人気の美味しいレモン酒の作り方を紹介!
近年のレモン人気は、塩レモン、はちみつレモン、レモンケーキなどがあり、レモン酒人気も高まっています。果実酒の中でも梅と並ぶ人気のレモンは、飲み物だけでなく料理にも活躍しています。
日本でイタリア料理が人気になってからは、飾りで使っていたレモンから、料理に使うレモンとして使う機会が多くなっています。イタリアではレモンリキュールが欠かせず、リモンチェッロは伝統的なお酒です。
日本のレモン酒もお酒の種類で、濃厚なレモン酒が作れ、リキュールとして楽しめます。そんな人気のレモン酒の作り方や、美味しい飲み方・簡単おすすめレシピを詳しくご紹介していきます。
レモン酒とは
レモン酒とは果実酒で、人気のある代表的な果実酒は、梅酒があげられます。果実酒の作り方はとても簡単で、自家製果実酒を楽しむ人が増えています。レモンはお酒にあう果実で、レモンサワーなど缶で売り出されている銘柄は、15種以上販売しています。
夏には欠かせないレモンの清涼感は、お酒の素になるレモン酒を自宅で作ると、アレンジしたレシピでいただく楽しみが生れます。レモン酒はどんなお酒と組み合わせて作るかで、レパートリーが幅広く、独自性も出せます。ぜひ一度レモン酒を味わってみてください。
レモン酒の効能
レモンはビタミンCが豊富で、美肌作りには欠かせません。肌の細胞中にあるコラーゲンの生成をサポートします。また、ビタミンCは細胞の老化を防ぐ、抗酸化作用が高いビタミンとして有名です。そしてレモンに含まれているリモネンは、リラックス効果の高い成分とされています。
果実酒は全般的に、リラックス効果があります。レモン酒はビタミンCやリモネンと結びつき、ストレスの緩和が生れ、リラクゼーションに最適な状態になります。レモンの香りも爽やかで、酸味と合わせてスッキリ爽快な気分になります。こうした効果もレモン酒の人気の一つです。
レモン酒の作り方・レシピ
ここからは、美味しいレモン酒の作り方・レシピをご紹介していきます。家庭で作る果実酒は、工程はほとんど同じになります。レモン酒の作り方で違いがあるのは、皮をむいて漬け込むか、皮はそのまま漬け込むかです。
皮をむく理由は、苦みをのぞく、レモンの皮の防腐剤・農薬の有無等です。皮に苦みがない安全なレモンは、皮ごと使って香りを高く保存が出来ます。レモンを撰ぶポイントは、色と形の他には、皮が薄くてキメの細かいものが良いでしょう。
用意する材料
レモン酒作りで用意する材料は、保存瓶、レモン、ホワイトリカー(35℃以上)氷砂糖となります。保存瓶は密閉性の高いもので、中身が見える透明の耐熱ガラスが良いでしょう。果実酒専用の保存瓶もあります。
保存瓶のサイズは、小さいサイズは500ml・750ml、中くらいサイズは1000ml・1500ml・1800mlなどです。もっと大きいサイズは2L・3L・4Lとなっています。レモンとホワイトリカーの種類については、後半のレモン酒の作り方のポイントの項目で、詳しく説明していきます。
又、氷砂糖を使ってレモン酒を作りますが、浸透率の点から氷砂糖が使われます。はちみつでも美味しく作れます。気を付けることは、はちみつは底に沈んでしまうので、溶ける事に気を使いながら、毎日揺らして作りましょう。はちみつ以外の糖類も、浸透率を見ながら試してみましょう。
瓶を消毒
レモン酒の保存瓶は必ず消毒しましょう。耐熱性の保存瓶は、小さいサイズは煮沸消毒が出来ます。ぬるま湯位に入れて温度をあげていきましょう。大きい瓶はお湯で洗った後、熱湯をまんべんなくかけます。熱湯消毒した瓶はやけどしない様に、少し冷ましてから、半日ほど乾かします。
乾いた保存瓶をアルコール消毒していきます。必ず手袋をして、アルコール度数の高いもので、瓶の中を丁寧に拭いていきます。熱湯消毒がきちんとできていれば、ホワイトリカーでOKです。瓶の口の消毒も忘れずに、まんべんなく拭きましょう。
作り方・手順
レモン酒のレシピは、ホワイトリカー(35℃)1Lに対し、レモン5個、氷砂糖300g(辛口が良い場合は200g~100gと調整します)保存瓶は1.8Lを用意しましょう。レモンは皮をむき、白い部分も取り除きます。国産の無農薬の場合は、皮ごと使って作ることが出来ます。
レモンの切り方は、輪切りや小口切りにします。レモン→氷砂糖→レモン→氷砂糖という具合に交互に詰めていきます。一番上にレモンの皮を、香りづけを増すために少々入れます。最後にホワイトリカーを注ぎます。密閉して氷砂糖が溶けるまで、1日1回瓶を揺らしましょう。
レモン酒は2L以上の大きいサイズの瓶で作るやり方と、小さい瓶で複数作り、保存期間の違いを楽しみながら飲むやり方があります。作り方の手順は一緒なので、レモンがたくさん手に入ったときに、手軽に作ってみましょう。
保存方法
レモン酒の保存方法は、風通しの良い、温度の変化が少ない冷暗所が最適です。安定した温度で保管すると、美味しいレモン酒が出来上がります。漬け込んだ日付を書いておくと良いでしょう。
1ヵ月ほど経ったら、中身のレモンを取り出します。それ以降のレモン酒の保存方法は、別の消毒済みの瓶に、キッチンペーパーやコーヒーフィルターで濾しながら、移し替えます。冷蔵庫で冷やして、美味しいレモン酒をいただきましょう。
また、レモンを取り出さず、そのまま保存する場合は、上の皮だけ取り出します。レモンの身をそのままで保存し、好きな濃度のレモン酒を味わってみましょう。数か月後、もし苦みが出てきたときは、身を出して保存すると、美味しいままKEEPできます。
飲み頃
レモン酒は作ってから約2週間~1ヵ月で飲み頃になります。少量で漬け込んだ場合は、早いもので1週間で飲めますが、じっくり寝かせて美味しいレモン酒を楽しみましょう。皮をむいて作ったレモン酒は、苦みが少なく出来上がります。
飲み頃のタイミングは1ヵ月を越して、2ヵ月、3ヵ月とお好きな濃さでいただきましょう。そして、レモン酒からレモンの身を取り出し、煮詰めてジャムに利用できます。甘みにはちみつをプラスして、免疫力をあげる効果のあるジャムづくりをおすすめします。
レモン酒の作り方のポイント
レモン酒の作り方のポイントは、材料選びになります。素材の良いものは美味しいレモン酒になります。レモンは手軽にどこででも買うことが出来ます。しかしレモン酒に合うレモン選びはとても大切です。ここからは、そのポイントの詳細と注意点を見ていきましょう。
国産の無農薬のレモンがおすすめ
レモン酒のレモンは、国産の無農薬レモンがおすすめです。それはレモンの腐敗やカビを防ぐ為に、ワックスや鮮度保存被膜剤、防カビ剤、農薬がついているからです。ワックスブルームという、果実や野菜を乾燥から守るために、自ら分泌しているものは、天然なもので無害です。
安心の基準としての見分け方は、国産で無農薬としっかり表記がある物です。国産でも無農薬と記されていなければ、害虫除けの農薬などがついている場合があります。さらに安心を得る様に、国産・無農薬でも、塩を皮の表面にかけ、手でレモン全体をこすりながら洗いましょう。
レモンの皮には血液をサラサラ作用や、生活習慣病を予防する効果のある、ポリフェノールも含まれています。最近は国産レモンの需要が高まり、スーパーでも見かけるようになっています。ぜひ国産無農薬レモンで、レモン酒を作ることをおすすめします。
好みのお酒で漬けよう
レモン酒にするお酒は、ホワイトリカー、焼酎、ウォッカ、ジンなど何でも美味しい出来上がりになります。レモンの酸味はどのお酒にも良く合います。果実酒にはホワイトリカーが多く使われています。ホワイトリカーは焼酎の中で、甲類に分類され無味無臭のタイプです。
ウォッカは焼酎やウイスキーと同じ蒸留酒で、度数が高いものが多くカクテルに用いられます。ウォッカは柑橘類と相性が良く、レモンとの組み合わせも美味しいお酒です。レモン酒はお好きなお酒で作り、人気のカクテルにする飲み方も楽しめます。
焼酎や日本酒は度数には注意
果実酒の作り方で、好みのお酒で作って楽しめますが、焼酎や日本酒は度数が20度以上にしなくてはなりません。果実酒を自分で作る場合、国税庁で定められている法律があり、レモン酒も蒸留酒類のアルコール分が20度以上のもので、酒税が課税済みのものとなります。
家庭で楽しむ分では、酒量は問題ありませんが、自家製の果実酒を売ることは禁止されています。アルコールに弱いからと低い度数で、レモン酒を作るのではなく、20度以上のアルコールで作り、飲み方に工夫をしていただきましょう。
ブランデーレモン酒
果実酒にブランデーを使うと、ブランデーの優雅で芳醇な香りが、ワンランク上のお酒が楽しめます。ブランデーに爽やかな柑橘のレモンの香りは、魅力的な味わいとなり、大人向けの美味しいお酒になります。夏にも冬にもブランデーレモン酒は、美味しい味わいです。
ブランデーレモン酒のレシピは、材料・果実用ブランデーリキュール200ml、レモン2コ、氷砂糖40gこの割合を目安に、ブランデーの量でレモンを増やしましょう。甘みの調節は氷砂糖の増減でします。作り方は同様で、レモンの皮をむき、保存瓶に重ねて入れ、ブランデーを注ぎましょう。
レモン酒の美味しい飲み方
レモン酒はレモンの酸味が、さわやかな清涼感となっています。作ってから2週間ほどでのみ始められますが、よりレモンの香りが豊かになる、1ヵ月からがおすすめです。レモン酒は野菜やハーブとの相性も良く、美味しいおつまみや料理と共にレモン酒をいただきましょう。
レモンはパスタやチキンにも良く合います。レモンクリームソース、レモンバターソース、お醤油やマヨネーズにもレモンはマッチします。レモンのさわやかな味わいにふさわしい、レモン酒の美味しい飲み方のレシピをご紹介します。
ロック
レモン酒の飲み方は、まず初めにロックで飲んで、香りや味を楽しみましょう。グラスに氷をたくさん入れて、レモン酒を注ぎます。ホワイトリカーで作ったレモン酒は、飲みやすい味になります。ジンで作ったレモン酒は、独特の風味ある味わいです。
ロックの楽しい飲み方のレシピは、レモンの輪切りや、半分に切ったレモンを凍らせて、氷と共にグラスに入れて、レモン酒を注ぎます。凍ったレモンが溶けてレモンの味が濃くなっていく飲み方です。ミントの葉を浮かべたり、野菜のセロリスティックをマドラーにしても美味しいロックが楽しめます。
お湯割り
レモン酒の美味しい飲み方は、夏でも冬でもお湯割りで、身体を温めます。夏は冷房や冷たい飲み物、食べ物を多く摂るので、内臓が冷えています。夏の疲れはそういったところから始まります。夏バテ解消におすすめは、レモン酒のお湯割りです。
お好みの量で割るのですが、グラスに熱いお湯を入れ、後からレモン酒を入れましょう。目安は1:1の割合ですが、お好みでお楽しみください。レモンの香りを強くする時には、漬け込んだレモンを入れましょう。フレッシュレモンを加えて、レモンの柑橘の香りを楽しむのも、美味しい飲み方です。
レモン酒のお湯割りアレンジレシピは、人気あるスパイシーなジンジャーを加えます。ショウガの持つ疲労回復・胃腸の調子を整える・冷え性対策等、バランスを崩しがちな体調を整えます。食欲不振な時に、温かいジンジャーレモン酒をおすすめします。
お酒の弱い方は、熱いお湯にはちみつを加え、レモン酒ををほんの少し入れて飲めば、リラックス効果でストレスを緩和し、良く眠れるナイトキャップになるでしょう。
サイダー割り
やっぱり夏には、美味しいレモン酒のソーダ割りが欠かせません。おすすめのレシピは、まずグラスを事前に冷凍庫で冷やします。レモン酒は冷蔵庫で冷やし、甘みのないサイダーも冷やしておきます。
飲む時に全てを出して、レモン酒とソーダは1:1で割って飲みます。次からは氷を入れてお楽しみください。サイダーは炭酸やトニックウォーターでも美味しくいただけます。ジンジャエールで割って、カクテルの様に美味しいレモン酒もおすすめレシピです。
レモン酒を作って美味しく楽しもう!
レモン酒は人気があり、家庭で簡単に作れるおすすめの果実酒です。お酒の種類を変えて、たくさんの飲み方ができます。人気のカクテルも簡単にアレンジできます。冷房で調子が出ない時には、ホットレモン酒で温まりましょう。
レモン酒は1年中活躍します。飲み方のアレンジが豊富なので、楽しくいただけます。ビタミンCたっぷりのレモンは、疲労回復効果や、夏バテ予防にも最適です。美味しいレモン酒を常備して、美容や健康に上手に取り入れてみましょう。