奨学金の学生生活の状況の書き方を解説
日本の大学生の2人に1人が奨学金を受けながら大学に通っています。大学に入学してからも、毎年、年度末に奨学金の更新を行わなければなりません。部活、ボランティア、勉強の状況等、学生生活の状況は、項目別に200文字で書きます。この記事では、奨学金の学生生活の状況を書くコツだけではなく、端的な書き方についてもご紹介します。
学生生活の状況に困っている人必見!
奨学金の学生生活の状況を書くとなっても、漠然としすぎていますが、書くコツは、学生生活の中で達成できた活動、やりがいや目標を持ってやっていたこと、どのように奨学金が必要か、嘘偽りなくしっかり主張すべきとこを抜粋して端的に書くことです。この記事で紹介する奨学金の学生生活の状況のコツを読めば難しくはありません。
奨学金の継続願「学生生活の状況」例文
奨学金の学生生活の状況を例文で順を追って説明していきたいと思います。奨学金を受けるということで、畏まった文章にしたくなりますが、一番大切なのは奨学金を受けてどのような勉強をしたいのかを、学生生活の状況を振り返り、主張したいことを端的に伝えることが大事です。ボランティア、部活や課外活動、勉強、全ての例文を紹介していきます。
①ボランティア活動で残した実績
ボランティアをしている学生は、「学生生活の状況」に自身の活動を書いて下さい。ボランティア活動をしていることは奨学金を受ける上で好印象になります。その活動が直接学生生活に関係なくとも、ボランティア活動の内容を具体的に書き、その活動によって得たことと、どう生かされているかも必ずまとめましょう。
例文にすると「ボランティア団体に所属し、街のゴミ拾いのボランティア活動をしていました。その活動で仲間と協力する大切さと、街を綺麗にすることで人々に喜んでもらえる街づくりができることを学びました」のようにボランティアで得たことも書きましょう。
ボランティア活動以外でも、実家の家業を手伝ったことがあれば、そちらを具体的に書くことで奨学金を受けるのに好印象を与えられます。
②部活やサークル活動の課外活動
部活動、サークル活動等の課外活動に参加していれば、その内容を具体的に書きましょう。課外活動をしていることも奨学金を受けるのに好印象になりますし、大会などで活躍した実績があれば、その内容をまとめて書くべきです。その他、生徒会の活動や委員会に参加していれば、こちらも奨学金の学生生活の状況として記入すべき事項になります。
例文では「私はテニス部に所属し、放課後は毎日練習に勤しんでいました。勉強と両立する事は大変でしたが、継続する事の大切さとチームワークを学びました。仲間と協力することで技術が向上し、引退試合では好成績をの残し、継続が力となったと、自負しています」
学生生活で頑張っていたということを書く項目なので、学生生活の状況に記載できるような活動したいことを見つけ奨学金を受けるためにアピールをすることが効果的な書き方です。
③勉強について
給付奨学金継続願には、学生生活の状況以外に学修の状況という項目を書かなければなりません。こちらは授業に出席して、真面目に勉強していたことがわかれば、奨学金の学生生活の状況に記述は必要ありません。ただ、欠席日数等が少なかったり、上記に該当しない場合は200文字以内でその理由を説明しなければなりません。
つまり、真面目に学修に取り組んでいれば、特に奨学金の学生生活の状況に書く必要はないです。理由の書き方の例文はこれといったものはありませんが、朝起きるのが辛かった、学校に行きたくなかった等、奨学金を受けるのにマイナスなものはよくありません。
読み手が納得する理由を、周りの人(第三者の目線)に聞いてしっかりしたものを書きましょう。マイナス部分がある場合はプラスに変える前向きな文章を加えて書いてください。
奨学金の学生生活の状況を書くコツ
奨学金の学生生活の状況を書くコツは、自分が熱心に頑張っていたこと、それによって得たこと、今後に生かしたいことをまとめて書きます。自分の実績を書くことも大事ですが、それによって自分がどう成長したのか第三者に伝わるように書くのが奨学金を受ける為に大切です。アピールしたいことは日頃から箇条書きにしてメモしておくこともおすすめです。
所属している事より何をしているのか
自分が頑張っている活動を書くことが基本ですが、ただ所属して頑張っていたことを書くのではなく、そこで仲間とどういう関係であったか等具体的な例が必要です。上記例文のように部活動のことを書くときは、大会で好成績を残すためにどのような練習をしたか、チームワークの大切さ、勉学との両立方法を書くと良いでしょう。
ボランティアや委員会、生徒会活動であれば、街や構内をよくするためにどのような提案をし、どういった活動を積極的に行ったか等を書くと良いです。第三者が読んで、イメージできるように、自身の頑張りを奨学金の学生生活の状況として伝える書き方をしましょう。
今後にどの様に影響があるのかを書く
自分が頑張った活動で自身にどのような成果があったのか、それが今後にどう繋がっていくのか書きましょう。例えば、ボランティア等も学生生活に直接関係ない活動でも、早起きができるようになった、熱心に続ける継続力を得た、集中力が高まった等、継続して頑張ったことからは、自分でも気づかないうちに成果を得ています。
早起きを継続できるのであれば、早起きができる若者ということで好印象ですし、奨学金の学生生活の状況を記入するのにメリットしかありません。熱心に続ける継続力や集中力も、奨学金を受けて大学に通う学生にとって、重要なことです。
奨学金の「学生生活の状況」注意点
奨学金の学生生活の状況を書く上での注意点は、自分が読んでわかる文章、自己満足な文章にならないように書くことです。奨学金を受けるためにどうしてもあれもこれも伝えようとすると、主語述語が崩れた文章になってしまいます。第三者が読んだときに、しっかり学生生活の状況をイメージできる内容を書くことが大切です。
自分には当たり前に頑張っていた活動でも、読み手は初めて聞くこともあるかもしれませんしので、上記の例文を交えながら200文字で無駄なく伝えることが奨学金の学生状況を書くコツです。
①淡々とした書き方をしない
奨学金を受けるために、自分の伝えたいことを全部伝えようとして書くと、~しました。そして~しました。と読みにくい文章になってしまいますので、~しました。~です。をバランスよく入れ、文末が必ず体言止めにならないようにしましょう。文末の印象でだらだらした文章になってしまいがちですので、避けましょう。
活動内容を箇条書きにしたような文章も学生生活で何を得たのか、今後、奨学金でどのような学生生活を送りたいのか伝わらないので、伝えたい活動内容が数個ある場合は200文字しか記入できないので、どれかに重きを置き、例文を参考に学生生活の状況を書きましょう。
②学生生活と関係ない事は書かない
進学先では主に勉強することが大事で、そのために奨学金を受けるので、学生生活の状況には、バイトを頑張っている等、学生生活に一切関係ないことは書くべきではありません。関係ないことが少しでも入っていると、奨学金の学生生活の状況がだらけた文章になってしまいます。
確かに、奨学金を返すという意志が伝わりそうなバイトは一見よさそうなアピールですが、奨学金を受けて勉強をすることが第一の目的ということを念頭に置き、奨学金の学生生活の状況には学生生活のことだけを書きましょう。
③嘘は書かない
奨学金を貰いたいけど何も書くことがない、奨学金を受けるためのアピールをすることがないと思い悩むと、嘘を書いてしまいたくなるかもしれませんが、嘘を交えた文章は誰が見ても薄っぺらくなってしまいますので絶対にやめましょう。自身が奨学金を受けてでも勉強したいという学校への熱意があれば、嘘はでてきません。
書くことが何も浮かばないときは、友人や親御さんに自身の長所を聞くとよいです。自身が気付いていない学生生活の状況に書けるようなことがあります。奨学金を受けて勉強したいと言う学校への熱意を確かめたいときは学校のHPを見たり、気分転換が良い案を生みます。
楽しかった思い出の中に奨学金の学生生活の状況のアピールポイントがある!
楽しい学校行事といえば、学園祭や体育祭等の学校行事だと思います。その学校行事の中で自身はどういう取り込みをしたのか、クラスメイトで一丸となって頑張ったことを書くことで協調性をアピールできて、奨学金を受けるのにも好印象になります。行事や活動で得た達成感やその過程を書くと良いでしょう。
奨学金の「学生生活の状況」は今後に繋がる様に書こう!
奨学金の学生生活の状況の記事を読んで参考になったでしょうか。是非、ここで紹介した例文や書き方を参考にしていただき、素敵な学生生活を送って下さい。奨学金を貰って学生生活を送ることがスタートになります。そして、大学に入学してからも毎年、年度末に奨学金の更新があるので、勉強とご自身が輝ける活動を是非続けてください。