奨学金の家庭事情の書き方は?200字の例文をケースごとに解説!

奨学金の家庭事情の書き方は?200字の例文をケースごとに解説!

日本学生支援機構などへ奨学金を申請する際、誰もが悩むのが申請理由(家庭事情)の書き方です。特にライバルが多い無利子型の奨学金については、この申請理由が合否の判定に大きく関わってきます。今回は申請理由(家庭事情)の書き方を例文でケースごとに解説します。

記事の目次

  1. 1.奨学金の家庭事情・200字で書くポイント
  2. 2.奨学金の申請理由(家庭の事情)は200字以内にまとめる
  3. 3.奨学金の家庭事情・書き方例文〜母子家庭〜
  4. 4.奨学金の家庭事情・書き方例文〜学業に専念〜
  5. 5.奨学金の家庭事情・書き方例文〜親の病気〜
  6. 6.奨学金の家庭事情・書き方例文〜生活難〜
  7. 7.奨学金の家庭の事情は具体的に書こう!

奨学金の家庭事情・200字で書くポイント

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それでは、これから奨学金を申請する方向けに、申請理由(家庭事情)として必要となる事柄とその書き方・200字でまとめるポイントをご紹介します。まずはじめに、申請理由(家庭事情)を書く上で最も重要なのが「返済意思があること」そして「奨学金がなぜ必要なのか」です。この2つの事柄を、しっかりとアピール(記入)しておく必要があります。

①返済意思がある事をアピール

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奨学金というと、「学生の味方」というイメージがありませんか?確かに、奨学金は「学ぶ意欲と能力があるにも関わらず、経済的な理由で修学出来ない学生を支援する制度」です。

ただし、給付型を除き、奨学金は「お金を借りる」、つまり借入行為と同じです。従って、必ず必要という訳ではありませんが、奨学金の申請理由には、学校を卒業したら奨学金をしっかりと返済していく意思があることをアピール(記入)しておきましょう。

なお、奨学金は学校を卒業すれば、必ず返済していかなければなりません。私立大学や専門学校の授業料が高騰していることもあって、多くの学生(大学生の半数)が奨学金の貸与を受けていますが、貸与額が大きければ大きいほど、将来的な返済の負担も大きくなります。

奨学金を申請する際は、学校を卒業するまでの貸与額の総額がどれくらいになるのか、社会人として働きだしてから無理なく返済していけるのかを、今一度よく考えておきましょう。

②経済的に困っている事をアピール

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奨学金の貸与を受ける上で重要なのが、貸与を受けようとする人が本当に経済的に困っているかどうかです。申請さえすれば、誰もが奨学金を受けれるという訳ではありません。従って、奨学金の申請に際しては、審査をスムーズに通して貰うためにも、経済的に困っていることを申請理由(家庭事情)としてしっかりとアピール(記入)しておく必要があります。

経済的に困っている理由(家庭事情)は、「親の収入が少ない」「母子家庭である」「兄弟が多い」「親が病気である」など、人によって様々ですが、「経済的には厳しいけれど、奨学金を利用して進学したい」という強い意志が、奨学金の審査通過には欠かせません。

ですので、奨学金の申請理由には家庭事情(親の収入が少ない、母子家庭であるなど)を箇条書きにして一旦整理(下書き)した上で、その内容をなるべく具体的にかつ簡潔(200字以内)にまとめてアピール(記入)する必要があります。

③嘘はつかない

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先ほどから申し上げている通り、奨学金は申請さえすれば誰でも貸与が受けれる訳ではありません。大学や専門学校の費用を支払える家庭環境・状況にあるにも関わらず、「海外旅行に行きたい」「車の購入資金に利用したい」など、学業に関係ない理由で「経済的に余裕がない」と嘘をついて奨学金の貸与を受けることは絶対にやめましょう。

また、奨学金の審査に有利になると考えて世帯収入を少なめに書くことも厳禁です。提出書類や生活状況を確認された際に上手く答えられず、嘘だとすぐに見抜かれてしまいます。(嘘がバレれば、奨学金の支給が即停止となることもあります。)

なお、奨学金を申請・受給し、卒業後の返済を行うのは、あくまでも学生本人(お子様)です。学生本人(お子様)の将来のためにも、奨学金の申請(貸与額など)はご両親と学生本人(お子様)とがしっかりと話し合って決めるようにしてください。

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奨学金の申請理由(家庭の事情)は200字以内にまとめる

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奨学金の一般的な申請先となる日本学生支援機構では、奨学金の申請理由(「家庭事情情報」の欄)を200字以内で書くように定められています。

200字という限られた文字数のなかで、家庭事情(家庭環境や親の収入か少ないことなど、経済的に困っていることのアピール)や、学校を卒業し社会人になってから貸与された奨学金をしっかりと返済していくことなどをアピール(記入)しなければなりせん。

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「200字という文字数の制限のなかで、家庭事情などを簡潔にまとめて書け」と、いきなりいわれても戸惑う方も多いはずです。特に作文が苦手な方は200字という文字数の制限内で奨学金の申請理由(文書)をまとめることは、結構きつい作業となります。

次の項からは、家庭事情の書き方をケースごとの例文を掲載させていただきましたので、参考にしてください。(文字数は180字前後〜200字以内でまとめるのがおすすめです。)

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奨学金の家庭事情・書き方例文〜母子家庭〜

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母子家庭の場合、家庭事情として情状面で「母子家庭での収入が少なく、日々の家計を維持していくだでも大変であること」をしっかりとアピールする必要があります。具体的には、母子家庭は共働きで所得を増やすという手段がないことや、母親の限られたパート収入のみであることなどを簡潔にまとめて、ありのままに書くのが良いでしょう。

理由:家庭の収入が少ないから

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小学生の時に両親が離婚し、現在は母と二人暮らしの母子家庭です。母のパート収入と公的な援助で暮らしていますが、生活していくのがやっとの状態で、高校も県の奨学金を利用し通わせてもらいました。

今後はなるべく母には負担を掛けたくありませんので、貴協会から奨学金をお借りし、進学予定先の大学の学費に充てたいと考えています。なお、卒業後は保育士の資格を取得し、奨学金をしっかりと返済していきたいと考えています。(文字数:計199字)

奨学金の家庭事情・書き方例文〜学業に専念〜

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私立大学や専門学校の学費は、ここ十数年でかなり高騰してきているのが実情です。特に、私立の医療系学部については、他の学部より学費がかなり高額な上に、授業や実習もハードでアルバイトをする時間も限られます。こういった場合には、奨学金の申請理由に「将来に備えて今は学業に専念したい」ということアピール(記入)しましょう。

理由:アルバイトをしている余裕がない

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私が入学予定の学部は学費が大変高額です。高校生の弟もおり、親に高額な学費を全額負担してもらうことも出来ません。本来は私がアルバイトをして学費の一部を負担したいのですが、平日は毎日午後まで授業があり、また進級には夜間・休日の自習は欠かせずアルバイトしている余裕がありません。

そこで、貴協会から奨学金をお借りし学費に充てたい考えております。なお、卒業後は薬剤師となり、奨学金をしっかりと返済していきます。(文字数:計200字)

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奨学金の家庭事情・書き方例文〜親の病気〜

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例えば、これから大学生になるあなたの年齢が18才、父親が32才の時に出来た子供とすると、父親の年齢は現在50才。40代以降からはガンや成人病に罹るリスクが増しますので、不幸にして親が病気を患い最悪の場合は働けなくことだってあり得ます。そんな場合でも、大学や専門学校への進学を諦める必要はありません。奨学金で未来を切り開きましょう。

理由:親が病気を患っている

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父が昨年、胃がんの手術を受けました。現在は病院に通院し投薬治療を受けていますが、薬の副作用が激しいことから会社を退職し治療に専念しています。母は派遣社員の仕事をして家計を支えていますが、年収は200万円程度で私の学費を支払っていく余裕はありません。

ついては、貴協会から奨学金の貸与を受け学費を支払いたいと考えています。なお、大学卒業後は服飾関係の仕事に就き、奨学金をしっかりと返済していきます。(文字数:計197字)

奨学金の家庭事情・書き方例文〜生活難〜

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変化が激しい今の世の中、どこの企業でも倒産や事業縮小のリスクを抱えています。特に中小・零細の企業は不況のあおりをもろに受けますので、父親の勤め先が倒産したり、リストラされたりすることは珍しい話ではありません。もし、自分の父親がそうなった場合でも、志さえあるのであれば、奨学金を利用して大学や専門学校に進むことをおすすめします。

理由:父親のリストラ

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父が、勤め先の事業縮小の関係で退職金が殆ど出ない状態で昨年突然リストラされました。父の年齢が57歳と高齢であるため、再就職先はなかなか見つかりません。母のパートと私のアルバイトで年200万円程度の収入がありますが、これだけでは日々の生活が精一杯な状態です。

そこで、貴協会から奨学金をお借りし、学費を支払いたいと考えてます。将来は福祉関係の仕事に就き、お借りした奨学金はしっかりと返済していきます。(文字数:計198字)

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奨学金の家庭の事情は具体的に書こう!

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奨学金の申請理由(家庭事情)は審査の関わる最も重要な項目です。母子家庭である場合や親の病気・リストラなど事情は人より様々ですが、今回の記事に掲載した例文を参考に、まずは下書きにトライしてください。なお、奨学金の申請理由は200字までの文書にまとめる必要がありますので、家庭事情を具体的かつ簡潔に書くよう心掛けてください。

敦
ライター

某銀行系のクレジットカード会社に勤めるおじさんサラリーマンです。高速道路を使わない下道ドライブ大好き人間です。仕事柄、キャッシュレスやキャッシングに関する知識は豊富です。

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