高いところから落ちる夢は落下と着地の場所で意味が違う！心理や原因も解明！

人は、眠っている間に夢を見ます。なぜ夢を見るのかという具体的な原因は判明していませんが、この記事を読んでいる方の中にも、寝ている間に夢を見るという方は多くいらっしゃるでしょう。

一言に「夢」と言っても、その内容は千差万別です。楽しい夢ならまだしも、意味深な内容だと、何か意味があるんじゃないかと感じてしまいます。

そこで、今回は「夢」を元に心理状況や近い未来を判断する「夢占い」についてご紹介します。中でも、見る方が多いであろう「高いところから落ちる夢」について、詳しく解説していきます。

「高いところから落ちる夢」にはどのような意味があるのか、またどのような心理的原因があるのかを知っていきましょう。占いでは、落下と着地の場所によって意味が異なってくるので、その点も注目です。

うたた寝をしたり、昼寝をしたり、はたまた寝入る直前だったり、そういったときに「高いところから落ちる夢」を見て、ビクッとなって起きてしまうことがありませんか？起きたときには心拍数が上がっていて、なんだか落ち着かないこともあるでしょう。

ここでは、そんな「高いところから落ちる夢」を見てしまう原因や、心理状況について解説していきます。

なぜ「高いところから落ちる夢」を見てしまうのか、その原因や心理を知るだけでも、少し落ち着くことができるかもしれません。ぜひ、参考にしてください。

現実世界で「落ちる」という言葉に良い印象を抱くことが少ないように、夢占いでも「落ちる」ということにあまり良い意味はありません。

「高いところから落ちる夢」を頻繁に見てしまうときは、何か不安を抱いていたり、精神的に追い詰められてストレスを抱えている状態が原因にあると考えられます。

人生経験の浅い10代〜20代の方は、精神的にも未熟で不安を感じやすいため、「高いところから落ちる夢」を見ることが多いそうです。

また、「高いところから落ちる夢」は心の不調だけでなく身体の不調も表していると言われています。この夢をよく見るという方は、自分でも気づかないうちに身体が不調を訴えているのかもしれません。

「高いところから落ちる夢」を見る原因には、心理的ストレスや身体の不調があるのではないかというお話をご紹介しました。ですが、「高いところから落ちる夢」には別の意味もあります。

それは「他者からの評価が下がってしまう」という警告の意味です。根も葉もない噂をされて評価が下がってしまう場合もあれば、自らのとんでもない失態が原因で周りの信用を失ってしまう場合もあります。

絶対ということはありませんが、気の緩みや脇の甘さを警告してくれているのかもしれません。「高いところから落ちる夢」を見た場合、普段の生活を少し気をつけてみましょう。

さて、ここまでは「高いところから落ちる夢」は夢占いでどのような意味があるのか、原因は何なのか、そのざっくりとした内容を解説してきました。

「高いところから落ちる夢」は、心理的なストレスや健康状態の悪化が原因と考えられ、更には自分の評価が下がることを警告する意味があります。

ですが、実はこの内容「どこから落ちるか」「どこへ着地するか」によって内容が変化するんです。ここからは「高いところから落ちる夢」について、「どこから落ちるか」に注目し、意味を解説していきます。

一つ目は「天国から落下する夢」です。夢の中において「天国」は、一般的に「やすらぎ・安心」を象徴するものですが、そこから落下するということは、自身が持っている運気が急激に悪くなってしまうことを暗示しています。

天国が夢に出てくるということは、現状の運気は上がっているかもしれません。しかし、そこから落下してしまうということは、運気を下げてしまうような出来事が起こる予兆でもあります。

順風満帆に運んでいた物事が一転、一気に悪化してしまう場合もあるので、浮ついた行動をせず堅実な行動を心がけましょう。

二つ目は「空から落下する夢」です。夢の中で「空」というものは、夢を見ている人自身の心理状況や可能性を表しています。空を飛ぶということは自由への憧れ・願望、現実逃避といった意味があり、その最中に落下するのは夢占いにおいて「挫折」を意味します。

「憧れや理想、目標」を表す空から落下してしまう、つまり、それらに到達する前に何か障壁となる出来事が待ち受けているのです。

頑張るあまりに、空（理想・目標）が高すぎたという場合もあります。ご自身の現状を振り返ってみて、身の丈にあった高すぎない目標を再設定してみると良いでしょう。

三つ目は「木から落下する夢」です。夢に出てくる「木」は、自らの人生を象徴しています。その木から落下するということは、自らの人生を賭けて行っていることが上手くいかなくなってしまうことを暗示しているのです。

「空から落下する夢」と少し似た点はありますが、こちらの夢は木がどれほどの大きさだったかによって、目標の大小も変わってくると言われています。

大木であればあるほど、その目標は高く大きなものだったということを表しています。現状の自分には大きすぎるかもしれないので、下方修正を検討しても良いかもしれません。

三つ目は「崖から落下する夢」です。夢占いによれば、崖は見た目の通り「逃げ場がない」ということへの不安を意味しています。また、大きな決断を下したり、事態を一変する出来事が起こることも意味します。

そのようなことを象徴する「崖」から落下するということは、「事態が一変することを予感しているけれど逃げ場がなく不安だ」という心理状況を表しているのです。

この場合、事態の変化を受け入れて立ち向かう覚悟を持つか、自分の心の安全を考慮して一度身を引く、といったことを考えると良いかもしれません。

そういった事態に心当たりのない方でも、「何か大きな変化があるかもしれない」と心の片隅に留めておくと良いでしょう。

四つ目は「塔から落下する夢」です。夢占いで「塔」は、自分の人生の目標、あるいは「権力」を表しています。そこから落下するということは、目指していたものにつまずいてしまう、また「地位や権力を失ってしまう」ことを意味しています。

現実のあなたが高い地位や権力を持っていればいるほど、それを失う可能性があるということを警告してくれているので、自らの行動には注意が必要です。

五つ目は「屋根から落下する夢」です。今までご紹介してきた例は、「目標」「理想」といったものが多かったですが、「屋根」は少し違ったものを意味しています。

夢の中で「屋根」は、自らのプライドを表しているのです。そこから落下するということは、突然のアクシデントによってプライドをひどく傷つけられることを暗示しています。

自分や家族のことをひどく貶められてしまう場合もありますが、もしかしたら、自らの傲慢な態度や高すぎるプライドについて警告してくれている夢かもしれません。今一度、自分の態度を振り返ってみましょう。

最後、六つ目は「舞台から落下する夢」です。夢に出てくる「舞台」というのは、自己顕示欲や承認願望を表しています。それらを表す「舞台」から落下するということは、周りに認められたいものの自分に自信を持てず、先に進めない状態であることを暗示しているのです。

逆に捉えれば、自分に自信を持つことさえできれば状況を打破できることを示唆しています。現状に思い悩んでいる人は、一度自分を過小評価していないか振り返ってみましょう。

ここまで「高いところから落ちる夢」について、「どこから落下するか」という点に注目し、夢占いでの意味の違いをご紹介してきました。

ここからは、落ちた先の話「どこに着地するか」という点にフォーカスを当てて、意味をご紹介していきます。

同じ「高いところから落ちる夢」でも、着地する場所により夢占いの内容は様々に変化します。自分の深層心理に耳を傾けて、自分でも気づかなかった心の声を聞いてみましょう。

一つ目は「海」へ着地する夢です。夢の中に登場する「海」は、大まかに「自分の心理状態」を表しています。その海へと落下・着地するということは、自分の怠慢や不注意によってトラブルを抱え、不安な状況へ陥ることを暗示します。

また、着地する先の海の様子でも、その状況は変化してきます。穏やかな海であれば、比較的ささいな不安で済むかもしれません。ですが、着地先の海が大荒れの場合、大きな不安に飲み込まれてしまう可能性があります。

また、海が濁っている場合、人には言えない隠し事があったり、心的外傷を抱えていることも表します。自分では気づかないうちに事態が悪化してしまうことがあるので、この夢を見た場合には、原因を早期に解決する必要がありそうです。

二つ目は「川」へと着地する夢です。現実世界でも、絶え間無く流れ続ける川は「人生」に例えられることがあるように、夢占いでも「人生・時の流れ」を表します。

そんな「川」に落下・着地する夢は、自分を見失ってしまうほどの大きな出来事が起こることを暗示しています。それと同時に金運も大きく低下してしまう暗示でもあるので、あらゆる意味で人生の窮地に立たされることを警告しているのです。

この夢を見た場合、お金のこと、それに関わる対人関係については一層気を引き締めたほうが良いでしょう。

三つ目は「氷が割れ、水の中へ落ちる」という夢です。現実世界ではイメージしにくいことですが、夢占いでは「安心だと思っていた氷が割れて、水の中へ落ちてしまう」ということから、自分では気づいていない罠にはまってしまったり、突然トラブルに巻き込まれてしまうことを暗示しています。

また、気持ちよく氷の上を滑っている最中に水の中へ落ちてしまった夢の場合、自分自身では物事が順調に進んでいると感じているため、罠やトラブルには一切気づけていません。

深層心理が警告してくれているということなので、一度立ち止まって周りを見渡してみると良いでしょう。

四つ目は「地獄」へ落下・着地する夢です。夢の中に登場する「地獄」は、誰しもが思い描くイメージの通り「恐れ・不安・苦しみ」などを表します。

これらを表す「地獄」に落ちるという夢は、後ろめたい気持ちから「地獄へ落ちるのではないだろうか？」という不安を暗示しているのです。

人に打ち明けられないような不安や後悔を抱え続けることで、その気持ちが夢となって現れているのでしょう。信頼の置ける人にその悩みを打ち明けることで、不安を和らげたり、後悔を取り返す糸口が見つかるかもしれません。

五つ目は「池・湖」に着地する夢です。夢占いにおいて、「池」は主に財産や経済状態、「湖」は心や内面を表します。

そこに落ちてしまうという夢は、自分に自信がなかったり、経済的な不安があって将来が見通せず、精神的に大きな負担となっていることを暗示しているのです。

これらの負担を取り除くのは容易ではありませんが、一歩ずつその負担を取り除くことができるよう、現状を理解して前へ進んでいくことが大切になります。

六つ目は、どこへも着地せず「暗いところへひたすら落ちていく」夢です。この夢は、見たイメージの通りに、先の見えない不安な状況が続いていくことを暗示しています。

現実世界でも、なかなか解決できないような問題を抱えていることが多くあるでしょう。この夢を頻繁に見る場合、多少強引な方法でも現状を打破する方法を考えることを優先したほうが良さそうです。

ここまでは、「高いところから落ちる夢」について、「自分」が「どこかから落ちる夢」または「どこかへ落ちる夢」についてご紹介してきました。では、自分ではない誰かが高いところから落ちる夢を見た場合には、それは一体どのようなことを意味しているのでしょうか？

「親しい人」「親しくない人」それぞれについて、「高いところから落ちる夢」を見る意味をご紹介していきます。

「親しい人」が高いところから落ちる夢を見てしまった場合、多くは「その人を失ってしまうことへの不安」を暗示しています。これは家族や恋人、兄弟、友人など、身近で大切な人が落ちて悲しんでいる場合です。

一方で、血縁が近い人や親しいと思っている人であっても、その人が落ちてむしろ清々しいと感じているようであれば、心の中では「その人と縁を切りたい」と感じていることを示唆します。夢の中で自分がどう感じていたかによって意味が変化するので、夢占いの際には気をつけましょう。

「親しくない人」が高いところから落ちる夢を見た場合、状況によって暗示している内容は変化してきます。

例えば、顔は知っているけど親しくないと感じている人の場合です。その人が落ちて悲しんでいる場合には、その人を失うことに不安があることを表しますが、その人が落ちてすっきりしている場合には、関係を断ちたいと思っていることを示唆しています。

一方で、顔も知らない・親しくない人の場合、その人は「自分自身の知らない自分の一面（人格）」を象徴します。また、その人の性別が同性の場合は特に自分自身を表し、異性の場合には特に親しい異性や恋人を表すことが多いです。

このような「知らない同性・異性」が高いところから落ちる夢を見たときは、それぞれ「自分自身が高いところから落ちる夢」や「親しい人が高いところから落ちる夢」に置き換えることができます。

いかがでしたか？今回は夢占い「高いところから落ちる夢」についてご紹介しました。お伝えしてきたように、「高いところから落ちる夢」は自分であっても、他人であっても、あまり良い意味はありません。

なんらかのトラブルや不安を抱えているということを暗示しているので、一度ご自身の周囲の状況や、精神状態、健康状態を振り返ってみましょう。