ってみたいけれど、どんなシーンで支払い可能なのか分からず、結局使っていない」という悩みを持った方もいるのではないでしょうか?
LINE Payのメリットやデメリットをご紹介する前に、LINE Payで支払いが可能な店舗やサービスをチェックしておきましょう。
LINE Payが使える主な店舗
LINE Payはセブンイレブンやローソンといった大手コンビニエンスストアや、ウエルシアグループやツルハといったドラッグストアで利用が可能です。オーケーストアや成城石井といったスーパーでも、LINE Payで支払い可能な店舗が増えています。
その他にも、ビックカメラやコジマなどの家電量販店、マックハウスなどのファッションセンター、リサイクルショップ、百貨店などで使えます。
居酒屋や飲食店、カラオケ店や雑貨店、クリーニング店など、町のいたるお店がLINE Payの支払いに対応しています。
LINE Payが使える主なサービス
LINE Payで支払い可能なのは店舗だけではありません。電子書籍やZOZOTOWNなどのオンラインショップでの決済にも使えるのです。対応している自治体はまだ限られていますが、電気やガス、税金などの請求書払いにもLINE Payは対応しています。
公共料金の支払いのためにわざわざコンビニエンスストアに行くというデメリットが省けるため、請求書払い対応はLINE Payの大きなメリットといえるでしょう。
このようにLINE Payを使える店舗やサービスはどんどん増えているため、将来的にはますますメリットの多いスマホ決済サービスになるでしょう。
LINE Payを使うメリット
ご紹介したようにLINE Payは、2020年現在でも使える店舗やサービスが多いですが、今後は範囲がますます広がっていくであろうスマホ決済サービスです。そんなLINE Payを使うメリットを、くわしくみていきましょう。
メリット①スピーディに支払いができる
一つ目のLINE Payのメリットは、スピーディに支払いができる点です。LINE Payは、スマホでQRコードやバーコードを読み取るだけで支払いが完了します。
現金と違ってバックから財布を取り出して、支払うお札や小銭を渡すことも、クレジットカードのようにサインが必要なこともありません。おつりも出ないため、支払いにかかる時間を大幅に減らすことができます。
メリット②支払いのたびにLINE Payボーナスが貯まる
二つ目のLINE Payのメリットは、支払いのたびにLINE Payボーナスが貯まる点です。LINE Payボーナスとは、LINEのキャンペーンなどでもらえるポイントのことで、1 LINE Payボーナスは1円相当として使うことができます。
LINE Payの残高として支払いに使えるのです。このLINE Payボーナスは、利用金額に応じてランクが決まり、上位のランクになればなるほど還元率が高くなります。
LINE Payボーナスは、LINE Payカードを利用した決済でも還元される他、キャンペーンで高還元されることもあり、大きなメリットです。
メリット③登録費用やチャージ費用が無料
三つ目のLINE Payのメリットは、登録費用やチャージ費用が無料な点です。スマホ決済サービスの多くは、支払いをする側である消費者に対する登録費用やチャージ費用は無料であることが多く、LINE Payももちろん無料で利用可能です。
メリット④LINEの友達と送金や割り勘もできる
四つ目のLINE Payのメリットは、LINEの友達と送金や割り勘もできる点です。例えば友達とランチに行ったときに、レジで一人ずつお金を支払っていると混んでしまうため、代表者が料金を支払い、割り勘した金額を集金するという場面は日常でよくあります。
しかし、ぴったりの金額が払えない場合や、一度にお金を渡されて誰からもらったのか把握しきれないケースもあるでしょう。LINE Payによる割り勘や送金機能を使えば、そんな悩みから解放されます。
メリットの多い割り勘や送金機能の使い方
代表の人がLINE Payで割り勘のグループを作り、その他のメンバーが作成されたQRコードを読み取れば、LINE Pay上で割り勘分のお金を送金可能です。
割り勘の計算もLINEが自動的に行ってくれますし、誰が送金したのか記録が残るため、公平な会計ができるメリットがあります。
また、割り勘ではなく、単純な送金機能もあります。LINEのトーク画面から送金手続きが行えるため、便利です。グループで集金をしたり、プレゼント代を徴収する必要があったりするときに送金機能を活用できるメリットがあります。
メリット⑤LINE PayカードはJCB加盟店舗で支払い可能
五つ目のLINE Payのメリットは、LINE Payカードは、JCB加盟店舗で支払い可能な点です。LINE Payに対応していないお店でも、JCBの加盟店であればLINE Payカードが支払いに使えます。
ご紹介したようにLINE Payカードの支払いでもLINE Payボーナスが貯まるため、LINE Payカードを使うことでより多くのLINE Payボーナスが得られ、メリットとなります。
メリット⑥LINEモバイルの支払いも可能
六つ目のLINE Payのメリットは、格安SIMであるLINEモバイルの支払いも可能な点です。格安SIMの多くは、支払いがクレジットカードに限定されてしまうことが多いです。
そのため、クレジットカードを持っていない人にとっては、クレジットカード支払いに限定されてしまうとデメリットになってしまいます。しかし、LINEモバイルはLINE Payで支払い可能のため、クレジットカードがなくても格安SIMを利用できるメリットがあります。
LINE Payを使うデメリット
LINE Payが使えるお店やサービス、LINE Payを使うことで得られる多くのメリットをご紹介してきましたが、LINE Payにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。続いては、LINE Payのデメリットについて確認していきましょう。
デメリット①本人確認をしないとサービスをフル活用できない
一つ目のデメリットは、本人確認をしないとサービスをフル活用できない点です。LINE Payはお金である以上、一定のセキュリティ対策が必要となります。そのため、本人確認を完了させないと機能に制限がかかってしまうデメリットがあります。
デメリット②クレジットカードで決済・チャージができない
二つ目のデメリットは、クレジットカードで決済やチャージができない点です。スマホ決済サービスの多くは、クレジットカードでの決済やチャージに対応していますが、LINE Payは対応していません。日頃からクレジットカードを使っている人にはデメリットでしょう。
LINE Payの還元率
ご紹介したように、LINE Payでは、月の支払金額に応じてLINE Payボーナスの還元率が変わります。支払額に応じたバッチの色で還元率が決まるマイカラー制度をいうシステムを、詳しくみていきましょう。
LINE Payを使うほど還元率が高くなる
LINE Payの月額支払金額が一万円に満たない場合は、ホワイトクラスとなり、還元率は0.5%になります。
一万円以上、五万円未満の場合はレッドクラスで還元率は0.8%、五万円以上十万円未満ではブルークラスで還元率は1%です。十万円以上の場合は最高クラスのグリーンとなり、還元率は2%と大きなメリットが得られます。
LINE Payの口コミ・評判をチェック!
LINE Payのメリットやデメリットについてご紹介しましたが、LINE Payを使う前に、実際にLINE Payを使っている方からの評判が気になるのではないでしょうか?続いては、LINE Payの評判を良いものと悪いものの両方の面からご紹介します。
良い口コミ
まずは、LINE Payの良い評判です。LINE Payは、普段利用しているLINEアプリから利用できます。そのため、LINE利用者は簡単にキャッシュレス化生活ができると評判です。
LINEでつながっている友達と簡単に送金や割り勘ができるため、友達同士のお金のやり取りが簡単になったという声もあります。
また、LINE Payはオンライン決済にも利用できるため、クレジットカードを持っていない場合でも気軽にネットショッピングができると評判です。
悪い口コミ
続いては、LINE Payの悪い評判です。LINE Payの悪い評判は、LINE Payそのものというよりも、トラブルが起きて問い合わせた時の対応が悪いという評判です。
問い合わせても同じ内容のメールしか返って来ず、臨時パスワードが受け取れなかったというものや、チャットの問い合わせでも丸一日待たされてしまったというものです。
LINE Payの使い方
LINE Payの悪い評判は、いずれも問い合わせ時のサポート対応によるものです。そのため、LINE Payをしっかりと理解して使いこなせば、LINE Payに不満を持つことは少ないでしょう。続いては、LINE Payの使い方を、登録方法から支払い方法までご紹介します。
登録方法
まずは、LINE Payの登録方法です。LINEアプリを開くと、ウォレットという項目があるため、そこをタップします。するとLINE Payの項目が表示されるので、タップして登録手続きに進みます。
規約を確認して同意するだけでLINE Payを使えるようになりますが、ご紹介したように本人確認が済んでいないと、LINE Payの全ての機能が使えません。LINE Payに登録したら、そのままパスワード設定や銀行口座登録をしておきましょう。
チャージ方法
続いては、LINE Payのチャージ方法です。LINE Payのチャージ方法はやり方が多く、銀行口座やセブン銀行のATM、ファミリーマートでチャージする他、LINE PayカードやQRコードによるレジチャージ、LINEポイントをチャージといった方法があります。
これらのチャージ方法では、チャージした金額のみがLINE Payの残高となります。レジで会計する時に残高不足が心配な場合や、毎回チャージするのが大変な場合は、オートチャージ設定をしておくとおすすめです。
オートチャージ設定のメリット
オートチャージ設定とは、条件と金額を設定することで、登録した銀行口座から自動的にチャージされる機能です。例えばLINE Payの残高が千円を下回ったときに、一万円チャージするという設定にしておけば、常にLINE Payの残高が千円以上あることになります。
LINE Payを頻繁に使う方や、残高不足によるエラーで恥ずかしい思いをしたくない人にとっては、オートチャージ機能は大きなメリットがあるでしょう。
支払い方法
最後に、LINE Payの支払い方法についてです。LINE Payでは、ご紹介したようにコード決済やオンライン決済、請求書の支払いが可能でメリットが多いです。
請求書の支払いでは、支払い用紙のバーコード部分をLINE Payで読み取れば、支払い手続きが行えるため、簡単でメリットがあります。
オンライン決済も、決済方法をLINE Payにすれば、LINE Pay決済に進むボタンが表示されます。タップするとLINE Payの決済画面に進むため、そのまま支払いを完了させるだけです。
コード決済には支払い方法が二通りあります。まずはQRコード決済のやり方です。一つは、店舗側にLINE Payのコードをスキャンしてもらうコード支払い方法です。
もう一つは、店舗側で用意してあるQRコードを、LINE Payで読み取って支払うコードリーダー方法です。コードリーダー方式の場合は、支払金額を入力する必要があります。
コード支払いのデメリット
コード支払いをする時に気を付けておかなければならないデメリットも合わせてみていきましょう。一度表示させたコードの有効時間は5分となります。
レジに並んでいる間にコード支払いの準備をしておくことは問題ありませんが、会計の5分以上前にコードを表示させてしまうと、支払いの時に期限が切れてしまい、もう一度やり直す必要が出てきてしまいます。
LINE Payでの支払いは、LINE Payの残高およびLINEポイントとの合算のみで支払う必要があります。不足分を現金で補うという方法は使えませんので、事前に十分な金額がチャージされているか確認する必要があります。
ご紹介したオートチャージもおすすめですが、不足分のLINE Payをレジにて現金チャージすることは可能です。
LINE Payを使うことのメリットは多い!
今回は、使えるお店やサービスが拡大しており今後もますますメリットが多くなるであろう、LINEが運営しているスマホ決済サービスのLINE Payについて、メリットやデメリット、サービスの特徴や評判をご紹介しました。
LINE Payは、認知度や利用度の高いLINEから登録や利用ができるため、スマホ決済サービスを初めて使う人であっても始めやすいというメリットがあります。
友達への送金や割り勘機能、クレジットカード代わりのオンライン決済も使えるため、メリットの多いLINE Payです。ぜひメリットの多いLINE Payを導入して、キャッシュレス生活を始めてみてはいかがでしょうか。