クレペリン検査を通るコツは?落ちる人の特徴や対処法・注意点を紹介!

クレペリン検査を通るコツは?落ちる人の特徴や対処法・注意点を紹介!

就職試験等で取り入れている企業も増えている、「クレペリン検査」という試験を知っていますか。クレペリン検査についての基本的な情報や、通る為の対策方法、注意点について紹介します。又、落ちる人の特徴を通して、落ちない対処法についても学んでいきましょう。

記事の目次

  1. 1.クレペリン検査について知っておこう!
  2. 2.クレペリン検査とは
  3. 3.クレペリン検査の基本的な情報
  4. 4.クレペリン検査・試験で何を見ている?
  5. 5.クレペリン検査方法とコツ
  6. 6.クレペリン検査に落ちる人の特徴と対策
  7. 7.クレペリン検査を受ける時の注意点
  8. 8.クレペリン検査に通る為の対処法を参考にしよう!

クレペリン検査について知っておこう!

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「クレペリン検査」というものを知っていますか。採用試験等で使う企業も多いこのクレペリン検査について紹介します。どういう検査であるかはもちろん、クレペリン検査を実際に受けることになった時の参考の為に落ちる人の特徴や対処法についても見ていきましょう。

クレペリン検査とは

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まずは「クレペリン検査」とはそもそもどういった検査七日という点から紹介します。採用試験で使われるとは言っても、ただ単に一般常識等を確かめるような、一般的な試験とは異なります。では、「クレペリン検査」とはどういったものなのでしょうか。

心理検査

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クレペリン検査とは、計算能力や注意力、集中力等を測定する心理検査です。単純な試験内容を元にその人の精神的、心理的な特徴を調べます。

クレペリン検査を通して分かる人間の効率を表したグラフを元に、その人の心理的な特徴が分かると最初に唱えたのが、ドイツの精神医学者のエミール・クレペリン博士です。そして後にそれを日本の心理学者の内田勇三郎博士が心理検査として確立させました。

その為正式名称は、「内田クレペリン精神検査」と呼びます。利用される場面は一般企業の採用試験や公務員試験の他、高校の進路指導でも用いられることがあります。又、鉄道事業者や鉄道の運転士は国土交通省の命令により、試験が義務付けられています。

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クレペリン検査では心理試験ということもあり、性格的な面はもちろん、テストの内容により学力の面も一緒に調べることができます。

試験を通して分かることは、作業をスムーズにすぐ始められるかという「発動性」、どのような状況、作業でも臨機応変に又感情の揺らぎをあまり感じることなく作業できるかという「可変性」、作業を進める勢いの強弱を測る「亢進性」の三つがあります。

どれも仕事をする上で大事な項目ばかりです。それらを判断することにより、この人はうちの会社に向いているか否かといった判断をすることができます。鉄道会社で働く方のような、集中力や正確な判断力を要する業種にとっては、特に知っておきたい部分でしょう。

クレペリン検査の基本的な情報

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クレペリン検査の詳細が心理検査だと分かった所で、クレペリン検査の基本的な情報について紹介します。クレペリン検査で行うのは計算問題です。その計算問題については後程詳しく紹介します。ここではクレペリン検査を受ける際の、制限時間や問題数等に触れていきます。

制限時間・問題数

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まず、クレペリン検査は前半と後半の2回に試験時間が分かれています。前半、後半の間には5分間の休憩が挟まれます。

それぞれの制限時間は前半、後半共に15分ずつで、休憩時間も加えるとトータルで35分間です。その制限時間の中で、1行あたり116個の数字が並ぶ行を、数十行こなします。制限時間内にただ黙々と作業するのではなく、1分毎に流れるアナウンスの指示に従いながら解答します。

つまり、1分間の間に116個の数字の計算全てが終わらなくとも、アナウンスの指示に従い、そのまま次の行へどんどん移っていかなければいけません。116個の数字全てを処理しようと思うと、計算力だけではなく、計算のスピードも必要になるということです。

最後に性格についてのアンケートも

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この計算問題が終わった最後には、自分の性格や思考についてのアンケートにも答えなければいけません。こちらは自分の性格や思考を考えながら、自分自身に最も当てはまっていると思う部分にマークをしていきます。このアンケートも含めてクレペリン検査です。

クレペリン検査・試験で何を見ている?

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クレペリン検査は心理検査で、この試験を受けることでその人の心理的な特徴を知ることができます。では、その心理的特徴を知る為に、どういった所をこの試験で見ているのでしょうか。クレペリン試験を受けた人の解答で見られている具体的な箇所について紹介します。

①計算量

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まずは、どれだけ計算をこなせたかという計算量です。アナウンスが流れるまでの1分間にそれぞれの行をどれだけ埋められているかが見られます。

計算量を稼ぐ為には、スピードが求められます。1分間の間に全ての行が大体1行の半分程度埋められているのが理想的だとされています。その為、116個の数字全てを処理し、1行丸々埋めなければならないということはありませんが、ある程度の処理スピードは必要です。

②正答率

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次に見られているポイントが、正答率です。計算量がどんなに多くても正答率が低ければ意味がありません。正確な判断力が求められる仕事では、そうしたちょっとしたミスが後々大きく響くこともあります。そうしたことにならない人かの判断をする為にも、正答率は重要です。

クレペリン検査は数字が書かれたそれぞれの行と行の間隔が狭い為、注意して作業しなければ上下の数字で計算してしまったり、数字同士がこんがらがって見えてしまう危険があります。そうした注意点も踏まえた上で、集中して試験に取り組まなければいけません。

③作業曲線

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そして「作業曲線」という部分が、クレペリン検査では見られています。ではまず、その作業曲線とはなんなのでしょうか。

作業曲線とは、それぞれの行の計算をした後、それぞれの行で解答できた最後の数字同士をそれぞれ結び合わせた時にできる曲線のことです。折れ線グラフのようなものを想像してみてください。この曲線の形によって、回答したその人の作業に対する姿勢を知ることができます。

例えば、最初は集中してたくさん計算できるも、途中集中が切れ伸び悩み、最後はまた巻き返すといった人の作業曲線はU字型になります。これが一般的な作業曲線と言われています。作業曲線は人により様々で、最後に向かってどんどん上がる人、逆に下がる人等様々です。

クレペリン検査方法とコツ

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ではここでクレペリン検査の検査方法について具体的に紹介していきます。クレペリン検査で行われる計算は簡単な足し算です。1行の中に書かれた数字の、隣り合ったもの同士をどんどん足し算します。書かれている数字は3〜9の1桁の数字の為、小学1年生でもできます。

桁上りがない場合

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クレペリン検査では、ただ計算して導き出した答えをそのまま解答として記載できる場合と、できない場合があります。

そのまま解答しても良い場合とは、数字同士を計算しても答えも1桁になる場合です。つまり答えが3〜9を使った足し算の答えとなる、6〜9までの数字はそのまま解答して問題ないと言うことです。例えば、3+6の答えは9の為、そのまま「9」と解答します。

こうして見てみると簡単に思われますが、これを続けていくと徐々にクレペリン検査の恐ろしさに気付かされます。小学1年生にでもできる簡単な計算だとしても、数字が延々と並んだ問題用紙をずっと見ているとどんどん脳は疲れます。その時は一呼吸おくのも大事です。

桁上りが混じっている場合

先程は足し算の答えが1桁の解答に関しての解答の仕方でしたが、もし答えが2桁になった場合は、そのまま解答してはいけません。

つまり、足し算をした際に解答が10〜18になる場合は、そのまま解答すると間違いになるということです。10を超える2桁の解答が出た場合の解答方法は、下1桁の数字だけを記載します。例えば、8+5の計算をする場合、足し算の答えは13ですが、解答するのは「3」のみです。

3以上の数字を足し算する為、解答のほとんどは2桁になります。ですが、3〜9までの1桁の数字のみを使った足し算の為、最高でも解答の十の位は「1」のままです。それを頭に入れておけば、2桁の解答になることが分かった時点で、下1桁の数字に意識を向けましょう。

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ちなみに、足し算の解答が「10」になる場合は「0」と解答しなければいけません。「0」だからといって記載しなくて良いと言うことにはなりませんので、記載を忘れないように注意しましょう。解答が10になるパターンは、数字の前後を入れ替えた形も含めると5通りあります。

同じ数字が連続する場合はお得

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クレペリン検査の数字は、3〜9の1桁の数字がずらっと並んでいます。その中には同じ数字が並ぶ箇所も少なからず出てきます。

つまり、「3333」のように並んでいれば、この間の3つの解答は全て「6」です。こうした場合は毎回わざわざ計算する必要のないお得なシーンだと受け止め、その分どんどん次の計算に時間を使うようにしましょう。3つ以上同じ数字が続く場合は注目です。

もう一つ、一つの数字を同じ数字二つで挟んでいる場合も、連続して同じ数字が解答です。例えば、「787878」と並んでいれば、この間の5回の解答は全て「5」です。こうした場合も先程と同じようにお得な場面と捉えましょう。ここに気付けるかも大事なポイントと言えます。

通るコツとは?

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クレペリン検査で見られているのは、計算量と正確性、そしてそこから分かる作業曲線です。しかし、これらのどの部分を重要視するかは企業によって異なります。

つまり、とにかく正確な解答ができる人を求める企業、作業曲線のうねりが小さくそれぞれの行の回答数に差が見られない、安定した解答ができるひとを求める企業等と、同じクレペリン検査を受けても結果を見る企業によってより重要視する箇所が変わるということです。

ですが、基本的にはそれぞれの部分で偏りの小さい人が求められる傾向にあります。そうした偏りの少ない結果の人が作る作業曲線を「定型曲線」とし、そこからのズレで判断されることも往々にしてあります。つまり、定型曲線との差、ズレが少ない方がベターだということです。

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定型曲線と自分の作業曲線のズレをなるべく小さくすることで、クレペリン検査を通過しやすくなると言っても過言ではありません。

そうする為には対策をするに越したことはないでしょう。心理検査であるクレペリン検査に向けて準備をするというのは、心理検査の意味があるのかと思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。事前に対策ができるかどうかも、その人の心理面に関わります。

たとえ心理検査と言えど、その企業に入りたいからその企業に自分を合わせようとする努力の結果がそこには反映されます。クレペリン検査は予めどのような内容か分かっている為、できる対策はするに越したことはありません。それがクレペリン検査に通る為のコツです。

たくさん練習

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クレペリン検査を通る為には、今述べたように対策をするのが望ましいです。同じような問題をたくさん練習することで、通る可能性は上がります。

クレペリン検査の1行あたりの回答数は115個存在します。先述した通り、115個の答えを1分間の間に解ききるのはほぼできません。大体半分と少しぐらいの60個程度が平均的とされている為、その辺りのラインは最低限クリアできるように計算練習をしましょう。

作業量が多いかどうかの判断は、1行あたりの回答数が最も多い行を見て判断されます。最もよく解答できた行が、半分と少しの60個以上を超えていればとりあえずは平均的と言えます。ちなみに1番回答数が上がる行が、休憩後の最初の1行目と言われています。

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クレペリン検査の練習方法は様々存在しています。インターネットで問題を上げているサイトから印刷したり、スマホアプリでも練習できます。

又、自分で作ることも可能です。自分で作る際は、エクセルやエクセルのスプレッドシートを用意し、「A1」のセルに「=RANDBETWEEN(3,9)」という関数を入力します。それを「DL1」のセルまで横に引っ張ってコピーすればクレペリン検査の1行分の問題ができます。

そして更に下に向かって何行分もコピーをすれば簡単に問題を作成できます。あとはできたページを印刷すれば練習できます。「RANDBETWEEN」関数とは、整数をランダムに表示してくれる関数の為、シートそのものを再読み込みすれば、また違った数字が並びます。

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又、対策方法には、49通りの答えを全て覚えてしまうと言う方法もあります。問題に登場する数字は全て1桁で、解答は2桁になると下1桁しか記入しません。そのルールが分かっていれば、足し算のパターン、そしてそれに伴う解答を暗記することも難しくはありません。

前半15分は最初の1分の能力を上回らない

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作業曲線のうねりや、作業曲線と定型曲線とのズレを小さくし、クレペリン検査に通る確率を上げるコツの一つとして、次のような方法もあります。

それは、クレペリン検査開始直後の1行目の計算量を1番多くすると言う方法です。そして2行目以降は1行目を基準に、計算をこなせる量をそれぞれの行毎に上がったり下がったりしながら、徐々に減少傾向に持ち込みます。そうすれば曲線そのもののうねりは小さくなります。

開始直後の1行目はまだ疲れておらず、1番力を発揮できる可能性が高い為、この方法を使いやすいと言えます。ただ定型曲線とのズレを小さくする為には、平均的とされている計算量の基準をある程度クリアすることを見越しておかなければ、この方法は意味を成しません。

前半11分目と後半11分目はミスに注意

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クレペリン検査では、前半と後半それぞれの11分目、つまり11行目が採点の肝とされています。前後半の11行目のどちらかに3つ以上の間違いがある場合は注意です。

間違いが3つ以上発見されると、11行目前後の10行目、12行目辺りと、前後半それぞれの2行目を更に注視されます。そしてそれらでも間違いが見つかると、誤答が多発していると考えられ、評価が下がってしまいます。その為、前後半それぞれの11行目は要注意です。

しかし、最近では前後半通した全ての行の11行目、16行目、21行目に間違いがないかを注視しているとの情報もあります。そうしたことから、前後半それぞれの11行目に加え、前後半を通した全体の11行目、16行目、21行目にも特に注意をしておきましょう。

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先述したように、休憩明けの後半1行目が1番伸びる行とされています。これは休憩を挟み、作業にも大体慣れてきた時間での解答だからです。

この1番よくできるであろう、休憩明けの後半1行目をその後大きく超えないように注意しなければいけません。極端に増えたりしてしまっては、作業曲線のうねりや、定型曲線とのズレも大きくなり、ムラのある人だと判断される材料になってしまう恐れがあります。

先程述べたように、徐々に全体的に減少傾向に持っていくのが最も望ましい形です。ただ、検査の終わりが見えるにつれて、マラソン等と同じようにラストスパートをかけ、計算量が伸びる可能性があります。そこは上手く後半1行目を超えないよう気を付けましょう。

間違えたら×をつけて消す

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計算を間違ってしまい、その間違いに途中気付いてしまった場合、消しゴムは使いません。後程詳しく述べますが、消しゴムそのものの持ち込みをクレペリン検査では認められてない場合もあります。間違いを訂正する場合は、「×」や斜線で訂正し、新たな解答を記載します。

クレペリン検査に落ちる人の特徴と対策

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クレペリン検査は、単純な計算を時間いっぱい延々と解いていく試験です。心理検査とは言え、先述した通り対策をすれば通る確率は上がります。では、対策の有無以外にこのようなクレペリン検査に落ちる人にはどのような特徴があるのでしょうか?対処法と併せて紹介します。

①集中力がない

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クレペリン検査に落ちる人の特徴の一つ目は、集中力がないという点です。クレペリン検査は心理検査の為、これは大きな問題と言えます。

作業曲線のうねりや、定型曲線とのズレを小さくする為の対処法は先述した通りです。ラストスパートに向けてグンと計算量を伸ばしてしまう人もいますが、先程の対処法に関係なく、計算量が落ちてしまう人もいます。この時に集中力も一緒に落ちることがあります。

人間の集中力はそれほど長いものではありません。いくら間に休憩を挟んでも、試験というある意味では緊張を感じるストレス状態にあればちょっとした焦りでも集中力は落ちるでしょう。ですが、これはクレペリン検査に於いては集中力がないという判断材料にされてしまいます。

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集中力が徐々に落ちることで、作業曲線が後半に向かって大幅に下がるといったことになってしまうと、クレペリン検査に落ちる大きな原因となってしまいます。特に、集中力を必要とするような職種を目指す人にとっては死活問題となりかねません。

人間誰しも徐々に集中力が落ちることは仕方のないことではありますが、作業曲線にその影響が大きく現れてしまうようでは問題です。そこで、集中力を高める為の方法、集中力がないことでクレペリン検査を落ちるということをなくす為の対処法を紹介します。

①清涼感のある香りを嗅ぐ

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集中力がない人の為の対処法の一つが、柑橘系やミント系等の清涼感を感じるにおいを、試験前等に嗅ぐという方法です。

においは物によって人間の集中力を高めてくれる効果があります。その一例が柑橘系やミント系のにおいです。そうしたにおいの香水を小瓶に入れておいたり、ハンカチ等に付けておく等し、試験本番前に少し嗅いでから試験に臨むと、集中力が高まる可能性が上がります。

手首等に付けても構いませんが、あまりにも周りににおいを感じさせてしまうほどつけてしまっては、迷惑です。そうすると、周りの受験者だけではなく、企業からも悪印象を持たれてしまいかねません。試験とは違う所で落ちる要因を作らないようにも、気をつけましょう。

②毎日計算練習をする

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集中力がない人の対処法の二つ目が、毎日計算練習をし、「計算に集中する」ということを習慣付けるという方法です。

毎日計算練習をしていると、計算をする時は集中力が上がるというサイクルができます。すると、クレペリン検査本番でもその効果を発揮し、集中して取り組める可能性が上がります。又、それだけではなく、毎日計算練習することで、試験そのものの対策にも繋がります。

集中力を高める練習、試験そのものの対策、その両方ができれば同時に計算量も上がります。クレペリン検査を通る全ての部分に於いて、毎日の計算練習は効果的と言えます。又、こうして集中力が高まれば、入社時のその他の試験の際にもその効果を活かせるでしょう。

③緑茶を飲んで集中力を上げる

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集中力がない人の対処法の三つ目は、緑茶を飲むと言う方法です。緑茶に含まれる「テアニン」や「カフェイン」という成分が集中力を上げる効果を持っています。集中力を上げてくれるだけではなく、体をリラックスさせる効果も期待できる為、おすすめです。

又、緑茶以外にもコーヒーや紅茶も同じ効果が期待できます。しかし注意点として、「カフェイン」には利尿作用がある為、試験前の飲み過ぎには注意が必要です。その他、カフェインを過剰に飲み過ぎたことにより起こる「カフェイン中毒」もある為、程々を心がけましょう。

④チョコレートを食べて集中力を上げる

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集中力がない人の対処法の四つ目が、チョコレートを食べると言う方法です。チョコレートに含まれる「テオブロミン」やカカオの主成分「カカオポリフェノール」が集中力を高めてくれます。又、「テオブロミン」にはやる気を出させてくれる効果も期待できます。

そうしたチョコレートの作用は、食べた後およそ1時間後にピークが来ます。そのピークと試験の時間を逆算して食べてみましょう。注意点としては、食べた後およそ2時間後には効果が消えます。効果が無くなることや、食べ過ぎてしまった後は眠くなることがある為、注意しましょう。

②計算が遅い

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クレペリン検査を落ちる人の特徴の二つ目は、計算が遅いということです。定型曲線に近付ける為には、計算の速さは重要と言えます。

先述した通り、クレペリン検査は1分間の間に半分程度解けているのが望ましいとされています。半分程度、又はそれ以上の計算量を全体を通して大きくぶれることなく最後まで続けられる人は問題ありませんが、その平均に達しない人は注意が落ちる可能性が上がります。

特に計算力や、作業の速度が求められるような職種であれば、この点は特にクリアしておかなければいけない部分です。計算する速度を速め、計算量を上げるにはやはり試験への準備、対策が必要です。事前に対策をしっかりすれば、計算の速さはカバーできます。

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クレペリン検査を受ける時の注意点

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では最後に、クレペリン検査を受ける際の注意点について見ていきましょう。クレペリン検査には大きく分けて、次のような三つの注意点があります。次のような注意点に気をつけて、クレペリン検査に落ちることのないようにしっかり対策や準備をし、気持ちを整えましょう。

消しゴムは使わない

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クレペリン検査を受ける際の注意点の一つ目は、消しゴムを使ってはいけないという点です。これは計算量を上げる為のポイントの一つでもあります。

そもそも、消しゴムの使用そのものが禁止されているとの見解もあります。誤って消しゴムを使用することで、試験会場の監督から注意を受ける場合もある為、この注意点は見逃してはいけません。又、消しゴムを使い誤答を消すということは、それだけで時間がかかります。

先述した通り、間違った解答をしたことに気付いた場合は、間違った解答に「×」印か斜線を引き、新しい解答を書きます。ですが、それでも多少のタイムロスを招く為、できる限り誤答は置いておき、計算量を稼いだ方が良いと考えられる場合もあります。

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又、見落としがちな注意点として、試験を受ける際に書き物として使う、シャーペンや鉛筆に関してです。シャーペンは、中の芯に余裕があるか、又故障した際のスペアを何本か用意しておきましょう。鉛筆も芯が折れた場合を考えて、複数本用意して試験に臨みましょう。

行を飛ばしても戻らない

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クレペリン検査を受ける際の二つ目の注意点は、もし解答する行を1行飛ばして解答してしまっても戻ってはいけないという点です。

多くの数字が並ぶテスト用紙は、ずっと見ているとこんがらがってしまいそうになります。焦りも生じるテスト時間では、行を飛ばしてしまうというミスはよくあると言われています。クレペリン検査のテスト用紙には、制限時間分を超える行数が記載されています。

これはそうしたミスがあると予め予想されているからという理由もあります。行を飛ばしたことに気付き戻ってしまえば、作業曲線がおかしな形を作ってしまいます。それでは、正確な作業曲線を描くことができない為、行を飛ばしてもそのまま先に進めるようにしましょう。

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1、2行の飛ばしは特に問題はない為、あまり気にする必要はありません。しかし、やはりミスなくできるというのが大前提にはあり、そのミスからもその人の心理状態は表される為、行を飛ばさない対処法としては、集中して作業をし、十分に気をつけましょうということです。

自分の弱点を意識して進める

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クレペリン検査を受ける際の注意点の三つ目は、事前の対策で分かった自分の弱点をしっかり理解した上で、作業を進めるという点です。

事前に対策をしっかりしている人であれば、クレペリン検査を受けるにあたり、自分の弱点は何かというのが見えてくるはずです。例えば、計算の速度が遅い、正確性に欠けている、集中が切れやすい等、それらの自分の弱点を頭に置いて作業をする必要があります。

自分自身の弱点が分かっていれば、どこに注意をして作業すれば良いか、試験直前にはどうしておけば良いか等、対処法が見えてきます。これまでの2つの目に見えて分かる注意点への対処法にプラスして、自分自身の課題となるこの注意点についてもしっかり考え対処しましょう。

クレペリン検査に通る為の対処法を参考にしよう!

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クレペリン検査は、計算自体は小学生でも解ける簡単なものです。しかし、ただ単なる計算と違う所はその解答に向かう姿勢、解答した後に見える自分の傾向、そうしたものが全て加味されて結果に繋がるという点です。紹介した対処法を参考に、しっかり試験対策をしましょう。

sadah
ライター

sadah

エレクトーンやピアノを演奏する音楽大好き人です!たまに弾き語りもやります。聴くのが好きなのはロック、演奏するのはディズニーや映画・ドラマ音楽などを中心にいろいろ演奏します♫演奏をして音楽を届けるように、様々な楽しい記事をお届けできるように頑張ります!

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