チキンラーメンをそのまま食べる人は多い
通常チキンラーメンはお湯をかけて3分待ってから食べるのが普通です。しかし最近チキンラーメンを「そのままで食べる」食べ方が日清の公式ページにて公開されて話題になりました。その後様々な工夫を凝らしたチキンラーメンがメディアで登場しています。
チキンラーメンが他のインスタントラーメンと決定的に違う点は、付属の粉末調味料が入っておらず、麺自体にあらかじめ味が付いていることです。なのでお湯をかけずにそのまま食べてもしっかりと味が付いているので美味しく食べることができます。ポリポリとした食感でお菓子やおつまみとして食べる人も多いです。
チキンラーメンをそのまま食べる方法
チキンラーメンをそのまま食べるのに何か工夫を凝らす必要はありません。袋からだしてそのまま食べるだけです。食べやすさを重視するのであれば袋に入った状態で少し叩いて中身を割ることで破片が散らばらずに食べることができます。スナック菓子を食べる感覚と同じ要領で食べられます。
乾麺ですので保存もよく効きます。常備品や非常用の食糧としても大変便利です。しかし一度に一袋全部を食べるのは大変なので、必要な分だけ割って残りは容器に移して保存しておきましょう。
チキンラーメンをそのまま食べる時はどんな時
チキンラーメンをそのまま食べるのは忙しくて時間がない時やお酒のおつまみが欲しい時がおすすめです。お湯をかけずに袋を開けるだけでそのまま食べられるこの食べ方はそういった状況だととても便利です。コンビニやスーパー等どこでも売っており、値段も安く入手しやすいのも嬉しいポイントです。
ただ、簡単が故についつい食べ過ぎてしまう可能性もあります。そのままのチキンラーメンは塩分が高いので塩分の過剰摂取にもつながります。
チキンラーメンをそのまま食べる【注意点】
そのままのチキンラーメンは簡単に食べられて大変便利ですが、お湯をかけて食べるという本来の食べ方と違う分、そのままチキンラーメンを食べる時はいくつか注意しなければならない点があります。チキンラーメンをそのま食べる時は以下の点に注意して食べるようにしましょう。
そのままではしょっぱい
そのままのチキンラーメンはジャンキーでくせになる味です。お酒のあてにするのならば丁度良い味ですが、主食やおかずの一品として食べるとなると少ししょっぱいです。元々チキンラーメンはお湯をそそいでラーメンにして食べる物ですのでそのまま食べるとしょっぱいのは当たり前です。
ですがそのしょっぱい味を利用して料理のアレンジに使われることが多いです。特に多いレシピがサラダです。サラダに混ぜればそのしょっぱい味が足りない塩気を補い、食感もプラスできるのでとても相性が良いです。
そのまま食べる時の塩分量
チキンラーメンの味はお湯をかけて初めて丁度良い塩味になるように味付が調整されています。そのままのチキンラーメンは塩分が凝縮された状態ですので少ししょっぱい味で、食べ過ぎると塩分の過剰摂取やカロリーオーバーになってしまいます。
成人男性の1日の塩分摂取量の目安は約8g、女性で約7gとなっています。チキンラーメンは通常サイズ1袋の塩分量は5.6gです。1袋で1日の目安の塩分量の半分以上を摂取していることになってしまいます。そのまま食べるにしてもお湯をかけて食べるにしてもチキンラーメンを食べる際は他の食事の塩分量と気にしなければなりません。
そのまま食べるとカロリーオーバー
チキンラーメンは麺を油で揚げて製造されます。そのため油分を多く含んでおり高カロリーなのでカロリーオーバーになりやすいです。1食分のボリュームに比べてカロリーが高いのでカロリー制限中の方にはあまり向いていない食べ物でもあります。特にそのまま食べる食べ方はカロリー的にも腹持ち的にも良くないので注意が必要です。
カロリーを気にされている方は素直にお湯を注いで食べる方法が一番おすすめです。成分のいくらかはお湯に溶けてスープとなりますのでスープさえ全部飲まなければカロリーをカットできます。
そのままは固い
そのままのチキンラーメンは食べると少し固いのが特徴です。歯の弱い方や年配の方にはそのまま食べる食べ方は控えた方が良いです。また、そのままのチキンラーメンはかぶりつくと麺がこぼれて散らかりやすいので注意が必要です。そのまま食べる時は一度皿に移すか、あらかじめある程度砕いてから食べるようにしましょう。
そのまま食べて主食にするのは難しい
そのまま食べるチキンラーメンはお湯をかけて食べる方法に比べて、しょっぱい味で、ハイカロリーです。お湯をかけて食べる方法ならば主食としても通用しますが、そのまま食べる方法は腹持ちも悪く、食事全体の栄養価も偏り易いので主食としてはあまりおすすめできない食べ方です。
そのまま食べるチキンラーメンはあくまでお菓子やおつまみ、料理のトッピングの1つとして考えるようにしましょう。
そのまま食べる場合は量に注意
そのまま食べるチキンラーメンはしょっぱい味付けで塩分もカロリーも高いので食べ過ぎには注意が必要です。1袋全部食べるだけでも塩分の過剰摂取になってしまうので複数回に分けて食べるようにしましょう。食べ残った分は密封できる容器に入れて湿気ないように保存すると次回も美味しく食べられます。
そのままのチキンラーメン vs ベビースターラーメン
そのままのチキンラーメンとよく似た商品にベビースターラーメンがあります。チキンラーメンとベビースターラーメンには両者それぞれに違った特徴があります。1つは麺の形と製造方法です。
チキンラーメンの麺は平たい形をしており、油で揚げて製造されます。一方ベビースターラーメンは丸い形状の麺をしており、麺を一度茹でてから乾燥させるノンフライの製造方法をとっています。本来お湯をかけて食べるチキンラーメンと比べて、ベビースターラーメンはそのまま食べるのが本来の食べ方なので塩分やカロリーが控えめでヘルシーです。
チキンラーメンの方がしょっぱい
上記で説明した通り、チキンラーメンはそのまま食べるにはしょっぱい味付けで塩分やカロリーが高いです。ベビースターラーメンはそのままで食べて丁度良い塩分に調整されているので量を食べたいという方はベビースターラーメンの方がおすすめです。
しかしチキンラーメンはそのしょっぱい味を利用して料理のアレンジに使われることが多いです。少ししょっぱい味付けがサラダ等様々な料理のアクセントとして非常に優秀で、最近ではチキンラーメンを使ったアレンジレシピもとても増えています。ベビースターラーメンでも代用できますが、パンチ力のあるチキンラーメンの方が使い勝手が良いです。
どちらもおつまみに最適
チキンラーメンとベビースターラーメン両者共、ポリポリとした食感と程よくしょっぱい味でお酒のおつまみとして非常に優秀です。ただ、塩分の摂取量を気にしている、もしくはカロリー制限をしている方は比較的ヘルシーなベビースタラーメンをおやつやおつまみに選ぶのがおすすめです。
そのまま食べる派 vs お湯をかけて食べる派
そのままチキンラーメンを食べる方法は「0秒チキンラーメン」とも呼ばれます。この0秒チキンラーメンというワードが流行り始めた頃から、チキンラーメンの食べ方は2つの流派に分かれています。そのまま食べる派と調理して食べる派の2つです。
両スタイル共に様々な意見がありますが、それぞれにメリットデメリットがありますので特にどちらの方が良いというものはなく、自身の好きな食べ方で大丈夫です。最近ではSNSでチキンラーメンのアレンジレシピも数多く掲載されてます。それらを参考に自分なりの新しいチキンラーメンの食べ方を考えるのもチキンラーメンの楽しみ方の1つです。
チキンラーメンそのまま食べる派
チキンラーメンをそのまま食べることのメリットはなんといってもその手軽さにあります。お腹が空いたらすぐに食べられ、必要な道具も無いので片付けも楽です。しょっぱい味とポリポリとした食感でお酒のおつまみに最適なのも理由の1つです。ただ注意しなければならないのが、塩分の過剰摂取になりやすい点とこぼれて散らかり易いのが難点です。
チキンラーメンお湯をかけて食べる派
お湯をかけて食べる方法はチキンラーメン本来の食べ方です。野菜等の具材を足すことでラーメンとして自由にアレンジできることが特徴の1つです。お湯を注ぐことによって腹持ちも良くなり、熱々なので体も温まり寒い季節にピッタリです。スープさえ全部飲み干さなければ塩分やカロリーも気にする必要がありません。
チキンラーメンにお湯を注いで食べる方法は健康のことに気遣いたいという方向けの食べ方とも言えます。しかしそのまま食べる方法と比べるならば少し手間と時間がかかってしまうのがデメリットです。
そのままチキンラーメンアレンジレシピ
そのままであれば少し固いスナック菓子感覚、お湯を注げばラーメンとして、チキンラーメンは変幻自在にアレンジのできる便利な食品です。最近ではSNSやブログ等で自分なりのチキンラーメンアレンジレシピが数多く掲載されています。この記事ではそんなチキンラーメンのアレンジの仕方の例をご紹介します。
チキンラーメンは保存も良く値段も安いので、いくつかストックしておくと料理を考えるのに困った時にも活躍してくれます。
サラダにトッピング
一番オーソドックスで簡単にアレンジ出来るのがサラダに使う方法です。いつものサラダに使うドレッシングの量を少し減らして、荒く砕いたチキンラーメンをふりかけるだけで完成します。シャキシャキとしたサラダにポリポリとした食感がプラスされてとても食欲をそそりおすすめです。
市販のミックスサラダとドレッシングと砕いたチキンラーメンの3つを合わせるだけで完成するのでいつもの食事にもう一品追加する時に大変便利です。
おにぎりにまぶす
しっかりとした塩分を含んでいるのでごはんやおにぎりにまぶしても美味しいです。他の具材もプラスして混ぜご飯にするのもおすすめです。お湯をかければチキンラーメンの味がお湯に溶けてスープ茶漬けとしても楽しめます。チキンラーメンの持つ少し強めの塩気を利用したアレンジレシピです。
ご飯のふりかけ
細かく砕いて白ご飯に振りかける方法もあります。砕いたチキンラーメンをゴマや刻み海苔と合わせて保存しておけばオリジナルふりかけとして使うことができます。チキンラーメン自体に十分味が付いているので他の具材に味が付いていなくても十分味を補ってくれるので混ぜ合わせるだけで簡単に作れるのもポイントです。
そばめし風
砕いたチキンラーメンを白ご飯と混ぜておいて、それをチャーハンにすることでチキンラーメンそばめしにもできます。既に味が入っているので炒めるだけで作れてしまうので非常に簡単でおすすめです。チキンの味が卵ともとても相性が良く、手軽にボリュームのある料理を作りたい時にとても重宝します。
お好み焼き
いつも通りに作るお好み焼きの中にそのままのチキンラーメンを加えることで食感にアクセントをつけることができます。また、お湯で戻したチキンラーメンを使えばモダン焼き風にアレンジすることもでき、カロリーも軽減できます。いつもと違うお好み焼が食べたい、という時におすすめのアレンジレシピです。
バーガー
ハンバーガー用のバンズに、お湯で少し戻したチキンラーメンとお好みの具材を挟めばチキンラーメンバーガーができます。バンズとチキンラーメンを合わせることで腹持ちの良いボリューム感たっぷりの料理となります。中に入れるソースは塗りバターや辛子マヨネーズ等が良く合います。
イスタントラーメンもそのまま食べられる?
チキンラーメンがそのままで食べられるのならば他のインスタントラーメン達はどうなのでしょうか。最近では多種多様な味付け、製法のインスタントラーメンが販売されています。
中にはそのまま食べる方法がおすすめできない種類もありますが、基本としてインスタントラーメンはお湯を注いで食べる食品なのでそのままで食べられないことは特におかしなことではありません。ここではインスタントラーメンの中でもそのまま食べられるタイプと食べられないタイプの違いをご紹介します。
インスタントラーメンをそのまま食べることはできる
そのままで食べられるタイプのインスタントラーメンの特徴は、乾麺であることと、粉末スープであることです。乾麺タイプは製造過程でしっかり加熱が施されており、ベビースターラーメンと同じような状態であるのでスナック菓子感覚で食べることができます。
インスタントラーメンは麺とスープが別個になっている物も多いです。別個になっているタイプの麺はそのまま食べても無味ですので、粉末スープをかけることで味付けができます。しかし粉末スープはそのままの状態ではかなりしょっぱい味となっているのでふりかける量には注意しましょう。
インスタントラーメンはそのまま食べると固い
チキンラーメン以外のインスタントラーメンはそのまま食べるととても固い物がほとんどです。チキンラーメンは平らな形状の麺なので比較的食べやすい方ですが他のインスタントラーメンでは丸状の麺がほとんどなので厚みがあり非常に固くなっています。
チキンラーメンと違い他のインスタントラーメン類はそのまま食べることをメーカーが推奨していません。そのまま食べても体に問題はありませんがそもそもの商品目的と違う食べ方なので美味しいと思うかどうかは食べた人の感覚次第になります。インスタントラーメンをそのまま食べてみたいという時は少しだけかじってみてから判断した方が安全です。
チキンラーメンと他のインスタントラーメンとの違いは?
チキンラーメンが他のインスタントラーメン類と違いそのまま食べる方法がもてはやされているのは何故なのか、その理由を比較しながらご紹介します。チキンラーメンは他のインスタントラーメンとは決定的に違う独特の要素をたくさん兼ね備えている便利でオリジナリティのある食品なのです。
麺自体に味が付いている
そのまま食べるチキンラーメンが人気なのは、「そのまま食べても美味しい」からです。チキンラーメンには備え付けの粉末スープが付いておらず、麺自体にチキンの味があらかじめ練りこんであります。なのでそのままかじりつくだけでも十分美味しいです。
他のインスタントラーメンではそのほとんどが、小袋に入った調味料で味付けをするタイプです。なので麺自体に味は付いておらず、そのまま食べても乾麺の味しかしません。
他に具材を入れないシンプルなスタイル
市販のカップ麺の多くは「かやく」と呼ばれる乾燥させたメンマやチャーシュー等の具材が入っています。このかやくはそのまま食べるにはあまりに固く、一度お湯で戻さなければいけません。特に麺と一緒に混ぜ込んであるタイプのかやくはそのまま食べる時にいちいち避けながら食べないといけないので大変な手間がかかります。
その点チキンラーメンは麺以外の具材が一切入っていないので、そのままの状態で食べるのにもってこいです。発売当初から貫かれているこのシンプルな形態が、長い間愛されている理由でもあります。
チキンラーメン誕生秘話
数あるインスタントラーメンの中でもトップクラスの長寿商品であるチキンラーメンですが、何故これほど長い間愛される商品になったのか、その誕生秘話をご紹介します。今や世界中で愛されているチキンラーメンがどのようにして生まれどのような歴史を辿っていったのか、その開発の変遷を辿っていきます。
開発する上での5つの目標
戦後間もない頃日清食品の創設者である安藤百福さんは、屋台にラーメンを求めてたくさんの人々が行列を作っている所を見かけ「手軽にラーメンを食べることはできないだろうか」と考え、家でも手軽に食べることができるインスタントラーメンの開発に着手しました。
チキンラーメンを開発するに当たってまず5つの目標を掲げました。1つ目は「おいしいこと」2つ目は「簡単に調理できる」3つ目は「長い間保存できる」4つ目は「手頃な価格」5つ目は「衛星で安全」です。この5つの目標が達成されたからこそ、チキンラーメンは世界中で愛されるインスタントラーメンになったのです。
きっかけは天ぷらから
チキンラーメンが生まれるきっかけになったのは、夕飯に出てきた天ぷらからでした。奥さんが調理している天ぷらを見て「これだ!」と閃いたそうです。これをきっかけに高温の油で揚げることによって麺の中の水分を蒸発させて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」が開発されました。この方法はインスタントラーメンの基本製法として今もなお使われています。
何故チキン味なのか
チキンラーメンの味付けがチキン味である理由は、チキンの味は中国、アメリカ、ヨーロッパ等世界中で一番馴染みのある味だと考えたからです。チキンの味はあっさりとしていてクセが無く、誰にでも受け入れられやすい味です。「みんなから愛される味にしたいからチキンの味でいこう」と開発の最初から決めていたそうです。
生まれたばかりの頃のチキンラーメン
発売当初のチキンラーメンは中身は今と同じですが、当時はパッケージに覗き窓を作ってどんな商品なのか分かってもらえるよう工夫がされていました。麺の形は最初は四角形でした。そこから時代と共にパッケージのデザインも少しずつ変わり、麺の形も今の丸型に変わりました。
今もパッケージに載っているキャラクターのひよこちゃんは平成3年から登場しており、それまではちびっ子のキャラクターがパッケージに載っていました。今ではお馴染みの「たまごポケット」が付いたのは平成15年からです。
パッケージは変わっても基本のチキンラーメンの味は発売当初からずっと変わっていません。昔から変わらないこの味が、長い間愛されている理由となっています。
チキンラーメンはそのままでもおやつにピッタリ!
「すぐ美味しい、すごく美味しい」のフレーズでお馴染みチキンラーメンは今もなお世界中で愛されているインスタントラーメンです。
チキンラーメンをそのままで食べる「0秒チキンラーメン」が公認されてからチキンラーメンを使ったアレンジレシピが爆発的に増えました。調理してもそのままでも美味しく食べることのできるチキンラーメンはまさに万能な食品と言えます。お湯をかけて食べるのに飽きたという方は是非一度そのままのチキンラーメンを楽しんでみてはいかがでしょうか。