レモンリキュールのおすすめ&美味しい飲み方を紹介!
柑橘系のお酒で一番人気で美味しいのテイストは、何といっても「レモン」です。レモンをお酒として飲む時の飲み方として、レモンハイを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。レモンテイストのお酒は、さっぱりとして口当たりが良くとても飲みやすく、美味しいのが良いところです。
いつものレモンハイも良いですが、たまにはおしゃれにレモンリキュールをベースとしたカクテルはいかがでしょうか。レモンはカクテルにしても爽やかで飲みやすいので、カクテル初心者さんにもおすすめです。今回はレモンリキュールのおすすめ&美味しい飲み方をご紹介いたします。
レモンリキュールとは
レモンリキュールとは、どのようなものなのでしょうか?レモンリキュールとは、名前の通り「レモン」を原料として作られたリキュールです。レモンの爽やかな香りが心地よく、酸味は控えめに抑えられていて、ほんのりと甘く、ほんのりと苦くて美味しい、まさに「大人のお酒」です。
レモンはフルーツの中でも人気があり、レモンの実だけでなく皮までも料理や飲み物、お菓子などに使われています。ですので、かつてはレモンリキュールも色々な地域で製造されていました。ですが今は「リモンチェッロ」と呼ばれる、イタリア産のレモンリキュールがほとんどです。
リモンチェッロとは?
レモンリキュールとリモンチェッロは、何が違うのでしょうか。「リモンチェッロ」とはイタリア発祥のレモンリキュールで、他の地域のレモンリキュールを抑えて圧倒的な人気を誇っています。「レモンリキュールといえばリモンチェッロ」と言われるほどの、レモンリキュールの代表格です。
リモンチェッロは、もともとはイタリア南部の地酒でした。イタリア南部では昔から、それぞれの家庭で作られてきたお酒です。ごく一部の地域だけで飲まれていたリモンチェッロでしたが、観光客などにより、その美味しさがイタリアの南部からイタリア全土へ。
そして、ヨーロッパ全域へと広げられていきました。今ではイタリアや他のヨーロッパ諸国だけではなく、世界中で愛されているイタリア産のレモンリキュールとなりました。もちろん日本でもリモンチェッロはレモンリキュールの代名詞となっています。
レモンリキュールの美味しい飲み方
早速、レモンリキュールの美味しい飲み方をご紹介していきましょう。自分で作る場合、最初からカクテルは少し難しいので、初めは初心者さんでも簡単に出来て美味しい飲み方をメインにご紹介していきます。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。色々な飲み方がありますが3つほどご紹介いたします。
ソーダ割り
最初にご紹介するのはレモンリキュールの「ソーダ割り」です。レモンリキュールのソーダ割りは、レモンの爽やかな美味しさを手軽に味わうことが出来ます。揃える材料は、レモンリキュールとソーダの2つだけです。作り方をご紹介しましょう。
適当な大きさのタンブラーに氷を入れて、レモンリキュールとソーダを1:4の割合で注いで、軽くかき混ぜれば出来上がりです。とても簡単で、レモンリキュールの美味しさを十分に味わうことの出来るソーダ割りは、どんな食事にも合うので、食中酒としてもおすすめの美味しい飲み方です。
アマルフィ
次にご紹介する美味しい飲み方は「アマルフィ」です。有名なイタリア南部のリゾート地で、レモンの産地としても有名なアマルフィが、このお酒の名前の由来となっています。本来は「プロセッコ」というイタリア産のスパークリングワインを使うのですが、見つからない事も多いでしょう。
そのような場合には普通のスパークリングワインを使っても良いでしょう。それでは作り方をご紹介いたします。タンブラーに氷を入れて、レモンリキュール、カンパリ、ジンを各20ml、オレンジジュースを30ml、プロセッコ適量を注いで、軽くステアして出来上がりです。
かき氷用のシロップにも
レモンリキュールはお酒として飲むだけではなく、デザートや紅茶の香りづけなど色々な使い方が出来る優れもののリキュールです。特に夏になると人気なのが「かき氷」のシロップ代わりとしてレモンリキュールをかける、という楽しみ方です。この夏、ぜひともお試しを!
レモンリキュール・リモンチェッロで作るカクテルレシピ
ここからはレモンリキュール・リモンチェッロを使ったカクテルのレシピを、いくつかご紹介していきましょう。「カクテルを作る」というと何か難しそうですが、ここでご紹介するのは簡単な作り方のものばかりです。暑い日やさっぱりとした気分になりたい時に、爽やかなカクテルを作ってみませんか。
リモンチェッロ・ミュール
レモンリキュール・リモンチェッロで作る、おすすめのカクテルレシピ1つ目は「リモンチェッロミュール」です。リモンチェッロミュールは、氷を入れたカップに材料を入れて混ぜるだけで出来上がる、簡単なカクテルとなっています。
材料・作り方
材料とレシピのご紹介です。材料はリモンチェッロ30ml、ウォッカ30ml、ブルックリンクラフトレモンライムジンジャービールです。ただし、このビールは、日本では入手出来ませんので、代わりにクラフトビールにレモンとライムを絞って使いましょう。
次にレシピです。氷を入れたジュレップカップに全ての材料を入れて、軽くステアして出来上がりです。カップのふちに、スライスしたレモンとミント葉を飾ると、おしゃれに仕上がります。ちなみに「ジュレップカップ」とは真鍮にシルバーメッキを施したカップのことです。
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン・マルガリータ
レモンリキュール・リモンチェッロで作る、おすすめのカクテルレシピ2つ目は、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン・マルガリータ」です。このカクテルは、シェイカーを使って作る本格的なカクテルです。シェイカーは慣れるまで扱いにくいかもしれませんが、しっかり混ざればOKです。
材料・作り方
材料とレシピのご紹介です。材料はテキーラ45ml、リモンチェッロ150ml、アマレット7ml、ライムジュース30ml、シロップ15ml、オレンジジュース15mlです。次にレシピです。こちらのカクテルの作り方は少し本格的になります。まずは「シェイカー」を用意します。
シェイカーに氷を適量入れて材料を全て入れます。その後シェイクしたら大きなクーペグラスに入れて、仕上げにスライスしたライムを飾りましょう。「クーペグラス」とは広口で底が浅く、脚の長いグラスのことです。
トリプルレモン
レモンリキュール・リモンチェッロで作る、おすすめのカクテルレシピ3つ目は「トリプルレモン」です。このカクテルを作るには「レモンウォッカ」が必要となります。レモンウォッカは、出来上がるまで1週間ほどかかる漬け込み酒なので、前もって作っておきましょう。
材料・作り方
材料とレシピのご紹介です。材料はレモンウォッカ45ml、リモンチェロ45ml、レモネード15mlです。まずはレモンウォッカを作らなくてはいけません。レモンウォッカの作り方は 5個から8個ほどの大きめのレモンを用意して皮をむきます。その後レモンを絞って果汁にします。
ウォッカのボトル1本にむいた皮と絞ったレモン果汁を加えて、1週間したら皮を取り除いて出来上がりです。では「トリプルレモン」の作り方です。シェイカーに氷を入れて全ての材料を入れて、しっかりとシェイクしましょう。完全に混ぜたらマティーニグラスに注いで出来上がりです。
スグロッピーノ・スピリッツ
レモンリキュール・リモンチェッロで作る、おすすめのカクテルレシピ4つ目は「スグロッピーノ・スピリッツ」です。上にソルベが乗ったこのカクテルは、ベルガモットが豊かに香る、まさに大人のカクテルです。少々見慣れない材料が必要となります。大きめのリカーショップなどで探してみましょう。
材料・作り方
材料とレシピのご紹介です。材料は「Italicus」のリキュール15ml、リモンチェッロ15ml、「ナルディーニ」のグラッパ15ml、レモンビター5滴ほどのほんの少量、「オッドフェローズ」のレモンハイビスカスソルベ適量です。Italicusのリキュールは、イタリアのベルガモットリキュールです。
甘口でベルガモットが芳醇に香る上品なリキュールとなっています。次にレシピです。氷を入れたシェイカーに、ソルベを除いた全ての材料を入れて、しっかりとシェイクします。お好みの脚長グラスに注いだら、そっとシャーベットをのせて出来上がりです。
ウォーク・イン・ザ・パーク
レモンリキュール・リモンチェッロで作る、おすすめのカクテルレシピ5つ目は「ウォーク・イン・ザ・パーク」です。このカクテルはシェイカーを使わず、ステアするだけなので簡単に作ることが出来ますが、なかなか強いカクテルですのでゆっくりと味わって楽しみましょう。
材料・作り方
材料とレシピのご紹介です。材料は、ドンパパラム15ml、リモンチェッロ15ml、ベルモットブラン15mlです。「ドンパパラム」とはフィリピン産のラムです。フルーティな香りが特徴のお酒ですがアルコール度数40度以上という、大変強いお酒となっていますので飲み方に気を付けましょう。
次にレシピです。氷を入れた大きめのグラスに全ての材料を入れて、全体が程よく混ざるように30秒ほどステアします。ステアが終わったら、大きな氷を入れたロックグラスに注いで、大きくカットしたレモンの皮を入れて出来上がりです。
レモンリキュールの選び方
ここからはレモンリキュールの選び方をご紹介していきましょう。レモンリキュールの選び方は、大きく分けて3つあります。「エキスの割合」「アルコール度数」「レモンの産地」です。お好みに合わせてレモンリキュールを選びましょう。
エキスの割合
レモンリキュール・リモンチェッロはレモンエキスの量によって、その香りや味わいが変化していきます。ですので、レモンの香りを濃厚にたっぷりと楽しみたい方は、エキスの割合が高いレモンリキュール・リモンチェッロを選びましょう。
反対に爽やかな味わいを楽しみたい方は、エキスの割合が低いものを選びましょう。レモンリキュール・リモンチェッロに含まれるエキスの割合によって、香りや味わいは想像以上に変わります。両方揃えて、気分によって濃厚なものとさっぱりとしたものを楽しんでみても良いでしょう。
アルコール度数
次のポイントは「アルコール度数」です。ご説明の必要はないでしょうが、アルコール度数が高ければ高いほど強いお酒となります。レモンリキュール・リモンチェッロは主にストレートで飲むことが多いので、購入時には自分のお酒の強さを考慮して選びましょう。30度程度の度数が一般的のようです。
レモンの産地
次のポイントは「レモンの産地」です。レモンリキュールの代表格であるリモンチェッロはレモンの産地であるイタリア南部の地酒です。地酒なので、その原料であるレモンの産地にも、かなり拘って作られています。イタリアの有名なレモンの産地はカンパーニアとシチリアです。
おすすめのレモンリキュールを紹介
それではここからは、おすすめのレモンリキュールをいくつかご紹介していきましょう。小さなリカーショップでも品揃えに拘りのあるお店であれば、ここでご紹介するレモンリキュールが置いてあるお店もあるでしょう。大きいリカーショップには、たいてい置いてあります。
リモンチェッロ・ディ・カプリ
リモンチェッロ・ディ・カプリ
参考価格: 2,540円
リモンチェッロ・ディ・カプリは、カンパーニア・カプリ島産のリモンチェッロです。ソレント産のフェッミネッロ種レモンの特徴として、皮が厚くエッセンスオイルが豊富で酸味も少ないことがあげられます。ですので品質の良いリモンチェッロ造りに最適です。
容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 32% |
レモンの産地 | ソレント |
ボッテガ リモンチーノ
ボッテガ リモンチーノ
参考価格: 1,518円
ボッテガ リモンチーノは、有名なシチリア産のレモンの成分をグラッパを使って抽出したリキュールで、独特の甘さが特徴のリモンチェッロです。
適度なアルコール度数とレモンの爽やかな酸味が、心地よいリキュールに仕上がっています。カクテルの他にも、冷やしてロックで楽しむのもおすすめです。
容量 | 500ml |
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アルコール度数 | 30% |
レモンの産地 | シチリア |
サッポロ リモンチェッロ
リモンチェッロ 750ml サッポロビール
参考価格: 1,180円
サッポロリモンチェッロは、イタリア南部の地酒であるに「リモンチェッロ」をモチーフにして作られたリキュールです。純粋なリモンチェッロではありませんが、レモンの酸味とほどよい甘さ、そしてレモンピールによる、ほんのりとした苦味のバランスが絶妙なお酒です。
容量 | 720ml |
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アルコール度数 | 24% |
レモンの産地 | シチリア |
おすすめのレモンリキュール一覧比較表
商品 | |||
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商品名 | リモンチェッロ・ディ・カプリ | ボッテガ リモンチーノ | リモンチェッロ 750ml サッポロビール |
価格 | 2,540円 | 1,518円 | 1,180円 |
容量 | 700ml | 500ml | 720ml |
アルコール度数 | 32% | 30% | 24% |
レモンの産地 | ソレント | シチリア | シチリア |
商品リンク |
美味しいレモンリキュールを楽しもう!
今回はレモンリキュール・リモンチェッロについてのお話や、おすすめのカクテルレシピ、美味しい飲み方、おすすめのレモンリキュール・リモンチェッロをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。レモンは美肌にかかせないビタミンCが有名ですが、その他にも様々な健康効果があります。
カルシウムや鉄分の吸収を促進させるクエン酸、デトックス効果のあるカリウム。そしてレモンの皮には中性脂肪の吸収を抑えてくれるフィトケミカルという成分も含まれています。美味しいだけでなく美容や健康にも良いレモンを、お酒として色々な飲み方で楽しみながら味わってみませんか。