プラバンとは
プラバンとは熱を加えることでいろいろなものに加工できるプラスチックの板のことです。1980年代から子どものおもちゃのひとつとしてとても人気があり、実際に子どものころに作ったこと思い出があるかとも多いおもちゃといえます。
現在もプラバンは子どもたちの間で人気があり、最近ではプラバンはでも手軽に手に入れることができるようになっています。
最近では子どもだけではなく大人の女性の間でもこのプラバンで作ったアクセサリーなどに人気が高まっています。子どものころに作ったものはプラバンに描いた絵に熱を加えて固めただけのものがほとんどです。このプラバンの熱を加えると柔らかくなるという性質を利用して立体的に作ったアクセサリーが注目を集めています。
プラスチックの板に絵を描けるもの
プラバンとはプラスチックの板に自由に絵を描くことができるもののことです。プラバンには油性ペン、ポスターカラー、色鉛筆やパステルなど様々な画材で絵を描くことができます。同じプラバンに描く絵でもその画材によって仕上がりが違うため自分のイメージに合った画材を使い、好みのアクセサリーやオブジェなどを作ることができます。
プラバンの種類
発売当初は透明のプラバンがほとんどでしたが、最近では透明のプラバンのほかにフロストタイプ、半透明タイプ、インクジェットタイプの4種類のプラバンがあります。透明タイプは多くの作品に使われています。フロストタイプはすりガラス、半透明タイプは白いプラバンです。インクジェットタイプは好きな絵柄や写真を印刷できます。
プラバンにはいろいろな厚さのものがあります。自分が作りたいものに合わせて厚さを選びます。立体的な作品を作るときは加工しやすいように薄めのプラバンを選ぶことをおすすめします。
どのタイプのプラバンを選ぶかはどのような作品を作るか、どのような仕上がりをイメージしているのかによって違います。自分で仕上がりのイメージを考えながらプラバンのタイプを選ぶことをおすすめします。
プラバンを立体的に作る時に用意するもの
プラバンで立体的に作るために用意する基本的な道具は、プラバン・油性ペン、アルミホイルやクッキングシート、軍手・ハサミ、箸・ピンセット・オーブンやエンボスヒーターなどです。どの道具も100均や自宅にあるものばかりなのですぐに用意できます。ここではこれらの道具についてくわしく解説します。
①プラバン・油性ペン
プラバンは100均などですぐに購入することができます。プラバンで立体的に作るためには、薄めの加工しやすいプラバンがおすすめです。プラバンに絵を描くために必要なものが油性ペンです。また絵に色を付けるためには、油性ペンのほかに色鉛筆やポスターカラー、マニュキア、パステルなども使うことができます。
プラバンに色鉛筆やパステルで色を付けるためにはプラバンに傷をつける必要があります。そのためプラバンんを表面を紙やすりで削ることになります。紙やすりは粗目のものと細めのものの2種類を用意します。
➁アルミホイル・クッキングシート
プラバンをオーブンやレンジ、オーブントースターなどで加熱するときに必要な道具がアルミホイルやクッキングシートです。プラバンをオーブンなどで加熱するときにアルミホイルの上に置きます。プラバンを平らにするときは、クッキングシートに加熱したプラバンをはさみ本などで平らにします。クッキングシートを使うとつやが出ます。
③軍手・ハサミ
ハサミは油性ペンなどで絵を描いた後、絵の通りにプラバンを切るときに使います。プラバンはハサミで切ったあとオーブンなどで加熱します。加熱直後はとても熱くなっているため軍手を使ってオーブンから取り出します。また立体的に加工するときもプラバンは熱いので軍手が必要になります。
④箸・ピンセット・オーブン
オーブンはプラバンを加熱するために必ず必要な道具です。またエンボスヒーターを使用することもできます。箸やピンセットは加熱したプラバンをオーブンから取り出すときに使います。またプラバンを立体的に成型するためには熱いうちに立体感のある形に整える必要があります。箸やピンセットを使うときれいに立体的に成型することができます。
またオーブントースター機能がある電子レンジもプラバンを加熱するときに使うことができます。レンジを使うときは必ずオーブントースター機能があるかを確認します。
そのほかの材料
プラバンで立体的アクセサリーや小物を作るときはプラバンを形成するときに必要な材料のほかブローチやピアス、イヤリングにするための材料が必要です。また花芯などを作るためにビーズなども用意します。プラバンでアクセサリーなどを作るときは花びらなどに立体的に形成したプラバンとアクセサアリーの材料を接着することで立体的作品になります。
またキーホルダーを作るときはプラバンに穴をあけるためにパンチが必要になります。花びらなど同じ形のものをたくさん作るときは型紙や型も必要になります。
プラバンで花や動物などを作るときの仕上げにUVレジンを使うことがあります。マニュキアのような液状で接着剤の代用としても使うことができます。
プラバンの基本的な作り方
プラバンで立体的作品を作るための工程は、プラバンに作りたい輪郭を描いてカットする、油性ペンなどで着色する、トースターで加熱する、変化し終わったら取り出して形成する、冷やして固める、各パーツを接着すると完成となります。ここではプラバンで立体的に作るための工程を詳しく説明します。
①プラバンに作りたい輪郭を描いてカット
プラバンに好きな絵の輪郭を油性ペンなどで描きます。輪郭をはっきりさせたいときははっきりした色合いで描きます。また輪郭をぼかしたいときはプラバンの裏から描くことで淡い雰囲気を演出できます。自分で絵を描くことが苦手な方はプラバンを好きな絵柄の上に置きなぞることをおすすめします。
作品によっては輪郭を消したいときもあります。輪郭を消したいときは水性ペンで輪郭を描き、プラバンをカットし終えた後にウェットティッシュなどでふき取るときれいに輪郭が消えます。また鉛筆で輪郭を描き消しゴムで消すこともできます。
輪郭を描くときは油性ペンの場合すぐに乾きます。ポスターカラーなどで輪郭を描く場合は乾燥するまでに少し時間が必要です。早く乾燥させたいときはドライヤーを使うことができます。
➁油性ペンなどで着色
輪郭ができたら油性ペンなどで着色します。この時ポスターカラーやパステル、色鉛筆なども使うことができます。パステルや色鉛筆で着色するときは、好きな絵柄の輪郭を描く前に紙やすりなどを使って細かい傷を表面に着けておきます。こうすることで色鉛筆やパステルの色がプラバンに入りやすくなります。
色鉛筆やパステルで色付けをするときに大切なポイントはしっかりと傷をつけるということです。まず少し粗目の紙やすりで傷をつけその後細かい紙やすりで表面をきれいにしていきます。そうすることでよりきれいに色が入っていきます。
プラバンの作り方の中で大切なことが着色です。着色の仕方ひとつで作品の印象が変わってしまうので出来上がった作品をイメージしながら色を選ぶことが大切です。
③トースターで加熱して接着
プラバンをきれいにカットした後オーブントースターなどで加熱していきます。プラバンは130℃で変化を始めます。加熱するとすぐにくるっと丸まり、収縮した後平面になっていきます。オーブントースターのワット数によって違いますが約2分くらい加熱します。しっかりと加熱することがポイントです。
プラバンを加熱するときは、アルミホイルをくしゃくしゃにしてしわを作ることがポイントです。アルミホイルにしわを作ることで加熱した後プラバンを取り出しやすくなります。
④変化し終わったら取り出して形成
プラバンが変化し終わったらオーブントースターからプラバンをすばやく取り出しすぐに立体に形成しはじめます。プラバンは熱いうちに立体に形成することが大切です。プラバンが冷えてしまったら固くなるので立体に形成しにくくなります。素早く立体に形成することがポイントです。
立体に形成するときはプラバンがまだ熱いので軍手などを使うと手早く作業ができます。とくに手で丸みを帯びた形に形成するときは自然で微妙な形を作ることができます。
⑤冷まして固まったら完成
加熱したプラバンを好きな形に形成したらプラバンが冷めるまで待ちます。プラバンがしっかり冷めて固まったらひとつのパーツが完成です。プラバンを立体的に作るときは細かいパーツを何個も組み合わせて接着することでひとつの作品になるのでそれぞれのパーツを丁寧に作ることが大切です。
立体的プラバンの種類
立体的なプラバンを作るときに気になるのが立体的プラバンの作品にはどのようなものがあるかです。一口に立体といっても加熱したプラバンでさまざまな立体を作る作品と平面的に仕上げたプラバンを数枚重ねることで立体的に仕上げる作品とのふたつが考えられます。ここではふたつの立体的な作品についてくわしく解説します。
プラバンを立体的に仕上げる作品
プラバンには加熱することで加工しやすくなるという特性があります。この特性を利用して作品を作るのですが、立体的プラバンの作品を作るときに加熱後すぐに花びらや動物の形に形成するという方法で仕上げる作品があります。加熱したプラバンを折り曲げたりくぼみをつける、丸みを帯びた形にすることで立体感を出します。
花びらなどはひとつひとつを曲線的に作る、花の中央にくぼみをつけ丸みを作るなどの技法を使って自然で立体的な形の花びらを作っていきます。
動物や金魚などの魚などは絵柄の中央を形を整えながら曲げることで立体的に仕上げていきます。そのため立体的に形成することが少し難しくなります。
平面的な作品を立体的に組み合わせる
立体的なプラバンの作品を作るときに最も簡単なの方法が数個の平面的な作品を立体的に組み合わせて接着するという方法です。ピアスやブローチなど様々なアクセサリーを作ることができます。平面的な作品を組み合わせて接着するためプラバンを形成するときにきれいに平面になるように注意する必要があります。
数枚の平面的なプラバンを組み合わせて接着することでできる立体的なプラバンの作品には最後にニスなどで仕上げるときれいになります。
プラバンの特性を知ろう
プラバンでアクセサリーなどの小物の作り方で大切なのはプラバンの特性をよく知っておくことです。とくに立体的なプラバンの作品は複数のパーツを接着することで完成します。ここでは立体的なプラバンの作品をきれいに仕上げるために必要なプラバンの特性である収縮の割合や着色さらに加熱後の取り出すタイミングなどについてくわしく解説します。
プラバンは種類によって仕上がりが違う
プラバンには4種類あります。その中でも透明のプラバンはつやと光沢のある作品を作ることができます。白いプラバンは色付けなどもできますが白い作品を作るときに使います。そのためプラバンの種類を選ぶときは作品の仕上がりをイメージすることが大切です。またプラバンの厚みによっても仕上がりが違うので注意する必要があります。
下絵の色付けが大切
プラバンの作品をきれいに仕上げるためにとても大切なことが下絵の着色です。この着色の仕方次第で作品のイメージが大きく変わってしまうことがあります。まずは自分の仕上げたいイメージを考えます。そのイメージに沿った仕上がりが期待できる画材でプラバンを着色することが大切です。
着色する画材には油性マーカー、ポスターカラー、色鉛筆、パステルなどがあります。基本的にはっきりした色合いを出したいときは油性マーカーやポスターカラー、淡い風合いを出したいときは色鉛筆やパステルを使います。
ただ油性マーカーでも紙やすりでプラバンをこすりキッチンペーパーに油性マーカーを付けてぼかしたように着色することもできます。プラバンの着色はいろいろな技術を使うことで違った仕上がりになります。
プラバンは収縮する
プラバンの最大の特性は熱を加えることで収縮するということです。そのためアクセサリーなどの作品を作るときは出来上がりの寸法を考えてプラバンをカットする必要があります。加熱するとプラバンはカットした寸法のおよそ4分の1になります。また着色した色は濃い目に仕上がりますので着色するときは色の濃さにも注意する必要があります。
取り出すタイミングに注意
プラバンは加熱すると収縮しますが、きれいにプラバンの作品を仕上げるためにはオーブントースターから取り出すタイミングが大切です。早すぎるときれいな形に形成することができないので注意が必要です。
プラバンを加熱するときはあらかじめオーブントースターを温めておきます。しわしわにしたアルミホイルの上にプラバンをのせ加熱し始めるとクルクルっと丸まり収縮を始めます。その後さらに過熱するとプラバンが収縮した大きさで今度は平らになってきます。プラバンを取り出すタイミングはこの平らになったときです。
プラバンを立体的にするコツ
プラバンは加熱することで柔らかくなり、好みの形に形成することができます。そのためいくつかのパーツを組み合わせることで立体的な作品を作ることができます。ただプラバンで立体的なアクセサリーなどを作るときにはちょっとしたコツがあります。ここではプラバンを立体的にするときに知っておきたいコツについてくわしく解説します。
立体的にするには速さが大切
プラバンを立体的に作るためには熱いうちに形成する必要があります。そのためプラバンをオーブントースターから取り出したらすぐに作業を開始します。プラバンを立体的に仕上げるためには作業する速さがとても大切になります。加熱したばかりのプラバンはとても熱くなっているので軍手やピンセット、箸などで好みの形に加工します。
すぐに立体にするために型の用意
プラバンで立体的にする作り方で知っておきたいポイントは型紙や型を用意することです。とくに花は同じ形の花びらを何枚も重ねて作ることになるので型紙を用意することで同じ形の花びらを作ることができます。できた花びらを数枚組み合わせて接着することで一つの作品になるので型紙は丁寧に作ることが大切です。
またプラバンで花だけではなく金魚や動物などのアクセサリーや小物を作るときも出来上がりを考えた型紙を用意することできれいな作品に仕上げることができます。型紙は折り紙や厚紙などで作ることができます。
また形が決まっている作品の場合は、あらかじめ型を用意すると手早く好みの形に仕上げることができます。プラバンの形成には事前準備が大切です。
プラバンで指輪を作ってみよう
指輪はプラバンで作る立体的なアクセサリーの中で最初に挑戦してみる作品としてとくにおすすめです。指輪は平面なプラバンを加熱し、自分の指の大きさに合わせて丸く加工するだけで作ることができます。まだプラバンの扱いになれていない方はプラバンの特性を知る上でもぜひ作ってほしい立体的な作品です。
指輪つくりに必要なもの
プラバンで指輪を作るときに必要なものは、プラバン、色付け用のペンなどの画材、軍手、自分が指輪をはめたい指と同じくらいの直径の丸い棒、ハサミ、オーブントースター、アルミホイルなどです。また色鉛筆やパステルを使う場合は紙やすりも必要です。紙やすりを使うときはできるだけ均一に傷がつくようにすることが大切です。
指輪の作り方
まず自分が指輪を付けたい指と同じくらいの直径の棒を探します。メジャーやヒモを使って指の大きさを計り、その長さに合った直径の棒を探します。棒が見つかったら指と同じ大きさの所にマーカーなどで印をつけます。この部分で加熱した後のプラバンを形成するのですぐにわかるようにしておくことが大切です。
次にプラバンを12㎝×2㎝くらいの大きさにカットします。このとき両端は丸みを帯びてカットすることがポイントです。
カットしたプラバンに色を付けていきます。マーカーなどははっきりした色合いになり、色鉛筆などは淡い感じに仕上がります。
最後にプラバンをオーブントースターで加熱して取り出し、あらかじめ印をつけていた棒でプラバンを丸めて接着すると指輪の完成です。
プラバンで立体的なアクセサリー花の作り方
プラバンでとてもきれいな立体的花のアクセサリーを作ることができます。立体的な花のアクセサリーの作り方は細かい作業なのですが、出来上がったアクセサリーは世界にひとつしかない素晴らしいものとなります。ここでは立体紫陽花のブローチ、バラのブーケ風ブローチ、桜の花のピアスの作り方についてくわしく解説します。
立体紫陽花ブローチ
立体紫陽花のブローチの作り方は、まず紫陽花の花びらの型紙を作ります。次にプラバンを手ごろなサイズにカットし、型紙で花びらの輪郭を描きます。淡い色合いを出すために紙やすりでプラバンに傷を入れ、色鉛筆などで着色します。着色したプラバンを輪郭に沿ってカットし、あらかじめ温めておいたオーブントースターで加熱します。
数分加熱した後取り出したプラバンを食器洗い用のスポンジの上に乗せ、つまようじの先端とは反対の部分で花びらの真ん中あたりを抑えます。
この作業を繰り返し紫陽花に必要な花びらを作っていきます。花芯はビーズなどを花びらの中央に接着します。出来上がった花びらをビーズやブローチの台に接着することで立体紫陽花のブローチの完成です。
バラのブーケ風ブローチ
バラのブーケ風ブローチの作り方は、紫陽花の時と同じように花びらの型紙を作ります。つやつやした質感が好みの場合は紙やすりをかけずに油性ペンやポスターカラーで着色します。花びらの色も同系色で濃淡をつけてみるときれいに仕上がります。プラバンの種類は好みで透明や半透明を選ぶこともできます。
バラの葉を花の周りにあしらうことでブーケ風のブローチが出来上がります。またバラの葉をチェーンでつなぐことでブローチに動きを与えることができます。いろいろなアレンジを楽しむことができる作品です。
桜の花ピアス
桜の花のピアスの作り方は、桜の花びらの型紙を作りプラバンに輪郭を描くことから始めます。桜の花の型紙はネットからダウンロードすることもできます。風情のある色合いを出すためにプラバンを紙やすりでこすります。油性ペンをキッチンペーパーに着けて着色するとぼかしのある桜の花びらを作ることができます。
出来上がった桜の花びらを5枚重ねて接着すると桜になります。この桜を2重に接着すると八重桜になります。また数個の桜を接着することもできます。好みの桜の花ができたら中央にビーズなどで花芯を作り、ピアスの金具に接着します。
プラバンで立体的な動物の作り方
プラバンは熱を加えることでいろいろな形にかえることができます。この特性を生かしてプラバンで花だけではなく可愛い金魚や動物の置物やアクセサリーなどを作ることができます。ここではプラバンで作る金魚の作り方と動物のアクセサリーの作り方についてくわしく解説します。
かわいい金魚の置物
プラバンはつやのある質感を出すことができるアイテムです。この特性を生かして作った金魚はとても人気があります。夏らしい涼しげな金魚は置物に最適です。ただ金魚は桜などの花を作るよりもかなり技術が必要になります。そのため金魚はプラバンで立体的に作ることになれてから挑戦することをおすすめします。
立体的な金魚の作り方で一番大切なのは立体になることを想定しながら下絵を描くことです。加熱した後にプラバンをふたつにきれいに折り曲げるので下絵がとても重要になります。
プラバンを加熱後取り出したらふたつにおり、しっぽの部分をなみなみにするとより金魚らしくなります。また金魚の本体とひれなどをプラバンで別々に作り、エンボスヒーターで加熱しながら本体に接着する方法もあります。
動物のアクセサリー
プラバンで動物のアクセサリーを作ることができます。動物のアクセサリーを立体的に作る作り方は、動物のパーツを立体的に組み合わせていくことです。作りたい動物の絵柄をプラバンにうつし、加熱後クッキングシートに挟んで本などで平らにします。顔や手などのパーツを作って立体になるように接着すると可愛い動物ができます。
またコロッと丸い動物の作り方は、加熱した後のプラバンを動物の体のように丸くします。着色は動物が丸くなった時を想定して行いますが、完成した後に色を付けることもあります。同じように鳥なども作ることができます。
プラバンで立体的な小物の作り方
プラバンではアクセサリーのほかに置物などを作ることができます。いろいろなサイズのパーツを組み合わせて接着することで様々な大きさの置物を作ることができます。ここでは植物のオブジェ、和花のインテリア、立体の花のモビール、花の置物の作り方についてくわしく解説します。
①植物のオブジェ
植物のオブジェは葉をプラバンで作ります。枝は手芸用のビーズなどを使って作ると動きのある作品に仕上がります。葉の色に濃淡をつけ数種類の葉を作ります。作品全体のイメージに合わせてそれぞれのパーツを接着していきます。植物のオブジェは作品的には大きくなるので大変ですが透明感のある作品に仕上がります。
また華やかなイメージに仕上げたいときは赤やピンクなどの明るい色合いの花を一緒にアレンジすることもできます。玄関や廊下などに生花の代わりに飾ってもきれいです。
➁和花のインテリア
プラバンではバラなどの華やかな花だけではなく質素なイメージの和花も作ることができます。この時のポイントは着色を和風にすることです。和風に色付けした花びらを接着することで和花を作ることができます。花芯は花のイメージに合わせてパールやビーズで作り接着します。
和花をモチーフにして作った小さなインテリアは和室に最適です。また和室以外にもちょっとしたお部屋のアクセントとして飾ることもできます。
③立体の花のモビール
モビールは針金や紐の先にいろいろな形の作品をつるしたおもちゃです。ベビーベッドの上に飾ってあるベビーモビールがよく知られています。ゆらゆらと絶妙なバランスでゆっくり動くモビールはお部屋のインテリアとしても活躍します。
モビールにつるす作品をプラバンで作ることができます。とくにいろいろな花をモビールにつるすとお部屋の雰囲気が明るく華やかになります。またモビールはゆっくりと動くのでエアコンの風や外からの風に動くモビールを見ることでとてもリラックスした気分になることができます。
モビールでは花だけではなく動物もつるすことができます。猫と魚、小鳥と猫、犬などいろいろな動物を組み合わせてつくる動物モビールもおすすめです。
④花の置物
プラバンでは立体的なアクセサリーなどの小物だけではなく花の置物などのちょっと大きなものを作ることができます。ひとつひとつのパーツがアクセサリーよりも大きくなるので作業がたいへんですが、玄関や廊下、お部屋のインテリアとして使用することができます。生花はすぐに枯れてしまいますが立体的な花の作品はいつまでも飾ることができます。
プラバンでは様々な立体的なアクセサリーが作れる!
プラバンではいろいろな立体的な作品を作ることができます。とくにプラバンで作る立体的なアクセサリーは自分の好きな素材や画材を使って自分の好みに仕上げることができます。また作ったプラバンの作品は世界でただひとつの自分だけの立体的アクセサリーとして楽しむことができます。