クレンジングの種類の特徴や選び方を紹介!
クレンジングはどのように選んでますか?クレンジングには、オイルタイプ・ジェルタイプ・シートタイプなど色々な種類があります。
クレンジングは「化粧が落とせればいいや」と適当に選びがちですが、実は、肌のコンディションに大きな影響を与えています。クレンジングの種類の特徴、肌質での選び方などをご紹介していきます。
クレンジングの種類・特徴
では、クレンジングの種類や特徴をご紹介します。一言で「クレンジング」と言っても、実はたくさんの種類・タイプのクレンジングがあります。
クレンジングは、ただ何となくパッケージや雰囲気、評判で買いがちですが、これらのクレンジングにはそれぞれ特徴があり、それぞれ違います。この後は、クレンジングの種類やそれぞれの特徴をご紹介していきます。
オイルクレンジング
まずひとつ目は、オイルクレンジングです。オイルクレンジングは、名前の通りオイルが主成分のクレンジングです。オイルクレンジングの特徴は、洗浄力が強く、クレンジングに掛かる時間が少なくて済むことが特徴です。
使い方としては、すすぐ前にオイルに水を混ぜて乳化させてから洗い流すようにしましょう。クレンジングを洗い流した後も、肌にヌルヌルした感じが残っているのは、クレンジングがまだ肌に残っている証拠です。
オイルクレンジングを洗い流す前にしっかりと乳化させることによって、化粧もよく落ち、クレンジングが肌に残ることが少なくなります。
リキッドクレンジング
次はリキッドクレンジングです。リキッドクレンジングとは、液状のクレンジングのことです。オイルクレンジングよりもさらっとした使い心地が特徴です。
リキッドクレンジングは、オイルクレンジングの次に洗浄力が強いです。しっかりとメイクを落としたいけれども、まつエクをしているという方におすすめです。
ジェルクレンジング
3つ目はジェルクレンジングです。ジェルクレンジングは、ジェル状のクレンジングで、肌との間に弾力と厚みを感じるクレンジング料なので、肌への摩擦の負担が少なくて済みます。
ジェルクレンジングには、水性ゲルタイプと油性ゲルタイプの2種類があり、さらに水性ゲルタイプにはオイルインタイプとオイルフリータイプがあります。
クレンジングバーム
4つ目はクレンジングバームです。クレンジングバームとは固形のクレンジング剤で、肌に乗せると体温でオイル状になります。比較的しっかりとメイクを落とすのに、潤いを残したまま洗い上げてくれるので、肌の負担になりにくいのが特徴です。
ミルククレンジング
5つ目はミルククレンジングです。ミルククレンジングは、水ベースで出来ているものが多く、さらっとしていて、なのに洗い上がりはしっとりとしているのが特徴です。
ミルククレンジングは、肌への負担が少ないため、肌が荒れている時や、肌が敏感になっている時などにおすすめです。ただミルククレンジングは、お肌に負担が少ないということは洗浄力が弱いということです。しっかりメイクの時にはおすすめできません。ナチュラルメイクの時に向いています。
水クレンジング
6つ目は水クレンジングです。水クレンジングは、見た目や質感はリキッドクレンジングと似ていますが、使い方が違います。水クレンジングは、洗い流さなくてもいいクレンジング剤です。
水クレンジングの使い方は、コットンにたっぷりと水クレンジングを含ませて、ふき取って使います。しかも水クレンジングは、化粧水との機能を兼ねていることが多いので、クレンジングをしながら化粧水をすることが出来るという優れものです。
ただ洗浄力は弱く、コットンでふき取る摩擦を利用してのクレンジングですので、忙しい時や時間がない時など時々の利用がいいでしょう。
クレンジングクリーム
7つ目はクレンジングクリームです。クレンジングクリームには、ふき取るタイプと洗い流すタイプ、または両用タイプのものがあります。クレンジングクリームは、肌に優しいものが多いので、肌が荒れている時や、乾燥肌の人におすすめです。
クレンジングクリームは、洗い上りがしっとりして肌に優しいのですが、洗浄力が弱いというのと、洗い上りのしっとり感が苦手という人もいるようです。
クレンジングシート
8つ目はクレンジングシートです。クレンジングシートは、クレンジング剤がしみ込ませたシートのことです。クレンジングシートは、水クレンジングと同じく、洗い流す必要がないので、忙しい時や、時間がない時など重宝します。
アイメイクリムーバー
最後9つ目は、アイメイクリムーバーです。アイメイクリムーバーは、落としにくいウォータープルーフタイプのアイメイクや、落ちにくいリップなどに使用します。
アイメイクリムーバーは、クレンジングの前に使用します。アイメイクリムーバーを使用すると、肌の負担を少なくしてメイクを落とすことができます。
肌質に合ったクレンジングの種類の選び方
ここまで色々なクレンジングの種類をご紹介してきました。では自分の肌質にはどのようなタイプのクレンジングが合うのでしょうか?
クレンジングの選び方として、使用感の好みで選んでいたり、値段で選ぶなど色々あるとは思いますが、実は肌の調子はクレンジングで決まると言っても過言ではないくらい肌の調子に影響しています。この後は、肌質に合ったクレンジングの種類の選び方をご紹介していきます。
乾燥肌に合うクレンジングの種類
まずひとつ目の肌質は、乾燥肌です。乾燥肌に合うクレンジングの種類の選び方は、乾燥しがちな肌に負担を掛けずに、潤いを残してしっとりと洗い上げてくれる、ミルククレンジングか、クレンジングクリームがおすすめです。
乾燥肌に合うクレンジングは、洗浄力が強すぎないもの、少量でもよく伸び、肌に負担をあまりかけないもの、肌に刺激の強い成分があまり含まれていないものを選ぶようにします。
乾燥肌の人は、界面活性剤やパラベンという成分が含まれていないもの、界面活性剤無添加、パラベンフリーなどと書かれているものを選ぶようにしましょう。
脂性肌に合うクレンジングの種類
次の肌質は脂性肌です。脂性肌に合うクレンジングの種類の選び方は、皮脂をしっかりと落としてくれればそれでいいと思いがちですが、実はそれだけではダメだったりします。
肌質が脂性肌の人は、肌のテカリやべたつき、毛穴汚れや化粧崩れなどに悩んでいることが多いですが、実は肌内部は乾燥しているということも少なくありません。
脂性肌といっても混合肌など、鼻や額はべたつくのに、頬はかさついているという人も少なくありません。これは頬の乾燥や肌内部が乾燥しているために、肌を守ろうと皮脂を出している可能性もあるのです。
脂性肌の人はクレンジングを使い分ける
肌質が脂性肌の人のクレンジングの種類の選び方は、皮脂が気になるところは、オイルクレンジングやリキッドタイプなどの洗浄力の強いものを使い、しっかりとクレンジングして、そのあとは化粧水をたっぷりと使って肌の水分補給をしてあげましょう。
また脂性肌の人は、クレンジングを2種類使って洗い上げるのもいいでしょう。皮脂や毛穴つまりが気になるところは、洗浄力の強いクレンジングを使い、頬などの乾燥するところはミルククレンジングなどの洗浄力の弱いタイプで洗い上げるのもおすすめです。
敏感肌に合うクレンジングの種類
続きまして、肌質が敏感肌に合うクレンジングの種類です。敏感肌の人のクレンジングの種類の選び方は、とにかく肌に優しいものを選びましょう。
クレンジングをする時に強くこすらなくてもいいもので、添加物も少なく、防腐剤はメチルパラベンが配合されているものが良いでしょう。さらに「敏感肌のパッチテスト済み」と記載されていれば尚いいです。
敏感肌の人は、乾燥するとさらに外部刺激を受けやすいです。ですので保湿成分がしっかりと配合されている種類を選ぶとトラブルも少なく済むでしょう。
ニキビ肌に合うクレンジングの種類
次の肌質はニキビ肌です。ニキビ肌の人のクレンジングの種類の選び方は、肌を清潔に保つことが重要となってきます。ニキビの原因は、肌のターンオーバーの不調による毛穴の詰まりです。
肌質がニキビ肌の人は、スキンケアをしっかりとして肌環境を整え、清潔に保つことが大切です。ですので、肌質がニキビ肌の人のクレンジングの選び方は、ニキビの原因となる毛穴の角栓をしっかりと洗い流してくれるものや、アクネ菌対策のされているクレンジングを選ぶようにします。
クレンジングには、肌質がニキビ肌向けに開発されたものもあります。ニキビ肌の人は、クレンジングに迷う時は、ニキビ肌向けのものを選ぶのがいいでしょう。
毛穴が気になる肌に合うクレンジングの種類
続きまして、毛穴が気になる肌に合うクレンジングの種類の選び方です。毛穴が開いて気になるようになる原因は、肌の乾燥や過剰な皮脂分泌、紫外線、食生活、加齢、ストレスなど色々とあります。また毛穴つまりは、大人ニキビ肌の原因になったりもします。
毛穴が気になる肌に合うクレンジングは、まずしっかりとメイク汚れや毛穴の汚れを落としてあげることが大切です。メイク汚れや皮脂、古い角質が肌に残っていると、それが毛穴詰まりとなり、それが黒ずみ毛穴の原因となります。
毛穴が気になる肌に合うクレンジングは、オイルタイプやジェルタイプがおすすめです。毛穴クレンジングに特化したクレンジングもありますので、そういったものを選ぶといいでしょう。
クレンジングの種類別の使い方
ここまでクレンジングの種類や肌質別のクレンジングの種類の選び方などをご紹介してきました。では色々あるクレンジングは、どのように使うといいのでしょうか?クレンジングの種類別の使い方をこの後はご紹介していきます。
オイルクレンジングの使い方
ではひとつ目は、オイルクレンジングの使い方です。オイルクレンジングは、まず乾いた手に取ります。オイルクレンジングは、濡れた手でも大丈夫なものもありますので、確認しましょう。
次に優しく顔になじませていきます。顔になじませる時、最初にTゾーンからなじませていきます。Tゾーンになじませた後に頬などに伸ばしていきます。
オイルクレンジングがメイクになじんできたら、少量の水を加えてさらに優しく肌になじませていきます。オイルクレンジングは、水を加えることによって乳化しすっきりとメイクを落とすことが出来ます。
最後はぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。オイルクレンジングは、少しの水を加えて乳化することをしないで洗い流すと、ぬめりが残ることがあります。
リキッドクレンジングの使い方
2つ目はリキッドクレンジングの使い方です。リキッドクレンジングは、べたつきもなく濡れた手でも使えるという利点がありますが、洗浄力が強く肌への摩擦を起こしやすいので、注意が必要です。
リキッドクレンジングは、手やコットンにまず取り、肌に優しくなじませてメイクを浮かしていきます。この時まず、Tゾーンからクレンジングをなじませていきます。
この時、コットンを使う場合も、肌をゴシゴシこすらないようにしましょう。最後にぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。
ジェルクレンジングの使い方
3つ目は、ジェルクレンジングの使い方です。ジェルクレンジングは、まずは手に取り体温で温めてから肌になじませていきます。温めることでメイクになじみやすくなります。
次には肌に優しくなじませていきます。この時、あまり力を入れずに優しくなじませるようにします。もしジェルクレンジングが油性の場合は、この後少量の水を加えて乳化させていきます。水性の場合は乳化をさせる必要はありません。
最後にぬるま湯でしっかりとすすぎます。この時、ジェルクレンジングにぬるま湯を少しずつなじませながらすすぐと、メイクが落ちやすくなります。
クレンジングバームの使い方
4つ目はクレンジングバームの使い方です。クレンジングバームは、スパチュラなどを使って乾いた手に取ります。手に取ったクレンジングバームを体温で温め、固形だったクレンジングバームを溶かしてオイル状にします。
次に肌に乗せ、メイクになじませていきます。その時、指先を使ってあまり力を入れずに小さな円を描きながらメイクになじませていきます。クレンジングバームがメイクになじんできたら、少量の水を加えてさらに優しくなじませていきます。
クレンジングバームが白っぽくなってきたら、乳化した合図です。最後に、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。
クレンジングクリームの使い方
5つ目はクレンジングクリームの使い方です。クレンジングクリームは、他のクレンジングと比べて洗浄力が弱いため、アイメイクなどの落としにくいメイクは、リムーバーなどを使って、先に落としておきます。
クレンジングクリームには3種類あります。1つは洗い流すタイプ、2つ目はふき取るタイプ、そして3つ目が両用タイプです。
まずはどのクレンジングタイプも、手に取り体温で温めます。次に顔に乗せ、メイクになじませていきます。最初はTゾーン、次に頬に伸ばしていきます。
メイクによくなじんだら、洗い流すタイプはぬるま湯でしっかりと洗い流します。ふき取るタイプは蒸しタオルでメイクをふき取ります。乾いたタオルを使うと摩擦で肌を傷つけてしまいますので、気を付けましょう。
クレンジングシートの使い方
最後は、クレンジングシートの使い方です。クレンジングシートは肌をあまり強くこすらずに落とすように心がけましょう。
アイメイクは、こすらずシートを当てて30秒ほど待ってメイクを浮かせてから落とします。肌は、強くこすらないようにしながらメイクを落としましょう。
そして汚れているクレンジングシート部分は使わないようにします。クレンジングシートは1回のメイク落としに何枚かを使うくらいでいましょう。
クレンジングをする際の注意点
ではクレンジングをする際の注意点です。ここまで色々なクレンジングの種類や使い方をご紹介してきましたが、クレンジングには、共通して注意しなければならないことがあります。この後はクレンジングをする際の注意点をご紹介していきます。
清潔な手でクレンジングをする
クレンジングをする際の注意点、ひとつ目は清潔な手でクレンジングをすることです。手が汚れたままだと、クレンジングのメイクを落とす効果が半減する可能性があります。また手に雑菌がついたままだと、ニキビの原因になったりなど肌トラブルの原因となったりもします。
肌に強い刺激を与えない
2つ目のクレンジングをする際の注意点は、肌に強い刺激を与えないことです。ポイントメイク、アイメイク、ウォータープルーフなどの落ちにくいメイクは、専用クレンジングで先に落とすようにします。
また肌を強くこすらずにクレンジングをしたり、洗い流すときも熱いお湯を使わないようにしましょう。そして洗い終わってふき取るときもタオルで強くふき取らず、優しくふき取るようにしましょう。
自分に合った種類のクレンジングを使おう!
ここまでクレンジングの種類や特徴、肌質に合ったクレンジングの種類の選び方、クレンジングの使い方などについてご紹介してきました。
肌の調子の悪さ、肌のトラブルの原因は、基礎化粧品で何とかしようと思いがちですが、意外とクレンジングを見直すだけで解決することもあります。そして肌は、日によって調子が違っていたりもします。
クレンジングは、自分の肌に合った種類のものを何種類か用意しておき、その日の肌の調子に合わせて使い分けるのもいいです。自分に合った種類のクレンジングを使いましょう!