やりたい仕事の探し方で結果に影響する!
やりたい仕事を探すと言われても、結構難しいものです。自分が何をやりたいのか見いだせていない人も多いです。特に若い人はまだ自分の得意な分野がわからず、やりたいことがはっきりしていない場合もあるでしょう。
しかし、やりたい仕事をどう探すかで、その後の結果に大きく響いてきます。やりたい仕事がうまく見つけられて転職が成功すれば、それから先はスムーズに運ぶ確率も高くなります。そこで、やりたい仕事の探し方を解説します。
やりたい仕事がわからない人は3タイプ
やりたい仕事が早く見つけられて、すぐに転職先が決まればいいですが、そううまく行くとは限りません。大体自分がやりたい仕事が何なのかわかっていないというケースも多いです。ではどうしてやりたい仕事がわからないのか、タイプ別に性格を見てみましょう。
器用貧乏タイプ
器用貧乏な人は器用という長所は持っていますが、何でもこなせるので、特にこれと言った得意なものを持っていません。与えられた仕事はそつなくこなし、不得意というものもないので一通りのことはできるのですが、自分を売り込める部分がないのです。
それだけにこれが自分のやりたい仕事であるというものを見つけるのは難しくなりがちです。しかし、それではいつまでたって満足できる仕事に縁ができません。器用貧乏をいつまでも続けるのではなく、努力して得意分野を伸ばす必要があります。
20代、30代くらいの若い時分は、器用貧乏でも仕事はいくらでもありますが、年齢を重ねると、得意分野を持っている人のほうが仕事を探しやすくなります。転職先も多くなり、やりたい仕事を見つけやすくなります。
変身願望タイプ
変身願望が強い人がいます。「仕事を変えれば、もっと頑張れる」「場所が変われば、もっと結果を出せる」と考えている人です。確かにそういうケースはありますが、変身願望が強い人は、願望ばかりが先に立ち、今一つ踏ん切りがつかないようです。
変身願望だけでは、やりたい仕事が見つけられるとは限りません。願望をどう実現していくか、よく考えないといけません。そのためには、資格取得に励んでみたり、転職サイトに登録したりして、変身願望が願望に終わらないように努力する必要があります。
慎重タイプ
転職しても成功するかどうかわからないと考え、慎重になる人がいます。そのようなタイプの人もやりたい仕事にまでたどり着くのに時間が掛かります。仮にやりたい仕事の候補が見つかっても、失敗したらどうしようという気になり、転職にまで進めないのです。
慎重タイプの人の気持ちはわかります。慣れた仕事から別の仕事に移れば、リスクはあります。しかし、それにこだわっていたのでは、やりたくない仕事にいつまでも就いていなくてはいけません。時には人間、チャレンジしてみることも必要です。
仕事というものは、いくらやりたいものであっても、すべてがすべて自分の思うように行くとは限りません。自分の希望をすべて満たせる仕事はありません。そう考えれば、新しい仕事に臨む心構えもでき、思い切って転職する気にもなるでしょう。
やりたい仕事の探し方の方法やコツ7選!
やりたい仕事を探す探し方の方法やコツを考えてみましょう。ただやみくもに転職すればいいというのではなく、よく考えて、やりたい仕事を見つけなければいけませんが、それにはどうしたらいいのでしょうか。具体的な方法とコツを紹介します。
探し方①なりたい将来から逆算
やりたい仕事の探し方の第一の方法とコツは、なりたい将来から逆算してみるです。人間生きていれば、こうなりたいという将来の像があるでしょう。その将来の像から逆に考えてみて、どのような仕事に就くのがいいのか思い浮かべてみるのです。
例えば、結婚して子供を二人作って、大きな戸建て住宅に住んで幸せに暮らしたいとか、海外で大活躍したいとか、将来は起業して独立したいとか、いろいろな将来の夢があるでしょう。その夢から、現在どういう仕事に就けばいいのか考えてみるのです。
そうすると、こんな仕事をやってみたい、こんな能力を身に付ける必要がありそうだというような大まかなイメージがわいてきます。そこから少しずつ像を絞り込んでいき、具体的なやりたい仕事を探すといいでしょう。
探し方②近場の就職&転職イベント
やりたい仕事の探し方の方法やコツの一つに行動があります。どのような行動が必要かというと、近場の就職イベントや転職イベントに参加してみるのです。就職イベントは新卒者用のものが多いですが、転職イベントはサラリーマンやフリーターにとっても有益な場となります。
転職イベントがどこで開催されているかわからないという人は、インターネット広告や電車の車内広告に目を光らせておきましょう。意外に近くで行われている場合があります。また、「地名+就職(転職)」で検索すると、転職イベント情報が入手できます。
転職イベントでは、企業の担当者の話を聞くことができます。これは貴重な機会で、本当にやりたい仕事を提供している会社なのか確認できます。そのうえで、これはよさそうだという企業があれば、応募してみても悪くありません。こうしてやりたい仕事を見つけた人もたくさんいます。
探し方③どんな仕事が存在するのか調査
やりたい仕事をどう探せばいいのか、探し方に悩んでいるのなら、まずは世の中にどのようない仕事があるのか調査してみるといいでしょう。そうすると、自分が知らない仕事や職業がいかに多いかがわかります。
それだけたくさんの職種があれば、その中からやりたい仕事は必ず見つかります。その調査の方法とコツですが、現代にはインターネットという便利な道具があります。それを使えば、いくらでも調査できます。また、ハローワークや就職支援サービスでも探し方が可能です。
仕事の調査の方法やコツで大事なのは、その仕事のメリットとデメリットの両方をチェックしておくことです。それによって、本当に自分がやりたい仕事なのかどうかが見えてきます。そうすれば、チャレンジしてみようという気にもなるでしょう。
探し方④自主的に努力した経験
やりたい仕事の探し方の方法とコツで大事なポイントの一つに、自己分析があります。自分を正確に分析できて初めて、適職が見つかります。その方法とコツはいろいろありますが、まずは過去に自分が自主的に努力できた経験を振り返ってみましょう。
アルバイトでも本職でもいいので、どのような仕事に自主的に取り組めたのか思い出してみるのです。それによって、こんな職種なら意欲的にかかわれそうだというイメージがわいてくるでしょう。その線で仕事を探していけば、やりたい仕事も見つけやすくなります。
いくら条件や給料のいい仕事でも、いやいややっているものなら楽しくもないし、やりがいも感じないでしょう。やりたい仕事とは、単にお金儲けができるというのではなく、自主的・意欲的にできるものです。そういう意味では、過去の自己分析はとても役に立ちます。
探し方⑤テーマを絞る
「日本を幸せにしたい」「世界平和の役に立ちたい」、いずれも壮大なテーマですが、このようなテーマで仕事探しをすると、適職が見つけにくくなります。もう少し対象を絞って、身近なテーマで仕事の探し方をする方がやりたい仕事が見つけやすくなります。
身近なテーマとは、「それほどお金持ちにならなくてもいいから、家族みんなで幸せに暮らしたい」とか「○○の分野でささやかな成功が収められればいい」などです。このくらいのテーマなら、仕事の絞り込みがしやすくなります。
人生のテーマ、つまり目的が明確になったら、求人サイトで検索してみるといいでしょう。目的別に検索できるサイトがあるので、とても役に立ちます。それによって、ちょうどよさそうな仕事が見つかる確率も高まります。
探し方⑥自分で可能性を狭めない
よさそうな仕事の候補が見つかっても、「自分にはどうせできないだろう」とあきらめてしまう人がいます。自ら可能性を狭めているのですが、仕事というものはやってみるまでわかりません。実際に取り組んでみたうえで、自分ができるのかできないのかが見えてきます。
したがって、早い時点からできそうもないと可能性を狭めるのはよくないです。それではせっかくのチャンスを自ら放棄していることになります。まずはチャレンジです。そこから未来が開かれていきます。
仮に難しそうな仕事だと思えても、情報収集を丹念にすれば、その仕事の概要が見えてきて、自分に不可能なのかどうかわかるようになります。そのうえで判断すればいいことですから、早いうちから可能性を狭めないことがやりたい仕事の探し方の方法とコツです。
探し方⑦不得意な事は選択肢から除外
可能性を狭めないとは言っても、不得意なことはやらない方がいいです。不得意な仕事、絶対にやりたくない仕事は選択肢からあらかじめ除外しておきましょう。人間だれしも不得意なことはたくさんありますから、それを無理にやる必要はありません。
具体的には、体力に自信がないというのなら、肉体労働、立ちっぱなしの仕事、通勤時間が長い仕事などは除外することになります。また、接客の仕事が得意でないというのなら、お店の販売員や営業などの仕事は向いていません。別のやりたい仕事を探しましょう。
やりたい仕事を見つけて成功させるポイント
やりたい仕事を見つけて成功させるポイントを考えてみましょう。やりたい仕事があれば、積極的に応募した方がいいですが、それを成功させなければいけません。やりたい仕事である以上、継続できるようにしたいところですが、その方法とコツはどこにあるでしょうか。
まずは第一歩として行動!
やりたい仕事の探し方の方法やコツでも取り上げましたが、やりたい仕事を見つけて成功させるためには、まずは行動です。何もしないのでは、今のままです。今の仕事がやりたい仕事でなければ、動いてみることから始めましょう。
行動と言っても、順番がありますが、まずが自己分析から始めるといいでしょう。自分という人間がどういう性格で、どのような能力を持っているのか詳しく考えてみるのです。そのうえで、どのような仕事に向いているか絞っていくのです。
その作業が済んだら、転職サイトに登録したり、ハローワークに行ったりして、具体的な仕事の候補を見つけてみましょう。またすでに説明した転職イベントに出席してもいいです。とにかく行動が成功のカギです。
身に付けるスキルで探す
やりたい仕事を探す場合、会社や仕事という部類で求めていくと、いい結果が出ないことがあります。いくらやりたい仕事を提供している会社であっても、経営環境が変わって、事業内容が変わるケースもあります。また、部署移動により仕事そのものが変化する場合があります。
したがって、会社・仕事という分類でやりたい仕事を探すのではなく、自分の持っているスキルをいかに活かすかという視点で当たってみた方が成功の確率が高くなります。スキルさえあれば、再転職してもまた成功できます。
そういう意味では、優れたスキルを身に付けることはやりたい仕事を見つけて成功する基本的な方法やコツと言うことになります。今やっている仕事の合間でいいですから、何か資格やスキルを身に付けておくと、やりたい仕事で成功しやすくなります。
必要とされるようになる
いくら自分でやりたい仕事だと思っても、相手から必要とされるようにならないと、待遇も悪くなり、結局はやめざるを得ないことになりかねません。仕事というものは自分の意志だけで成立するものではなく、相手の気持ちも大切になってきます。
したがって、やりたい仕事を見つけて成功するには、相手からも喜ばれる、必要とされるような人間になる必要があります。その努力があって、初めてやりたい仕事が継続できるようになり、成功に近づきます。
逆に言えば、必要とされないようでは、やりたい仕事もやりたい仕事でなくなってしまいます。そのような状況では仕事をしていても面白くないし、張り合いもありません。そんなことになっては困るので、少しずつでもいいので周囲の人から好まれるようにする必要があります。
経験のない仕事でも頑張れば成功する
やりたい仕事ではあるけれど、経験がないだけに成功は難しいのではと思う場合もあるでしょう。確かに経験のない仕事に取り組むのは大変です。そのような仕事を見つけても、不安が先に立つでしょう。
しかし、よほど専門的なスキルを必要とする仕事でない限り、普段の努力である程度のハンディは克服できます。経験不足だから成功できないとは限りません。したがって、頑張って経験不足をカバーし、成功にまで突き進んでください。
やりたい仕事のマイナス面も考えておく
いくらやりた仕事であって、すべてが気に入るということはないでしょう。嫌いな部分もあるはずです。そのようなマイナス面もよく考えておいたうえで、取り組むことが成功のコツです。最初からマイナス面を頭に入れておけば、心の準備ができます。
心の準備ができた状態で仕事をしていけば、多少嫌なことがあっても乗り越えられます。したがって、やりたい仕事探しで成功する方法とコツは、その仕事のマイナス面も含めて、書き出しておくことです。
やりたい仕事が見つからない時の状況とは?
やりたい仕事を探しているけれど、見つからないという人は結構います、そのような人はどういう状況にあるのか分析してみましょう。やりたい仕事の探し方の方法とコツは紹介しましたが、それを読んでも見つからない場合は、どうなっているのでしょうか。
自己理解が進んでいない!
自己理解が進んでいない状態では、やりたい仕事は見つけにくいです。やりたい仕事を探すうえで大事なのは自分の強みや得意ジャンルがどこにあるか、自分の性格の長所はどんなところかしっかり分析できることです。
しかし、自己理解が進まず、自己分析も思うようにできていないと、何がやりたい仕事なのかさえわからなくなってしまいます。したがって、自分というものをよく見つめる必要がありますが、そのいい方法として自分の長所と短所を書き出してみるのをおすすめします。
将来のこと考えすぎている
やりたい仕事が見つからない場合によくあるのが、将来のことを不安に思いすぎているケースです。「この仕事の収入でやっていけるか」「会社の人間関係はぎすぎすしていないだろうか」と気にしてしまい、新しい仕事を見出せなくなるのです。
確かに将来のことをいろいろと考えることも大切ですが、それが高じて、やりたい仕事探しの障害になってはいけません。不安点を挙げればきりがありませんが、それらを払拭して前進する必要がある場合もあります。
周りの目を気にしている
転職をすれば、その影響は周囲にも及びます。特に家族は直接生活が左右されることなので、とても気にします。そのような周囲の目を気にするあまり、やりたい仕事を探せないという状況に陥っている人がいます。
せっかく今のいい仕事に就いているのだから、わざわざ転職する必要はないだろうという目で見ている人が周りにいるかもしれません。そのような目を意識しすぎると、思い切って新たな仕事にチャレンジしてみようという気がうせてしまいます。
現状に不満がある
とにかく今の仕事から逃げ出したい、今の職場の人間関係が嫌だというように現状に不満を持っている人がいます。そのような人は、仕事を変えることばかりに目が行き、何が自分のやりたい仕事なのか考える心の余裕がありません。
そのため、やりたいかどうかではなく、ただ現状から離れるためだけに転職してしまう場合があります。そうなると、好きでない仕事、得意でない仕事にかかわるというケースも出てきて、またしても不満を抱えるという悪循環に陥る恐れもあります。
情報不足
単に情報不足だからやりたい仕事が見つけられないというケースもあります。やりたい仕事を見つけるには、さまざまな情報を集めて、仕事の内容、プラス面、マイナス面などを見ていく必要がありますが、それができていないといい仕事は探せません。
情報不足は努力不足とも言えます。今の時代、情報はあちこちにあふれています。少し工夫すれば、いくらでも仕事に関する情報は収集できます。それを避けているようでは、本当にやりたい仕事を探しているのか疑わしいです。
戦略不足
やりたい仕事が探せても、どうしても乗り出せない場合があります。収入がよくないというのが一番の理由ですが、これには戦略不足という面があります。仕事の環境や仕方を工夫すれば、収入が増える場合もあります。そうなれば、その仕事に取り組めるようになるでしょう。
自分のやりたい仕事を見つける際の注意点
自分のやりたい仕事についてあれこれ見てきましたが、そのやりたい仕事を見つける際にはいくつか注意点があります。注意点をしっかり覚えておかないと、スムーズに仕事探しができませんから、一つ一つチェックしてください。
自問自答の答えを紙に書いてみる
仕事探しをしている時には、自問自答することもあるでしょうが、その内容は紙に書いておくといいです。それによって頭の中の整理もできるし、見返してチェックしなおすこともできます。頭の中に浮かんだ言葉だけでは忘れてしまうことも多いので、できるだけメモを取りましょう。
第三者の意見も聞いてみよう!
自問自答だけでは、考えが偏りがちになります。もう少し広い視点で仕事探しをするためには、第三者の意見も聞いてみましょう。そうすれば、思わぬ発見に出くわすことがあるかもしれず、新たな観点からやりたい仕事探しができるようになります。
希望に優先順位をつける
やりたい仕事の数を挙げていけば切りがなくなることがあります。あれもやりたいこれもやりたいとなって、考えがまとまりません。そこでおすすめなのが希望の優先順位を付けることです。やりたい仕事でもやりたい度は違うでしょうから、順番に並べておきましょう。
やりたい事に関われるのかを確認
やりたい仕事を提供していると思われる企業でも、いざ就職したら違う仕事を回されるという場合があります。それでは意味がありませんから、事前によく仕事内容を確認しておきましょう。求人情報はもとより、面接時にももう一度聞いておくといいです。
やりたい仕事の探し方は自己理解から!
ここまで、やりたい仕事の探し方についてさまざまな面から検証してみました。やりたい仕事を探すポイントはいくつもありますが、まずはしっかり自己理解することから始めましょう。そのうえで、行動を起こすことが大事です。