指輪は男女・つける場所で意味が違う
最近では、アクセサリーとしての人気も高く、女性だけでなく男性も指輪をつける方が増えてきています。あまり意味を気にせずに指輪をつける方が増えてきていますが、実は、指輪はそれぞれの指のつける場所以外にも左右でつける場所だったり、男女でも意味が変わってしまいます。
カップルでつける場所の参考にしたい方や初めて指輪をつけようと考えているがどこの指を選んでいいかわからないという方も、ぜひこの機会に参考にしてみましょう。きっと自分に合った指輪のつける場所が見つかるはずです。
10本すべて違う
カップルで指輪をつけようとなった時に、みなさんが真っ先に思うつける場所が薬指であるように、それぞれの指にもつける場所によって意味が変わってきます。
指輪をつけようと考えた時、ファッションの一部としてサイズや質感で決めてしまう方も多いはずです。しかし、昔の人にとって指輪というのは、指のつける場所によって願いが叶えられると考え、お守りとしての意味があったのです。
あまり考えたことがない人もいると思いますが、せっかくつけるなら、自分にとって価値ある場所を選んでいく事がオススメです。
指輪をつける場所①親指
五本の指の中でも最も短く、街を歩いていてもあまり指輪をつけている人が少ないイメージがあります。しかし、戦場で怪我をしないようにするために保護の為に指輪をつけていた歴史があり、昔は多くの人が指輪をつけていたそうです。
古代ローマ時代には、親指に指輪をつけることでどんな願いも叶えられるという言い伝えもあったみたいです。そんな親指ですが、左右の指によって意味が違っていきます。
右親指の意味
右親指に指輪をつける場合、指導力を導くための力があると考えられています。また、自分の信念にブレない力をつけ、どんな困難にも負けない意味があります。
行動力を上げる意味もあるため、自分の考えがわからなくなった時や負けそうになった時に自分からどんどん動いてパワフルに動きたいと考えている方にもオススメの場所でもあります。
左親指の意味
左親指に指輪をつける事で、自分の信念にブレずに突き進むパワーをくれる意味があります。また、突き進む為に貫き通すパワーが欲しい場合、全力でサポートしてくれる力があります。どうしても達成したい目標や手に入れたい夢がある方にとって指輪をつける場所として人気があります。
男性・女性で意味が違う
男性が親指に指輪をつける場合、左親指では自分の力で道を切り開いていくという意味があり、右親指ではリーダーとして力を発揮してくれる意味がそれぞれあります。どちらも仕事面に良い影響を与えることができるので、仕事で目標を達成したい人にはオススメです。
女性が親指に指輪をつける場合には、左親指には愛情を貫きたいという意味があり、右親指では、何か不安がある事に対して勇気を与えてくれる意味がそれぞれあります。特にこれからもパートナーとの良好な関係を考えている方にとって、左親指の指輪はオススメです。
指輪をつける場所②人差し指
何かを見つけた時や本などで何かを探しているときに使う人差し指ですが、英語では人差し指にはつける指輪のことを「インデックスリング」と言います。「インデックス」には、指標や指針という意味があり、導くための活力を与えてくれたり、自立心をアップしたいという時につける場所と言われています。
右人差し指の意味
右人差し指に指輪をつける場合、集中力や行動力を高める意味があります。勉強や仕事で何か集中したい事がある方やダイエットなどを始めたいと思っている方にもオススメです。また、何事も飽きやすい方にとっては、集中する事ができるようになるので、ぜひ試していただきたい指の一つでもあります。
左人差し指の意味
左人差し指に指輪をつける場合、積極的に物事を考えられるという意味があります。普段から控えめな方や言いたいことを言い出せない方が積極的に自分の気持ちを引っ張ってくれます。自分の目指したい場所や目標に向かって前向きに進みたいと考えている方にこそ、左人差し指に指輪をつけていただきたいです。
男性・女性で意味が違う
男性が人差し指につける場合、左人差し指では自分の願いを叶えたい時に効果を発揮できる指です。右人差し指では、会話が上手になれる意味があり、それぞれ意味が変わってきます。何か仕事で目標があった時、願掛けとして人差し指に指輪をつけることで、目標達成に大きく近づけることができるはずです。
女性が人差し指につける場合、左人差し指では何かに迷ったりしている時に道を示してくれる意味があります。右人差し指では、何かに集中したい時や行動に移したい時に効果を発揮してくれる意味があります。
指輪をつける場所③中指
実は、心臓や血管、肝臓に関係していると言われている中指ですが、指輪をつける事で一度終わってしまったことを復活させる意味があるとも言われています。また、ひらめきや直感との結びつきが強いと言われ、クリエイティブなことを考えたり、インスピレーションを高める仕事をする方にオススメです。
右中指の意味
右中指に指輪をつける方の多くは、運気を上げるためにつける方が多いです。右中指には、邪気を払うという意味があり、邪気を払うことで自分にパワーをつける効果があり、お守りがわりに指輪をつけるようです。また、直感力に優れ物事を物事をスパッと決めたいなんて方にもオススメです。
左中指の意味
左中指に指輪をつける場合、空気を読む力が上がるという意味があります。人と話すことが昔から苦手な方や仕事などで対人関係に悩んでいる方が指輪をつける事で、相手や周りの空気を読むことができるようになり、スムーズにコミュニケーションができるようになります。
男性・女性で意味が違う
男性が中指につける場合、左右どちらの中指につけていただいても直感力が上がりますが、左右で少し意味が違ってきます。左中指ではインスピレーションやひらめきの直感力が上がり仕事面でオススメです。右中指では、行動に対しての直感力が上がり、ギャンブルが好きな方にオススメです。
女性が中指につける場合、左中指では、周りの空気やその時の状況に合わせて臨機応変に対応できる能力を高めてくれます。右中指では、ひらめきを高めることで危機管理に対する力が高くなる意味があります。
指輪をつける場所④薬指
カップルが指輪をつける場所の中でも最も有名な薬指ですが、日本では古くから粉薬を水で溶く時や薬を塗り込む際に使うことからこの名前が付けられました。海外では、「アニバーサリーリング」と呼ばれ、何かお祝い事がある際につける指輪として広く使われています。
薬指でもっとも使われる指輪の一つとして、「結婚指輪」や「婚約指輪」があります。歴史は古く、最初に登場したのは、11世紀ごろだとも言われています。今では、みなさんにとってみじかなつける場所になっていますが、左右によって意味が違ってきます。
右薬指の意味
左薬指に比べるとあまり意味を考えずにファッションでつける場所として、右薬指につける方もいますが、ちゃんと意味があります。右薬指には、中指と同じようなインスピレーションを高める意味があります。創造力を高めてクリエイティブな仕事についている方にはオススメの指とも言えます。
左薬指の意味
カップルに人気の左薬指の指輪ですが、結婚している相手同士では永遠の愛を誓う意味があり、結婚していなくてもカップルがつける事で愛を深めてくれる意味があります。また、昔からギリシャの方では、左薬指には太い血管が心臓につながっていると考えられているため、神聖な場所だと信じられています。
男性・女性で意味が違う
先ほども触れましたが、男性も女性も左の薬指に指輪をつける事で愛を深めてくれる意味があります。一般的には、結婚した相手同士が愛の誓いとして指輪をつける場所です。しかし、右薬指だけは、それぞれ意味が少し違ってきます。男性では、感性が豊かになる意味があり、女性では、リラックスを高め安心感が生まれると言われています。
指輪をつける場所⑤小指
ピンキーリングと呼ばれ、女性の方だとアクセサリーとしてつける場所に選ばれることが多い小指の指輪ですが、チャンスを呼び込み、変化を与えてくれる意味があります。
小指には、霊を呼び込む不思議な力があると言われ、予知能力を伸ばす力があると考えられています。そのため、小指を両方の耳に入れてふさぐことで、心の中にある内なる声が聞こえるようになるとも言われています。不思議な力のある小指ですが、左右でつける場所を変える事で意味が違っていきます。
右小指の意味
右小指に指輪をつける場合、表現力を上げることができ、自分の魅力を上げる意味があります。何か困難や悩みがある方が、自分の魅力を新たに発見し、突破できる力強さを与えてくれます。また、自分に自信のある方は、新たな魅力を見つける手助けをしてくれると言われているので、さらに自信のある人間になれます。
左小指の意味
左小指に指輪をつける事で、チャンスを呼び込み、願いが叶う意味があります。いつもの日常から変化を求めたい時にはうってつけの場所だとも言えます。また、恋愛面としての効果があると言われている左小指は、恋のお守りとしても人気があります。新しい出会いや相手の愛を深めたいという方にオススメです。
男性・女性で意味が違う
男性が小指に指輪をつける場合、左小指につける事で運を掴むという意味があり、仕事を成功させたい人にオススメです。右小指では、表現力を豊かにしてくれ、相手の心を掴む意味があります。
女性が小指に指輪をつける場合、左小指につける事で願いを叶える力があり、恋愛を成就する意味があります。今、恋愛で悩んでる、好きな人を振り向かせたい人には、ぜひつけていただきたい場所です。右小指では、魅力の再発見という意味があり、新しい自分を発見することができます。
カップルの指輪のつける場所のおすすめ
カップルで指輪をつける場所を考える際、皆さんが真っ先に考えるのは左薬指が多いはずです。しかし、明確にカップルで指輪をつける場所は決まってはいないのですが、カップルの愛の証として人気も高く、肌身離さず指輪をつけている方も多いです。
指輪をつける場所によっては、実はカップルの関係を良くしてくれる場所がいくつかあります。せっかく指輪をつけると決めたなら、意味を考えてみましょう。また、もう薬指につける指輪を買ってしまったカップルでも、他の指に一緒につける事で相乗効果も生まれるので、ぜひ、試してみましょう。
つける場所おすすめ①中指・人差し指
右中指には、カップルの愛を深める効果があります。右中指に指輪をつける事で、邪気を払う意味があるため、運気やパワーが上がり、お互いの距離をグッと近づけてくれます。また、自分らしい道を示してくれるという意味もあるので、カップル同士で指輪をつける事でお互いを尊重してくれます。
人差し指には、自分が誓った目標に導いてくれる意味があります。特に左右で違いがあり、右人差し指には現実に叶えたい目標を導く力があり、左人差し指には精神的に何か達成したいことを導いてくれます。
カップルでつける場合、結婚などの将来に対して導くために右人差し指につけ、二人の関係を良好に保つために左人差し指につけてみるのがいいでしょう。
つける場所おすすめ②薬指
左薬指につける事で、二人の愛は深まっていきます。これは、愛情を深めてくれる意味があるのはもちろんですが、カップルという二人の絆の証として、目に見える位置に指輪がある事でお互いを意識できる意味もあります。
右薬指には、男性と女性によって意味合いが違いますが、カップルがお互い指輪をつける事で相乗効果を生むようです。女性は、安心感が生まれるのでより相手のことを考えることができ、男性にとっては余裕が生まれ、相手との良好な関係が築くことができるようになります。
両手につけるのは?
基本的に指輪は、両手につけてはいけないというルールはないです。ただ、見栄えの問題として、両手に指輪がたくさんある状態よりも片手に指輪がついてあった方が、バランスが綺麗に見えます。また、指輪の重ね付けは指輪が傷つきやすいので、注意が必要です。
両手にどうしても指輪をつけたいと考えた場合、あまり太いものを選び過ぎてしまうと派手になってしまいがちです。特に指の細い女性なんかの場合は、太いものを選ぶより細い華奢なものを選んでいただけるといいです。指が細く見えるようになり、初めて指輪をつける方でも安心してつけることができます。
実は意外と知られていない、指輪の歴史
今では、ほとんどの人が指輪をつけるようになり、カップルや婚約相手の愛の証としてでなく、ファッションの一部としてつけるようになってきてます。しかし、実際のところいつから指輪をつけるようになったか知っている人は少ないはずです。
ただ、指輪をつけるだけでなく、指輪ができたきっかけや歴史をすることで、今あなたが持っている指輪にさらに愛着が生まれるはずです。ここで、しっかりと紹介していきます。
指輪の起源
現在では、アクセサリーとしての印象の強い指輪ですが、そのルーツを探っていくと地位や身分、魔除けやお守りとして使われていたようです。今から3000年前には、植物の紐で結び目を作り、魔除けや無病息災の意味として体の一部に巻く風習があったようです。
遺跡から出土した宝飾品の中には、植物だけでなく金や銀の指輪もあったことから、古くから人と指輪の結びつきは身近な存在であったようです。その後、指輪の文化は、ヨーロッパの方に広がっていきます。
ヨーロッパにおいての指輪の歴史
ヨーロッパに指輪が伝わる事により、権威のある人や願いを叶えるためにたくさんの人が使うようになったようです。また、この時代に今ではお馴染みとなった婚約指輪の文化が生まれています。
現代のように男女がお互いに指輪を贈り合うような文化ではなく、当時の結婚は、家同士の子孫繁栄のためのものであり、契約結婚という意味合いの方が強かったため、花嫁の家に契約の証として指輪を贈る文化だったようです。
その後、カトリック信者たちの中で、左手薬指につける事により「誠実と貞節の証」として広まっていきます。その結果、現代の結婚指輪の文化となっていったのです。
日本においての指輪の歴史
日本では、中国から縄文時代に伝わり、シャーマンなどの呪術のような意味を持つ証として身につけていたそうです。また、埋葬の際の副葬品としての役割があったとも考えられています。その後、日本の歴史から一度消えたとされています。
江戸時代に再び指輪の文化が登場します。当時は、「ゆびがね」や「ゆびはね」と呼ばれ、明治時代になると、鎖国もなくなりキリスト教の普及によって指輪の文化は瞬く間に日本中に広がっていったのです。そして、現代の指輪文化になっていったのです。
婚約指輪
現代では、プロポーズの際に送る指輪としても有名ですが、婚約指輪の歴史は古代ヨーロッパから始まります。両家の家族間での結婚の約束の証として花婿から花嫁の家へ送られていたと言われています。
富裕層の間では、婚約指輪はダイヤモンドが使われるようになります。しかし、当時の技術では、今のような技術がなかったため、採掘された自然の形状のものが使われていたようです。
日本においては、明治以降に真珠や誕生石で作られた指輪を婚約指輪として送っていた歴史があります。戦後の高度成長期にそれまで制限されていたダイヤモンドが解禁されて使われるようになります。また、「婚約指輪は給料の3ヶ月分」は、ダイアモンドジュエリー会社のCMによるもので、婚約指輪はダイアモンドというイメージが定着したようです。
結婚指輪
結婚指輪は、結婚の証として指輪を男女で交換し日々身につけ、結婚していることを証明しています。このスタイルが始まったのもヨーロッパからだと言われています。
円い輪を描く指輪は「永遠の愛」を象徴し、自身の分身として交換することで、夫婦の絆を深め、離れている時も指輪が二人の愛を守るという歴史があります。国や宗教によってつける指は左手もしくは右手の薬指が一般的です。日々つけるので、腐食のしにくい金が多くなっています。
日本では、明治時代に結婚指輪が広まっています。大将時代には、広告の効果もあり、習慣と根付いていきます。デザインは、指輪の断面が半円形に近い形をした歴史的にも長く採用され続けている基本的なデザインが好まれ、板にのったかまぼこに似ていることから「かまぼこ型」と呼ばれています。
地位や身分・魔除けとしての指輪
古代より地位や身分、魔除けなど様々な用途で指輪は使われていたそうです。そこには、神戸の永遠の契約を交わしたとされる「聖職者がつける指輪」や武勇の印として鉄を使った指輪の「騎士の身分を表す指輪」が有名です。
不死の刻印がされた指輪や邪気を寄せ付けないように霊力が宿るとされる魔石を使った指輪など、常に体には身につけて魔除けとして用いられていたそうです。その他にも未亡人が身につける指輪や王が使者に持たせる王のシンボルがついた指輪もあります。また、足の指にはめる指輪、武器としての指輪もあったそうです。
トゥリング
最近、つける方の多くなった「トゥリング」と言われる足の指輪ですが、夏の時期になると露出が増えることによって人気も増えます。
トゥリングは、足先を演出するファッションとしてサーファーやダンサーを中心に人気があります。インドで使われてた事が多く、エキゾチックなデザインが多いのも特徴です。
手の指と違いトゥリングにはつけてはいけない場所があります。それは、人差し指です。インドにおいては足の人差し指は、奴隷の意味があります。インドには現代でも「カースト制度」という身分制度があり、根強く残っています。そのため、日本でも人差し指につけるのは注意しましょう。
指輪はつける場所・男女によって意味が異なる
今回は、10本の指、男性女性によっての違い、指輪の歴史について紹介していきました。最近では、指輪にもたくさんのデザインや材質があり、シチュエーションによって使い分ける事ができるようになっています。
女性はもちろんですが、男性でも使いやすいデザインが増えてきているので、この機会にみなさん活用していきましょう。